みちくさおじさん山を歩く

No560 広島の最高峰恐羅漢山

恐羅漢山(1346.2m)広島県安芸太田町/島根県益田市 2022.8.12(月)天気・晴れ メンバー・3人
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二泊で八ケ岳を予定していましたが出発前日に中止の事態発生、急遽行先変更です。どこに行こう・・・西に走るか、で思いついたのが広島県の最高峰恐羅漢山です。せっかくですから一泊してもう一つ,冠山か十方山に登るつもりで急いで宿を探してOK。

ところが11日広島に近づくと激しい雨。地域性の狭い範囲の雨雲でしょうが出鼻をくじかれた格好。もし山でも降っていたら、と思うと山は中止です。

観光に切り替え広島市内をぶらぶら、お好み焼きを食べて宿泊地へ向かいます。結局雨は一時的なものでした。

広島道から中国道に出て戸河内ICにほど近い(筒賀温泉グリースパつつが)に宿泊します。
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12日は天気快晴。今から登山だというのに旅行気分でのんびり朝風呂を浴びて7:15出発します。

温泉のすぐ近くからR191に入り、5キロあまり走った戸河内BP西口の交差点を左折。橋を渡ってすぐ右折して県道252に入ります。

道路地図を眺めると細い線でクネクネ曲がりくねって山へ入っていきます。県道ですが林道と同じで、道幅車1台分といった所が多くスリル満点。
林道走行が好きなので結構楽しめます。以前は恐羅漢スキー場に行く道路でしたが、今は2車線の道路ができているのでこの道は走らないのでしょうが、要所要所に恐羅漢スキー場まであと〇キロの道標があるので安心感があります。

約20キロ走って山を下ると広い横川林道にでます。
各方面の道標から登山口方面に従って少し山を登り、7:55登山者用の広い駐車場に着きます。駐車している車はありません。
向こうの大きな建物はセンターハウスで、10人ほどの人が広場でラジオ体操をしておられます。作業員のようです。
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準備を済ませ8:05スタートします。センターハウスの道路をはさんだ反対側が登山口で、夏焼尾根コースを登ります。
以前山口県の寂地山へカタクリを見に行った時に登っているので、10年ぶりになります。
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恐羅漢スキー場は中国地方では大山に次ぐ広いスキー場で、広島市内から2時間くらいでしょうか。恐羅漢山山頂はスキー場の上部にあたります。
青空いっぱいに広がる層積雲がキレイです。秋の気配ですね。
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スキー場の横をゆっくり登ります。春の新緑の季節のようでブナが美しいですね。
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急な登りはなく8:40夏焼峠に着きました。先に右方向の砥石郷山に寄ってみたい気もしますが、時間を考えてパスします。
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恐羅漢山の登りもなだらかで、気持ちのいい登山道です。
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生命力あふれるたくましい木、お前が好きだ,一生離さないぞ!
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下山道分岐。
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のんびり歩いて9:50、恐羅漢山山頂に着きました。登山者の姿はありません。
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三等三角点羅漢
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こちらの山はさっぱりわかりません。空気の澄んでいるときは大山が見えるそうです。
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5分ほど休憩で次の旧羅漢山に向かいます。
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旧山への道はうって変わって荒れ気味です。尾根上の道は窪地が多く水たまりがあちこちに。恐羅漢山までが陽ならこちらは陰といった感じです。
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10:25 巨大な岩がドーンと構える旧羅漢山です。
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10年前と比べると登るのが怖かったハシゴが立派になっています。
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岩上から北方向の景色です。
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怖がる二人を無理やり岩の上へ、はい、チーズ!
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狭い山頂でおやつタイム。
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三笠宮殿下の登頂記念碑。
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経年で柱から草むらに落下している看板を、見やすい位置に置いておきます。
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11:00恐羅漢山にUターン、11:30戻ってきました。相変わらず登山者の姿はありません。

