No275 40日後再び樹氷の綿向山へ
1月5日に登った綿向山は最高の樹氷でしたが、今日は違うメンバーの案内を兼ね、再び樹氷を求めてやってきました。
金剛・高見山・三峰が関西の樹氷三山と言われますが、個人的には綿向が好きです。
尚コースは1月5日と同じなので、地形図やかなりの場所の写真は省略しています。
姫路を6時に出発、御幸橋駐車場に8:50に着きました。
前回はノーマルタイヤのため雪の駐車場まで入れず、かなり離れた県道182の路肩に駐車しましたが、今日は雪がありません。平日のため登山者の車もパラパラです。
9:00スタートします。気温は0℃で無風です。見上げると上の方は白いので、樹氷は期待できそうです。
15分ほどでひずみ谷小屋に着きました。
鉄橋を渡り対岸の退屈な植林の中のジグザグ道をひたすら登り、10:10 三合目の林道に出ます。
少し林道を歩いて登山口に入ります。少し登ると左下にあるあざみ小屋を見下ろし、10:40 五合目小屋に着きました。
谷の向こうの竜王山は霞んでいます。
ここで大休止で、Rさんが4人分持ってきて下さったおもちを焼きます。山で食べる焼きたてのおもちは 特別なお味でとっても美味しいです。
20分ほど休憩して出発します。
11:20 台地状になった七合目に着きました。奥に小社がひっそりと建っています。
ここから冬期通行止めの夏道右と分かれ、左の冬道に入ります。
冬道はかなりの急斜面ですが、ブナの原生林で幹や枝には樹氷がビッシリ!素晴らしい眺めに急登も気になりません。
Tさんは急斜面もなんのその ノーアイゼンで頑張っています。新雪なので歩きよいかもしれません。
自然の贈り物は感動を与えてくれますね。人の力ではとうてい真似をすることができない美しい造形に感謝です。尾根に出ました。
しかし残念ながらガスの世界です。少し歩くと頂上ですが期待した展望はゼロですが、これだけはどうすることもできません。
時刻はちょうど12時です。青年の塔の下で昼食にしましょう。
食事をしているとガスが切れ、目の前に雨乞岳が姿を現し、続いて鎌ケ岳が・・・ガスは北から南へどんどん消えていきます。
真っ先に探す山はやはり鎌ケ岳です
綿向からの鈴鹿南部の山々の眺めは素晴らしいです。
これまで青年の塔をゆっくり見たことがありません。何が書かれているのか・・・上の方にはめ込まれているプレートは「鈴鹿国定公園 綿向山1110m」の文字でした。
12:50明るい日射しを受け、気温は3℃に上昇。回りの樹氷は落下を始めました。そろそろ山頂に別れを告げましょう。表参道は冬期閉鎖なので、竜王方面に引き返します。
竜王方面と冬道分岐ですが、直射日光がふりそそぐので樹氷はもう見られません。
樹氷がガサガサと乾いた音を立てて落ちてきます。融けるのではなくそのまま落下してくるので、トレースの後を見事に隠して行きます。
すっかり樹氷を落としてしまっ木々もあります。
13:10 七合目に降りてきました。
左側の石仏は、暖かい綿入れを着ているように見えます。
下山はピッチが上がります。13:20 五合目小屋に着きました。谷の向こう左が竜王山です。
分岐にトレースが残っていたので、見晴らしのいい鉄塔からこちらを見ている人がいるかもしれません。
あざみ小屋を通過、3合目の林道を横切り、植林の中を黙々と歩いて14:10ひずみ谷小屋に着きました。
アイゼンを横の流れで洗って駐車場へ急ぎます。振り返ると山肌から樹氷はすっかり消えていました。
14:40駐車場に到着、14:50帰路に着きます。
途中のGSから眺める中央綿向山。左の鉄塔が見える山が竜王山で、右が水無山です。
帰り道は前回と同様「蒲生野の湯」で身体を暖め、19:30姫路に帰ってきました。
今年になって雪山はもう6回目、そろそろ春の花が恋しいですね。
2011・3・6に訪れた高知県南大王の福寿草はすでに咲き始め、2月15日から福寿草祭りが始まったそうです。まだ雪の舞う寒い日が続きますが、南国は春ですね。