No495姫路の裏山・増位山~広峰山をテクテク


家庭の事情で思うように外出できないので、今日は自宅の裏山?の増位山と広峰山を歩いてみました。
この山は姫路の市街地の背後、市川と夢前川に挟まれた東西約5.5キロ、最高峰でも340mほどの低山が屏風のように(ちょっとオ~バーかな)連なっている山並みに位置しています。
多くのハイキングのコースがありますが、まだ歩いていないコースも結構あり、今日の予定はそのうちの2本を歩いてみます。
一般的に登山は登山口から登るものですが、駐車場の関係でまず上から登山口に下り、コースを変えて登り返します。
また長時間家を空けられないので、午前と午後との2回に分けて登ることにしました。
自宅から増位山ドライブウエーを駆け上り、広い駐車場のある増位山随願寺の駐車場まで10~15分、登山靴は履いてきているので駐車場に着くと同時の9時に出発します。
もともと水は飲まない方なので手ぶらの登山です。

坂を下ると随願寺の境内で、開山堂があります。


その先には榊原忠次の墓所です。


墓所を過ぎると随願寺本堂の横に出ました。

本堂正面。増位山随願寺は天台宗の寺院で、中世末期頃多くの宗徒を抱え多数の坊舎が立ち並ぶ大寺院でしたが、三木の別所長治に攻められ全山消失。
今の本堂は1666年、榊原忠次によって再建されたといわれています。

境内を南に歩くと経堂があります。


続いて鐘楼です。

境内から石段で降りると正面に小さな放生池が水をたたえたいます。

池の前を左へ坂を登ると狭いですが随願寺梅園に出ます。

梅園の手前を右へ歩くと、姫路城主榊原政邦の墓所の前に出ます。


ここから歩きやすい山道になり、やがて分岐に出ます。

分岐で東から南に方向を変え、東尾根に乗ります。

右側の登山道脇に遺構跡の道標がありますが、よくわかりせん。

平坦な道を進んでいくと道標があり、左へ三角点のある展望台に登ります。

南東側が開けた展望台はすぐです。

三等三角点増位山。

南東側の展望です。

北東側には笠形山が見えるのですが、あいにく雲の中です。

9:30駐車場から30分らかかりましたが、5分ほど展望を楽しんで出発します。
反射板があります。

進行方向の南側の展望が開け、姫路市内と遠く瀬戸内海に浮かぶ家島諸島がかろうじて確認できます。

2本見えた鉄塔の最初の鉄塔を過ぎると東尾根コースは右へ下りますが、今日は直進してみます。

増位山には珍しい大岩。

岩を巻くと見晴らしのいい鉄塔下に出ます。

西方の展望。谷をはさんだ向こう側の鉄塔の見える尾根が西尾根で、一度下に降りてから登ります。
後方の山の中腹の白い建物はセトレハイランドビラで、午後下山する尾根です。


ここまで足を延ばし展望を楽しむ登山者は結構ありますが、ここからはUターンして東尾根コースを下るのが一般的です。
しかし今日は地形図にある、高圧線鉄塔から南に下っている破線を確認、そこから下に降りるという目的があります。
というのも、以前地形図に従い県道沿いの墓地の横にある道らしき所から尾根の鉄塔を目指して取り付いたのですが、すぐに行き止まりになり、雑木林の中を右往左往してやっとここの鉄塔にたどり着いた苦い経験があります。
果たして地形図通りの道があるのか・・・下からがダメだったので今度は上から、です。
しかし早くもこの道が現存しないことがわかりました。
尾根上の鉄塔の少し北から破線は下っていますが、この場所に道は見当たりません。
さて破線道がないとなると高度差100mを強行突破するか、それとも正規ルートに戻るか・・・ふと下を見ると雑木林の中に降りる踏み跡が見えたので下りてみます。

歩く人がいるらしく踏み跡ははっきりしています。どこに出るのか、下りてからの楽しみです。
前方にお墓が見えてきました。

墓地の中を歩きますが、昼間とは言えあまり気持ちのいいものではありません。また安眠されている個々の霊に叱られそうな気もし、足早に歩きます。

出口近くの看板。ここは随願寺墓苑です。

墓苑から狭い舗装道路に出ました。ここはどこかな?とまわりを見渡すと、東尾根登山口から随願寺へ行くの登山道でした。

この道を数十メートル下ると広い道に出ます。広い道を登ると増位山ドライブウエーで駐車場に至ります。今度は道路左側の人影の角を左に入ります。

200mばかり静かな街中の道を進むと大年神社が右に見えてきます。

神社の西に西尾根コースの登山口があります。



姫路城北支線鉄塔。

姫路南支線と姫路支線の鉄塔。これらは歩いてきた東尾根コースの鉄塔から500mほどの距離を一跨ぎしています。

東尾根の鉄塔。

上側の姫路支線No23鉄塔。

鉄塔の上の登山道からは南側の展望が一気に広がります。少し拡大してみると、正面の姫路城から飾磨の工場地帯。そしてその先の瀬戸内海とポッカリ浮かぶ家島諸島。ただ少しモヤって視界は今いちです。

