

今回で4度目の頭巾山はシャクナゲやイワウチワで有名ですが、もうシーズンは終わり今は花がない季節です。
それを承知で、聞いたことがない山という山友を案内します。
最初は京都府の綾部市側から登りましあが、あとは福井県おおい町側ばかり。日本の滝100選の野鹿の滝があるので、滝のマイナスイオンを浴びて帰りましょう。
7時に姫路を出発します。播但道・中国道・舞鶴若狭道を走り大飯高浜ICで降ります。あとは県道16からR162に出て右折、3キロほど走ると野鹿の滝の道標が立つ三差路があるので右折、県道771になりますがすぐに民家は消えます。川沿いの細い道は4キロ余りで野鹿の滝の道標がある三差路に着きます。

直進の県道(少し先の山中で行止り)と別れて左折、細い舗装道を走ると野鹿の滝へ下る遊歩道があり、少し上流にも遊歩道入口があります。ここは野鹿の滝への降り口で2~3台の駐車スペースがあります。

9:25スタートします。すぐに頭巾山登山口入口まで1.2キロの道標があります。

川沿いの林道は四駆なら登山口まで入られます。

15分ほどゆっくり歩くと登山口に着きました。

(頭巾山登山道入口対岸へ)の道標と、シャクナゲ保護区の看板。


階段がつけられているので河原に降り、対岸に渡ります。この辺りは伏流水になっており、水は流れていません。

いきなりの急斜面ですが、ジグザグか歩きやすいように切ってあるので助かります。

ジグザグ道が終わり支尾根に出ると岩まじりの道に変わり、やがて大岩が現れます。

このあたりからイワウチワやイワカガミが見られるようになり、シーズン中は花街道になります。

急斜面にはロープが設置されており、斜面にはイワウチワやイワカガミがいっぱい。


日陰にまだイワカガミの花が残っていました。


さすがこの時期シャクナゲはもう見られませんが、サラサドウザンが・・・

尾根が見えてきました。イワウチワのつやつやした葉がいっぱい。

日当たりのいいところは葉が赤くなっています。

10:55尾根に出ました。直進は綾部市からのコースです。花はなくても緑とあかくなったのイワウチワの葉はとっても美しい・・・


分岐から頂上はすぐですが、イワウチワに代わってこんどは登山道を挟み込むようなこの植物は・・・・よく見るとブドウの房のようなものを先端に付けています。

またサラサドウザンがあちこちに見られます。


山頂の権現さんの祠が見えてきました。

登山道脇の斜面にはサラサドウザンの木が続きます。


仲間たちはドウザンに見とれて歩が進みません。

11時ジャスト山頂に着きました。三角点は二等点名は納田終村。権現さんの祠の正面は反対側の東を向いています。

祠の正面です。

祠より一段低い場所に建っていたおこもり堂。いまはすっかり倒壊しています。

2010年当時のおこもり堂。2009年に登った時は天気悪く、中で弁当を食べました。

東側頂上直下にドウザンの大木が見えます。

北西には双耳峰の青葉山が。モヤって視界はいまいちです。

西には美しい三角錐の弥仙山。

素晴らしい展望を楽しみながらゆっくり食事をいただきます。シャクナゲやイワウチワの頃は賑わったでしょうが、日曜日の今日は登山者もなく静まり返っています。
1時間余りのんびり過ごし 12:10下山します。
登山道脇のイワウチワ。

岩場や木の根が張り出した所の下山は慎重に。まわりはイワウチワがいっぱい。


12:55登山口の河原に降りてきました。

涸れ沢を渡り林道に上がります。

林道ヲテクテク、13:20駐車地点に戻ってきました。そのまますぐ近くの野鹿の滝に向かいます。
滝の下山口前は車2~3台分のスペースがあり、車が1台止まっています。カメラを手にした男性が上がってこられました。滝の写真撮影だそうです。


