みちくさおじさん山を歩く

No437兵庫丹波市・迷走の高山~首切地蔵尊

天狗山(558m)~高山(659.9m)~首切地蔵尊 2016・3・23(水)天気・晴れ メンバー・2人

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首切地蔵さんってなに?とおっしゃるKさんと6年ぶりに首切地蔵尊から高山に登ります。
前回は大呂峠からでしたが、今日は逆コースで、けやき峠から登ります。それと楽しみなのは地蔵茶屋の元気なおばあさんにお会いすることです。健在かどうか、お元気なら確か99~100歳のはず。
もう現役は引退されているかもわかりませんが、若い者には負けないよ、といっておられたパワーをいただきたいものです。

今日は高山林道からけやき峠に登り、前回ミスで登れなかった猿藪に回って高山の頂上を踏み、なるべく早い時間に地蔵茶屋に降りてきて美味しいおうどんをいただく予定です。

6:10姫路を出発、播但道から中国道に入り、滝野・社で降りR175を北上します。インターから約14キロ、中央橋交差点で右折して並行して流れる加古川を渡るとすぐに県道294にぶつかるので左折します。中央橋交差点の次は新中橋、船町と交差点が続くのでどの交差点で右折しても県道294に出ます。県道を北上、ほどなくJR加古川線の踏切を渡り、少し走ると県道は左折しますがそのまま直進。1キロで山田川の小さな橋を渡りすぐの交差点を右折、あとは直進です。途中にあるでかい案内標示。
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姫路からちょうど1時間後の7:10、地蔵の森公園の駐車場に着きました。
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7:25出発、舗装された林道高山線を登山口に向かって登ります。ところで今日は大失敗、玄関にコンパス・地形図など置き忘れです。播但道に入ってから気が付きましたが、Uターンするのは面倒、6年前に登っているので何とかなるだろう、と安易な気持ちでのスタートですが、これが失敗です。
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7:45 1キロほどで林道終点に着きました。
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以前は立派な道標がありましたが、見当たりません。右へ踏み跡らしき所に入ります。
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ところが雨で流れてきた枝や土砂で荒れており、道はありません。適当な所を登るとすぐに踏み跡復活です。
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薄暗い林の中を登ると始めてめての道標です。
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その先に分岐がありますが、しっかりした右の道を登ると、尾根が見えてきました。
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8時ジャスト、けやき峠です。
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ここで重大なミス発生。何の疑いもなく尾根を左折してしまいます。6年前に一度大呂峠から、今日とは逆コースで歩いただけでは記憶もあやふや、けやき峠と猿藪・高山方面の位置関係の記憶が曖昧です。前回通り大呂峠から歩いていたら間違わずに済んだのですが・・・やはり不慣れな山は地形図無しでは無謀ですね。

ものの1~2分で道標がありますが、チラリと見ただけで通過。高山は逆方向と矢印があるに・・・間違った思い込みは危険です。本人は猿藪・高山方向に向かっているつもりです。
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植林と自然林の混じったアップダウンの尾根にはははっきりとした道がありますが、おかしいな?今どこを歩いているのだろう・・・けやき峠から高山の手前の猿藪分岐はこんなに遠かったかな、とふと不安になってきました。

8:35 けやき峠から35分、ようやく三角点のある山頂に着きました。はてな ここはどこだろう・・・高山以外に三角点のある山はないはずだが・・・チラリと昨日見た地形図の記憶をたどってみます。

一足遅れで登ってきた相棒さんが、天狗山の標識があるよ、との声に大岩の下を見ると、隠れるように私設の標識、天狗山558mがあります。
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ますます現在位置がわからなくなりました。天狗山なんて地形図にはないし、高山以外に三角点のある山は思い浮かびません。ここはどこだ?

(帰宅後地形図を見ますが、天狗山の表記がないので558mで探すと、三等三角点奥山で、けやき峠から北に1.3キロほどのところの山でした。高山はけやき峠から逆方向の南になります)

とりあえずプレートをお借りして迷走記念の写真を撮っておきましょう。
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どうやらけやき峠で方向を間違ったようです。あの道標に何か書いてあったかなあ?
往復1時間ばかりのロス発生です。気持ちを落ち着かせるためにコーヒータイムをとりましょう。

一息ついた8:45、峠に向かって引き返します。

いくつかのピークを下っている時アクシデントが発生しました。
Kさんが枯葉に足をとられスリップ、枯葉に隠れていた根っこに足を引っかけて転倒、足首を痛め様子。しばらく様子を見ますが異常なしということでスタートします。