姫路城アップ。まわりの白い建物と一体化してわかりずらいですね。

南西方向に首を振り自宅を探しますと、バッチリ見えます。

始めての西尾根コースの展望を満喫、さあ駐車場を目指して登りましょう。


この石作りの立派な道標、西尾根コースに多く見られます。

春の広場。広場というほど広くはないですが・・・


次は夏の広場です。春と同様、広場というには苦しいかな

続いて秋の広場。春・夏と変わらない狭いスペースです。

そういえば里山もそろそろ秋の気配ですね。

近畿自然歩道の道標が立つ三差路です。西尾根から登ってきました、ここでいったん随願寺方面に下り駐車場に戻ります。右方向の広峰神社は午後から歩きます。

10mほどの急坂を下ると小さな池三つを中心に小公園が作られています。

駐車場は池の南側にあり10:50、車に帰ってきました。約2時間の午前中ハイキングは終わりました。

一度自宅に帰り、午後またこの駐車場にお世話になります。
13:30再びやってきた駐車場をスタートです。午後は広峰神社から下山、別のコースでこの駐車場に戻ってきます。
公園の池とそばにと立つ案内図。


坂を登り尾根に出ると三差路です。午前中は左の西尾根コースを登ってきましたが、これから広峰神社に向かいます。

よく踏まれた登山道。

駐車場から15分ほどでベンチが置かれた一本松峠の分岐です。ソーメン滝方面の分岐点です。



小さな沢を渡ります。道標が二つ、近畿自然歩道と沢に落ちかけた古い道標、それぞれ距離が異なるところが面白いですね。



広峰神社手前の急登を登ると14:15広峰神社着です。京都の八坂神社の本社でもあります。

数年前のNHK大河ドラマで好評だった軍師黒田官兵衛、姫路生まれで広峰神社にもゆかりがあり、この地に神社が立てられるのですね。数々の歴史と由緒ある建造物が残された神社ですが、歴史の方はどうも・・・


午後も手ぶら登山ですが休憩所でお茶を一本買って、さあ下山。今ではほとんど人が通らない古道、旧参詣道を歩きます。崩れかけた土塀や廃屋跡、神社が栄えた頃の参拝者宿坊が軒を連ねていたそうです。

ふりかえる古道と広峰神社。一般に広峰神社あたりを広峰山と呼ばれていますが、広峰山という山頂はなく、最高峰は画面後方の白幣山(320m+)です。

古道は駐車場の横を通り大鳥居から車道に出ます。200mあまり車道を下ると、セトレ・ハイランドビラ姫路の駐車場に出ます。ここは悪名高き旧国民年金保養センターでしたが、解体後民間に払い下げされたものです。保養センター当時温泉に入りましたが、ここからの夜景は素晴らしいです。

駐車場の角の道路側に古びた階段があります。

下に降りると十丁の丁石が立てられており、旧参道で登山道でもありますが、陰気な雰囲気です。

始めて歩く道ですが、つい速足になります。

どんどん下っていくと少し手入れをすれば使えそうな廃屋があります。

その先石段を下りるとドライブウエーに出ました。

登山道は道路を横断して雑草に消えていますが、ここからはドライブウエーを歩くことにします。
5分ほどで山陽道をくぐり、その先で左に入る道があるので左折します。

しばらく山陽道に沿った道は民家の手前で右折、静かな住宅地を南下すると、午前中登った西尾根コース登山口に着きました。

午前中に歩いた道を引き返し、随願寺霊園の入口を過ぎると念仏堂があります。


少し歩くと東尾根登山口です。



まっすぐに伸びた道は随願寺の参道で、朝は早朝登山で賑わう道になります。

増位山ドライブウエーが頭上を走ります。



4回ほど道路の下をくぐりましたが、最後に道路を横断、東屋が見えます。左にまだ新しい模擬階段がありますが、右の石段を登ります。もう何十年も来ていないのですっかり様子が変わっています。

石段道は結構荒れています。どこに出るのかわかりませんが、模擬階段道を歩く人が多いのでしょうか?

頭上が明るくなりやがて放生池に出ました。午前中は対岸のは向こうに見える石段を下り、池のそばを右に歩きました。

池のそばを左に歩くと駐車場から随願寺に行く道と合流、坂を下りると駐車場、15:35到着です。
広峰山の北側、奥広峰一帯にはまだ多くの歩いていないコースがあるので、機会があれば挑戦したいものです。
[データー]
増位山一周 1時間50分 歩行距離 約4.3キロ 累積標高差 約330m
広峰山一周 2時間05分 歩行距離 約6キロ 累積標高差 約400m
合計 歩行時間3時間55分 歩行距離 約10.3キロ 累積標高差 約730mでした。