滝は道路から階段を下ります。落差30mと言われていますが、岩が張り出し足場がなく、そばまで行くことはできません。

渓谷に沿って遊歩道が設けられすぐ下流に鱒止めの滝があり、東屋が設けられています。次の2枚の写真は以前のものです。


13:45滝に別れを告げ帰路に着きます。帰り道は道草をしながら、17:10姫路に帰ってきました。
なお山名のいわれは、遠くから眺めると修験者の頭巾に似ているところから付けられたそうですが、どのあたりからでしょうか。
メンバー・4人

加賀甲より見る加賀大日山

今回は池洞新道で加賀甲往復
昨夜はぐっすり眠り5時起床。空は快晴です。早速温泉に入り7時に朝食をいただきます。
と言っても土曜日から体長不良で食欲なし。昨日の火燈山~富士写ケ岳はスポーツ飲料のみの登山でしたが、今朝も食欲ゼロ。今日も水のみの登山になりそうです。
7:30温泉を出発します。R364を4キロ程南下、我谷ダムに架かる橋の手前を左折、県民の森の方向に県道153を東に向かって川に沿って走ります。すぐに真っ赤な我谷吊橋が対岸に向かって架かっていますが、富士写ケ岳の登山口になります。
川沿の道は久谷ダムの堰堤を右に見てにしばらく走り、ダム湖が終わるとやがて県民の森と大日山登山口方面の分岐に着きます。なお道標の真砂町はすでに平成10/10に廃村になっています。

分岐からの細い林道はほぼ舗装されており、R364から14キロほどで駐車場に着きました。駐車場の奥に唯一建物が残っていますが、かっては売店だったとか。時刻はちょうど8時、山中温泉から30分の距離です。

8:10出発します。ここからまだ未舗装の林道が延び、もう一つ駐車場がありますが路面状態がいまいちなので歩きとします。

道端の二輪草。

10分ほどで上の駐車場です。古い案内板は文字が消えたところがあるので画面上修正しておきます。

左側に鳥居があります。どんな神社かのぞきたい気もしますが、雰囲気的に気が進みません。

キクザキイチゲ?この一株のみです。

8:25登山道分岐です。池洞新道から登り徳助新道で下山します。

哀れな登山道入口の道標。

あとから登ってこられたまだ若い男性二人に道を譲ります。今日初めての登山者です。
40分ほど登るとイワウチワが咲いています。真っ白です。

これは通常のピンクで、少しずつ数が増えてきました。小さな可憐な花は気持ちを和らげてくれます。

新緑のブナ林、気持ちいいですね。

高度が上がるにつれブナ林から雑木林に変わり、所どころ残雪が見られるようになります。

濃い色のショウジョバカマ。

登山道を飾る可憐なイワウチワ、急ににぎやかになってきました。


蒼い空に真っ白なタムシバ。

右も左もイワウチワの大群落。とにかく見事です。


木の幹のくぼみにも・・・

残雪が増えてきます。

雪の重みで折れ曲がった枝が進路を妨げます。先ほどの二人ずれの足跡を探しますが、あちこちで消えています。
ところで昨日 火燈山~富士写ケ岳縦走中に見た加賀大日山は残雪が多く、心配していたところです。(次の写真)
矢印が加賀大日山で その右のピークが今いる加賀甲。雪を冠った左の大きな山は白山。

やはりこのペースでは大日山から小大日山を回るコースは時間的に無理のようです。

悪戦苦闘、やっと雪の灌木地帯を脱出ササ原の尾根に出ます。左に大きく曲がると避難小屋が見えてきました。

11:30大日山避難小屋到着。ここが加賀甲1312mです。

休憩されていた先ほどの二人ずれが出発の準備をされています。
よく登ってこられる地元の人で「この残雪だと大日まで2時間はかかりそうなので周回コースは無理、今日はここであきらめて引き返します」とのこと。
前回秋に来た時、駐車場からここまで約2時間半ほどでしたが、今日は3時間10分かかっています。前回、周回コースで約7時間かかりましたが、雪の状態が不明なだけに暗くなってしまう危険性があります。
大日山を目の前にして残念ですが、あきらめてここでお昼にしましょう。
と言ってもやはり食欲ゼロです。水だけ喉に流し込んでまわりをウロウロします。
今日は月曜日、金曜の夜から何も食べていないけど、頑張られるものだな~と我ながら感心します。
小屋の北側には使われなくなった古い避難小屋が残っています。

