みちくさおじさん山を歩く

No245 秩父・多摩・甲斐国立公園 金峰山(きんぷさん)

金峰山(2599m)山梨県甲府市・長野県川上村 2012.9.29(日) 天気・晴れ



b0185573_13191530.jpg


6時からの朝食をいただきます。昨夜はよく眠ったので快調のようです。
b0185573_13252043.jpg

今日は金峰山に登り、今夜もこの瑞牆山荘にお世話になる予定で、6:25出発します。
登山道は山荘前の道路の向こう側です。
b0185573_13282212.jpg
b0185573_13284936.jpg

最初はなだらかなシラカバやミズナラの美しい樹林帯の中を歩きます。
b0185573_13431716.jpg

次第に勾配がきつくなる頃、瑞牆山荘前から延びている林道に飛び出します。
登山道は林道を横切り、階段に続きます。
b0185573_13585345.jpg

途中左側の樹間越しに、明日登る瑞牆山が姿を見せてくれます。
b0185573_15532583.jpg

岩や木の根が交錯する急登をガマンして登ると道標があり、先ほどの林道が上がってきてここで終点になります。
b0185573_15544730.jpg

軽自動車が2台停まっています。この少し上にある富士見平小屋の荷物運搬用の車で、小屋の主人と話をしていて知りました。ここは山小屋1軒のためヘリは使わず、小屋まで標高差約50m、距離は約300m程ですが、全てボッカだそうです。
b0185573_1603652.jpg

(やまなし森林100選)ミズナラの原生林です。
b0185573_165043.jpg

林道終点から10分ほどでまわりが開けた富士見平に到着、ここに富士見平山荘があります。
b0185573_1674826.jpg
b0185573_1674997.jpg

キャンプ場もあり大勢の人が休憩されています。ここは金峰山と瑞牆山の分岐点になっており、結構きつい登りだけに、また明日もここまで登るのか、と思うとつい溜息が出てきます。
小屋の前のテーブルでこんなもの発見。
b0185573_1613042.jpg

うあわ~ こんなところから富士山だ!感激しながら、この富士山の木型を入れてパチリ。
しかし液晶には富士山が写っていないない。何枚撮ってもダメ。肉眼でははっきり見えるのに・・・

仕方なく富士山単独で写すとばっちりでした。
b0185573_16354473.jpg

朝の忙しい時間帯を過ぎたのでご主人もヒマと見え、話しかけてこられます。
この富士見平小屋はつい先日、NHKの小さな旅で取り上げられ、放映されたばかりで、私も見ましたが、去年も放送され、すっかり人気が出て登山者も増えたそうです。
いろいろいきさつがあり、何代にもわたって経営者が変わったあげく無人となり荒廃、見かねてご主人が管理者としてはいられ、荒廃した山小屋を大改装、昨年4月末にリフレッシュオープンされたそうです、
現在同じ山岳会で活躍された奥さんと仲良く経営にあたっておられます。
以前発行のガイドブックには素泊まりのみとありますが、現在は食事提供されているそうです。
小屋の内部です。
b0185573_1713640.jpg

なかなか終わりそうにない話しに区切を付け、7:30出発します。
樹林帯を登って行くと、右側が開けた一角に出ました。あの山は?瞬間頭はフル回転、すぐにわかりました。
画面右側の丸いコブの魔利支天を左に抱えた山が甲斐駒、その左が仙丈岳で、左端の枝からのぞく峰が北岳です。
南アルプスをこの方向から見るのは初めてだけに、感激!!
もう少し登れば全景が見えそうで、早く登りたい!と気持ちが焦ります。
b0185573_17455216.jpg

すぐに視界のない樹林帯に逆戻りです。
b0185573_1747214.jpg

8:20樹林帯が切れ、広場のような所に着きました。下の谷間に大日小屋が見えます。
無人のこの小屋は素泊まりのみで、富士見平小屋が管理していますが、マナーの悪い登山者がいてゴミを散らかして困る、と嘆いておられました。
b0185573_19461371.jpg

大日小屋から少し進むと、急登になります。
b0185573_19511626.jpg

大日岩の基部を巻きながら登って行くと、巨大な大日岩下の見晴らしのいい岩場に着きました。南アルプスの大展望台です。何故か右端の間ノ岳が切れていますが・・・絶景です。
b0185573_206123.jpg
b0185573_2063623.jpg

b0185573_2063914.jpg

大日岩を見上げますが、頂上がどのあたりになるのか、巨大すぎて見当がつきません。
b0185573_1446535.jpg

さあ出発しましょう。急登を少し登ると平地に出ました。左が大日岩から八丁平、右が金峰山です。
b0185573_2020057.jpg

大日岩の方に近づくと、八ケ岳が見えます。赤岳から左へ権現岳、三ツ頭、編笠山と続き、その先は流れるような美しい斜面を保って釡無川に向かいます。

この大日岩の巨大な斜面が、先ほど休憩したはるか下まで落ち込んでいるのでしょう。
b0185573_932120.jpg

見上げる大日岩。写真では高度感がつかめないですが、高い岩峰です。登って見たいけど、先を急ぎます。
b0185573_10265395.jpg

10:10樹林帯の先が明るくなり(砂払いの頭)の大岩に出ました。
b0185573_10302370.jpg

富士山です!
b0185573_1032976.jpg

南アルプスが長ながと横たわっています。
b0185573_1035625.jpg

八ケ岳です。中央の岩山は明日予定の瑞牆山です。
b0185573_1036390.jpg

アップの八ケ岳
b0185573_10402553.jpg

視線を落とすと、矢印の瑞牆山荘が見えます
b0185573_10432220.jpg

砂払いの頭からは快適な尾根歩きです。
(千代ノ吹上)です。山梨県側は絶壁になっています。金峰山は左端のピークです。金峰山の手前の大岩は(五丈岩)です。
b0185573_11233078.jpg

