No519 久しぶりの那岐山はC~Bコースを歩きます

三角点から 左那岐山最高峰と右Bコース縦走路上のP1250+峰

2014/2作成のマップ
幾度も登った那岐山ですが、最後が2016年ですからもう6年もご無沙汰です。過去は冬季雪山ばかりだったので無雪期の登山は実に10数年ぶりになります。
8:30姫路の友人宅を出発。播但道~中国道を走って美作ICで下り県道51を北へ。7キロほど走ると真加部の交差点があり、さらに700mほど先に信号のある三差路があるので左折。そのまま県道51を走るとR53に出ます。(ただし私は近道をするため美作鉄工団地の中を走ります)
R53を右折、少し走ると「山の駅」の大きな立看板があり左折、坂道をどんどん登ると大きな山の家があり、その少し先左に登山者用の駐車場があります。
先に山の家によってトイレをお借りします。広い敷地に珍しい木が。あれは?近寄ってみると桜の木ですが・・・・

天気快晴、駐車場からの那岐山ははるか彼方です。

10分ほど休憩、駐車場に向かいます。左折した右側とさらに少し上にも駐車場があるので上の駐車場を利用、時刻は10:05になっています。先客の車は2台です。
10:10スタートです。登山道脇の案内板。ただ案内図中央の滝山コース(×)は2016/10から通行止めになっているのに、看板には未記入。早急に記入してほしいものです。
滝山コースは滝神社下の駐車場から広戸仙~那岐山をピストンができる好きなコースでしたが、通行止めは残念です。
自衛隊の日本原演習場内を走る関係で、一般車両が障害になるための通行止と思われます。

駐車場から舗装された林道を4~5分登るとB・Cコース入り口です。コースに入ったすぐのところにも分岐があり、まだ新しい道標が立っています。

あれっ?こんな道あったかな?近寄ってみると右菩提寺‣ハ巻城跡方面とあります。6年のご無沙汰の間に整備されたようです。大イチョウで有名な菩提寺はわかりますが,八巻城跡は知りません。
駐車場の右を流れる谷の反対側に八巻山がありますが、山のどこかに城跡があるのかな?

B・Cコースを進みます。

以前この辺りは鬱蒼とした樹林帯でしたが、2004年の台風でほとんどの樹木がなぎ倒され、確か奈義町役場で最大瞬間風速51mを記録。
翌年の春訪れた時は岡山営林署の方々により倒木の除去作業が進行中でしたが、倒木で足の踏み場もなく歩行困難で断念。今はこのように明るい雰囲気の道に変わっています。

B・Cコース分岐。登りはCで下山はBコースです。

次第に道は石がゴロゴロと歩きにくなります。
昔はこんなんでなかったはず・・・といっても無雪期の登山はもう10年以上も前の事です。

駐車場から登ってきた林道を横断、その先の案内板。

少し登ったところに画像のような緑の広場だったか、の説明板が並んでいたのですが、撤去されてありませんでした。

やがて登山道はジグザクを切りながらどんどん登っていくと11:25、大神岩につきました。標高1000m地点です。

岩の上に立ちますが、モヤで展望はききません。

大岩の左のにある神仏スポットの標識。かっては山岳宗教の山で行者が岩に刻んだ文字が残されているそうです。どちらかというとあまり関心がないので頂上に向けスタート。


ところどころ日陰に残っていた雪も、1000mを超すと登山道脇にもタップリ。先日の寒気流入による積雪です。

灌木帯からササ原に変わり山頂近しです。

尾根に出ると同時に冷たい北からの強風が歓迎してくれます。

滝山から広戸仙に向かう快適な尾根上の縦走路。建物はトイレ。

三等三角点名義山(1240.3)とバックは最高峰(1255)単独の大学生が下りてこられます。

12:15お昼ですがこの強風では草原での食事は無理。避難小屋に逃げ込みましょう。最高峰左と避難小屋。

5分余りで避難小屋に着きました。

風のあたらない軒下の温度計は10度です。

清掃の行き届いた室内でお昼ご飯を頂きます。
13時ジャスト小屋を出発、最高峰に向かい、10分ほどで最高峰です。
山頂の二つの石碑はそれぞれ刻んである標高が異なります。

左新しい方の標高は1255mでこの地点の高度。

右の古い方は1240mで下の三角点の標高です。


展望を楽しみながら先客の岡山大学の二人ずれと雑談、強風と寒さで15分ほどで撤退、Bコースに向かいます。

雪が融けて登山道はぬかるんで歩きにくい!この辺り冬季は樹氷がキレイな尾根です。

東方向の展望が開けるポイントですが、モヤっています。→はA/Bコース分岐です。

展望ポイントから分岐に向かって急坂を下りますが、濡れていて歩きにくく、足元注意です。

A/Bコース分岐です。


前方の山はAコースが通る(1009.4m)の四等三角点大石ケ平です。


林道に降りてきました。

五合目で沢を渡ります。

はるか下を流れる沢沿いの道を歩いていると、まだ新しい名木の城跡の道標が。

植林の薄暗い道をどんどん下ると、やがて右の沢を渡る橋です。

橋は、経年劣化で古くなっています。

快適な川沿いの道。

14:50 B/C分岐に戻ってきました。

15:10帰途に着きます。那岐山=湯郷温泉鷺の湯ですが、今日は温泉に寄らずに16:50姫路に帰ってきました。
那岐山といえば思い出すのが那岐山名物「裸のおじさん」です。雨の日や急用以外は毎日早朝裸で山頂往復。地元の新聞でも取り上げられたそうで、私も数回お会いしました。
写真は2013年頃のもので、お元気なら現在80歳前後になられたはずです。

当日9時の天気図