加賀大日山。東側に大きく張り出した尾根を持っています。

尾根伝いに行くと越前大日山(越前甲)です。手前の尾根の左後方、頭を出している山です。バックに白山が見えるのですが、残念ながら黄砂の名残で視界不良です。

加賀大日山から越前大日山に至るパノラマ写真。二つの大日山の距離は約2.6キロ、以前あった登山道は一部不明瞭とか。この至近距離に二つの大日山が相対するのは面白いですね。

3年前越前大日山に登った時、こちらの山小屋を撮った失敗作品。

下山前に、カタクリが咲くカタコガ原ってどんな所か見ておきたい、とIさん。大日山とここ加賀甲のコルに当たります。写真中央下の四角い緑色のあたり。縦走路がクッキリと見えます。

12:05さあ下山しましょう。正面の同じ様な形の二つの山は、昨日歩いた右は富士写ケ岳で左は小倉谷山でしょうか。


やがて快適な新緑のブナ林に入ります。

13:50登山口の林道に降りてきました。1時間45分かかっています。登りは3時間10分でした。

駐車場14:15着です。今日は途中までしか行けませんでしたが、機会あれば秋の紅葉時に訪れたいものです。
2014/10/27の写真。

14:25 駐車場をスタート、往路を引き返します。我谷ダムに架かる我谷吊橋手前の富士写ケ岳の登山口には、月曜日だというのに多くの車が止まっています。二人に会っただけの大日は寂しかったけど、やはり富士写ケ岳は人気があるのですね。
R364に出ると左折、火燈山や富士写ケ岳大内コース登山口への旧国道を左に見送り、丸岡山中温泉トンネルを抜け、福井県に出ます。坂を少し下ると丸岡IC方面の道標に従い右折、福井県道10に入ります。
県道に入ると右手すぐに(丸岡温泉たけくらべの湯)があります。時刻は15時ジャストです。

宿泊施設もある立派な建物ですが、温泉は浴槽一つだけでこじんまりしています。¥500

15:50温泉出発、帰途に着きます。県道10・17を走り丸岡ICから北陸道に入り南条SAで燃料補給、
後は止まるのが面倒なのでノンストプで19時ジャスト、姫路に帰ってきました。
2日間で合計約20キロ、累積標高差約2140mを水だけで登ったのは初めてで、いい経験になりました。
[データー]
7:30山中温泉⇒R364⇒石川県道153⇒道標大日山登山口方面へ右折、林道終点登山口P8:00
Pスタート8:10→登山口8:30→加賀甲避難小屋11:30~12:05→登山口13:50→P14:15
出発14:25⇒林道・県道153⇒R364⇒福井県道10(丸岡温泉)⇒県道17⇒丸岡IC(北陸道・舞鶴若狭道・中国道・播但道)⇒姫路19:00
(走行距離 約320キロ 歩行距離 約9.2キロ 累積標高差 約960m)
天気・晴れ(黄砂)メンバー・4人


