みちくさおじさん山を歩く

No259 高知・ブナの巨木大座礼山と急登の東光森山

大座礼山(1587.5m)高知・大川村 ~ 東光森山(1466.1m)高知・大川村 /愛媛・新居浜市
2012・11・18 天気・晴れ メンバー2人




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ブナの巨木を求めて四国高知の大座礼山に、やっと行く事になった。ただ時間的に一座ではもったいないので、隣の東光森山と二座登ることにします。
日帰りでも可能ですがこの季節、日暮れが早いので用心のため前夜発とします。

善通寺市で宿をとり、日曜日は5:30に出発、さぬき豊中より高速に乗り、三島川之江で下車、R11 からR319に入ります。
金砂湖に架かる平野橋を渡ると左折する国道と分かれ、右折して県道6に入ります。
この県道沿いには赤星・二ツ岳・東赤石・西赤石など法皇山脈の山々の登山口があります。

三島川之江ICより約33キロ走ると東赤石山の登山口があり、県道下を流れる銅山川沿いに筏津山荘があります。 

(筏津山荘は赤石山系の登山者にとって貴重な山荘でしたが、2012年度に廃止されました)

県道6はこの山荘に向かて下ります。道標には高知県大川村とあります。
路肩には東赤石山登山者の車が3台停まっています。(この写真は帰る時に撮ったものです)
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山荘横を通って再び南に向かって山を登って行き、6・2キロ登ると、高知・愛媛県境の大田尾越えで、ここに東光森山登山口があります。写真は高知県側から愛媛県側を見ています。
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6:50 峠に出ると南東方向が開け、眩しい朝の光にご対面、御来光です。
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峠から高知県側に600mほど下ると、三差路があり、県道は鋭角を切って左下へ、右は未舗装の林道が山に向かって延びています。道標は峠の東光森山と林道の大座礼山を案内しています。
いずれも下山時の写真です。
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三差路の広くなった路肩に倉敷ナンバーが停まっており、登山姿の単独のおじさんが何か食べておられます。
無意識に後ろに駐車します。林道に入って登山口まで走ればいいのに・・・
見上げる東光森山。地形図を見ると山頂直下は激登のようです。
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7:15支度をして出発、林道を歩きます。
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5分足らずで林道は大きくカーブしますが、広い空き地があり、1台の車が停まっています。
登山口はカーブが終わった右側の石垣にあり、道標があります。まわりは眩しい朝日に輝いています。
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道標のうしろに何かの木の枠組みが残っています。

以前はこのボックスがありました。
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横に貼り付けてある印刷物
「ブナの根元が露出しているので、一握りの土を播いてください・・・」
ボックスの中に土とビニール袋が置いてあったそうです。
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7:20登山口出発、少し歩くと沢に出ます。滑らないように注意して渡渉します。
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しばらくして真新しい木橋を渡ります。
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途中の道標
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次の橋も新しいです。 
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大北川源流の標識があります。この流れは少し下って吉野川に流れ込み、以前夏場に渇水で有名になった早明浦湖から大歩危・小歩危を経て徳島から紀伊水道に至る四国一の大きな川です。
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登山道は等高線に沿うようにゆっくり登って行きます。地面に置かれている道標。 
通常登山道以外に道があるのかな? 
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8:35尾根に出ました。道は鋭角で右方向の尾根に向かいます。地形図では直進の道がありますが、枝で通せんぼしてあります。 
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尾根を登って行くと右側にロープが張ってあるところに出ました。ブナの巨木地帯で、立入禁止のロープです。
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ここのブナは一般に想像していた姿ではなく、なぜか下の方から多くの枝を張っています。
高さより幹の太さ、枝の張り具合など、普段見ているブナとは大きく異なっています。
どのくらいの年月が経っているのでしょうか?
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小休止のためザックを下ろし、Mさんが何かを取り出そうとした時、風にあおられビニール袋がブナの巨木の方にフワフワ・・・枝に着地です。
ありゃりゃ、ロープの中は立ち入り禁止だけど、このままゴミを残して帰れないし・・・黒い色だから目立たないけど・・・迷った挙句、この際お許しを願うとして中に入らせていただきます。手を伸ばしビニール袋をとろうとしているMさん。人物と比べると大木と言う事がよくわかります。
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何故かこの一角だけに大木がズラリと並んでいますが、写真では対象物がないので なかなか大きさの想像がつきません。
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巨木通りが終わると少し急な登りになり、ほどなく大座礼山頂上です。
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三角点は二等で点名は大座礼です。9:15駐車地点からのんびり歩いて2時間でした。
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展望は東側のみ開けています。手前の東光森山は、なだらかな尾根が終わると急斜面でせりあがって見えます。
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三嶺から剣山まで写っているはずですが、残念ながら同定が出来ません。
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登山道はここから西へ、三ツ森山から平家平、冠山、笹ケ峰方面の縦走路となって西に延びています。
平家平まで5時間少々です。また少し縦走路を進んだ地点から県境尾根を伝って大田尾越に下る道があり、これを通ると回遊できるのですが、少しヤブっぽい箇所があるとのことなので、ピストンにします。
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倉敷ナンバーの男性が登ってこられました。霧氷の写真を撮りたいが、少し時間が遅いかな?と木の枝を見上げておられます。
少し縦走路を歩くと、枝が白くなっています。ありました。
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9:30 次の山が待っているので下山します。ブナの巨木までの急斜面の道は少し悪いので、慎重に下ります。
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ブナの巨木地帯に降りてきました。この写真を見る限りでは、大木には見えませんが・・・
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11:00林道登山口に降りてきました。
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5分ほど歩いて駐車地点に帰ってきました。車の後ろに広い場所があるのでお昼にします。
食後、目の前の東光森山に挑戦です。
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駐車している場所は、大座礼山と東光森山とのコルの大田尾越から吹いてくる冷たい北風の通り道です。
暖かい鍋焼きうどんを食べていても、ブルブル。早々に車に逃げ込みます。

