No458 兵庫・播磨の秀峰明神山


播磨富士ともいわれる明神山、その尖った山容は頂上が近づくにつれ急斜面となり、ちょっとした岩場も現れて標高のわりには変化にとんだ雰囲気が味わえる名山です。
自宅から30分あまりと身近な山で以前はよく登っていましたが、最近では8年ほど前に登ったままで、なぜか遠い山になっています。
山友を姫路駅に迎えに行き9:05出発。播但道、中国道を経由、夢前スマートICで降りるとすぐです。
9:45 駐車場に着くと5~6台が駐車しています。広い駐車場の奥はレストランを兼ねた売店(夢やかた)です。

10時スタート。駐車場入り口の案内図。バックの明神山はガスっています。

駐車場入り口の橋を渡り川沿いの道を北に、分岐の案内があります。

登りはC,下山はAコースです。

すぐにB・C分岐があり、Cに入ります。

10分ほど登ると屏風岩です。

続いて大雌岩

よほどのメタボ以外は・・・

問題なく通過。


岩の上から岩屋池が。Bコースは池の手前にそって登ります。

10:30観音岩です。

後ろを振り返ってみます。

正面に明神山。薄くガスがかかっています。


クジラ岩。次々と現れる岩場はCコースの面白いところです。

クジラ岩を登ります。


合掌岩。

ヨイショっと!

気持ちのいい岩尾根歩きが続きます。

岩尾根が終わると樹林帯に入り、傾斜が増してきました。このあたりはがまん坂です

急斜面を登ります。

がまん坂を上りきると、山頂が平らな地蔵岳です。

地蔵岳からは再び急登です。

八丁坂。


クサリ場。山に慣れた人にはどってことのないクサリ場。


その山容から、頂上直下は急斜面が続きます。

この岩場を登りきるとすぐそこが頂上ですが、ガスがかかっているようです。

12:25ようやく頂上に着きました。

大小の岩が点在する山頂。友人らが下から担ぎ上げた祠が祀ってあります。三角点は三等明神山。

360度の展望が広がっていますが、あいにくの天気です。何も見えない山頂でお昼にしましょう。
13:00そろそろ下山です。画面の左の方から登ってきましたが、帰りはAコースで、正面の南に向かって下ります。

山頂には道標がありませんが、少し南に歩くとA/Bコースの道標が見られます。

こちらのコースも急斜面で、岩で滑らないように慎重に下ります。


Cコースの”がまん坂”に対してこちらは”気合い坂”です。

15分で八合目の莇野・馬谷分岐です。


夢展望台ですが、残念ながら私は何も見えません。

六合目通過。

岩場の下り。

マンモスの背の長い岩場の下りです。左に岩場を避けた巻道があります。

岩が乾いているので安心です。

ちょっとしたスリルが味わえる、なが~い岩場です。

登山口に降りてきました。

直進すると岩屋池です。

14:50駐車場に無事帰ってきました。

明神山がガイドブックに紹介された40数年前は今のBコースのみで、他のコースは整備されていなかったと記憶しています。ところが現在は10本あまりのコースが愛好会などの人の手で整備され、多くの登山者でにぎわっています。
低山ですが岩場あり、クサリ・ロープ箇所ありで変化に飛んだ山歩きが楽しめます。
[歩行距離 約6キロ 累積標高差 約590m 歩行時間(休憩含む)登り2:15 下り1:50]