前回は2014・5・4に登っているので3年ぶりになります。あの時は満開のシャクナゲが出迎えてくれましたが、今年はどうでしょうか?
群生しているシャクナゲが見たい、とおっしゃる3人を案内して、火燈山に向け5時半に姫路を出発します。
大型連休最後の日になりますが、逆方向になるので混雑することはないでしょう。
舞鶴若狭道から北陸道に入り丸岡ICで下車、県道17~10でR364に出て左折北へ。丸岡・山中温泉トンネルに入り、福井県から石川県へ。トンネルを出るとすぐ右に入る細い道があるので鋭角で右折します。ここはトンネルができるまでの旧のR364ですが、目印になる道標はありません。
細い道を登って行くと路上駐車の車の列が見えてきます。
これで一安心、シャクナゲは隔年開花とか3年周期とか聞いていますが、この車をみるとシャクナゲ目当の登山者がいるといいうことです。
適当な場所に駐車、時刻は8:50になっています。止まるのが面倒なので北陸道杉津PAで15分ほどトイレ休憩しただけでノンストップ。それでも3時間少々かかっています。
ナンバーは福井・石川と地元ばかり。そこに滋賀ナンバーが一台、単独の男性が到着。挨拶をかわします。私たちは火燈古道コースから登り大内コース下りますが、彼は逆コースを歩かれるので途中で会うことになります。
9時、スタートします。この旧国道は火燈山登山口のあるここで通行止めになっています。

登山道は通行止めの手前を右に入ります。右側には立派な石碑が。
(今大内の者すべてこの村を去る 心だけをこの地に残して・・・)

読んでいるうちに胸にジーンとくる思いです。今も全国で過疎化から消えていく運命にある多くの集落があります。

その横にひっそりとたたずむ白山神社の鳥居が。かっては村人がお参りしていたことでしょう。

登山道の火燈古道にはいります。

少し登ると福井・石川県境の大内峠です。

峠にはお地蔵さまが。この道は峠から福井県に下っていきますが、今では通る人もなく廃道になっています。


峠から左の尾根に取り付きます。いきなり足場の悪い不安定な道ですが、すぐに雰囲気のいい尾根道になります。

ただ数ヶ所急斜面があり、ロープが設置されています。

ツツジが多く見られますが、ムラサキヤシオかな?

登山口から1時間ほど歩くとシャクナゲのお出迎えです。







10:50シヤクナゲ撮影で時間がかかりましたが、火燈山到着です。狭い山頂は大勢の登山者で大賑わいです。


南方の展望が開けていますが、今日は残念ながら黄砂の影響で視界はいまいちです。左高平山、中央は丈競山、右は浄法寺山。丈競山の手前に80mほど低い北竹競山がありますが、わかりずらいですね。

直線距離約5.5キロ先の丈競山山頂をアップ。避難小屋がはっきり見えます。

その丈競山避難小屋です。(2014・5・2)

10分ほど休憩して富士写ケ岳に向け出発です。以前はなかった登山道も、今では不惑新道として整備されています。但し地形図には未掲載です。

中央が小倉谷山で左端が富士写ケ岳。但し頂上は手前の山に隠れていて見えません。約3.7キロのアップダウン道です。

シャクナゲロードは続きます。

逆コースの登山者も多く、「まだまだ続きますよ」といささか興奮気味の女性も。



派手なシャクナゲばかりに視線はいきますが、タムシバも負けないくらいあちこちに咲いています。



11:30小倉谷山に着きました。三角点は三等、点名は伏拝ですが地形図では無名峰です。


富士写ケまで2時間とあります。そろそろお昼にしたいのですが、狭いので食事をする場所がありません。仕方なく、通過しますが、この先適当な場所はなかったように記憶しています。
東側の展望。中央は明日登る予定の加賀大日山ですが、まだかなり雪が残っています。その左に白山が見える、とTさん。しかし私の目には見えません。

横一列に並んだ面白い枝ぶりです。

この辺りはちょっとしたタムシバ街道になっています。私たちが見るタムシバは見上げるものですが、この辺りは冬季日本海からの強風のため背丈は低いですね。



イワウチワとショウジョバカマ。

小倉谷山から四つ程の小さなピークを越えてきましたが、富士写ケ岳手前の最低コル約710mに向かって下りますが、かなりの急勾配です。

富士写ケ岳が近くなってきました。

密生したシャクナゲ。とってもキレイです。

12:20最低コルまで下りてきましたがこの先も富士写ケまで適当な場所がないはず、時間も遅くなったので登山道脇でお昼にしましょう。といっても体調不良で食欲なく、水だけを喉に流し込みます。
にぎやかだった登山道も静まりかえっています。両コースからの登山者もほとんど下りてしまったのかな?
30分足らずで食事を終え、高度130mほどの最後の登りにかかります。

