みちくさおじさん山を歩く

No384 奈良台高山脈支尾根・白屋岳

白屋岳(1177m) 奈良県川上村 2015.3.28(土)天気・はれ メンバー・4人

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今日は奈良県川上村の白屋岳です。

奈良県南部には台高と大峰の2本の山脈が南北に走っていますが、白屋岳は台高山脈の薊岳から西に延びる支尾根が吉野川に落ち込む、末端に位置しています。

名山が多い両山脈ですが、白屋岳は主稜線から離れ、また標高も低いので私には全く知識のない山でしたが、今回Nさんから登ったことがないのでどう?のお誘いを受け、登ることになりました。
位置的には山間部に入る入り口にあたりになります。

姫路6時出発。R169で奈良の山間部に入る場合、いつも南阪奈道路経由ですが、おしゃべりしながら
阪神高速の追い越し車線側を走っていたので、阪和道分岐手前で気が付きましたが後続車が接近していたので車線変更ができず直進、西名阪に入る羽目に。そのため香芝から一般道走行になり時間がかかってしまいました。

道の駅(杉の湯川上)を過ぎトンネルを二つぬけると、左下を並行して流れる吉野川に立派な斜張橋白屋橋が架かっています。これを渡り突き当りを右折すると、獣除けゲートがあります。
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ゲートを開き中に入り進むと谷側の斜面に張り出した展望台があり、素晴らしい展望が広がっています。吉野川にかかる手前白屋橋と向こう側はR169。吉野川はすぐ下流に大滝ダムが建設されたため流れはほとんどなく、澱んでいます。
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この大滝ダムと上流の大迫ダム建設によりR169は新しく付け替えられ、面目を一新、対面2車線の道路に生まれ変わりました。
かっては観光シーズンになると大台ケ原の行きかえりの観光バスが、川沿いの曲がりくねった狭い道で対向車と交換できず、しばしば渋滞が発生していたものです。
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展望台の奥に広場があり、建物が見えます。
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まだ新しいトイレです。
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全ての民家が取り壊されていますが、電柱は残され、まだ往時の生活の匂いが感じられます。
この白屋集落は少し下流に建設された大滝ダム工事により地すべりが発生、補償問題などで長引きましたが残った37所帯が移転・解体、完全に廃村になりました。
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車に戻りさらに細い舗装道路を登って行くとまた獣除けゲートがあります。

どこまで車で走れるのか・・・少し登ると左に住居跡と思われるが小広場があるので、ここに駐車します。このあたりで高度450m位です。白屋橋もずいぶん下になりました。

正面後方の山は大所山1346mのようです。時刻は9:30、回り道や下の展望台でウロウロしていたのでずいぶん時間がたってしまいました。
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9:45準備を整え出発します。
ところで白屋岳に関する資料ですが、手持ちの2001年発行の山渓(大阪周辺の山250)に掲載されています。しかしもう14年前なのでどうなっているか・・・
この本は次の版からは関西周辺の山250にタイトル変更。地形図も見やすくなっていますが、購入していません。
また2012年発行の昭文社大峰山脈には難路として破線で記入されていますが、これは全く参考になりません。
というわけで地形図と古い本のコピーをもってスタートします。

