みちくさおじさん山を歩く

No242 大峰山脈 大普賢岳&釈迦ケ岳を登る

大普賢岳(1779.8m)奈良県上北山村・川上村・天川村 2012・9・22 (土) 天気・晴れ メンバー・3名


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月曜日に白山から帰ったばかりですが、今日・明日は奈良行きで、K.Iさんに頼まれての案内です。
「身体とお金が良く続くね」と友達に誉められて?の山行ですが、また来週は山梨行きが控えており、妻もあきれ返っていますが、健康第一、幸せな事です。

記録を調べてみると大普賢は6年ぶりになります。5時自宅出発。
いくつかのルートがありますが、今日は阪神高速から阪和道に入り、南阪奈道路からR169を走ります。
この169、久しぶりに走って見ると拡幅工事や新道が開通しており、ずいぶん走りよくなっていて驚きです。
長い新伯母峯トンネルを抜けるとすぐに右折、佐和又山方面の林道に入り、ヘアピンカーブをどんどん登って行くと佐和又ロッジ前の有料駐車場に8:00到着です。すでに10台位の車が止まっています。
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早速ヒュッテからおばさんが出てこられ、何時間ですか?と尋ねられます。以前は時間制だったかな?と思い出しながら内容を聞いてみると、3時間までなら300円、それ以上は1000円とのこと。当然1000円コースを支払います。
支度を済ませ8:20出発。登山届を提出、案内板横の階段を登ります。
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やがて見返り台地と言われる狭い台地に着きます。ここに大きな石碑があり2人の信者さんがお経をあげられています。
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その後方に目指す大普賢が望めます。
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台地の左方向への道を登ると、和佐又のコルです。左は登ってきた方向で和佐又ヒュッテへ。直進は和佐又
山。手前は大普賢で、写真でははっきりしないですが、手前右方向は無双洞方面で、帰りに歩く道です。
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緩やかな尾根を登ります。
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やがて日本岳南面の絶壁の裾を巻くように進むと、指弾(シダン)の窟に出ます。
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さらに鉄ハシゴ登ると朝日の窟が見えてきました。
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続いて笙の窟です。中には不動明王が祀られています。
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すぐに鷲ノ窟です。
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この絶壁、よ~く見ると人間の顔に見えなくもないですね。
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この先で小さな沢を渡り、左に下る(岩本新道)を分けます。帰りに歩く道です。
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ロープの張られた急坂になります。まわりは深緑のようにみずみずしい光景に変わります。
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背の低いササがとってもキレイ。
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急坂を登り切ると日本岳のコルに出ました。9:35です。小休止しましょう。
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コルから西に折れ狭い尾根の急な登りです。4か所程のハシゴ、鉄製の橋などを渡ります。
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石ノ鼻の岩頭に出ました。石の上によじ登ると素晴らしい東側の展望が開けています、と言いたいところですが、大台方面はモヤっていて遠望がききません。
中央は日本岳、右は和佐又山です。日本岳の後に一部見えている山が大台ケ原です。
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石ノ鼻からはさらに連続するハシゴを登ります。
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小普賢の下です。今までまだ登ったことがないので、この際登って見ましょう。
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ひと登りの山頂は、私製の小さなプレートが1枚かかっているだけで展望は全くありません。
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急な登りから一転し、距離は短いですがハシゴの急降下です。
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コルからは再びハシゴや鉄橋の急登です。
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ようやく傾斜が緩くなり、山上ケ岳方面からの奥駆道の尾根に出ました。あとは5分も登れば山頂です。
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11:05大普賢岳頂上に着きました。三角点は3等で、点名は普賢森になっています。
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全体にモヤっていますが、西方の山は確認できそうです。なおレンゲ辻の後の山影は わかりにくいですが金剛山です。
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東の大台を始めとする台高山脈や、南の八経ケ岳方面は肉眼ではかすかに確認できますが、写真では無理の様です。
山頂でお昼にしましょう。人気の山だけに次々と登ってこられます。食後にコーヒーをいただき、のんびりと山頂で時間を過ごして11:55下山です。

メインルートの国見岳から七曜岳を縦走し、無双洞経由の回遊ルートを歩きたいのですが、K・Iさんが、明日もう一日お釈迦さん(釈迦ケ岳)があるので無理をしたくない とおっしゃるので、 同じ道を引き返す予定になっています。個人的には残念です。

