みちくさおじさん山を歩く

No314 日本最南端の駒ケ岳(近江・若狭駒ケ岳)

駒ケ岳(780.1m) 滋賀県高島市/福井県小浜市・若狭町 2013・9・29(日) 天気・晴れ  メンバー2人

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このところいろいろ事情があり、山に入る機会が少なくなってきましたので、今日は頑張って近場滋賀県の近江駒ケ岳(福井県境に位置するため、福井県は若狭駒ケ岳)に登ってきました。

滋賀に駒ケ岳があるの?と思われる方も多いと思いますが、全国で20座あると言われる駒ケ岳のうち、一番南の端、というか西の端が滋賀の駒ケ岳です。
最高峰は甲斐駒の2966m、最低峰は埼玉県の越生駒ケ岳で369mで、近江駒ケ岳は低い方から3番目の(780.1m)になります。


6時に自宅を出発します。道順ですが、日本海沿いの舞鶴若狭道にするか、名神から湖西道路を走るか,迷うところです。
通行料金や所要時間に大差はありませんが、通いなれた名神を走ります。

京都東から湖西道路に入り、R477~R367を北に走ります。前を走っていた3台は武奈ケ岳の登山者らしく、坊村の駐車場に入って行かれます。
左へ百里ケ岳への道を見送り、さらに北上すると、R367山神橋以北崖崩れ通行止の標示が出ています。

そうか、先日の台風18号 京都・滋賀・福井の集中豪雨の被害なんだ、と納得。
駒ケ岳へは山神橋からさらに1・5キロほど走った所から県道23号が左に分かれますが、登山口は23号の終点になります。
しかし23号沿線には集落があるので完全閉鎖はしていないはず、と思いながら山神橋に着きました。
想像した通り橋を渡るとゲートが設けられており、ガードマン氏が立っておられますが、ゲートの半分は開いています。

開いたゲートを通過、1・5キロ先の県道23号との交差点にもゲートがあり、ここから北は完全閉鎖です。
この先には小さな峠があり、坂を下ってR303に合流するのですが、その峠あたりで崖崩れがあったのでしょう。
考えてみると舞鶴若狭道から来た場合はこの道を逆に走ってくるのですから、通行止めに会っていたことになり、かなり遠回りをしないとここに着かないので、ラッキーラッキーです。
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県道23を10キロほど走ると、集落が見えてきました。どうやらここが登山口のある木地山のようです。
左の建物は最新設備のトイレです。
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中央の建物の向こう側は広い空き地になっているので、ここに駐車させていただきます。
あたりは静まり返り、人の姿はありません。
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高島市営バス・木地山バス停で、ダイヤは一日3便となっています。
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待合室?のカベに取り付けられた、木地山の説明文。
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トイレの前に高島トレイルの新しい案内板があります。
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高島トレイルとは福井・滋賀県境のR161愛発越から、朽木の三国岳に至る80キロの中央分水嶺を結んでおり、その途中に位置する駒ケ岳に今日は登ります。