イワウチワやショウジョバカマが多くみられます。

急ににぎやかな人の声が上から流れてきます。13:55ようやく富士写ケ岳に到着しました。

3年前にはなかった深田久弥の石柱が、白山をバックに立てられています。彼はすぐ近くの大聖寺町の生まれで、小学生の頃初めてこの富士写ケ岳に登り山の魅力を知ったそうで、登山家としての出発になった記念すべき山です。


彼は66歳の時山梨県の茅ケ岳に登山中、頂上直下で脳出血で倒れ亡くなりましたが、3年前偶然に茅ケ岳に登りそのことを知りました。深田久弥終焉の地、金峰山を望む一角に石碑が立てられています。

一等三角点富士写ケ岳。

山頂は灌木で囲まれていますが、東側の白山を望む一角だけ開かれています。明日は加賀大日山に登りますが、まだ残雪が多いよう、大丈夫かな?

15分ほど休憩し14:10下山開始、大内コースを下山します。

下山路もシャクナゲが点々と。

登ってきた長い尾根。

振り返る富士写ケ岳。

シャクナゲが終わるとツバキが多く見られます。

1時間半近くかかり林道登山口に降りてきました。

林道を10分ほど歩くと旧国道364に出ます。

廃道になった国道に残された標識、なんだかさみしそうに見えます。

16時ジャスト車に帰ってきました。路上駐車の車はほとんど帰っています。
16:10スタート、R364を北へ、15分ほどで今夜の宿山中温泉です。今夜はゆっくり休んで明日の加賀大日山にそなえます。
[データー]
姫路5:30⇒(播但道・中国道・舞鶴若狭道・北陸道)丸岡IC⇒県道17⇒県道10⇒R364⇒旧364火燈山登山口8:50
出発9:00→火燈山10:50~11:00→小倉谷山11:30→最低コル昼食12:20~12:45→富士写ケ岳13:55~14:10→林道登山口15:35→駐車地点16:00
出発16:10⇒R364⇒山中温泉宿泊地16:25


関西から毛無山といえば岡山県新庄村から入りますが、最近は鳥取県側からばかり。今日も走りやすい鳥取県の俣野から登ります。
このコースは距離が短かいうえに岡山側より登山者も少なく、また登山道の途中からシーズンになればカタクリが姿を見せてくれます。
7時に出発。R29から中国道・米子道を蒜山で下り左折、R482に入り、約5.3キロ走ると岡山・鳥取県境の内海乢です。

峠の道標に従って左折、広域農道に入り少し走ると左へ、三平山の道を見送ります。坂道を下ると県道113に合流、峠から約7キロで毛無山登山口への道標があります。但し道標は西の鳥取・島根方面からの案内のため、峠からだと見えにくい位置にあるので注意しないと行き過ぎてしまいます。

舗装された走りよい林道宝仏山線を登って行くと5.5Kキロほどで案内板と標識があります。直進してしまうと俣野川地下発電所に行くので左折します。

ここからは県道になりますが1.5キロほど登ると終点のサージタンク前駐車場着です。自宅から2時間ほどですが、寄り道したため9:15になっています。
ところでこれまで来た時は広い駐車場に2~3台程度でしたが、なんと今日はすごい車です。

ということは、ちょうどカタクリの見頃なんでしょう。車のナンバーは当然のように鳥取・島根ばかりで、関西ナンバーは見当たりません。
北方向の大山,相変わらずモヤってるな~

