No486登山禁止解除2年目・鳥取烏ケ山
南峰より烏ケ山とバックは大山
2016年の登山禁止解除以来年、前回は昨年10月に登りましたが、今日は別の山友の案内で登ります。
7時姫路を出発、播但~中国~米子道を走り蒜山で下ります。米子道の鳥居トンネルを下ると大山が目に飛び込んできますが、今日は残念ながらボンヤリとモヤっています。
R482を西へ、県境の内海乢を越えて鳥取県へ入ると峠を下って大山広域農道に入ります。
広域農道から見る大山と烏ケ山
広域農道から県道45に入り、2キロほど走ると休暇村奥大山の駐車場に着きます。
最近はカーブの登りが多い蒜山大山スカイラインを避け、ほとんど車が走らないこの広い農道を利用しています。但し1キロほど距離は長くなりますが・・・
駐車場に着く500mほど手前にあるキャンプ場登山口の確認を先に済ませます。
昨年はここから登りましたが、地震で崩れたままのところが一か所あり、通行止めになっていないか確認です。
あれ!テープが張ってあるぞ 通行止め?看板は昨年のままで通行止めではないようですが、危険度が増したのかもしれません。
駐車場9:05出発。今日は新小屋峠登山口から登り、下山コースは状況判断しましょう。駐車場からの烏ケ山。
横の広場にはかわいい花がいっぱい。名前を教えてもらったけど、忘れました。メモ必携ですね。
県道45を15分ほど歩くと新小屋峠登山口です。
今では懐かしい登山禁止の看板。
9:20登山口出発、緑がまぶしい樹林帯です。
木陰にひっそりとイワウチワが咲いています。さすが雪国ですね。
10:10尾根に出ました。
すぐ右に行くと四等三角点西鴨がありますが、2000/10/6の鳥取西部地震で傾斜してしまい、処分保留のままです。地形図の標高は地震前の高度です。
下の写真は2013・12・8撮影で,現状確認忘れていました。
ここで北から西に方向転換、尾根を歩きます。10分ほど歩くと樹間から烏が現れました。羽を広げた烏に似ているところから山名が付いたといわれています。中央が頭です。
北方には矢筈山。右肩から尖った小矢筈がのぞいています。
少しアップにします。
道中を飾ってくれるイワウチワ。
マイズルソウ。
岩場にさしさかかります。
10:05狭い岩場のキャンプ場分岐に着きましたが、大勢の登山者で場所がありません。下のキャンプ場登山口から登ってくる人の声が聞こえのてきます。登山口には登山自粛のテープのが張ってありましたが、下山に歩いてい見ようかな・・・
次々と登ってくる人に押し出されるように出発します。少し登って見下ろすと人でいっぱい。この辺りが地震で岩が崩れたが場所です。
岩の隙間に花をつけたコケモモ。
南峰を過ぎるとお待たせしました、とばかりに眼前に広がる大パノラマ.烏と大山の素晴らしいツーショットです。
アップにすると、岩場を登る人の姿が見えます。
最後の岩場です。
11:20烏ケ山頂上に着きました。狭い岩山でほとんど平地がありません。やはり人気の山、次々登ってこられますが、腰を下す適当なスペースがありません。
写真を撮るための場所が空くのを待って、北の端の大岩に上がって大山を。
大山アップ。矢印は好奇心でキリン峠から登ってみた草付き最上部。
剣ケ峰まで登る人が時々ありますが、山頂の縦走路が健在の頃は鳥越峠~キリン峠~槍ケ峰を経て縦走路まで登山道がありました。
下の写真は2014/11草付き最上部まで登った写真です。草付き最上部までは踏み跡がありますが、その先は崩れやすい急斜面,二・三歩登ってみると足元がズルズル、ヒャ~
矢印はこの写真では確認できませんが、白いポールが立っています。登山道があった頃の道標です。
2015・8・1キリン峠のお花畑に行った時の写真。右の尖ったピークは槍ケ峰。お花畑は北側のユートピアに対して南側はキリンは峠?
槍ケ峰アップ。迫力ありますね。
キリン峠からの烏ケ山
脱線しましたが、矢筈山と小矢筈をアップします。
南方向の蒜山三山や毛無山方面はモヤの中、何とか確認できる程度でした。
適当な場所がなく、不安定な岩の上で食事をします。岩の上から南峰を見ると、続々登山者が登ってこられます。こんな賑わいは珍しいことです。
12時になりました。そろそろ下山しましょう。岩場の下りは慎重に。
イワウチワがあちこちに可憐な花をつけています。
キャンプ場分岐に着きました。相変わらずの混雑です。道標に昨年はなかった何か白いものが取り付けられています。何だろう? 場所を譲ってもらい写真を撮ります。
全国山の日協議会「登山者位置確認システム」実証実験中 管理大山遭難防止協会 と書かれています。
ここから皆さん新小屋峠に降りて行かれます。瞬間迷いましたがピストンより違う道を下りたいもの。キャンプ場登山口に注意書きとテープが張ってありましたが、通行止めではないので注意しながらキャンプ場に下ることにします。昨年の記憶では岩場の崩落個所が一か所ありましたが、注意して下れば問題ないと思います。
ダイセンクワガタ?
問題の崩壊箇所ですが大きな洞穴に降りていくようで、足場を探し慎重に下ります。
難所を過ぎると平凡な登山道に戻ります。
登ってこられる登山者2組会いましたが、新小屋峠登山道に比べるとひっそりしたものです。
なだらかな地形に変わりしばらく歩くと、やがて下の道路が見えてきました。
13:20登山口に降りてきましたが、注意書きを無視した行動に少々胸が痛みます。ごめんなさい。
県道を10分足らず歩いて無事駐車場に戻ってきました。
2000・10・6に発生した鳥取西部地震で登山禁止になり、登山地図から登山道は抹消、2016・7・30に禁止解除になりやっと復活しました。ところが解除して間もなくの10・21、今度は鳥取中部地震が発生しましたが、幸い崩壊被害はなかったようです。
尚烏ケ山北峰にあった三等三角点烏山(1385.5)は地震により亡失しています。
13:40烏山に別れを告げ帰途に着きます。帰りの温泉ですが、こちらに来るとやはり(やつか温泉快湯館)です。
今日の山を思い浮かべながら湯につかり汗を流します。やはり山と温泉はセットですね。
14:00~15:00 1時間ほどのんびりと過ごし、16:20姫路に帰ってきました。
[データー]
姫路7:00⇒播但道~中国道~米子道・蒜山IC⇒R482⇒大山広域農道⇒県道45 奥大山休暇村駐車場
8:55
出発9:05→県道45新小屋峠登山口9:20→尾根10:10→キャンプ場道分岐10:10→烏ケ山11:20~12:00→分岐12:15→キャンプ場登山口13:20→駐車場13:30
出発13:40⇒県道114⇒県道422・やつか温泉14:00~15:00⇒県道422⇒R313湯原IC 米子道~中国道~播但道 姫路16:20
(走行距離 約325キロ 歩行距離 約5.9キロ 累積標高差 約600m)