この高島トレイルを何日間かかけて歩き通す人も多いですが、私はコースのうちの 赤坂山~三国山や百里ケ岳は何度も登りましたが、コースを走破する事には関心がありません。
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8:45 出発します。といっても道標が見当たりませんが、先行の単独の男性がすぐ前の橋を渡られているので、あとに続きます。正規の登山道はこの橋の300mほど下流の(ろくろ橋)らしいですが・・・ 
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橋を渡ると獣除けフェンスがあり、開いて中に入ります。
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中は畑で道らしきものは見当たらず、先行の男性が畑の中をウロウロされています。
適当に歩くと焼尾谷に架かる丸太橋に出ました。単独の男性より先になってしまいましたので、挨拶をして先に行ってもらいます。
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橋を渡った先に古びた道標があります。正規ルートのろくろ橋と書かれています。
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谷に沿った登山道は、台風18号の豪雨で所どころ削り取られ、また木の根がむき出しになって痛々しいです。
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15分ほど歩くと三差路の道標に着きました。左は県境尾根となっていますが、地形図にはない道です。尾根から下ってくる破線が674標高点の少し下で切れていますが、多分そこに繋がっているのでしょう。
私たちは駒ケ岳に向かいます。
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大雨で流されそうになった橋?
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シカによる食害防止用に巻かれたテープ。
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新緑のような雰囲気が漂っています。
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4~5回徒渉すると焼尾谷は二つに分かれますので、右の谷に入ります。
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大岩に根を下ろした木。たくましい生命力です。
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また谷の二又に着きました。右の立木に白いテープが見えますが、左の谷の入り口に赤テープを巻いた倒木が横たわっており、はっきりとした踏み跡があります。さ~てと・・・私は左に、相棒は右にルート確認に谷に入ります。
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相棒が「こっちだよ」と叫んでいます。正解は右でした。薄い踏み跡の急斜面を登ると、右からはっきりとした道が登ってきました。どうやら谷の分岐のもっと下に、右入る登山道があったのでしょう。赤テープの倒木は大雨で流されてきたのかもわかりません。
きのこの木。すごいですね。
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左の急斜面から男性が登ってこられました。谷を間違え、急なガケの所に出たそうです。
10:10 滋賀・福井の県境尾根に出ました。単独の男性2人が休憩されています。私たちも10分ほどコーヒータイムとしましょう。
ここから駒ケ岳は左ですが、先に右の駒ケ池に寄って見ます。
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広い尾根はブナに囲まれ、気持ちのいい道です。
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10分ほど歩くと、池が見えてきました。駒ケ池です。
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池の対岸に道標らしきものが見えたので、池を一周してみます。
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真新しい道標は駒ケ池と書かれています。以前は明神池と呼ばれていたようですが・・・
浮島があり、水鳥が泳いでいます。こんな山中の小さな池までやってくるのですね。カメラを向けると、水中に潜ってしまいました。ガスが湧いてくると、幻想的な雰囲気になりそうな環境にある池です。
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Uターンして駒ケ岳に向かいます。先ほど登ってきた分岐を過ぎ、県境尾根を北へ、相変わらずブナに囲まれた快適な広い尾根です。
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11:10 駒ケ越です。ここから地形図には未記入の焼尾谷に下る道を分けます。ここで始めて高島トレールの道標に出合ます。ポイントNO17です。
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静まりかえったブナ林を進むと、駒ケ岳手前300mに道標があります。
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少し歩くとまた道標があります。写真の撮り方が下手なため、光線が反射して文字が読めませんが、左木地山峠5.2キロ、手前の与助谷山2.4キロです。
駒ケ岳はトレールのルートからわずかに北に寄った所にあります。
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駒ケ岳が見えてきました。
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11:30 駒ケ岳に着きました。三等三角点寺山です。先客は単独の男性2人のみです。
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木立に囲まれた小広場の山頂風景。何故か頂上部分だけ岩がゴロゴロしています。
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展望は切り開かれた東側の狭い範囲です。
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食事にしましょう。先客の男性2人が、時間を少しおいて出発されました。
行き先を尋ねたところ、2人共木地山峠経由でバス停に下りられるそうで、私たちと同じルートです。
11:55木地山峠に向け出発します。広い県境尾根は北から方向を変え、西に向かいます。
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尾根から南へ、木地山へ下る道を分岐します。
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展望のない尾根ですが、わずかな隙間から百里ケ岳が姿を見せてくれました。
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フワフワした絨毯のようなコケ。
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12:30 地形図のP696を通過。
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いつしか美しいブナ林は終わり、雑木林に変わります。
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アクシデント発生!枯れ葉に埋れていた木の根で足を滑らせた相棒、顔から前に転倒です。
幸い積もった枯れ葉が幸いし、ケガはありませんでした。
12:45 広い山頂の与助谷山着です。
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転倒というアクシデントで縦走の糸が切れ、ここから下山に気持ちに変わります。バス停まで2.3キロです。
一方木地山峠まで2.8キロで、峠からバス停までの距離を加えると、まだかなり時間がかかります。
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縦走を諦め下山します。
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15分程下ると植林に入りました。このあたりのテーピングはまだ新しそうです。
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山の緩い斜面に、かっては神社があったのでしょう。
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どんどん下っていくと、下に道路が見えてきました。
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舗装された林道に下りますが、この登山道入り口には案内板がありません。枝にぶら下がった古びた赤テープがわずかな目印です。
林道を下ると、広い道路に出ます。振り返ります。右の林道から下りてきました。
この道路はR367から登ってきた県道23で、このあたりが終点のようです。その先は林道で、やがて登山道になり、木地山峠に向かい、福井県の小浜に下っていきます。
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点在する民家はほとんど廃屋になっています。
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バス停が見えてきました。13:45 与助谷山から1時間足らずで無事車に帰ってきました。
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顔から地面に倒れた相棒さんには、幸い異常はなくヤレヤレです。

14:00 バス停をスタートします。帰り道は朽木にある温泉に立ち寄ります。
(くつき温泉てんくう)には14:20着です。武奈や百里、蛇谷などに登る時によく利用する大きな温泉です。
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15:05 山の汗を流しサッパリしました。往路を引き返し、18:00自宅に帰ってきました。

同じトレールでも大阪のダイヤモンドトレールは訪れる人も多く、道標も完備していますが、こちらは道標も古く、登山者も少ないようで、動と静を強く感じました。
但しそれはこのあたりの民家のない深い山中だけで、赤坂~三国あたりは登山者も多くにぎわってはいますが・・・

[本日のデーター]

自宅6:00⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神)京都東IC⇒R161(湖西道路)真野IC⇒R477~367~県道23木地山バス停8:30

スタート8:45→県境尾根10:10~10:20→駒ケ池10:30~10:45→駒ケ越11:10駒ケ岳→11:30~11:50→与助谷山12:45→木地山バス停13:45

出発14:00⇒往路引き返す(ただし朽木で温泉へ寄り道)⇒18:00自宅着

(走行距離 約410キロ 歩行距離 約9.6キロ  累積標高差 約700m)

by hotaka443 | 2013-10-10 08:09