林道を歩いていくと舗装から地道に変わり、その先左に小さな不動明王が祀られています。
少し前方に登山口の標識が見えてきました。地形図や古い本に記載されている白倉辻から登る予定でしたが、この登山道に入ってみましょう。尚ここまで一切標識類が見当たらなかったので、始めて来た人にはわかりづらいでしょうね。
9:55登山道に入ります。
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ところどころにテープが巻かれた植林の中を登って行きます。あまり人が入らないようで、踏み跡も薄く、わかりずらいところがあります。
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20分ほどで作業小屋のようなところに着きました。しっかりした道標が出てきましたので、それに従い右に折れます。
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今までの登りから一転、ほぼ等高線に沿って尾根を巻くように歩きます。もちろん地形図にない道で、はてどこに出るのだろう?そんな時標識が出てきたので一安心です。林道1.2キロ 白屋岳1.6キロとなっています。
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次の道標で左に直角に曲がります。林道と山頂のちょうど中間の距離です。
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植林が切れ空が明るくなってきました。
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大平と呼ばれる標高点995mの開かれた場所に到着、小休止します。時刻は11:05です。ここで初めて展望の一角が開けます。
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南西方面の展望で、手前中央の大所山を中心に、右は大天井ケ岳、左は山上ケ岳のようです。
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北西方面は中央の木の右に金剛山でその右は葛城山。木の左にうっすら見えるのは岩湧山あたりでしょうか。
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5分ばかりでスタートします。
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やがて植林から自然林に変わります。
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頂上かな、と思ったらまだピークがありました。ピークとの窪地にコバイケソウが頭をのぞかせています。
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次のピークが頂上?と思ったらもう一つのピークがありました。三つ目のピークが頂上で11:40 に着きました。
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三角点は二等で、点名は字違いの白矢岳です。かなり古く片隅がかけています。
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山頂は狭く展望は南西方向のごく狭い間のみ開けていますが、大平からの展望とほぼ同じです。
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少しアップにすると、稲村ケ岳や大日山が写っています。さすが1500mを超す峰々はまだ雪を冠っていますね。ここから少し東に下ると高見山方面が見えるそうですが・・・
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お昼にしましょう。以前は鍋焼きうどんが定番でしたが、少しでも荷を軽くするためコンビニ弁当でばかりです。

12:30 ゆっくり過ごした山頂にそろそろ別れを告げます。高度の低い山ですが急登の連続だったので、下りは早いはずです。

案の定登りに30分を要した大平~山頂間をわずか15分で下りてきました。
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登りは白屋辻の作業小屋経由で少し迂回しましたが、下山は大平から南西に延びる尾根をストレートに下ります。地形図を見る限り問題のない尾根です。

ところで途中にある中間地点の道標までは登りと同じ道を歩くのですが、踏み跡が怪しいところもあり、ウロウロしている間にコースを外して通過してしまったようです。

踏み跡が現れたり消えたりしますが、尾根を外さないように下ります。
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激下りが続きます。
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やっと下に林道が見えてきました。
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どんどん下ると前方に柵のある道が現れました。
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ほぼ予定していたあたりの林道に降りてきました。13:35、頂上から1時間余りです。駐車地点はすぐです。
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13:40 車に無事帰ってきました。低い山ですが、歩きごたえのある山でした。

13:45 出発です。二つのゲートを開け、坂道を下ると白屋橋です。
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白屋集落の廃村によりその役目を終えた白屋橋。渡る人もなく、どこか哀愁が漂っているように見えます。
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帰り道、吉野町のR169沿いにある中荘温泉¥700で汗を流します。14:15~15:20

ここは隣接する吉野町立老人福祉センターの経営のようで、浴槽一つだけの小さな温泉ですが、吉野川に面し、庭には桜が満開です。よそに比べると早いですが、係りの人の話では温泉の暖気のために早く咲くそうです。入浴後併設の食堂でうどんをいただき帰途に着きます。

中荘温泉・PR誌より
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阪神高速の渋滞もなく順調に走りますが、いつものように第二神明と加古川BP渋滞個所でノロノロ運転。自宅到着は19時でした。

[データー]

姫路6:00⇒姫路・加古川BP⇒阪神高速⇒西名阪香芝IC⇒R168⇒ 165 ⇒166 ⇒169 川上村白屋橋⇒駐車地点9:30

出発9:45→登山口9:55→作業小屋10:15→大平11:05→白屋岳11:40~12:30→大平12:45→駐車地点13:40

出発⇒R169(中荘温泉14:15~15:20)⇒R165⇒南阪奈道⇒阪和道⇒阪神高速⇒第二神明⇒加古川・姫路BP⇒自宅19:00

(走行距離 約370キロ  歩行距離 約5.2キロ  累積標高差 約780m)

by hotaka443 | 2015-04-07 14:31