9:25何人かの登山者と出発。登山口はサージタンクの右後方にあります。



階段を少し登ると二股になります。

登りは小鳥の小路、下りはみずならの小路を歩きますが、数分で合流します。


新緑の中の快適な道。

15分ほどで一合目です。

10分足らずで二合目通過。このコース、距離が短いので合目間隔も短いですね。

樹林帯から抜け出すと一気に展望が開け、やがて展望台に着きます。時刻は10:00です。

素晴らしい大展望です。

大山と右烏ケ山

きれいな三角形の金ケ谷山右と、山頂の鉄塔が見える朝鍋鷲ケ山左。

展望台のすぐ先には(無法松)。いわれは何でしょうか?

すぐそばに四合目の標柱があります。

4~5分先には(くらげブナ)。これもはてな?

そろそろカタクリの登場です。

群生地には今年から立ち入り禁止のロープが張ってあります。



力岩前を通過。

ここで六合目になります。

続いて蔵之助岩。

10:35七合目。



群生とまではいきませんが、登山道沿いにはたくさんのカタクリが咲き誇り、楽しめるコースです。
10:40縦走路合流地点の(カタクリ広場)に着きました。

ロープで囲まれた狭い範囲にカタクリが群生しています。

毛無山に向かいます。縦走路は岡山県側からの登山者が増え、急ににぎやかになってきました。ここからの尾根道はカタクリが多くみられるようになります。

白いカタクリ発見!

キクザキイチゲがカタクリと仲良く・・・



11:00大勢の登山者でにぎわう毛無山に着きました。

三角点は三等田浪。


岡山側の登山口のある田浪方面。続々登ってこられます。

お昼にしたいのですが適当な場所がなく、あきらめて白馬に向かいます。写真は下の展望台とあまり変わらないのでパスです。
20分ほどでカタクリ広場に着きました。


ここも食事をする場所がないので白馬山に向かいます。タムシバの木は少ないですが、満開です。

白馬への縦走路もカタクリが群生しています。

白馬まで二つのピークがあり、結構急斜面です。


カタクリ広場から30分で白馬山到着です。展望は大山を望む狭い範囲だけです。

せっかくですから大山と烏を一枚。

岡山県側からの登山者はここから下山されます。ここも食事をする場所がなく、カタクリ広場へバックします。

カタクリ広場着は30分の12:25です。広場の片隅に枯れた倒木があるので、ここに腰をおろし、お昼にします。
13:05登ってきた道を引き返し下山しましょう。快適な道は20分ほどで展望台通過。15分で分岐まで下りてきました。下山は(みずならの小路)に入ります。

5分足らずで駐車場到着です。13:45です。

13:55駐車場を後にします。今日の温泉は(かつや温泉快湯館)です。ところが今日は大混雑でロッカー待ち。もともと狭いので多客時は仕方ないですね。
14:40~15:40温泉スタート。R482~R317を走り湯原ICから米子道に入り、17:20姫路に帰ってきました。
カタクリロードの山口県寂地山には遠く及びませんが、近場でこれだけ鑑賞できるとは思っていなかったので、満足満足でした。
毘沙門山~雨石山~櫃ケ嶽 兵庫篠山市・京都京丹波町 2017・4・22(土)天気・晴れ メンバー・4人


4月下旬が近づくとヒカゲツツジが山を白っぽく染める季節です。兵庫県では丹波地方に多く群生していますが、今日は私にとって初めての山で兵庫篠山市と京都府の県境に位置する毘沙門山~雨石山~櫃ケ嶽縦走します。
ヒカゲツツジのシーズンだというのにこの辺りの山はまだ知名度は低く、今日は単独の男性一人に出会っただけでした。
姫路を7時に出発、播但・中国・舞鶴若狭道を走り、丹南篠山ICでおります。あとは県道306~77~702を経由、R173に出ます。北に4ほどキロ走った福井交差点を右折、再び県道702に入り1.2キロほど走ると左に入る細い道があります。分岐から約500mほど走ると左に小さな神社があり、横の広場に駐車します。道路反対側は小倉地区の公民館の建物があります。時刻は8:15、姫路から1時間15分です。

