No321 山はあきらめ歴史ハイク (その1)
天気・晴れのち曇り メンバー・3人
今日は鳥取県側から氷ノ山に登る予定でしたが、午後寒冷前線が通過予想のため中止。
影響の少ない山陽方面に変更します。と言っても適当な山がないので、近場のハイキングとし、行き先は皆さん初めての岡山・総社市の謎の古城「鬼城山」と「岩屋三十三観音」と巨岩が点在する「岩屋巡り」に決めて7時半に出発します。
その1鬼城山の巻き
山陽道から岡山道に入り、岡山総社ICで下りて「鬼城ビジターセンター」の駐車場に9時に着きました。
まだ時間的に早いのかガラガラです。すぐに福山ナンバーのマイクロが到着、登山者姿の団体さんです。
鬼城はすり鉢状の山の周囲約2.8キロを石垣・土塁で囲い、東西南北に門を、また場外への排水機能の水門が6か所確認されています。また城の内部には食料貯蔵庫や管理棟などと推定される礎石建物など7棟、焚火跡、水汲み場,鍛冶場跡などが確認されましたが、どの歴史書にも記載ない謎の山城で、やっとS46年調査の結果古代の山城と認識され、復元工事が進んでいます。
支度を済ませ、ビジターセンターからスタートです。
まだ謎の多い古城跡なので、関心のある人はゆっくり時間をかけて回られますが、悲しいかな無関心派につき、ただ順路に沿って歩くだけのハイキングです。
すぐに二股に分かれますが、右の遊歩道に入ります。
舗装された遊歩道の途中に、南に張り出した尾根の先端に展望台があるので寄ってみます。
ちょうど谷の向こうの西門が正面に見えます。
雪の朝の西門です。(2011・2撮影)
建物の右下の遊歩道から階段で門をくぐり、上にあがります。その後方の高台が休憩所の建つ鬼城山(397m)です。三角点はありません。
西門を見下ろします。
西門から敷石が敷き詰められた道を歩きます。
次は第一・第二水門跡と続きます。
水門の下部は石垣で、下の遊歩道を歩けば構造がはっきりしますが、先を急ぎます。ビジターセンター内にある説明文です。
続いて南門です。
遊歩道は続きます。
内側列石。
その内側です。
仏像が彫られた大岩。
第四水門跡。
案内板があります。今日の行程に矢印を入れておきます。
南門跡。
阿弥陀原からの登山道が上がってきます。何度か歩きましたが結構急な道です。
展望台になっている屏風折れの石垣が見えてきました。修復されたものですが、これだけの石を古代人はよく積み重ねたものです。
2011・2雪の日の撮影。
石垣の上は広場になっています。
前方は岡山空港方面で、音は聞こえますがモヤって視界不良です。
周りの山々は大きな露岩が目立ちます。
説明文と大きな石碑が建てられています。
これも2011・2の撮影です。
コーヒータイムをとり、次に向かいます。長い年月で崩れてはいますが長さ49mの土塁跡です。
北門に着きました。ここから南に向かうと鬼城山で、城跡を一周したことになりますが、私たちは南門から場外に出て岩屋に向かいます。
下山路から見る展望。素晴らしい紅葉とはいきませんが、まあそこそこです。
その2に続きます。