みちくさおじさん山を歩く

2011年 08月 29日 ( 1 )

No160 福井・奥越の山・銀杏峰へ

銀杏峯 [げなんぽ] (1440.7m) 福井県大野市 2011・8・27(土)~28(日) 天気・晴れ時々ガス


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私は福井県の山が好きだ。中でも奥越地方といわれる勝山市・大野市にはいい山が集中している。
これまでに三ノ峰・経ケ岳・荒島岳・平家岳・取立山・赤兎山・能郷白山・冠山・金草山など主な山は登ってきたが、今回の銀杏峯(げなんぽ)とすぐお隣の部子山(へこさん)はまだ未登なので、銀杏峯に登る事にした。
一方部子山は林道が延びているので、わずか15分ほど。登山の対象から離れつつあるが、帰りに廻るつもりのところ、部子山林道が災害復旧中で10月1日に開通とのことなので、次回、何かの都合の時に登る事にする。
                     


剱岳帰りから10日ちかくも山から離れると身体がムズムズしてくる。福井の銀杏峯に行こうかな?
銀杏峯は以前からの候補だが、標高が低いし地味な感じがして延びのびになっていた山である。
同じく福井の山大好き人間のMさんに声えをかけてみた。
色々事情があり、もう半年ちかく山から離れているし、体力に自信がなくなったので、超々スローペースなら・・・との返事をいただく。
日帰り圏内の山だが、用心のため福井で一泊することにして出発。

福井ICよりR158を東へ走り、大野市の篠座東交差点まで26キロ。この交差点を右折、登山口のある宝慶寺に向かい、約10キロで登山口のある(宝慶寺いこいの森)に着く。
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7:20広い駐車場には2台の車が停まっている。駐車場横に銀杏峰・名松新道登山口の看板と横に階段が設けられている。
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予定ではこの名松新道から頂上に登り、小葉谷コースで戻ってくる回遊コースだ。但しこのコースの難点は、下山後、約3.4キロの林道歩きにある。
そこで色々調べてみると、登山口から林道を1.5キロ登った所に新名松登山口が新しく設けられ、5分ほど歩けば名松新道に合流する登山道が開かれている事を知った。ラッキー、この道を歩けば少しの時間短縮になる。              
名松新道入口の写真だけ撮り、舗装された林道を小葉谷登山口方面に登って行くと、小さな新名松新登山口と書かれた標識を見つけるが、注意していないと見逃しそうだ。
あたりに駐車場がないので、少し上の道路の膨らみに駐車する。
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7:35準備を済ませ出発。小葉谷に登って行く林道から別れて左に進むが、こちらも車が入れるくらいの道幅のある未舗装林道が続く。5分あまり進むと、宝慶寺いこいの村から登ってくるの名松新道に合流する。
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お願いの看板がある。「登山道荒廃防止のため、無雪期のストック使用は、先端にゴムキャップを付けて下さい」の注意書き。これは植生保護のためにも、守るべき当然のマナーだ。          
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美しい樹林帯の中をどんどん登って行く。
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見返りの松、続いて仁王ノ松を通過。名松新道はこれらの松から名付けられたのだろう。
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9:25 北東方面が少し開けた1150mの前山に着く。見えるはずの荒島岳や白山・経ケ岳などは雲の中で、わずかに大野盆地の一部が見えるのみだ。
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半年以上も山から遠ざかっているMさん、ピッチが上がらず少ししんどそう。ゆっくり歩いても遅れがちだ。
私にかまわず先に登ってて、と言われるが、始めての山だけにそうもいかない。景色でも見えれば救われるのだが、樹林帯の中、ひたすら登るのみ。