8:30出発です。この道路は少し北に入った集落で行き止まりですが、神社の少し北に左の山に向かう細い道があるので、左折。右の山は竹林ですが、道端にタケノコがニョキリ。そばに誰かが掘り起こした2本が転がっています。

すぐに獣除けフエンスがあり、扉を開け中に入ります。谷と山に挟まれた林の中を西へ歩きます。

小さな峠に倒木が2本。高い位置なので問題なく通れます。

峠を下ると小倉地区から小原地区に入り、田畑が広がります。西に進むと小さな藤坂川に出るので、橋を渡り、川に沿って右岸を北上します。

300mほど歩くと毘沙門橋があるので右折して橋を渡り東へ進みます。すぐに小原自然公園に入りますが、周りの広場は駐車可能です。ここに駐車して登る人が多いようですが、縦走する場合は下山後の歩行距離が長くなるので、小倉に駐車した方がいいかと思います。

林道を歩いているとそばの松の木に親切な案内板が。雨石山と櫃ケ嶽の中間にある小野峠からの下山道は倒木が多く歩行困難。ということは雨石山から引き返すか、櫃ケ嶽まで縦走するかのどちらかです。まあ歩いてみた状況により判断しましょう。

林道を公園から10分ほどで一ノ滝です。この上に二ノ滝・三ノ滝がありますが、三人ともパス。登ってみたい気もしますが多数決で諦めましょう。

滝の手前で山に取り付きます。ここが登山口になります。

警告版。3月下旬、ナタで幹にキズをつけたり、枝を切り取った人がいたそう。登山者でないことを願っています。

谷に沿った荒れ気味の道です。

すぐに斜面に取り付きます。ミチバツツジが斜面を彩っています。

岩場が現れます。

9:25毘沙門洞分岐に着きました。ここもパスかな、と思っていたら、寄ってみようということです。

4~5分で毘沙門洞です。

奥行は狭く、小さな洞窟で奥に毘沙門様が祀られています。


毘沙門洞から南方の眺め。

毘沙門様に手を合わせ雨石山に向かいます。斜面はツツジの花盛りです。

アセビも満開です。

ツツジとアセビの競演。

岩の向こうに今日初めてヒカゲツツジが姿を見せてくれました。

山頂を横切る2本の高圧線。向こうにもう一本の鉄塔が見えています。二本とも猪名川町の猪名川変電所から綾部市の新綾部変電所に至る丹後幹線の送電線です。

ヒカゲツツジが多くなってきました。アセビも頑張っています。

岩場が続き、切り立った場所もありますが、注意すれば問題はありません。

まわりはヒカゲツツジで一色です。おっと失礼、アセビも負けていないですよ。



岩場歩きも楽しいですね。

巡視路分岐。もちろん地形図には未記載です。

登山道をはさんでヒカゲツツジの大群落です。

正面は地形図標高点630の無名峰です。

岩の上から振り返ると、国道を挟んでわずか2・5キロ西の八ケ尾山(677.6m)が。アップしてみます。

ぼやけていますが、以前八ケ尾山から雨石山を撮った写真。

ヒカゲツツジのトンネルです。



アセビも混ざって登山道を埋め尽くしています。

10:35 P630峰です。

地元住民の親切な間違い看板。なるほどネットを見るとここを毘沙門山と記入している人が多いですね。

そういう私、どこに毘沙門山があったのか・・・記憶にありません。「登ってくる方向からだと、2本の鉄塔の手前に小さな私設道標があったよ」とKさん。見過ごしたようです。振り向いて確認すると、中央やや右に見える鉄塔のすぐ左のピークのようです。鉄塔の後方が八ケ尾山。よく見ると八ケ尾山の左肩に小金ケ嶽と三嶽が顔をのぞかせています。