千代ノ吹上の岩の間から見る富士山。
b0185573_11294156.jpg

急な登りも展望に助けられ、快適なペースで登ります。
b0185573_11361286.jpg

金峰山頂は大勢の人です。
b0185573_1137306.jpg

左下には金峰山小屋の青い屋根が見えます。
b0185573_1374798.jpg

天を衝く五丈岩。青い空にうろこ雲、そして黄葉、秋を感じます。
b0185573_1393823.jpg

五丈岩につきました。登りながら見上げてきた五丈岩ですが、北から見ると全く想像がつかない形状にビックリします。
b0185573_13473627.jpg

b0185573_13493025.jpg

すぐ右後の積み重なった岩が金峰山頂上です。
b0185573_13552056.jpg

富士山に笠雲がかかりだしました。台風17号が東シナ海を北東進中で、明日にも紀伊半島か東海地方に上陸しそうです。笠雲がかかると24時間以内の雨の確率は70%くらいと言われていますが・・・・
b0185573_14253860.jpg

とにかく金峰山の頂上をタッチします。三等三角点金峰です。
b0185573_1453040.jpg

五丈岩と歩いてきたピーク。
b0185573_14583078.jpg

東の方を見るとなだらかな尾根が延び、大勢の人の姿が見えます。五丈岩あたりの人混みを避け、食事は向こうにします。
b0185573_153127.jpg

5分ほどでケルンが積んである見晴らしのいいピークに着きました。11:50です。食事にしましょう。
明日登る瑞牆山です。ここからだと直線距離でわずか4キロ、岩がニョキニョキ生えたような特異な山容です。
b0185573_152295.jpg

ガスが上がってきました。2~3粒落ちてきたような気がしたので腰を上げ、金峰山に引き返します。
東から見る金峰山
b0185573_15174614.jpg

山頂に戻ってくると、まだ大勢の人です。
b0185573_15244553.jpg

先ほど五丈岩の上でバンザイしている人がいましたが、次々挑戦する人の姿が見えます。
私も登って見ましたが、とてもとても・・・途中であえなくダウンです
b0185573_15331550.jpg

岩の途中からから見る金峰山。
b0185573_15451920.jpg

雲に隠れる八ケ岳と瑞牆山。連なるピークはまるで押し寄せる波のように見えます。
b0185573_1641799.jpg

12:45そろそろ下山しましょう。北側から見る姿とは似ても似つかぬ五丈岩の横を下ります。
b0185573_16213941.jpg

千代の吹上から見る頭だけ出した富士山。いつの間にか笠雲は消えています。
b0185573_16135031.jpg

13:30もうすぐ砂払いノ頭です。
b0185573_16234249.jpg

展望のきく快適な尾根は終わり、ここからは樹林帯の中を歩きます。
14:25大日岩の下、八丁平分岐に着きました。次に来る機会があれば、大日岩を是非登って見たいですね。
b0185573_17541555.jpg

岩場を慎重に下り、15:00大日小屋通過します。
b0185573_1835493.jpg

夕暮近しの薄暗い樹林帯の中、砂払ノ頭を過ぎてから誰一人として会っていません。
東側の大弛峠からの方が関東方面からだと近いので、そのせいかもしれません。
黙々と歩いてやっと富士見平小屋が見えてきました。なぜかほっとした気持ちになります。
b0185573_18144964.jpg

15:45小屋に着きました。管理人ご夫婦は夕食作りに追われ忙しそうなので、そのまま帰ります。
16:20 瑞牆山荘にようやく帰ってきました。16:35発のバス最終便が待っています。
b0185573_1846346.jpg

休憩食事時間を含み10時間の山旅は終わりました。
始めての金峰山、景色もよく とっても楽しい山歩きが出来ました。
夕食メニュー。 さあ明日は瑞牆山です。
b0185573_1847072.jpg


[本日のデーター]

瑞牆山荘出発6:25→林道終点7:00→富士見平小屋7:10~7:30→大日小屋上7:20→八丁平分岐8:55→砂払ノ頭10:10~10:20→五丈岩・金峰山11:05~12:45→砂払ノ頭13:30→八丁平分岐14:25~14:35→大日小屋上15:00→富士見平小屋15:45~15:55→林道終点16:00→瑞牆山荘16:20

(歩行距離 約12キロ  累積標高差 約1245m)

by hotaka443 | 2012-10-18 13:16