みちくさおじさん山を歩く

2012年 10月 10日 ( 1 )

No243 大峰山脈・釈迦ケ岳はガスの中

釈迦ケ岳(1799.8m)奈良県十津川村・下北山村 2012.9.23(日)天気・雨のちガス メンバー3人

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旅館の裏は岩をかむ急流で、すべての音はかき消されてしまいますが、窓を開けると雨・・・
予報は「朝のうちは雨だが昼前には回復するでしょう」を流しています。
私は最近特に雨を嫌うようになり、途中で降りだしたら仕方ないけれど、出発時に雨の場合は中止したい方です。
かなり激しい雨が降ってきました。どうしょう・・・
まずは朝食をいただきましょう。
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彼女達の会話に耳を傾けます。「雨だから中止しようか」の言葉を今かいまかと待っていると
「無言だけど どうしたん、機嫌悪いの?」ときました。
「天気良くないな、山は多分ガスがかかっているから 登っても景色見えないよ」と私。
しばらくしてから「いいじゃん、せっかく来たんだから、カッパ着て登りましょ」これで決定しました。

釈迦は今日が始めてで これまで何度か計画を立てながら実現しなかった山です。
登りたいけど しかしこの天気じゃ歩くだけになってしまう・・・
そんな心の葛藤をよそに「さあ行くわよ」と元気ハツラツです。

遅くなったけど8:05雨の中を出発です。旅館の前から県道53を進み、R168に入ります。この168は曲がりくねった十津川沿いに南下。あちこちで拡幅工事や新しく付替える工事が進行中です。

あれ?あの有名な(谷瀬の吊橋)の道標が見えてきました。行きすぎです。
新国道が出来たため、旧国道にある林道侵入口を通らなかったのです。少しバックします。

北から走って来る場合 田長瀬トンネルを出た所の交差点を右折して旧国道に入らねばなりません。
旧国道には釈迦ケ岳入口の大きな道標がかかっていましたが、旧国道をわざわざ走る人はいないので、新国道にも道標がほしいところです。

林道旭線は旭ノ川の蛇行に沿って走ります。大きな旭ダムには関電奥吉野発電所があり、ここを過ぎるといよいよ山間部の気配です。少し進むと林道分岐点があり、ここから栗平林道になり、舗装はされていますがカーブの連続下道は、やがて登山口の標識に着きます。
不動小屋登山口ですが、パスしてさらに上の太尾登山口まで登ります。

国道から約19キロ、時刻はすでに9:40になっています。雨は幸いやみましたがガスの世界です。
広い駐車場にはマイクロバスと軽自動車が止まっています。
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雨のため旅館の出発が遅すぎたけど、ここまで来たのだから登りましょう。9:55出発、ちょっと遅すぎるスタートです。
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最初はうす暗い雑木林の中を、濡れた雑草に足許を気をつけながら登ります。
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やがて草原の尾根に出ます。ガスで景色が閉ざされているのが残念です。
しかし幻想的な風景の中を歩くのもいいかもしれませんね。
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古田の森1618mのピークです。ピークといっても全体的になだらかな地形で、ピークらしくはありませんが。
メリハリを付けようか とおどけるのもいいですが、年齢を考えなさい。
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このあたりは唯一の花 トリカブトが至る所に咲いています。
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濃くなったりうすくなったりですが、ガスはとれません。晴れていれば素晴らしい展望でしょうが、残念です。
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小さなな湿地帯があり、その先に千丈平と書かれた古びた道標が見えます。
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立木に小さな私設の道標が取り付けられています。右上方向に延びる踏跡方向を指して(深仙宿)と書かれています。
今日の予定は釈迦の頂上を踏んでから奥駆道を南下、深仙ノ宿の先にある大日岳の岩峰を登り、深仙ノ宿からこの道でこの分岐に戻ってくる予定です。
奥駆道を戻るより、この道の方が三角形の一辺を歩く事になりが、少し近道になります。
但し地形図には記載されていないし、登山地図では難路として標示されています。
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樹木のほとんどは根の部分が地上に飛び出しています。
シロヤシオの古木が多いそうですが、これもヤシオでしょうか?木の性質か、あるいは地質の関係で土中に根を下ろせないのか・・・強風が吹けば倒れそうです。
そういえばここに来るまでに至る所に倒木が見られました。
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釈迦から深仙ノ宿に向かう奥駆道の分岐に着きました。ここで10数人のグループに追いつきます。
Pに泊まっていたマイクロバスの人達です。
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山頂はすぐなので、団体さんの後を付いていきます。
12:15一等三角点釈迦ケ岳山頂に着きました。頂上には名前通りの銅製の釈迦如来像が立っています。
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団体さんと一緒に食事にします。和歌山から3時間かけて来られたそうで、なかなか愉快な笑いの絶えないメンバー揃いです。
次は兵庫県の山で〇〇日は笠形山です、と当日のリーダーになる元気な女性。
思わず お会いしましょう、と応えてしまいました。その次は雪彦山、と男性が続きます。
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お元気で、の声とともに賑やかな和歌山のグループは下山されました。静寂が山頂を包みます。
ガスは晴れません。遮るもののない大展望が広がっているはずですが、残念です。
一足おくれの13:10 私たちも出発しましょう。
先ほどの分岐まで戻り、南に方向転換、深仙ノ宿に向かう尾根道に入ります。急な下りですが、素晴らしい雰囲気の道です。
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突然前方のガスの中に岩峰が浮かんできました。これから向かう大日岳です。
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クサリが設置されているそうですが楽しみです。
深仙ノ宿が見えてきました。
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13:50深仙ノ宿に着きました。大峯第四十番行場の潅頂堂で、お堂の右に少し見えている青い建物は避難小屋です。
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さて・・・ここが思案のしどころ 時計とにらめっこします。
大日岳は是非登りたいが、時間が怪しくなってきました。大日に登るとあと3時間は欲しいところですが、この時期の山の日暮れは早い。ましてこのガスです。
今日は展望が全くなかったので、大日と共に又出直そうか、と話すと、「誰もいないしこの天気、心細いので帰ろう」と賛成です。

