みちくさおじさん山を歩く

No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山

入笠山(1955.1m) 長野県伊那市・富士見町 2012・9・28 (金) 天気・晴れ メンバー・3人


 

No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_8373667.jpg


Tさんのお誘いを受け、Aさんと3人で秩父・多摩・甲斐国立公園に属する金峰山と瑞牆山に向かいます。
もちろん2座とも100名山です。

5時に自宅を出発、中央道須玉IC下車ですが、須玉は5年ほど前の鳳凰三山以来になります。
草津PAで朝食、諏訪湖SAで早い昼食をとります。

諏訪湖SAから眺める諏訪湖
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18331189.jpg


駒ケ岳SAで給油中、このまま走ると今日の宿、瑞牆山荘には早く着いてしまうので、高速沿いで寄る所ないかな、と考えていた時、ふと入笠山が浮かんできました。

入笠山は登山と言うより観光地です。途中までドライブウエーやゴンドラが通じており、高山植物でシーズンは賑わい、またアルプスの展望台として有名です。そして入笠山と言えばスズランでしょう。
入笠湿地の近くに80万株と言われるスズランの大群生地があります。

しかしここだけに来るにはもったいないので、どこかの山に登ったついでにという事になり、今までそのチャンスがなかった山です。

諏訪湖SAで早い昼食を済ませ、諏訪南ICで降ります。入笠山は夏のシーズン中はマイカー規制があるのは知っていたけど、なんと運悪く今日も規制日です。よ~く見ると変則的な規制ですね。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_7505132.jpg

広い駐車場に車を停め ゴンドラ駅に向かいます。パラグライダーの受付があり、係員が退屈そうに椅子に座っておられます。
MTBスクール、レンタルの看板もあります。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_1931753.jpg

ここはMTBでは日本最大級らしく、ダウンヒルコースやらくらくコースがあり、冬のスキーからオールシーズン楽しめるよう工夫されています。
首都圏や中京圏から近いのが魅力でしょうね。
ゴンドラ駅に向かいます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_9285871.jpg

ゴンドラ乗り場です。往復1600円、他にお客さんはいません。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_944180.jpg

12:10です。これから標高差730mを登ります。時々MTBコースが山を登っているのが見えますが、相当な急登です。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_16315194.jpg

山頂駅から外に出ると沢山の旗がなびいていますが、人の姿はありません。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_1934346.jpg

ここに昨年オープンした(すずらん公園)があります。
1万本のカタクリやすずらん、その他約150種類の花が楽しまれるそうです。
中央に茶色に舗装された遊歩道に入ります。カワラナデシコやノアザミ程度でこの時期、ほとんど花は見られません。
ただこの大きなフジグロセンノウのみが、存在感を示していました。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18175585.jpg

遊歩道は行き止まりなので元に戻り、入笠山を目指します。登山道は1799mのピークを巻くように、ほぼ平坦な道で、気持ちのいい林の中を歩きます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18244043.jpg

やがて飛び出した林道を横切り、獣除けネットを開けて入笠湿原に入ります。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18282811.jpg

季節は秋、水のない湿原には高山植物も見られません。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18333511.jpg

向こうの方に見えるあの背の高い雑草は何だろう?よく見ると先端が紫色です。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18367100.jpg

近寄って見ると、エゾリンドウです。雑草に混じってウメバチソウも見られます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18381272.jpg

これだけのリンドウの群生は、初めてです。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18422372.jpg

No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18454127.jpg

小学生の団体を見送ります。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_19452628.jpg

大きな案内板が立つ、御所平峠登山口の車道に出ました。この道を南下すると南アルプス北部の玄関口、戸台に通じます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_18481858.jpg

ここからは遊歩道と分かれ、いよいよ入笠山の登りになります。最初は歩きやすい道です。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_1856244.jpg

標高差165m、大した登りではありませんが、やがて小石や岩が現れ、スニーカーではチト歩きにくいです。
ひらめき登山で全く予備知識もなしなので、仕方ありません。

頂上に着きました。樹林帯から一転、広々とした山頂は遮るもののない大展望が広がっています。
三角点は二等で、点名は入笠山。そしてまず西方で確認する山は、御嶽と乗鞍です。
両山とも山頂は雲に隠れています。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_20162223.jpg

パノラマです。乗鞍の右の凹部の↓ が安房峠と思われますので、位置関係から山名を適当に入れてみました。雲が取れたら全然違っていたりして・・・・
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_2048484.jpg


すぐ北には大きく裾野を広げた八ケ岳。ほとんど雲に包まれてます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_2055298.jpg

中央アルプスや南アルプス、そして富士山は雲に隠されて見えませんでした。
三角点横に設置してある方位盤。さすが花の山にふさわしく、花が刻み込まれています。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_211401.jpg

展望を楽しんで下山しますが、さすがスニーカー、指先が当たってとっても歩きにくいので、カニさん歩きでようやく御所平登山口に降りてきました。あとは遊歩道です。入笠湿原を歩きます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21123166.jpg

歩いてきた道を引き返し、ゴンドラに乗ります。八ケ岳は相変わらず雲がかかっていますが、右の方に明日登山予定の金峰山が見えます。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21162514.jpg

下の大きなレストランでもらっていた割引券でソフトクリームをいただきます。
明日はMTBの大会があるそうで、大勢の人が大掃除をされています。
15:10 3時間かけた入笠山登山は終わり、駐車場に帰ってきました。
15:20 出発です。諏訪南ICに戻り須玉ICまで3区間中央道を走ります。あとはR141・県道601・23そして本谷林道で瑞牆山荘に16:40到着です。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21315956.jpg
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21321679.jpg

山荘前まではバスが入ります。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21345080.jpg

山荘といっても山小屋ではなく、車が走る道沿いで、お風呂もあり、もちろん電気は点き,消灯は10時です。
部屋はこんなものです。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21381439.jpg

お風呂はかなり大きく、もちろん男女別です。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_13324584.jpg


夕食後もう一度お風呂に入り、明日に備え早目に床につきました。
No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山_b0185573_21403279.jpg


なお入笠山のデーターは取っていませんが、走行距離は約570キロでした。
by hotaka443 | 2012-10-11 16:30 | Comments(0)