1400mあたりまで登ると、傾斜もゆるくなり、見晴らしのきく高台が登山道脇にあるので登ってみる。
どうやら頂上が見えてきたようだ。左のササの中の道が天竺坂で、地形図では1300mあたりより上は、緩やかな台地状になっている。
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最近新しく開かれた道が、R157の中島から登ってくる。あまり歩く人がいないのか、雑草の中に沈んでいる。
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              すぐに天竺坂の道標があり、笹の中に入る。人の声が笑いとともに聞こえてくる。
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11:00 出発から3時間半、三等三角点「北大雲」の銀杏峯山頂に到着する。笑いの主4人は食事中だ。
小葉谷から登ってきて、私たちが登ってきた名松新道を下山されるそう。車2台でそれぞれの登山口に駐車しておられる。地元福井の人だ。
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頂上の片隅に2対の石仏が祀ってある。単独の青年と、ご夫婦が登ってこられた。まだ小葉谷から10人くらい登ってこられるそうだ。
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ガスが流れてきて、楽しみにしていた展望を隠してしまう。瞬間南側のガスが切れ、能郷白山がのぞく。しかし右に続く冠山方面はついに姿をみせず。北方は全くダメで、ついに白山やすぐ東の荒島岳もガスの中に沈んで姿を見せてくれなかった。
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11:45 食事を済ませ、下山開始。少し下ると極楽平の平原に出た。登山道沿にロープが張られ、高山植物の保護をされている一角がある。
終わりにちかいハクサンフーロ、トリカブト、アキノキリンソウ、リンドウ、タムラソウなどが花をつけている。
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極楽平が終わると下りにはいり、やがてここは1380mの標示板があり、ここから激下になる。
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少し下るとここは1300mの標示があるが、誰かが黒マジックで1400mに訂正している。高度計を見ると確かに1400mになっているので、訂正が正解だ。とすると少し上にあった1380mは間違いになる。1430mくらいかな?
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すぐ西にある部子山にかかっていたガスが切れた。直線で2.3キロほどだが登山道がない。雪山では多くの人が縦走されているようだ。
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標高1200m標識。ここより急登と言う事は登山口からここまではそうでもないと解釈できるが、何のなんの標高860mの林道まで激下りだった。
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何か所かロープが設置されているが、登りに使うと大変だ。ブナの大木がある。大木と言うほどでもないが、この山のブナから比べると確かに大木だ。
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鉱山跡。昔銀を産出していたところから山名に銀をつけたのでは・・・と言われている。
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その石垣が左奥に見える。
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林道が見えてくる。路上に降りたところでMさん、とうとう足がおかしくなりヘルプだ。半年から山から離れていて、いきなりこの滑りやすい激下り、相当足の負担になったのは無理もない。
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ここから林道は2キロほどの距離をかけて等高線沿いに大きく迂回し、この下400m程のところでもう一度登山道と合流する。登山道は直線に降りてわずか400mほど。しかしかなりの急坂なのでここで待ってもらい、私は車を取りに行くことにした。

ところで地形図では降りてきた登山道はストレートに林道を横切り、そのまま下の林道に向かっているが、下山口が見当たらない。はてな?少し林道を下るとカーブミラー横に踏み跡があるので、ここを下る。
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かなり急な斜面をかけ降りると、3~4分で林道に出た。少し上流で堰堤工事中だが、はてな?と傍に行くと、全面木材が使われている。コンクリートに埋め込まれているのだろうか?
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さあ急がなくっちゃ。ここから車までの約2キロは林道歩きになる。少し下ると あれ、登山口があるではないか。今降りてきたのは正規の登山道ではなかったのだ。時刻は13:55、さあ急ごう。
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林道は苦手な舗装に変わる。退屈な道だ。
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14:15 やっと車が見えてきた。
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Mさんを迎えに林道を登ると、ちょうど鳥居の立つ登山口でパッタリ。じっと待っているのは退屈なので、テクテク2キロの林道を歩いて来られたそうだ。どうもお疲れ様でした。
いこいの森まで降りてくると、広い芝生公園で多くの親子連れがそれぞれの世界を遊んでおられる。
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本日の予定終了、さあ温泉直行だ。ここからだと帰り道にある「美山森林温泉・みらくる亭」が近い。
15:05 温泉到着。
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最初来た時は名前は忘れたが、福井市の経営で、19年から指定管理業者に移行、名前も変わっている。
美しい杉木立に囲まれた山の斜面に宿泊棟や温泉を配置。
温泉は地下1001mから湧き出しており、無色透明、無臭の天然温泉だ。
ただ温泉は最上部の建物で、50数段の(なごりの階段)が待ちうけており、登山者には最後の急登になる。
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下山後の温泉は疲れた体を癒してくれる、最高の御馳走だ。
16:00 温泉をあとにする。心配していた名神、今日は事故渋滞に遭い、1時間近くノロノロ運転。帰宅が20:30になってしまった。

Mさんは山の大ベテランだが、そう若くない年代の、半年余りのブランクにはさすがに身体がついていかなかった、と反省しきりなり。

(バテバテ歩行のデーター)

新名松新道登山口7:35→名松新道合流7:40→仁王の松8:20→前山9:25→展望台10:25~10:40→銀杏峯11:00~11:40→標高1200m12:40→ブナの大木13:00→上の林道13:25~13:40→鳥居のある小葉谷登山口13:55→駐車地点14:10・・・・いこいの森出発14:35⇒美山森林温泉15:05
温泉出発16:00⇒R158⇒福井IC(北陸・名神・中国・山陽)姫路東IC⇒自宅20:30

[走行距離 約730キロ  歩行距離約7・5キロ  累積標高差 約890m]

by hotaka443 | 2011-08-29 09:33