みちくさおじさん山を歩く

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No509 加越国境6年ぶり白山展望台の大長山

大長山(1671.4m) 福井県勝山市/石川県白山市 2019・8・12(月・祭) 天気・晴れ メンバー・3人
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大長山から白山連峰の大パノラマ
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赤兎山からの大長山  2013・9・23

今日は山の日の振替休日でお盆を入れると長期休暇となります。私にはもう関係ないですが・・・
夏はアルプス、ですが、家庭の事情で二日しか家を空けられないので、近くの山であきらめましょう,という訳で大長山と赤兎山に向け5:05姫路出発です。もちろん白山を拝むのが目的です。
連休の中間なので道路も混んでいないはずです。

播但~中国~舞鶴若狭~北陸~中部縦貫道を走り、勝山で下ります。中部縦貫道が大野まで開通したことにより、ずいぶん走りよくなりました。
現在大野より東へ向かって荒島岳トンネルを工事中ですが、さらに東の油阪峠、高山市の一部、安房トンネルなど部分開通していますが,松本までの全線開通は未定です。

中部縦貫を勝山でおり北へ、九頭龍川を渡りR416へ。途中で県道に変わりますがそのまま直進しR157へ出ると左折して金沢、白山方面に向かいます。
10分ほど走り滝波川にかかる赤い欄干の橋を渡るとすぐ右赤兎山の標識があります。細い道に入り
1キロほど走ると小原集落があり、その先にゲートがあります。横の小屋からおじさんが「一人400円いただきます」とあらわれ、領収書とパンフレッド、そして道筋にある水芭蕉温泉の割引券を手わされます。
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普通は車1台の料金ですが、ここは入山者分を徴収されます。以前は無料でしたがかなりの悪路。今は舗装されていますが係員の勤務の都合でAM7~PM5の時間制限があり、気分的にのんびりできません。

小原集落から広域基幹林道小原線を走り林道終点手前の駐車場に9:15到着。三方五湖ASで30分近く休憩したので正味走行時間は3時間40分ほど。最近は安全運転に徹しているので結構かかっています。駐車場は2か所あり、下側は2台、登山口近くは7~8台とガラガラ状態。ゲートのおじさんの「今日は少ないです」の通りです。80台駐車できるそうですが、この時期見るべきものがないからでしょう。
初夏の高山植物や秋の紅葉の時期は道路まで車があふれているのですが・・・・
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9:30スタート、登山口は林道を少し登ったところです。
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小原峠までは急な登りがなく、自然林やブナ林の中をゆっくり登ります。
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3個所ほど小さな流れを渡ります。
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10:15石川・福井県境の小原峠に着きました。直進すると白山登山口の市ノ瀬へ、右が赤兎山、左が大長山です。
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15分ほど休憩します。何組かのグループや単独行の人たちが登ってきましたが、皆さん赤兎山が目的で、大長山は皆無。距離が長くアップダウンが多いしロープのかかる急登があるので・・・とある登山者。
11:30大長に向けスタート。峠横の細い深さ2mほどの涸沢に一通降りて登り返します。この沢は両県の分水嶺です。
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灌木や雑木林の単調な道です。
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10:55苅安山です。
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山頂らしいピークはなく、尾根上の通過点です。赤兎に比べるとマイナーな山で登山者も少なく、古びた道標がそれを物語っています。展望もないので通過します。
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樹木の間からかすかに望む頂、あれが大長かな?
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ロープが現れましたが短い崖なので必要なさそうです。
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二か所目のロープは滑りやすい赤土です。
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大長山が近づいてきました。
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アップダウンを繰り返して進むと、やっと大長山です。一番上のガレ場が要注意個所でロープが設置されていたように思います。
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さあこれを登れば山頂だ、と思っていたその時、いやこれはニセ大長だ、という記憶がよみがえってきました。
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登ってきてるかな、と振り返ります。
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崖を登る途中で右に素晴らしい展望が待っていました。白山から別山,さらに三ノ峰から一ノ峰までの山並みが目の前に広がっています。
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振り返ると歩いてきた くの字型の長い尾根とその先にどっしりと構えた赤兎山が。山頂からゆったりと左に下る尾根下にガケ崩れが見えますが、ハート型のガケ崩れとして有名とか。ハート型に見えるかな?
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ニセ大長からその先の大長はすぐそこです。
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12時ジャスト、大長山山頂に着きました。登山口から休憩入れて2時間半かかりました。三角点は二等大長山です。
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三角点の立つ山頂は茂みに囲まれ展望はありませんが、少し北に移動すると白山を望む大展望が広がります。
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白山を拡大。中央が御前峰、左が剣ケ峰、右端中央矢印の赤い建物が室堂です。
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白山から石徹白方面にかけてのパノラマ写真。右から白山、別山,三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ケ峰までは確認できますが、その先石徹白方面にかけての山名は残念ながらわかりません。
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西の展望。この辺りは初夏のころニッコウキスゲが咲き乱れるそうです。手前の黒っぽい山並みにに取立山が、遠くの尾根上に大日山や富士写ケ岳、火燈山、丈競山、などの山々が並んでいるのですが、同定できません。
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訪れる登山者もなく静まり返った山頂で、パノラマを堪能しながらお昼にしましょう。

