No279姫路とんがり山から時間制限12時まで歩く
久しぶりにI・T・K・Yの4人組が揃うかな、と思っていたら、当日朝になってTさんが花粉症でダウンし、1人に用事発生。
代わりにHさんの参加で3人になりましたが、Tさんの花粉症を思って3時間程度の近場の山を考えていました。
しかしTさんが不参加となると、時間を気にすることはありません。が集合時間が8時30分なので、今さら遠方へは走れません。
考えた末、思いっきり近くのとんがり山に登り、伊勢山に向かって12時まで歩こう、に話しがまとまりました。
自宅から20分ほどで峯相大池傍のとんがり山駐車場に着きます。他に登山者の車はありません。
池の上に新しくR29の姫路北BPが走り、一部池も埋め立てられて景観がすっかり変わってしまいました。
BPの橋脚の間の遠方に見える高架は山陽道です。
9:00準備を済ませスタートします。林道を少し歩くと登山道入口です。
入口に入るとすぐ先に峯相山登山口、神岩・トンガリ山・尾根コースと書かれた道標があります。
ロープの張られたシダの中の道は次第に急な登になり、やがて尾根のコルに出ます。
コルを左折、162mの標高点のある展望台?に先行く予定でしたが、通行止めのロープが張ってあります。
どうして通行止めにしたのだろう?とにかく入って見よう、とロープをまたぎます。
人が入らなくなり、シダが我が物顔に茂っています。やがて162mのピークに着きました。
こんなんだったかなあ?展望もなく、雑然とした雰囲気で落ち着かないので、すぐにUターンします。
樹木の間から見えるとんがり山です。矢印は樹木の上から少しだけ頭をのぞかせている亀岩です。
まあるい頭の亀岩はどことなくユーモアを感じます。
亀岩手前の案内板。
まき道もありますが直登しますと、岩の上に目障りなものがあります。
水たまりの上に日除けの蓋がかぶせられています。
水路にも丁寧に蓋が。前方の山は地元では日の出山と呼ばれており、中腹には展望岩場があります。
快晴無風、今日は行き先未定で急がないので、のんびりコーヒータイムにします。
出発します。とんがり山への急登です。
10時ジャストに頂上着です。狭い頂上には258mのプレートがあります。
とんがり山は双耳峰で、少し北のピークに256.7mの四等三角点下伊勢があります。
ここからは小さなアップダウンの快適な尾根道になります。
20分ほど歩くと大黒岩の分岐に着きました。ちょっと寄って見ます。
手前の岩と大黒岩の狭い間に枯れ木がわずかな枝を張って立っていますが、手でゆすってみるとグラグラします。
枝に足をかけると岩に登れるのですが、枯れ木が不安定なので躊躇、結局私はあきらめます。
Tさんが 男のくせに・・・と挑戦しますが、やはり途中まで登って涙をのみます。
岩の上には色あせたロープが放置されています。画面右側の凸凹した山が伊勢山ですが、今の時刻は10:35、さ~て途中のどこまで行けるかな・・・・
とんがり山方面を振り返ります。
縦走路に戻り10分あまり歩くと、伊勢山方面と太陽公園に下る分岐に着きました。
太陽公園方面に少し進むと峰相山(244m)があるのですが、展望のない林の中なのでパスし、道標の上伊勢に入ります。
展望はありませんが、雑木林の気持ちのいい道が続きます。
左側に真っ直ぐにのびた岩尾根が見えてきました。魅力タップリです。
自然歩道と書かれた道標は、岩尾根を避けて右折してします。
直進、岩尾根に入ります。
素晴らしい展望の岩尾根の突端で座り込み,おやつをいただきます。
10分ほど休憩して出発、しばらく歩くと、行く手に大岩が現れます。後方はP215でしょうか?
大岩を登りきると小さな起伏が続き、その先には再び急登が待っていました。
あえぎあえぎ登り終えると、登山道に出まし。しかし道標はありません。
今日は地形図の持ち合わせがないので、現在位置がわかりません。多分緑台から伊勢山に至る登山道では、と思うのですが・・・・
時計を見ると12時前です。予定は12時まで歩いて引き返すでしたが、もしこの道が緑台からの道だとすると、近くに展望台があるはずです。あと10分ほどあるので、前進しましょう。
道標がありました。すぐそこが展望台で、両方向とも(ヤマザクラ広場)になっています。ヤマザクラ広場とは、緑台バス停のある登山口で、ここは回遊コースです。
まるで計ったように12時ピッタリに展望台に着きました。
しかし遠い記憶に残っているこの展望台には、確か青い屋根があったはずですが・・・
回りに木材が並べられているので、これが柱だったのかもしれません。
展望台のテーブルでお昼にします。
瀬戸内海が見えるのですが、少しモヤッており遠望が利きません。下は小川をはさんだ緑台の住宅地で,矢印は白鳥城です。
12:45になりました。長い道のりですが、Uターンしましょう。帰りは行きと違い、意外と速く感じられるものです。
登りには気ずかなかった、白鳥城がよく見えるポイントがありました。
白鳥城は個人が経営する太陽公園にあるテーマパークで、ドイツの有名なノイシュバンシュタイン城をモデルにしたそうです。、専用モノレールで登城、公園内には万里の長城などもありますが、地元に住んでいながら、まだ行ったことはありません。¥1300だそうです。
13:50太陽公園分岐に帰ってきました。
台地状のこのあたり一帯は鶏足寺跡で、往時を忍ぶ祠が残っていますが、なぜか詳しい史料が残されていないそうです。
ここから鶏足跡跡を下って登山口に降りられるのですが、道標がありません。記憶をたどって適当に進みます。今はかなり人が歩いているようで、踏み跡もしっかり残っています。
以前は背の高いササが茂り、ヤブコギをしながら下った記憶がありますが、あっと驚く開拓地のような所に出ました。どうなってるの?
真新しい案内板が建てられています。
この鶏足寺が黒田官兵衛の焼き打ちにあったとは知りませんでした。
来年度のNHK大河ドラマが黒田官兵衛に決まっていますが、それにちなんでここをPRでもするのでしょうか?
案内板から広い道に変わります。
獣除けネットとお堂が見えてきました。
扉を開け外に出ます。観世音菩薩を祀ったお堂です。
観世音菩薩道から階段を下ります。
階段下には五大力明王の碑があります。
カタカナ混じりの文字は苦手です。
次は開山堂です。
前々から思っていたのですが、地形図には何のマークも全く記載されていません。
上空6000mからの航空写真では、小さすぎて何も写らないらないのでしょうか?
林道に出ました。
管理棟兼食堂?が見えてきます。ぜんざいの旗が風に揺られています。
14:20 せっかくだからコーヒーをいただこうか、という話になりました。お客はゼロ、コーヒーは¥200です。
壁に貼ってある面白いものを見つけました。播州弁の数々が書かれていますが、知らない言葉が多いです。
現在は交通の便が良く、広い範囲での交流が盛んなため、使われなくなった言葉も多く、特に若い人にはなじみのない言葉でしょうね。
14:50管理棟を後にします。峯相池のほとりの梅は今が満開です。
15:00 駐車場に帰ってきました。ちょうど6時間の里山歩きは終わりました。
(本日の歩行距離 約10キロ 累積標高差 約720mでした)