アップすると、左の低い方が小金ケ嶽で右が三嶽です。

まだお昼には早いので雨石山に向かいます。ヒカゲツツジはまだ続きます。

ピークから遠ざかるにつれ、ようやくヒカゲツツジの木も少なくなってきました。

左の木陰に雨石山。中央がP595で、右の端正な三角峰が櫃ケ嶽。

岩場です。

ヒカゲツツジは姿を消しましたが、アセビはまだまだがんばっています。

傾斜が緩くなり丘のような雨石山到着です。Tさんが手にしている枝の上に小さな道標がありますが、
見逃すとどこが山頂かわからないまま通り過ぎたでしょう。


10:55 展望もなくお昼には不向きと正面のP595の無名峰に向かいます。右は櫃ケ嶽。

60mほど下り50mほど登り返すと595峰ですが、雨石山同様平らな地形で、ピークらしきところがわかりません。

平らな地形に枯葉がつもり登山道は不明瞭。適当に方向を決めて進みます。11:10になりました。この先どんな地形が待っているかわからないので、適当なところでお昼にしましょう。

11:50食事を終え出発です。ここから小野峠まで160mほどの激下りです。

12:05倒木や杉の枯葉で雑然とした小野峠に無事降りてきました。

結構足が疲れてきましたが、ここが思案のしどころです。この峠から下ると駐車場の小倉集落ですが、登りに親切な「倒木が非常に多く歩行注意困難」の注意書きがあった道。皆さんの意見を聞くと、櫃ケ嶽まで行こう、で決まりです。時刻はまだ早いので、出発進行!峠を後にします。

しかしここから標高差150mほどの激登です。急登を黙々と登るとP545を中心とする岩場の尾根に出ました。


12:55になりました。さあラストコースで櫃ケ嶽を目指しましょう。小尾根の先は高度差80mほどの激登りです。

13:20やっと櫃ケ嶽山頂です。三角点は二等櫃ケ岳です。


山頂は樹木に遮られ北側の一部が見える程度です。北西方向正面が歩いてきたP595でその左が雨石山。右の山は京都府の西山で西へ県境尾根が続いています。

北東方面、京都縦貫自動車道が見えます。

展望はないし先ほど休憩したのですぐに下山します。

峠までの80mほどの下りも急斜面ですが、5分ほどで無名の峠に降りてきました。
先ほどの小野峠と同様に倒木や枝が散乱、雑然とした峠です。

篠山方面に杉林の中を下ります。

13:50やがて林道に出ました。

ここが櫃ケ嶽の登山口です。ここからざっと駐車場まで2.5キロあります。

林道をゆっくり下ると獣除けの扉があります。

林道は宮代集落が近づくと舗装道路となりますが、舗装道路歩きは疲れます。
宮代集落の南に標高285mのツツジ満開の小高い山があり、頂上に東屋が見えます。登ってみたい気がしますが、皆さんお疲れの様子です。

周りの田んぼは水が張られ、田植えの準備完了です。

登山口から35分の14:25、駐車場に戻ってきました。お疲れさまでした。

15時、駐車場を出発温泉に向かいます。一番近いのは篠山市内の王地山公園ささやま荘の(まけぎらいの湯)¥600です。宿泊施設内の温泉なので入浴客もほんの数人です。

16:10 温泉出発、往路を引き返し17:30姫路に帰ってきました。
初めての山でしたが満開のヒカゲツツジに満足。所どころに岩場もあり楽しめましたが、ここまで足をのばす人が少ないのか、土曜日というのに登山者一人だけとは寂しい限りですね。
(走行距離:約200キロ 歩行距離:約9.8キロ 累積標高差:約870m)
このところ家庭の事情で時間がなくなり、山行回数も減りましたが「山は登れどブログは書けず」で、昨年末より未掲載がたまったまま。季節外れの内容になりますが、頑張ります。