あまり知られていない大長山が一躍有名になったのが2004年2月、関西学院大学ワンゲル部14名の大量遭難騒ぎでしょう。
一行は取立山から入山、大長山まで縦走したが二つ玉低気圧が猛烈に発達しながら東進、豪雪に見舞われ大長山で身動きが取れなくなりSOS。ただ猛吹雪でヘリも飛べず、ようやく天気が回復した6日後全員無事救出された事故です。私もこの一件まで大長山は知りませんでした。

12:50のんびり山頂で時を送りました。さあ下山しましょう。
ロープのかかるガレ場上で左赤兎山、右経ケ岳の見納めです。
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経ケ岳を拡大してみると、経ケ岳の左に荒島岳、右に銀杏峰と尾根続きの部子山がボンヤリ見えています。
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ガレ場ノロープを下ります。
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次の赤土のガレ場。
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別山と三ノ峰が見えるところが一ヶ所あり。アップで。
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苅安山13:40通過。小原峠には14:05に降りてきました。短時間の赤兎登山者はとっくに下山しているので静まり返っています。
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赤兎山は今からではゲートが締まり時間切れになりそうなので断念。このメンバーは予定は未定が定番です。
小休止の後下山開始、14:40無事登山口に降りてきました。
駐車場は私の車を入れて2台のみ。右の車は到着した時にはすでに止まっていたので、赤兎方面に登って行かれたのでしょう。
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駐車場の横には山からの水が引かれているのでいただきます。冷たくて うま~い!
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15:00駐車場を出発。下の駐車場はゼロです。曲がりくねった林道を走り、ゲートに到着。小屋から出てこられたおじさんとしばし雑談。
この林道は赤兎駐車場の少し先までですが・・・と聞くと、小原峠の反対側の白山市から登ってくる林道とつなぐ予定が、お金がなく中止したとか。今では登山者と途中にある小原ダム関係者が利用する林道とのこと。ちなみに小原ダムは地形図に掲載されていないので小さいのでしょう。

今日の宿はよくお世話になる荒島岳のふもとにある民宿です。いつまでたっても昔のままの安い料金で、結構御馳走が出てきます。
16時宿に到着、一風呂浴びてさっぱりします。明日は三ノ峰か経ケ岳、または平家岳ですが、朝起きた時の気分で決めましょう。
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今日の天気図
夏季は湿った太平洋高気圧に覆われる日が多く、モヤって展望には不向きな季節。しかし今日は弱いながらも北からの高気圧圏内で比較的空気も乾燥、まずまずの視界でした。
台風9号は渤海湾に、南海上の10号の影響はまだこれからで等圧線の間隔も広く、無風状態でした。

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[データー]

姫路出発5:05⇒播但~中国~舞鶴若狭~北陸~中部縦貫道勝山IC⇒県道168⇒県道255⇒R416⇒県道261⇒R157⇒広域基幹林道小原線終点駐車場9:15

スタート9:30→小原峠10:15~10:30→苅安山10:55→大長山12:00~12:50→苅安山13:40→小原峠14:05~14:10→駐車場14:40

出発15:00→民宿16:00着

(走行距離 約370キロ  歩行距離 約7.4キロ  累積標高差 約740m) 

by hotaka443 | 2019-08-31 02:34 | Comments(0)

No508滋賀 武奈ケ岳はガス深し

武奈ケ岳(1214・2m)滋賀県大津市 2019・7・15 (月・祭〉天気・ガス メンバー・4人
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夏冬問わずよく通った武奈ですが、最近はご無沙汰で4年ぶりになります。
6時姫路出発、名伸~湖西道路を走りいつもは真野ICで下りますが、今日は一つ先の和迩まで走ります。ICを出た所にある(道の駅妹子)に立ち寄るためです。
連休の湖西道路は車でいっぱい。思うように走れません。帰りが思いやられます。