積雪スケールの目盛りは2.5mまであります。冬季は日本海からの風雪がまともにぶつかる中国山地です。
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お菓子の食べ過ぎで、どっこいしょ、お腹がおおきいな~  
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雲が低く展望は今一つ。もっともこちらの山名はわかりませんが、ただ空気我澄んでいるときは大山が見えるそうです。
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11:35今はお腹が大きので食事はあとで適当に、で下山しましょう。5分ほどで分岐です。
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さらに5分ほど歩くと次の分岐です。ルートは牛小屋高原キャンプ場一本ですが、国際スキー場からいくつかのゲレンデを横切り下山してみよう、と予定変更。
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が、これが大失敗でした。ゲレンデを飛行機雲を見上げながらハルンルン気分で下っていきます。
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ゲレンデの端の方で数人のが草刈りをしておられるので挨拶をします。ところが、私たちの進行方向のゲレンデは進入禁止で、まだ雑草が茂って歩きにくいとの事。
「ここからもう一度道標のある分岐まで登り返すのは大変だから、横の管理道路を下ってください。ただしかなりの遠回りですよ」とおっしゃいます。
センターハウス前でラジオ体操しておられた人たちです。

地形図を見ると下山してからの舗装道路歩きが長そうです。しかしゲレンデの急斜面を登り返すのも大変だから管理道路を下ることにします。
前方右に予定していた十方山が見えまてきました。今まで雨で2回振られた山です。
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歩きやすい管理道路ですが、ゲレンデの西の端を歩くので、なが~い。
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やっとゲレンデ下におりてきました。写真では勾配を感じませんが、急傾斜でした。

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時刻は12:35 分岐から50分です。牛小屋高のルートも下まで50分と同じですが、このゲレンデと登山口のゲレンデは相当な距離です。
駐車場までの道路歩きが長いので、女性2人はここで待ってもらって車を取りに行きます。

いゃ~アップダウンの車道は長いです。13:05,30分かかりやっと駐車場に着きました。私の車1台のみで他に登山者はなし。
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歩き30分ですが待ち合わせの場所まで車は5分もかかりません。

国際スキー場駐車場を13:35出発、帰りは遠回りになりますが横川林道を走ります。二車線の走りよい道で山越えもなく快適な道路です。
やがてR191に合流、戸河内ICに向かいます。

20年ほど前に廃線になったJR可部線の高架駅が国道沿いに見えてきました。
劣化して駅名表示が読めないのでアップすると(どいえき)と書いてあります。
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その先に鉄橋の一部が残されています。
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可部線は広島駅から二つ西の横川駅から北上、山陰線の浜田まで結ぶ計画でしたが、途中の景勝地三段峡駅で工事はストップ。山間部の赤字路線です。
2003・12・1に可部~三段峡駅間が廃止され、現在は横川~あき亀山間わずか15.6キロの営業です。
しかしJR西日本管内で混雑度No1,132%ですから驚きです。
広島市北部の住宅地からの通勤客で混雑するようです。ちなみに混雑度2位が学研都市線、3位が大阪環状線です。

一人がスマホ紛失で大騒ぎ。結局宿では?で(グリーンスパつつが)に戻ると、ありました、ふとんの中に紛れていたそうです。
「ついでに温泉に入って帰ってください、料金はいりません」の言葉に、ラッキー、感謝感激です。

温泉15時ジャスト出発、帰路は通行量の少ない中国道~播但道経由で姫路まで約300キロはノンストップ、18時に帰ってきました。
なお往路に走った山陽道~広島道~中国道経由の方が距離も短く料金も安くなります。

(データー)
牛小屋高原登山口8:05→夏焼峠8:55→恐羅漢山9:50~9:55→旧羅漢山10:25~11:00→恐羅漢山11:25~11:35→下山道分岐11:40→
国際スキー場分岐11:45→国際スキー場駐車場12:35→登山者用駐車場13:05  [歩行距離 約11キロ 累積標高差 約750m]
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

by hotaka443 | 2022-09-19 13:43 | Comments(0)