みちくさおじさん山を歩く

2011年 10月 25日 ( 2 )

鈴鹿山系で始めての釈迦ケ岳へ

釈迦ケ岳 (1091.9m) 三重県菰野町・滋賀県東近江市 2011・10・16 天気・晴れ メンバー・4人


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鈴鹿山系は何度も登っている山がある半面、未登の山もある。今日はその未登の釈迦ケ岳に登ってきた。

6:00自宅を出発。名神八日市で降りR421へ入り、滋賀・三重県境の4・2キロの石欂トンネルを抜ける。
今年3月26日にこのトンネルが開通したが、それまではカーブの連続した山道を登り、峠では2メートル巾の制限がある文字通りの酷道だった。
三重県に入るとR306へ。8キロ弱で右折県民の森の標識があるので、それに従って進むと明朝渓谷沿いになり、やがて広い駐車場に着く。¥500
時刻は8:30、すでに多くの車が停まっている。
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8:45支度をしてスタート。駐車場の向こうに登山口がある。
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今日は庵座谷を登る予定だ。緩やかに登って下ると、庵座谷のキャンプ場のような広い河原を右に見ながら、広い道を流れに沿って登る。工事は終わっているが、堰堤工事用の道のようだ。庵座谷登山道の標識があり、少し先にも木の道標が見える。
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新しい堰堤が終わると広い道はここまで。あれ?おかしいな・・・キョロキョロあたりを探すが道らしきものはない。地形図は右岸に沿って記入されているが、堰堤工事で付け替えれたのだろうか?
誰かに尋ねるにも、駐車場にあれだけいた登山者は誰も来ない。
結局あきらめて中尾根コースの道標まで引き返す。中尾根コースは2009・5に開かれたもので、私が持っている2005発行の登山地図には当然記入されていない。                                            
庵座谷に架かる橋を渡り、登山口へ。
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9:10仕切り直しだ。
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ジグザグに切られた道は、10分余りで尾根に出る。雰囲気のいい道だ。
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穏やかだった道は、高度を上げるにつれ岩の多い道に変わってくる。
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              9:50標高770mあたりの鳴滝のコバ通過。
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25分ばかり登ると庵座谷に下る分岐に着いた。ここを登ってくる予定だったが・・・
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樹林帯を抜けると、庵座谷を挟んだ向こうの尾根の猫岳が。下山コースだ。
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この写真では高度感がわからないが、激登り地帯に突入だ。
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頂上かな?と思ったが甘い甘い。
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ゴロゴロした岩場を通過。
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さらに激登りが続く。
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青空がとってもキレイだが、頂上はまだかいな・・・
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10:45ビヤッコウに着く。ここは谷を一つはさんだ東側の尾根道の松尾尾根との合流点になる。
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きつい登りだが、あれを登ると頂上か?
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そこは小さなピークで少し下ると大蔭と呼ばれる切り立ったガレ場だ。
 
