みちくさおじさん山を歩く

No288 イワウチワ 今年も終わりの岡山伯州山

伯州山(1044.9m) 岡山県鏡野町・鳥取県倉吉市 2013・5・3(金・祭日) 天気・晴れ メンバー・2人

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大切な記録メモ紛失してしまい、今日のタイムは記憶していませんが、中国道院庄IC下車、R179を北上します。
行き先はイワウチワの伯州山です。毎年のように来ていますが、積雪状況により開花時期は異なり、今年は雪が少なく4月20日頃には満開だったそうです。

泉山を右に見て奥津温泉を通過、上斎原の先で右折するR482を見送り、700~800m先の赤和瀬渓谷方面への交差点を右折します。

伯州山は地図にも掲載されていない不遇の山、道標もありませんでしたが、最近はイワウチワの山として人気がでてきたので、大きな案内板が設置されました。
この姫路と倉吉を結ぶR179,あと1キロほど走ると鳥取県境の人形トンネルに入ります。
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美しい赤和瀬渓谷の広い道は3.5キロど先で二又になりますが、細い直進の道を進むと、点在する赤和瀬集落最後の民家の手前に登山口に入る林道があります。
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ここは十字路になっており、路肩に車を停めるスペースらしき所もありますが、バスが転回するのでそのまま進むと、駐車できる広場があります。
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時刻は8:50、やはりイワウチワは咲き終わったのか、車は1台もありません。
支度を済ませ出発します。舗装はすぐに切れ本来の林道に変わります。まだ桜が残っています。さすが雪国ですね。
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1キロ弱で消えかけた案内板があり、ここは二又になっていて、白州山は直進になっています。
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禿げた文字を写真上で修正しました。直進は最短で登れる滝谷コースですが、イワウチワはありません。
遊歩道に入り、赤丸で右の尾根に入る新コース(尾根コース)にイワウチワが群生しています。
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沢沿いの道はやがて流れから離れ、階段で左の斜面に取り付きます。
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階段が終わると、気持ちのいいブナ林の中を歩きます。
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尾根道入口に以前あった私設道標はなくなっており、テープが目印です。整備された道ではなく踏み跡程度なので、注意が必要です。
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昨年まであった私設道標
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尾根を登ると、まだ咲いていましたイワウチワが・・・しかしピークは過ぎ、大半は下を向いています。
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それでも中には愛らしいピンクの花びらをいっぱい広げ、見て見てと呼びかけている花も残っています。
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花ばかりに気をとられていていましたが、群生地が終わるとブナ林に視線は戻ります。
しかし高度が上がると、まわりの木々はやっと冬枯れから目を覚ましたところです。
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写真を撮りながらのんびりと40分あまり尾根道を歩くと、伯州山荘に着きました。左から登ってくる滝谷コースとは小屋手前で合流します。
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きれいな室内。
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伯州山へは小屋の北側の道に入ります。直進は本谷コースで、長い林道歩きになります。
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小屋から高度50mほどの登りですが、やっと展望が開け、登山道脇のササ原にはショウジョバカマがたくさん咲いています。
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誰もいない山頂に着きました。時刻は10:20、のんびり歩いて駐車場から2時間です。
視線はまっ先に大山を探しますが、残念!頂上付近は雲に隠れて裾野だけです。
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以前の写真。思いッきり調整して山をクローズアップ。
視界が良ければ大山を中心に、これらの山々が見えます。

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南方には左から三ケ上・妹山・そして一番高い山は花知が山で、三ケ上の左後方の頂上を雲で隠した山は
泉山です。
左後方かすかな山のシルエットは那岐連山です。
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三ケ上方面をアップで
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東方面。左は三徳山で中央後方は鷲峰山。
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同方向中央後方は三国山で左は鷲峰山。
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北方に視線を移すと、倉吉市街と日本海が確認できます。
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展望を楽しんで まだ少し早いですが昼食にします。
頂上は背の低い笹に囲まれていますが、笹の中にはショウジョバカマ至る所に咲いています。
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食事を済ませ、帰り仕度をしていると同年代の男女4人が登ってこられました。
「イワウチワを目的に登ってきたけど咲いてないですね」とおっしゃるので、どのコースを登ってこられたのか尋ねると、本谷コースとのこと。
本谷コースは林道歩きが長く、イワウチワは咲いていないので、下山は新コースの尾根を歩くように勧めます。
しかし新コースは知らないと言われるので説明しますが、わかったようなわからないような・・・
伯州山荘から南に延びる尾根に入ればいいのですが、道標もなければテープもないので大丈夫かな・・・

小屋まで降りてきてまわりを見渡しますが、右の滝谷コースの道はしっかりしていますが尾根に入る目印は何もないし足跡も薄い。
そこで考えた末に地面に道案内の→を地面に書く事にしました。なかなかいいアイデアですね。
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さて私たちの下山コースですが、最後にもう一度花を見ながら帰ろうという事になり、尾根コースに入ります。

途中でカメラをぶらさげた単独の男性が登ってこられたので、頂上にいる4人組に→の伝言を頼んでおきます。

視線の方向が変わると、登りには気がつかなかった所にたくさんのイワウチワも群生を見つけました。
しかしもう最盛期は終わり,晩生の花が有終の美を飾っています。
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数少ない白色のイワウチワです。
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人里ちかくに降りてくると、このあたりの田畑で見られる奇妙な墓石みたいなものは?
以前最後の民家のおばさんに尋ねたところ、シーズンになるとブロックの上に板を敷き、胡蝶蘭を栽培するビニールハウスと教えていただきました。ここはまだ使用されているのかな?しかしあと何か所かありますが、荒れ果てています。
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林道沿いに一か所だけ白い花が群生しているのを見つけました。
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キクザキイチゲでしょうか。
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イカリソウもあちこちに咲いています。
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13時頃駐車場に戻ってきました。帰りはおなじみの上斎原温泉・このかに向かいますが、少し走って左折した所にある(うたたねの里)に寄ってみることにします。何度となく伯州山に来ていますが、いつも眺めるだけでした。
森の学校・木地師の館や、お食事処いっぷく亭があり、多くのお客さんの車が停まっています。
何をた食べさせてくれるのでしょうか。
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東側の山に向かって遊歩道が付けられているので登ってみますが、これと言った見どころはありませんでした。
温泉の駐車場のそばのあぜ道に沢山のヤマブキを発見。今時村の人も見向きはしないけだろう、と解釈し失敬します。実際何人かの地元の人が通りますが、文句を言う人はいないので沢山いただいて帰ります。
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国民宿舎いつきのクアガーデンこのかで,三ケ上を見上げながら汗を流します。
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1時間ほどのんびりして出発。帰りは道沿いにある(奥津湖総合案内書)に立ち寄ってみます。
今までは素通りで、車を停めるのは今日が始めてなら、奥津湖を見下ろすのも始めてになります。
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湖底には曲がりくねった細い旧R179と500戸あまりの民家が沈んでいます。ダム構想発表から地元の旧苫田村の反対住民と対立、実に40年ほどたった1999年にやっと起工式をあげ、2005年に完成、一般公募で奥津湖に名称が決まった、歴史あるダムです。

ダム工事が始まるまでは泉山などに行く時、道路沿いには苫田ダム建設反対の看板やのぼりが乱立していた記憶が残っています。
ダムのお陰で立派な直線道路が完成しましたが、湖底に沈んだ細い旧道にはいろいろな思い出が残っています。
by hotaka443 | 2013-05-14 20:58 | Comments(0)