No312 噴火口が美しい奥越の秀峰・経ケ岳


6月に登ったばかりの経ケ岳ですが、今回のメンバーさんは始めてなので、案内がてらにやってきました。
最初に登ったのはもう10数年前、六呂師高原スキー場(閉鎖)からでしたが、以後は1時間ほど時間短縮出来る法恩寺林道の登山口からばかり。もちろん今日も、です。
自宅を4:30に出発、連休だけに通行量はかなり多いようです。一方、先日の台風18号による京都・滋賀・福井の集中豪雨で名神も八日市~彦根間が通行止になっていましたが、タイングよく、昨日6日ぶりに開通したばかりです。
途中のSAで朝食をとり、福井ICからR158、県道239、県道26を走り、広域基幹林道法恩寺線に入ります。

完全舗装の林道はヘアピンカーブを切ながら標高差440mほどを駆け登り、9:15駐車場に着きました。
すでに数台の車が停まっています。目の前が展望休憩所になっていますが、以前は5~6脚のテーブルと椅子がセットしてありましたが、かなり前に撤去され、今はありません。写真左の山は荒島岳です。

荒島岳をアップしますが、うっすらとモヤがかかっています。頂上から右に下った所にある小ピークは小荒島岳で、右奥の三角形の山は屏風岩です。

視線を右に移すと、双子のような山の左が好きな山の一つ銀杏峰(げなんぽう)で、右は部子山(へこやま)、画面中央より左の奥の方が能郷白山になります。

数年前の視界のいい時に撮った写真です。

9:30支度を済ませスタートします。登山口は少し西に行った所にあります。林道を挟んだ反対側からは六呂獅スキー場からの道が上がってきます。

雑木林や植林の中を歩きますが、岩のゴロゴロした歩きにくい所や階段などがあり、一部急坂になっています。


やがて美しいブナ林になり、ホッと一息つきます。

10:20
アダムとイブの木です。2種類の異なった木が仲良く寄り添っています。


再び雑木林に変わり、10:45保月山です。三等三角点笹谷があります。


一度緩いコルに降り再び登りになります。ハシゴ場です。

ハシゴを登りきると溶岩の上に出ます。

次のハシゴです。

大きな溶岩の固まり牛岩は、右側を巻きます。

やがて目の前がパッと開け、小広場になった杓子岳に飛び出しました。経ケ岳が正面に聳えています。

5分ほど小休止して次の中岳、写真左に向かいます。
ここからは快適な草原歩きで、初夏の頃はササユリやキスゲなどが目を楽しませてくれる雲上の散歩道です。

この季節はリンドウがあちこちに美しい花をつけています。

11:50なだらかな丘のような中岳に着きました。経ケ岳に手が届きそうですが、一度高度90mほどの激下りで、切窓と言うコルに下ります。経ケ岳への急登の道が見えます。


12:05切窓のコルに降りてきました。右は下の林道から上がってくる唐谷川ルートですが、噴火口跡の原生林を登ってくる熟達者向けルートです。正面の道がクライマックス高度差230mの激登りです。
激登りです。

中岳をバックに、ササの中を登ります。

リンドウがガンバレ!と声をかけてくれます。

左杓子岳と右中岳。

右下に旧噴火口跡が見えてきました。原生林の中は池ノ大沢湿原となっています。唐谷川コースはこの中を歩きます。



12:40経ケ岳山頂に着きました。標柱が一本立っているいるだけの平凡な山頂です。白山方面の展望を期待していましたが、今日も残念ながらガスで展望はゼロ。今まで何度も登っていますが、いつもガスで相性が悪いようです。

そしてまだ三角点の位置がわかりません。山頂の北側は小高い丘になっており、踏み跡はあるのですが背丈以上のヤブで、過去何度も突入したのですが退散。赤兎山に縦走するコースですが、せめて三角点まででも整備してほしいものです。

今日もAさんとヤブに突入しますが、これまでに比べ随分歩きよくなっています。そして2~3分進んだ時、あったとAさんの声。
まわりのヤブは少し刈られており、標石にはまだ新しい赤字でクッキリと2等の文字、そしてGPS用のチップが埋め込まれています。三角点確認でやっと喉のつかえがとれました。

ガスは晴れそうにないので展望は諦め、食事をすませて13:20下山開始です。
中央中岳の左の杓子岳は、ガスに隠れてしまいました。

13:45切窓に降りてきました。急坂で足を取られないよう慎重に下ったので、登りの35分に対し30分を要しました。次は中岳の急坂登りです。

中岳、杓子岳、2か所のハシゴ、溶岩の上を歩き、15:20アダムとイブの木通過です。


ここからしばらく下ると岩がゴロゴロして歩きにくい道になりますが、やっと林道に降りてきました。
画面すぐ左に閉鎖になった六呂獅スキー場に下る道があります。

下山途中に登ってこられる単独の男性と会いましたが、植物の調査と言っておられた方の車でしょう。、

経ケ岳の謂れは、かって一向一揆によって平泉寺が焼き打ちにあった時、その宗徒が経文をこの山頂に埋めたと言う伝説からきています。
また経ケ岳は白山火山帯の南端の山で、白山より古い火山だそうです。
[本日のデーター]
登山口9:30→保月山10:45~10:55→杓子岳11:25→中岳11:50→切窓12:05→経ケ岳12:40~13:20→切窓13:45→中岳14:00→杓子岳14:15→保月山14:55→駐車場15:50
(歩行距離 約8、3キロ 累積標高さ 約1040m)