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ガレ場へ慎重に下る。
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ガレ場から一登りすると、釈迦ケ岳最高点に着いた。1097mで三角点より5mほど高い。
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天気ははいいがモヤっており、遠望が効かない。御在所をかろうじて確認、左に切れている山は雨乞岳か。
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北へ300m程歩くと、三等三角点のある 釈迦ケ岳に着いた。1092.2mの標示だが、新しい地形図は1091.9になっている。
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11:15 お昼にしよう。頂上は樹木が茂り、東側のみ展望が効くがモヤっており、すぐ下の伊勢湾すら見えない。時おり聞こえる飛行機の音は、伊勢湾に浮かぶ中部国際空港発着便だろう。
11:45 重いお腹をかかえて出発しよう。少し引き返し、最高点との中間あたりの分岐で右羽取峰(ハト)に向かう。
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ハト峰へは、自然林の中の快適な道を行く。紅葉を期待していたが、ほとんどは枯れて茶色く変色している。 
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庵座谷を挟んで登ってきた大蔭のガレを見る。どことなくアルペンムードが漂う。                  
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12:05なだらかな猫岳に着いた。山名の由来はどこからきているのだろう。
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ハト峰に向かう。登りの険しさがウソ見たいな快適な道が続く。
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駐車場に降りる林道コースを左に見送り、私たちはハト峰経由猫谷コースで降りる。ハト峰が見えてきた。
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狭いハト峰頂上は岩が折り重なっている。
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ザレ場の急斜面に滑らないように気を付けながら降りる。すぐ下がハト峰峠で、下山は左の谷へ。直進は中峠を経て御在所方面になる。
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道標
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峠から見るハト峰。砂遊びで出来た小山のような、とってもかわいいピークだ。
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猫谷は最初は白い石を敷き詰めたような明るい水のない谷だが・・・
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やがて谷が深まり、赤いロープの急斜面が現れた。
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下ると渡渉だ。
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次は堰堤の端を降りる。今日暖かいが、凍結していたら危険な下りになる。
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下に降りると石碑が二つ並んでおり、登録有形文化財とある。
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               いま降りてきたのが 縄だるみ堰堤、と言うらしい。そういえば始めてみる構造だった。
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沢から離れ広い道にでてしばらく行くと、芝生を敷き詰めた広場に出た。
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入口に廻ると「砂防学習ゾーン」 とある。
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14:00駐車場に帰ってきた。
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靴を履き替え、ここから帰り道すぐの所にある日帰り温泉「釈迦の隠し湯・三休の湯」に向かう。道路から左へ、おなかをガリガリ擦りそうな砂利道の急坂を登ると、温泉がある。
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建物の中に入って、うん・・・?一般的な日帰り温泉を想像していたが、勝手が違う。山小屋に来た感じだ。おばさんが来られたので¥600を払う。土間のような真ん中に囲炉裏があり、囲むように長椅子が並んでいる。
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お風呂は7~8人位入れるタイル張りの浴槽が一つだけ。
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湯は昔懐かしいポンプから出ている。
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足を入れると、ありゃ、なんとぬるいこと。ポンプから出ている湯も話にならない。出るに出られず、こりゃ風邪をひくぞ!
身体を洗うにも、蛇口から出るのはまるで水のようだ。結局湯?に浸かるだけであがる。
成分表が壁に貼ってあるので、温泉であることには違いないが、ボイラーで加熱しているのだろう。

「始めてきたが、もう二度とこないぞ」と登山客がボヤいている。

14:50 温泉出発、名神桂川で食事をとり、18:30自宅に帰ってきた。

釈迦ケ岳は想像以上にいい山、登り応えのある山だったが、楽しみにしていた温泉がちょっと残念だった。

帰ってから三休の湯、をネットで見ると、入浴客が少なく燃料費の高騰で経営が苦しく、営業日は金・土・日・祝にします、とある。なるほど、そうなんだ、と一応納得はするが・・・

[参考データー]

自宅出発6:00⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神)八日市IC⇒R421⇒R306⇒県民の森道標を右折⇒朝明駐車場着8:30
駐車場出発8:45→(庵座谷コースわからず10分あまりのロス)→中尾根登山口9:10→鳴尾コバ→ヒャクゴウ10:45→最高点11:00→釈迦ケ岳三角点11:15~11:45→猫岳12:05→ハト峰12:55→縄だるみ堰堤13:25→駐車場14:00
駐車場発14:05→三休の湯14:10~14:50→八日市IC (名神・中国・山陽)姫路東IC→自宅着18:30

(走行距離 約460キロ  歩行距離 約10キロ  累積標高差 約910m)
                                             
by hotaka443 | 2011-10-25 18:35 | Comments(0)

三日目はなが~い水平歩道を歩く

仙人池ヒュッテより欅平まで

10月10日(月)