さあ東光森山登山口に向かいましょう。ここからは車で1分とかかりません。大田尾越の登山口の路肩に車を止めます。
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準備をしていると、倉敷ナンバーの男性が窓から首を出し、挨拶をしながら峠を降りて行かれました。
登山口に立てられた、まだ新しい(郷土の森) の案内板。県境尾根の南側の一部が指定されています。
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登山口から1250mの第一のピークまで、高度差140mのいきなりの急登です。
ひと山登り終え、お腹がふくれたあとだけに、Aさん「しんどいな~」 尾根に上がると快適な道に変わります。
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次は1270mの第2のピークに向かいます。ヤセ尾根ですが樹木が密生しています。
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歩きにくい道が終わると、再び快適な道に変わります。P1270の先に東光森山が覗いています。
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P1270から見る東光森山。この山はアケボノツツジやミツバツツジが有名で、ここから見る山肌はピンクに染まり、また白色アケボノツツジや白色ミツバツツジでも有名で、シーズン中は多くの登山者で賑うそうです。
ピンクとシロのアケボノツツジの競演・・・見てみたいですね。
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ピークから1210mの最低コルに下ります。
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あまりはっきりしない最低コルを過ぎると、いよいよ標高差280mの激登区間に突入です。
急斜面に入ると踏跡も不明な区間があり、古い赤テープを探しながら滑り落ちないように、木の根や岩をつかんで登ります。Aさん「この登り きついわ~」
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ますます傾斜はきつくなります。
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上の方の空が見えてきました。そろそろ頂上でしょうか。
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最後の急登を登りきると山頂がすぐそこです。
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13:15狭い東光森山頂上に着きました。三角点は三等で点名は東光森です。
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まわりは樹木に遮られており、唯一西方のがどっしりと腰を据えた大座礼山が望める程度です。
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15分ほど休憩し、下山しましょう。激下りだけに枯れ葉に足をとられないように慎重に下ります。
「登りが遅かった分、下りは早いで~」とAさん。
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西側の展望が開けたところで休憩です。中央やや左のコルの後方、雲から裾野だけをのぞかせている山は、ちち山から笹ケ峰あたりでしょうか・・・すぐ北の赤石山系は樹木の間からのぞく程度で、ついに写真に撮ることができません。
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最低コルからピークを二つ越え、15:00峠に下りてきました。大座礼山では20数人の登山者に合いましたが、こちらはゼロ。
この季節、きつい登りだけの山は敬遠されるるのでしょうか。

このところ始めての山が少ないだけに、今日の2座は新鮮で十分楽しむ事が出来ました。

15:10 出発です。峠を下る途中東赤石山が見えたので、記念に枚写真をとります。
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銅山川を渡り東赤石登山口に出ると、まだ4台停まっていました。(朝の写真)
銅山川沿いの快適な道を走り、R319に合流、超狭い法皇トンネルを抜け、三島の町に下ります。

伊予三島インター近くに以前大きな温泉があったのですが、数年前に閉鎖。海岸近くの(三島の湯)に行きます。
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17:10伊予三島ICに入りノンストプ、18:55姫路西ICで降り、19:10自宅に無事帰ってきました。

[本日のデーター]

(2日間の走行距離 約460キロ 歩行距離約10キロ  累積標高差 約1130m いずれも2座で)

by hotaka443 | 2012-11-27 21:56 | Comments(0)