No485端正なトンガリ山・岡山の岡曽山に登る
近くで登っていない山ないかな?と道路地図を眺め、目についたのが岡曾山です。早速ネットで調べると、数人の記録のみ。
岡山の知名度の少ない山はヤブ山が多いけれど、岡曾山は登れそうなので決行します。イワウチワが多いそうなので、その下見も兼ねて・・・
6:30姫路を出発、中国道を院庄でおりR179を北上、奥津温泉手前にある大釣トンネル入口手前の道標、岡山森林公園の方向に左折します。県道116になりますがどんどん進むと二股になり、直進は森林公園で116は左折(やまのかんばらばし)を渡ると右側に3台ほど駐車できるスペースがあります。8:05駐車。
このあたりに登山口があるはずですが、らしき道標が見当たりません。
ちょうど前の農家のおじさんが作業されているので尋ねると、この道を入るように教えていただきました。生垣の矢印には小さな登山口の標識がぶら下がっていますが、伸びた枝に隠れてしまい見えません。
その先で「ここにも標識があるんだけれど・・・」言われた石垣の上の木片を裏返すと、この通りです。柱から脱落、横にはほとんど読めない「熊注意」の表示版もあります。
8:35出発。雑草に埋もれた山道になります。前方の枝にぶら下がっていた道標。
入口のよく目につく所にこれがほしいところですね。
どこでも歩けそうな緩やかな地形から少し谷が狭まってくると、左の木のテープが目についたので、
誘われるように登って行きます。
次第に傾斜は増してきます。
少し緩やかになりますが・・・
再び激登になります。
分岐です。
左の道の少し先に道標が見えるで行ってみると、Cコースになっています。地形図には登山道の記入が一切ないのでよくわかりませんが、直登のBが早そうです。
トンガリ山なので覚悟はしていましたが、激登が続きます。
イワウチワの群生地を通過します。
激登なのにあまり疲労感がありません。深く積もった枯葉がクッションの役目をはたしているからかな?
傾斜が緩くなってきたところで右から上がってくる道らしき踏み跡(矢印)と合流しますが、道標はありません。谷筋に下るAコースかな?
10:00分岐から2~3分で山頂に着きました。道標は腐って落下、樹木に囲まれ展望はゼロです。三角点は三等羽出.
山頂から南東に下ると展望台があるとの事なのでそちらに向かいます。尾根上のしっかりした道です。
20分ばかり歩くと大きな岩にぶつかります。
岩に登ると南方が開け素晴らしい展望が広がっています。走ってきた方向で、左に走る山並みは泉山でしょうか。すぐ下にもう一つ大岩が見えるので下りてみます。
お気に入りか 岩の上でたたずむ3人。
下に見えていたでかい岩です。岩の上に立つと足元が不安定で、怖い~。
登山道はここまで。タイムは11:25、そろそろお昼にしましょう。
ふと横の木を見上げると、無数の赤い実のようなものがぶら下がっています。
よく見ると実ではなくサラサドウダンです。
ドウダンの木の上には飛行機雲が。
11:10食後のコーヒーをいただき、そろそろ下山しましょう。泉山方面をもう一度アップで。
11:40岡曾山に戻ってきました。朽ちて落下した道標を立てかけてもう一枚。
すぐ下の分岐から今度は左ヘ、Aコースに入ります。
こちらのコースも登りに負けない激下りです。
イワウチワの群生地です。岡山県ではイワウチワで有名な伯州山にはよく登りますが、岡曾山は急登なので花が目的なら急登のない伯州山でしょうね。
イワウチワはBコースよりAコースの方が多いようです。
激下りが続きます。
AとB・Cの分岐です。登りの時Cの分岐は見ましたが、今歩いているAへの分岐は気が付きませんでした。
分岐から10分ほど下ると洞窟があります。
洞窟から少し下ると大きな滝に出ました。
滝からは傾斜が緩くなり、ヤレヤレ。
ところが沢沿いの道がなくなりました。この先は渡渉です。
渡渉した流れは急にガケ下に落ちこみ、深い渓谷に変わります。
渓谷沿いの道は急斜面上でなくなりました。下は深い谷、足場を確保して慎重に歩きます。
難所を通過してふと気が付くと、見覚えある景色の中を歩いています。登りに歩いた道ですが、A・Bコース分岐の道標、あったかなあ?
登山口に降りてきました。12:50です。三角点基準で登りのBコース1時間20分で、下りのAのコース1時間15分でした。
対岸の森林公園に向かう道沿いの高い木のてっぺんまで、藤の花が満開です。
13:10帰路に着きます。途中で道端の小屋の壁に貼ってある写真を発見。車を止めます。
田んぼの向こうの山すそに大きな樫の木が見えます。写真の5月の通りの黄色です。
13:40今日の温泉はR179 院庄IC4キロほど手前を右に入った寺元にある瀬戸川温泉です。外観はいまいちですがいい湯です。¥600
14:35温泉出発、往路を走り姫路に15:45帰ってきました。
あまり知られていない山のようですが、それだけに自然がタップリ。短時間で登られるので健脚者には物足りないかも。イワウチワの咲く頃に登ってみたい山です。
[データー]
姫路6:30⇒播但道~中国道院庄IC⇒R179⇒県道116神原の(山の神原橋)渡った所で駐車8:05
スタート8:35→Cコース分岐9:40→岡曾山9:55~10:00→展望岩10:25~11:10→岡曾山11:35→B/Cコース分岐12:00→滝12:50→登山口12:50
出発13:10⇒県道116⇒(西消防署交差点右折、1キロ先に瀬戸川温泉13:40~14:35)⇒院庄IC中国道~播但道⇒姫路15:45
(走行距離 約245キロ 歩行距離 約5.3キロ 累積標高差 約610m)