9:15けやき峠手前の道標が見えてきました。
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Kさんの足が心配なのでここから下山してもいいのですが、大丈夫とおっしゃるので猿藪だけカット、予定通り高山まで登って首切地蔵に下ることにします。

峠から高山まで標高差240m、かなりの急登です。
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急登を登り標高600mあたりの南から南西に方向が変わるあたりに猿藪の分岐がありますが、道標がないので要注意です。

急斜面には3か所のロープがあり、登りきった所の道標を過ぎると、一気に南側の展望が広がり驚きます。
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前に来た時は樹林帯で視界ゼロでしたが、大規模伐採で様変わりです。あいにくモヤっていますがトンガリ山と右西寺山。
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トンガリ山アップ。
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少し東には白髪岳。
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過去2回縦走した左白髪岳からトンガリ山右に続く長い尾根。
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伐採地が終わり少し登ると高山です。時刻は9:45。天狗山からちょうど1時間かかりました。
山頂は樹木に囲まれほとんど展望はありません。
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四等三角点高山。欠けた標柱が哀れ。三角点は国の財産であり、測量法により破損等の行為には2年以下の懲役、または100万円以下の罰金が課せられます。三角点は大切にしたいですね。
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20分ほどおやつタイムをとり、下山します。
下りもまた急斜面で、2か所ロープが設置されています。
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展望のない尾根を20分ほど歩くと、南東から北西に向きを変えます。住吉町分岐で、反対の大呂峠から登ってきた場合、間違いやすい所です。小さな標識に要注意。
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分岐から10分程で高圧線鉄塔下を通過。朝来市の奥多々良木地下発電所から三田市の北摂変電所に送られる送電線です。
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10分余りで大呂峠です。ここに南向き地蔵が祀られています。
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峠からは尾根を離れ林道に下ります。以前はなかった道です。
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途中の分岐。6年前は左の鉄塔方面のみでした。
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あと少しで奥山林道というところで再度Kさんにアクシデント、濡れた枯葉でスリップです。アップダウンの続く長い道のりで疲労がたまっているので、特に下りは注意が必要です。
今度も大丈夫のようですが、林道に出たところで少し休憩しましょう。
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少し休むので先に下山して、とおっしゃいますがそうはいきません。確か地形図の記憶ではすぐに林道の終点があるはずなので散歩がてらに逆方向にブラブラ歩いてみます。10分ほどで林道終点に着きました。延長工事の気配はありません。
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15分ばかりでKさんの待つ登山口に帰ると、大丈夫歩けるよ、と元気いっぱい。安心しました。
テクテク歩き20分ほどで林道起点のゲートに到着です。
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首切地蔵尊はすぐですが、山から下りてきたので参道から入らず裏手から入ります。
以前はなかった新しい地蔵さんが境内の奥に祀られています。
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首切地蔵尊です。
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首のないよだれかけをした七体の地蔵さんが祀られています。
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首切地蔵尊の謂れは、源氏と平家の戦いで源氏に敗れた平家一門の公卿やお姫様が、ここ丹波に逃れてきましたが、落人狩に捕らえられこの地の山奥の首切沢で処刑されたことに由来しています。
伝え聞いた里人が人の世のはかなさを嘆き哀れみ、碑を建てたのが始まりで、いつの間にか首切地蔵尊と呼ばれるようになったそうです。

春と秋の大祭では修験者による大護摩焚きや奉納されたよだれかけの供養が行われ、全国から首から上の病気回復や受験者が訪れるそうです。

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地蔵尊の下に地蔵茶屋があります。楽しみにしていたおばあさんに会えるかな、と期待していましたが、なんと水・木はお休みをいただいています の貼紙が。残念!
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6年前、93歳のおばあさんのステキな笑顔。1時間あまりいろいろお話をさせていただきましたが、懐かしい思い出です。
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11:30地蔵の森公園に戻ってきました。今日は平日、誰一人として会いませんでした。
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11:40公園を後にします。帰り道、閉鎖された西脇のかっての(ヘソの湯)が、今官兵衛の湯としてオ-プンしているそうなので寄ってみますが、あいにくメンテナス工事でお休みです。

温泉は他にもありますがパスし,12:50早い時間の帰宅でした。
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今日も前回に続きまたまた猿藪には登れませんでした。縁のない山のようです。

迷走・トラブル発生につきデーター詳細は省略。
(車走行距離 約125キロ  歩行距離 約9.7キロ  累積標高差 約870m)

by hotaka443 | 2016-04-12 11:25