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頭がボーとした朝、食欲もあまりないが一番に並んで4:30朝食をいただく。
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今日は宇奈月温泉まで下らなければならないので、食事を済ませ5時出発。
ヘッドライト使用は何年ぶりだろうか。長丁場なので気持ちを引き締めて、ライトの明かりを頼りに歩く。
ようやく明るくなってきたので、適当な所でモーニングコーヒーをいただく。
前方の大岩に,仙人温泉の文字が見えてきた。
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30人程の小さな仙人温泉小屋、ちょっと立ち寄りたかったが人の気配が全くしないので通過する。時刻は6:30だ。朝食は4時から提供されるので、もうこの時間は宿泊者はいないのかも。
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小屋から少し先の仙人谷を渡ると、山の斜面に白い噴煙が舞いあがっている。仙人湯の源泉だ。指を入れてみると結構熱い。
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昨夜は夕暮の裏剱を見るために仙人池ヒュッテに泊まったが、あの混雑を考えると、ここでのんびり露天風呂に浸かっていた方がよかったかな・・・・
ここからは2007年に付け替えられた雲切新道を歩く。
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遠くなる仙人温泉小屋を見下ろす。
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P1629まで登ると後は仙人ダムの870mまで急降下だ。ハシゴ・ロープが多く、また切り株やむき出しの木の根も多くあり、登山道としてまだなじんでいないようだ。しかしこれだけの新道を付けられた労力には感謝しなければ。最後のハシゴを下る。
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仙人谷を渡り、細い道をロープを頼りに進む。はるか下には黒部川だ。
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次に待ちうけているのは複雑な ほぼ垂直な階段である。目がくらみそうで高度感はタップリだ。
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8:55仙人ダム堰堤上に着く。振り向くと三段になった滝が・・・名前を聞いたが忘れてしまった。
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関電の黒部専用鉄道が、黒部川を右岸から左岸に渡る。もちろん客扱いはしていない。
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この路線は黒四地下発電所と欅平間6.5キロを結び、一日4便と不定期2便がほぼ2時間おきに運行されている。
オールトンネルで地上に顔を出すのはこの鉄橋部分のみ。
途中に(高熱隧道)と呼ばれる超高温区間があり、壁には硫黄が付着している。
機関車は安全のため蓄電池式で、人間の乗るトロッコも機関車同様耐熱構造になっている。
ヂーゼルだと燃料に引火の恐れがあり、電化だと硫黄が配線を腐食さすからだ。
年何回かの見学会があるそうで、競争率は2~3倍とか。一度乗って見たいものだ。

堰堤から登山道は関電の施設管理の建物内に入り、細い通路を進む。
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約5分程で外に出た。外に出ると5階建ての大きなビルで、所どころ窓に明かりがついている。関電社員の宿舎も兼ねている。
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再び道は登山道に変わり高度を上げ、970~980m当たりの等高線に沿って進む。途中に短いトンネルもある。下に建物が見えると急坂で下り、10:00阿曽原温泉小屋に着いた。
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少し先にひろばがあるので、時間はは早いが食事にしよう。キャンプ場らしく、水道施設もある。
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食事も終わった、さあ 名物の温泉でひと風呂、と思ったが・・・                             
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10:40最終行程のなが~い水平歩道歩きに入る。ここの840mから970mまでひと登りすると、ほぼ等高線沿いの900mから1000mの間を上下しながら進む。岩壁をコ字型にくりぬいた細い道が続く。200~300m下には黒部川が流れているが,谷側は樹木が茂っているのでほとんど水面は見えず、恐怖感は余りない。
1時間ほど歩くと奥鐘山西壁が、目に飛び込んできた。ものすごい迫力だ。
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黒部川に流れ込む谷が深く切れ込んでいるので、等高線沿いの道は谷に沿って曲がりくねっている。折尾谷
にかかる折尾の大滝。時刻はすでに12:15になっている。
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面白いことに滝の下に堰堤があるが、登山道は堰堤の中をトンネルでくぐり抜けているのだ。
向こう側から入りこちらの出口へ。距離は短い。
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道巾は70~80センチ位、昔のように横長のキスリングだと、危険と隣り合わせだろう。この水平歩道の歴史は古いが、黒部川上流に発電所を建設するため、その調査のために作られた道だ。
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こんなスリル満点の所もある。
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13:15 大太鼓と言われる撮影ポイント。
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奥鐘山西壁。黒部の怪人と呼ばれ、日本最大級の岩壁。また黒部の三大岩壁の一つと言われている。
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次の志合谷は150mのトンネルだ。手掘で内部で半円形に曲がって真っ暗。入った途端に天井の岩がゴロゴロ転がっており、よく見ると今にも落ちてきそうな岩もある。どうやら先日の地震で崩落したのだろうか。また天井や壁から水が流れ落ち、足許は岩と水ぜめだ。
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谷の対岸から水平歩道を見る。
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再びトンネルだがこれは短い。
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右側の山が切れ、突然雪をかむった白い山が覗いた。白馬の杓子?西側から見るのは始めてでよくわからない。
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少し歩くと景色は変わる。右のゴツゴツした険しい山並みは、不帰剣のようだ。欅平のアナウスの声が流れてきた。
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歩くにつれ見える角度が変わってくる。高圧線が邪魔をするが、山名は想像で、こんなものかな?
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欅平のアナウスの声が近くなってくる。行く手に鉄塔が見えてきた。鉄塔より高度250mのジグザグの急降下で15:45 大勢の観光客で賑わう欅平に無事おりてきた。10時間45分の歩行、どうもお疲れさまでした。
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すぐ下は黒部の流れ。
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Tさんにキップを買に行って もらったが17:04発しか乗れない、と戻ってきた。
どうしてもっと早い便に乗れないの、と大阪のおばちゃんになりきって交渉したけど、だめだった、と笑っている。Tさん倉敷の人だから、迫力がたりないんだ、なんちゃって。
宇奈月温泉から到着する列車。
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谷合の日暮は早く、屋根のない列車は切る風が冷たい。車窓の風景を、と思うが適当な所がない。そのうちにトップリ陽が暮れる。18:19 宇奈月温泉に定刻に到着した。
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駅の西側にある大きな駐車場に 回送していただいてる車へ。
18:30 駐車場出発。Tさんが、欅平で聞いてきたという帰り道にある温泉を探すが、暗くて看板がわからない。
時間も遅いし、列車の風の冷たさ で汗はとっくに引いているので、パスしよう。
黒部ICに18:45入る。途中のSAで豪華な夕食をとり、あと2回 の休憩で24:00姫路東ICを出る。  

