みちくさおじさん山を歩く

2011年 11月 14日 ( 1 )

鈴鹿山系・雨乞岳  心配していたコクイ谷だったが・・・・

雨乞岳(1237.7m) 滋賀県甲賀市・東近江市 2011・11・14(月) 天気・晴れたり曇ったり メンバー・4人


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雨乞岳は今日で5回目になる。最近では今年の4月、アクシデントがあり仕方なく稲ケ谷から入ったが、今日は武平峠からクラ谷に入り、杉峠から愛知川沿いに下ってコクイ谷を遡上するメインコースと、都合によってはコクイ谷を避け、御在所に登って武平峠から帰ってくるコースも選択肢に入っている。                                               
5:25 自宅出発、新名神の甲賀土山で降り、R1から県道9に入りR477鈴鹿スカイラインに乗る。
2008年9月の集中豪雨により武平トンネル入り口で通行止めになり、三重県側に抜けられなかったが、やっと11月1日に開通。
その武平トンネル入り口の、ちょうど登山口横の駐車スペースに7:55車を停める。
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支度を済ませ8:05出発する。
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 最初は薄暗い桧の植林の道で山腹に取りつく。15分ほどで自然林にかわり小さなアップダウンを繰り返しながら、知らないうちに通り過ぎてしまう、峠らしくない市境の沢谷峠を越を越える。                                
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自然林の中の沢沿いの緩い道を下って行くと、クラ谷分岐に着いた。登山地図にはクラ谷分岐とあるが、それらしき標示はない。沢谷峠の名も見えるが、これは間違い。違う標示のガイドブックもあるが正式名は何だろう?帰りはこの先のコクイ谷を遡上、再びここに戻ってくる通る一周コースが時間的にもいいのだが、かなり降った雨の後だけに渡渉の多いのが気になるところだ。
荒れていなければいいのだが・・・・いずれにしろ雨乞岳に登りコクイ谷出合に着いた時に判断しょう。
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一度谷から離れ、小さな尾根を登ってから再びクラ谷に降りる。
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雑木林の美しい谷だが、冬支度に入った中でカエデ類はまだ秋を残している。
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                谷は浅くなり、源流を過ぎると尾根に出る。東雨乞岳と七人山のコルだ。
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北から西に方向を変え、標高差200mの急登が始まる。樹林帯の中の背の低いササが次第に背丈ほどになり、樹木が切れる頃、再び背の低いササに変わる。
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10:20丸い広場のような東雨乞岳山頂に出た。360度の大展望台だ。左に御在所、右は鎌だ。
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左国見岳と右御在所。
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風が冷たいので笹尾根の向こうの雨乞岳本峰に向かう。
左が南雨乞岳で、4月はあの尾根を登ってきたが、気持ちのいい尾根だった。
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こちらも背丈以上のササのトンネルをくぐり抜け、やがて低いササに変わると10:55雨乞岳に着いた。三角点は三等で点名は雨乞岳。 
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樹木やササに囲まれ、狭い山頂からの展望はあまり良くない。位置を変えると東側の展望が開ける。
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風が遮られているので食事を済ませ、11:05杉峠に向かって出発だ。少し先で西側の展望が開け、綿向山がドッシリと腰を据えている。肉眼では頂上のケルンが見える。
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こちらも待っているのは背丈ほどのヤブコギだ。しかしすぐに背丈は低くなり前方が開けてくる。小さなピークに大勢の人が。その向こうの平坦な山はイブネとクラシ。謂れがありそうな気になる山名だ。
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ササも終わり、気持ちのいい尾根になる。
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それもつかの間、雑木林にササの混じった激下りになる。標高差200mほどだが、こりゃ登りに使うと大変だ。
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滑りやすい足元に注意しながら下ると、杉峠が見えてきた。
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11:35降り立った所は名前通り、杉の大木が一本寂しげに建っている。しかし奇妙な姿の杉だ。直立した幹はすでに枯れているが、途中からU字型の枝が元気に伸びている。曲がった所で何か不幸があったに違いない。
 
