No315 おまけに登る南八ケ岳・編笠山
この連休は浅間山と四阿山(あずまやさん)に登ります。私にはあまり関心がありませんが、両方とも100名山です。
遠いので出発は土曜日としますが、土曜日、ただ宿まで走るだけではもったいないので、道中5時間くらいで登れる山がないかな?で思いついたのが八ケ岳連峰の南端、編笠山です。
もう40年以上も前になりますが、山をやり始めた頃集中的に通ったのが八ケ岳です。
そのうち南八ケ岳の編笠山や権現山は2度ほど登った記憶が残っていますが、どんな山だったかは覚えていません。
当時南八ツには関心がなかったようですが、以後も全くの御無沙汰です。
5時自宅を出発、山陽・中国・名神(草津PA朝食)と走ります。三連休スタートで、いつもの休日より通行車両は多く,長良川を過ぎるとノロノロ運転になり、やがて小牧Jct6k渋滞標示。
時間とともに混んでくるので、一宮Jctより東海北陸道に入ります。距離は長くなりますが、ノロノロ運転は苦手です。
美濃関Jctより東海環状に入り、土岐Jctで中央道に乗り換えです。このコースだと渋滞もなくスムーズに走られます。
このあと駒ケ岳SAで休憩し、小渕沢ICで高速を下車、県道11・618で終点観音平到着は11:15です。
といっても駐車場に入りきれず、道路上に1キロほどにわたってズラリと並んでいますが、列の間に何とか駐車出来ました。
11:30支度を済ませ出発、駐車場まで300mあまりのゆるい坂道を登ります。駐車場は満車です。
駐車場の北側に登山道はあります。道標の左を直進です。
カラマツ林の中を登ります。
最初の間は緩やかな登りです。カラマツとササがとっても美しく、印象に残る光景です。
12:15雲海。切り開かれた東側の展望が広がる所ですが、大勢の人が休んでおられますので、パスします。
カラマツの林は続きますが、石の多い歩きにくい道に変わります。
12:45 押手川の分岐に着きました。カメラの位置が悪く文字が反射していますが、道標右方向の上は青年小屋、下は押手川展望台5分です。登りは真っ直ぐ編笠山に登り、帰りは青年の小屋を回ってここに下りてきます。
枝が茂り日が射し込まないコケむした岩、唯一ノハシゴ場もあります。
食事をするような場所がないので適当な所でお昼にし、すぐに出発します。大岩がゴロゴロした直登は脚が疲れます。
カラマツ林を抜け、空が明るくなってきました。
景色はハイマツ帯に変わります。頂上近し、の雰囲気ですが、急登に多くの登山者が立ち止まるため歩が進みません。
どうやら頂上近しです。
あと一息ですが岩がゴロゴロ、歩きにくいです。
13:55 人・人・人の編笠山山頂に着きました。かすかに富士山が見えます。
三角点は二等で点名は編笠岳です。もう少し富士山がはっきり見えたらいいのですが・・・
すぐ南の南アルプスも霞んでいます。
北側は荒々しい山々の雄姿に圧倒されます。北側からの赤岳は見慣れていますが、南からの眺めは新鮮です。左から阿弥陀岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳。
ギボシと権現の中間あたりの地肌が見えているところが、権現小屋です。
赤岳アップ。
パノラマにすると、左に円錐形の蓼科山が見えます。
風強く寒いので岩陰でコーヒータイムをとり、14:25 下山にかかります。帰りは青年の小屋に回り、押手川で登ってきた道に合流します。
青年小屋への道も岩がゴロゴロして歩きにくく、登山者が多いためしばし渋滞、思うように進みません。
後方はギボシと右が権現岳。
大きな岩塊がゴロゴロ、足場を選んで青年小屋に向かいます。
14:40 青年小屋です。”遠い飲屋”の赤ちょうちんに、団体さんをはじめ多くの登山者が吸い込まれていきます。今夜の赤ちょうちんは大いに賑わう事でしょうね。
14:50 青年小屋を後にし、押手川方面に下山です。
始めて訪れた40数年前にはお世話になったと思うのですが・・・記憶は定かでありません。八ケ岳山系の山小屋は素晴らしい設備の小屋に変貌しつつありますが、ここは昔のままで相当年月がたっています。登山者が少ないせいでしょうか?
もう時刻が遅いせいもあり、ほとんど登山者の姿はありません。カラマツ林の間から富士山が見えました。
15:40押手川の分岐通過、16:05雲海到着。午前中の賑わいもなくひっそりと、夕暮を迎えようとしています。カラマツ林の間から覗く富士山。
16:40 ようやく駐車場に下りてきました。まだかなりの車ですが、山で泊まられる人の車でしょう。
登山者姿の車が何台か登ってきます。車内泊でしょうか。路肩にズラリと並んでいた車はほとんど帰っています。
17:00 下山します。坂を下っている途中、とあるカーブを切った時、視界に南アルプスが飛び込んできたので思わず車を停めます。ちょうど展望台になっています。右の鋸から鳳凰三山まで、夕空にきれいなシルエットを描いています、まっ先に判別できるのが摩利支天をお供にした甲斐駒で、北岳の山頂部分だけに雲がかかっています。
甲斐駒と鳳凰三山のアップ。
わかるかな~富士山
このあと八ケ岳高原ライン~R141を北へ走り、佐久市の宿に18:30着きました。
編笠山は予定外のついでに登った山でしたが、休憩入れて4時間40分。通常のタイムより1時間あまり早かったようですが、始めて登った山に等しく、歩きごたえのあるいい山でした。
ただ時間調整で登った山にしては累積標高差1000mと 結構ハードな山になってしまいましたが、宿では御馳走をいただき、温泉に入って筋肉をほぐします。明日と明後日はいよいよ本命登山です。
数年前美濃戸口に向かう車内から撮ったピンボケ写真。左端が編笠山でその左が西岳。右は阿弥陀岳です。
[本日のデーター]
自宅5:00⇒山陽姫路東(山陽・中国・名神・東海北陸・東海環状・中央道)小淵沢IC⇒県道11・618終点11:15
スタート11:30→雲海11:15→押手川12:45→編笠山13:55~14:25→青年小屋14:40~14:50→押手川15:40→雲海16:05→駐車地点16:05
出発16:10⇒県道618⇒県道11(八ケ岳高原ライン)⇒R141⇒佐久市宿泊地18:30
(走行距離 約570キロ 歩行距離 約 8.5キロ 累積標高差 約1000m)