期待していた仙人池ヒュッテからの裏剱、あいにく視界悪くいまいちで、一番楽しみにしていた水平歩道からの紅葉の渓谷美は、まだまだ早すぎてダメだった。
山小屋の話では今年の紅葉は暖かすぎて遅れる、との事だ。
このロングコース、もう一日余裕を持て、ゆっくり景色を堪能しながら歩きたいものだ。
                                            
[参考データー]

10月8日(土)

山陽姫路東IC3:35(山陽・中国・名神・北陸道)立山IC8:00⇒県道3・6⇒立山駅8:30
バス立山発9:30⇒室堂着10:35 
室堂出発10:40→雷鳥平キャンプ場11:20→(雷鳥坂で食事休憩20分)→剱御前小屋13:10→剣山荘14:15                                           

10月9日(日)

剣山荘出発6:10→剱沢雪渓取付7:20→長次郎谷出合8:00~8:20→真砂沢ロッジ8:50~9:05→二股10:05~10:25→(仙人新道食事休憩35分)→仙人峠12:45~12:55→池の平小屋13:20~13:35→仙人峠14:00→仙人池ヒュッテ14:15

10月10日(月)

仙人池ヒュッテ出発5:00→仙人温泉小屋6:30→仙人温泉源泉6:40~6:50→仙人ダム8:55~9:05→阿曽原温泉小屋10:00~10:40→折尾の大滝12:15→志合谷トンネル入口13:30→欅平15:45
黒部渓谷鉄道欅平発17:04⇒宇奈月温泉着18:19
駐車場出発18:30⇒県道13・53⇒黒部IC18:45(北陸・名神・中国・山陽道)山陽姫路東IC24:00

(走行距離 約1020キロ  3日間の歩行距離 約35キロ  累積標高差 約2890m)

[信濃毎日新聞の記事]

 今月に入って相次いだ北アルプス後立山連峰付近を震源とする地震の影響で、大町市が入山口となる黒部峡谷沿いの登山道が通行不能になっている。大量の残雪のためこの時期だけ通れ、断崖にへばりつくように付けた道を歩くのが人気の下ノ廊下(旧日電歩道)では大規模な斜面崩落や落石による事故も。黒部ダム上流でもあちこちで崩落や落石があり、復旧の見通しは立っていない。

 登山道を整備している関西電力によると、下ノ廊下は仙人ダム~黒部ダム間約17キロの複数箇所で斜面崩落があり、黒部ダムなどの登山道入り口で通行禁止を告知している。

 仙人ダム近くの阿曽原温泉小屋を経営する佐々木泉さん(51)によると、5~7日にかけて続いた地震後、ルート上には至る所に落石があったという。7日には新潟市の女性2人が落石を受けて死傷。高さ数十メートルの斜面が登山道もろとも崩れ落ちるのを目撃した登山客もいたといい、「こんなことは初めて」。客が見込めないため、今季は19日で小屋を閉めるという。

 黒部ダムから湖沿いに上流に続く登山道(タンボ沢~東沢谷出合約15キロ)でも土砂や岩が崩れやすい状態で、5日から看板を出して注意喚起している。補修工事を請け負う大町市の建設会社社員が6日に巡視したところ、「あらゆる斜面から石が落ちている。登山道に亀裂が入った場所もあり危険」としている。

                         
                      
by hotaka443 | 2011-10-25 11:32 | Comments(0)