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峠から愛知川上流の神崎川に向かっての下りになる。
やがて谷沿いのわずかな傾斜地に、鉱山跡の多くの建物跡の石垣が点在している場所に出た。
御池鉱山跡で銀と銅を採掘、明治末期の全盛期には300人余りが生活をしており、神社や小学校跡の残されているという。
家族4人として1200人ほどがこの深い山中で暮らしていたのだ。
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道は等高線に沿うようにゆっくりと下って行く。もう少し早いときれいな紅葉が見られる所だ。
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流れのかなり上を歩いていたの道は、川幅をひ広げた神崎川に降りてきた。左岸から右岸に渡渉だ。
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このあたりはまだ秋が残っていて。気持ちのいい道を歩く。
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流れは三差路になっており、コクイ谷が神崎川に流れ込んでいるコクイ谷出合に出た。まず神崎川を対岸に渡らねばならない。飛び石伝いに渡れそうな所をウロウロと探し、ポンポン。
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対岸に渡った。さてこのコクイ谷出合が思案のしどころだ。時刻は12:40でまだ早い。
コクイ谷を遡上するか、少し遠回りになるが国見峠に登り、御在所から武平峠を下るか・・・
コクイ谷は切り立った崖の多い狭い谷だ。また渡渉が多く雨上がりだけに水量が心配だ。
しかし神崎川の状況から判断して、コクイ谷もそう水量は多くなさそうだ。よし コクイ谷を登るか!
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渡渉や高巻きにと踏み跡を探しながら登って行くと、ありゃ、えらい所に出たぞ!
両側は切り立ったガケで、下は急流に枯れ木が複雑にガケに寄りかかっている。
ここを降りるの?ちょっと恐怖心が湧くところだ。しかしここ以外下りる所がない。慎重に滑らないように枯れ木とガケの窪みを足場に ゆっくりと降りる。
3年前もここを通っているが、記憶にない。それ以後に造られた足場かな?
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4人無事下に降りた。それからも渡渉や高巻き道は続き、距離にすればわずか1キロほどに40分かけ、ようやく黒谷分岐を通過する。
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さらに10分ほど進むと、左に沢谷の分岐がある。
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斜面を登ると15mくらいの滝の上部に出る。沢谷は少し先になるが、このあたりは迷いやすい所だ。
沢谷に入り さらに上流に向かって沢沿いを登ると、往路のクラ谷出合に飛び出す。ああ終わった、という感じで、緊張感から一気に解放される。タイムは13:55 コクイ谷遡上に1時間15分を要したことになる。
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後は往路を車に戻るだけ。14:45駐車地点に帰ってきた。
14:55 タップリ汗をかいたので さあ温泉だ。往路に国民宿舎かもしか荘があるが、時間が早いのでトンネルを越え、三重県側の湯の山温泉に向かう。こちらにきた際は必ずここと決めている、グリーンホテルだ。
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15:10 ホテル着。¥650 ロビーから温泉まで赤じゅうたんが敷き詰められた長い廊下を歩いていると、ちょっぴり優雅な雰囲気が味わえる。このホテルの露天風呂がお気に入りだ。
16:25 さっぱりしてホテルをあとにする。ここまでくるとバックするより四日市ICが近い。途中思わぬ長時間の渋滞に遭ったが、途中の三木SAで食事をとり、20:20自宅に帰ってきた。                                                    

[参考データー]

姫路市内自宅5:25⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神・新名神)甲賀土山IC⇒R1・県道9・R477武平トンネル入り口に駐車7:55
出発8:05→クラ谷分岐8:55→七人山・東雨乞のコル9:50→東雨乞岳10:20~10:25→雨乞岳10:35~11:05→杉峠11:35→コクイ谷出合12:40→沢谷分岐13:55→クラ谷出合13:55→駐車地点14:45
出発14:55⇒グリーンホテル15:10~16:25⇒四日市IC(東名阪・新名神・名神・中国・山陽)山陽姫路東 IC⇒自宅20:20

(走行距離 約440キロ  歩行距離 約10・5キロ  累積標高差 約800m)
                                         
by hotaka443 | 2011-11-14 20:41