14:05深仙ノ宿に別れを告げ、近道の進入路を探しますが、見当たりません。六つの目であたりをウロウロ、ようやくテープを発見しました。
ほぼ奥駆道に並行していますが、高度にして100mくらい低い位置で帰りの道に合流するようです。
入口はわかりにくかったけど、ササ原の中にしっかりした踏み跡があります。ヤシオでしょうか、色ずき始めてキレイです。
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20分ほど歩いたでしょうか。小さな枯れ沢を渡ると、突然踏み跡が消えてしまいました。
倒木や枯れ枝が散乱する狭いガレ場です。適当にあった赤テープも見当たりません。
地形図には破線の記入がないけれど、危険な所もなく、適当に直進すればあと少しで登山道に出るのはわかっていますが・・・
女性がいることだし、ここは勇気をもって撤退することにします。

が、深仙ノ宿まで戻り、急な奥駆道を登る事を考えると、気が重いです。
そこでこの上の尾根にほぼ並行に奥駆道が走っているはずなので、尾根をめがけて直登してみます。
動かず待っていて、と声をかけササの急斜面をよじ登ると、すぐに奥駆道に飛び出しました。
深仙ノ宿を出発してから40分余りのロスの発生です。

急な奥駆道を釈迦に向かってバック、さらに35分かかってもとの分岐に帰ってきました。
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時刻はすでに15:25、ガスの中のこの時間は薄暗く感じますが、一本道だから安心です。
5分も歩くと道がわからなくなった近道の分岐です。こちら側にはしっかりした道があるので、次はこちらから歩いて道を確認しましょう。
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下りはやけに倒木が目につきます。
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16:00古田の森まで帰ってきました。登りは気がつかなかった立派な道標があります。
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標高1500mあたりまで降りてくると、ガスも薄くなってきました。
16:30不動小屋登山口に下る道を右に見送り、さらに下ると、ようやく登山口が見えてきました。
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17:05静まりかえった登山口到着です。

気持ちのいいササ原の尾根道を、好天の時に風景を楽しみながらのんびり歩いてみたい、そして大日岳にも登りたい・・・宿題ができました。

17:20駐車場をあとにします。長~い林道を40分かけ、R168に出ます。また雨が降り出しました。
途中で食事を済ませ、同じ道を引き返して21:55自宅に帰ってきました。

[本日のデーター]

旅館弥仙館8:05⇒県道53⇒R168⇒林道旭線・栗平線 太尾登山口(峠の登山口)9:40

スタート9:55→古田ノ森11:25→千丈平11:50→深仙ノ宿分岐11:55→奥駆道出合12:05→釈迦ケ岳12:15~13:10→深仙ノ宿13:50~14:05→(40分迷走)→釈迦・下山道合流地点15:25→古田ノ森16:00→17:05登山口駐車場17:05

駐車場出発17:20⇒R168に出る18:00⇒R168⇒R24⇒南阪奈・阪和・阪神・第二神明・加古川・姫路BP
⇒自宅21:55

(走行距離 約290キロ 歩行距離 約10・5キロ 累積標高差 約1010m)






















































































阿印


あと少し工事中です
by hotaka443 | 2012-10-10 11:55