休憩の後県道311からR477に出て5分も走るとR367に合流します。367を10キロあまり北上すると信号のある曙橋交差点があるので左折、橋を渡ると葛川市民センターの広い駐車場があるので、ここをお借りします。

時刻は8:05広い駐車場はまだ数台が止まっている程度です。
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快晴だった空は山間部に入るとガスで山々は隠されてしまいました。
支度を済ませ8:15スタートです。安曇川にかかる曙橋を渡りR367へ。
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左折して明王院の大きな看板方向に進みここを右折すると、正面に地主神社が見えてきます。
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神社前を左に進むと明王谷川にかかる赤い橋が見えてきます。
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橋の手前には明王谷に沿って右に入る林道があり、牛コバから比良山系への登山道です。
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明王橋を渡ると右手に明王院があります。
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明王院の先に登山口で道標があります。
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いきなり植林の中のジグザグ道の急登が始まります。
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高度を上げていくとあたり一面無残な倒木でビックリ。昨年9月の台風21号で渡月橋の欄干が倒されされ、北山杉の多くが壊滅的な被害を受けましたが、この辺りも地形的に風の通り道になったのでしょう。
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倒木地帯を抜けるとブナ林で、漂うガスで幻想的な世界に溶け込みます。
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9:40冬山ルート分岐です。
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10:15、別れていた冬山ルートと合流します。
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10:30御殿山に着きましたが、相変わらずガスは濃淡を繰り返しています。小休止でコーヒーを頂きます。
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天気が良ければここで初めて武奈が顔をのぞかせます。
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15分ほど休憩し、坂を下るとワサビ峠です。下山はコヤマノ岳経由でここに戻ってくる予定です。
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ワサビ峠から少し登ると西南陵と呼ばれる明るい高原の尾根に変わりますが、ガスが深く展望は、残念です。P1120+あたりの小ピーク。
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小ピークから10分余り登るとケルンの積まれたピークで、山頂までわずかです。
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山頂直下の三叉路分岐。手前から登ってきましたが、帰りは右方向のコヤマノ岳の山頂にタッチして下山の予定です。
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11:25大勢の人で賑わう武奈ケ岳山頂に着きました。360度の大展望もガスでお預けです。
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土砂流出でむき出しになった一等三角点武奈ケ岳。
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北よりの強風を避け、皆さんそれぞれ食事をされています。私たちも風の当たらない狭い一角を見つけお昼にします。ガスはますます深まり、少し離れると、声はすれど姿は見えず,です。

私にとっては比良山系は思い出多く、かっては浜大津から近江今津まで走っていた江若鉄鉄道を利用。1969年に廃止になってその後湖西線が開通し、また比良山ロープウエーが2004年に廃止になるまでは、今ではメインルートになっている坊村からの御殿山コースは登ったことがありませんでした。

展望のない山頂で一時間半近く過ごし、12:40下山スタートです。コヤマノ岳に寄るつもりでしたがこのガスなので、ピストンに変更します。

展望を楽しみながら下る快適な西南稜もガスの中。
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晴れていると実に爽快な西南稜の尾根歩きです。尾根から続く左端の山が御殿山。
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13:10ワサビ峠通過。
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どんどん下りますがまわりの景色は相変わらず墨絵の世界です。
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再び倒木地帯を通過します。限られた範囲ですが風の通り道になっているこの辺りの地形も、ガスのためわかりません。
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やがてしっかりした杉林の急斜面に入り、一気に下ると明王院でその先の階段下には赤い欄干の明王橋が見えます。
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橋の下は美しく澄んだ明王谷川が流れています。
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14:50駐車場帰着です。下界はいい天気ですが見上げる山々はまだガスかかかっています。
展望もなく歩くだけの山行になってしまいました。

15:05駐車場を出発、温泉ですが、今日は何度か利用したことのある(比良ゆうとぴあ)に向かいます。湖西道路を10キロほど逆の北方向に走りますが、心配した通り帰りの京都方面行は大渋滞です。

比良ICから少し東に坂を下った所の温泉に15:35着。1時間余りのんびり汗を流し、渋滞の列に並んで19:30姫路に帰ってきました。ガスの中をひたすら歩くだけの物足りない武奈ケ岳でしたが、またいつの日か訪れてみたいものです。紅葉の秋もいいですね。


[データー]  走行距離 約340キロ  歩行距離 約9キロ  累積標高差 約1060m


by hotaka443 | 2019-08-17 18:00 | Comments(0)