目についた花です。
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階段や鉄橋が多いので数えていたのですが、大小合わせて階段が27、橋が4ケ所数えたのですが、途中でわからなくなりました。
13:00岩本新道分岐に着きます。ここまではピストンでしたが、過去にも歩いた事のない岩本新道に入ります。
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自然林の美しい静かな道ですが、展望のないつづら折れで変化のない下りはとっても長く感じられます。
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なんと40分もかかってようやく下の道に着きました。七曜岳から無双洞をまわって降りてくる道です。
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地形図ではほぼ1200mあたりの等高線に沿って道は付けられていますが、結構アップダウンがあります。
「しんどいわ~ 明日歩けるやろか・・・」の声が聞こえてきます。
14:10和佐又のコルまで帰ってきました。右は登りに歩いた道です。ついでですからここからだと高度差100mほどの和佐又山に登ろう、と誘ったのですが、即座にNo。
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ここで車のキーを渡して私一人で和佐又山に登ります。
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一人だと自分のペースで歩けますので10分で山頂に着きました。

中年の男女2人だけの静かな山頂です。
しかし2人連れは突然現れた私を見る目が、なんとなく邪魔者が来た、というような視線を感じます。
挨拶をしても無言で返事が返ってきません。
三角点にポーチのようなものを置いて傍の岩に身を寄せ合って座っておられます。
三角点の写真を撮りたいので、と喉まで出かかった言葉を飲み込み、イヤ~な気持ちを引きずって早々に下山します。
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下山は直接和佐又ヒュッテへのつづら折れの道を下ります。15分ほどかかって降りてきました。
コルで別れたK・Iさんとそう時間は変わらなかったそうです。
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ヒュッテでコーヒーを、と思ったのですが、早く宿に入りたいとおっしゃるので 14:50駐車場を後にします。
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さて、ここから宿までが大変です。R169まで下って3.7キロほど南下、右折してR309に入ります。細いヘアピンカーブを切りながら、行者還トンネルまでひたすら登ります。旧行者還林道だったこのR309,真っ暗なトンネルを抜けるとズラリと駐車の列です。八経ケ岳や行者還岳の登山口で、登山者が続々下山してこられます。

ところでこの行者還トンネルには忘れられない思い出があります。
もう7~8年も前になりますが、Mさんと八経ケ岳登山にきたももの すでにいっぱいの車で駐車する場所がない。
仕方なくトンネルを東側に抜けた所に駐車し、全長1151mのトンネル歩行となりました。
1976年開通の行者還トンネル、山深い林道のこと、照明もなく真っ暗の闇の世界です。
2002年にR309に昇格したものの昔の林道のままです。車が走るのでトンネルの端の方を歩きますが、凸凹があったり水がたまっていたりで非常に歩きにくく、出口までの時間の長かったこと。
一方時折走る車にすれば、まさかこんな山の中のトンネルに歩行車がいるとは思わず、ヘッドライトに浮かんだ2人の人影を見て、幽霊が・・・なんてビックリされたと思います。
このトンネルを見るたび走るたびに思い出す、懐かしい記憶のひとコマです。

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2年ほど前に行者還岳には登りましたが、八経ケ岳は長い間の御無沙汰です。
登山者の車に混ざって天川村に向かいます。途中、紅葉の名所御手洗渓谷はまだ見頃には程遠いけど、かなりの車があちこちに停まっています。
16:00天川村の川合に到着しました。今夜の宿は交差点そばにある弥仙館に予約を入れています。
すぐ近くの洞川温泉に泊まりたかったのですが、2週間前の時点でどこも満室でした。

写真は翌朝雨の中で撮ったものです。
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夕食。メインはしし鍋と鹿のたたき、そして地元川合産のソーメンです。川合のソーメンなど初耳ですが、最近生産が始まったばかりだそうです。
ピンボケの献立。
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小さなお風呂に入って明日に備えて早く床に着きます。明日の予報は午前中雨になっています。
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[参考データー]

自宅5:05⇒姫路・加古川BP・第二神明・阪神・阪和・南阪奈・R24・R169⇒林道和佐又大峯線・和佐又ヒュッテ8:00

スタート8:20→和佐又のコル8:35→日本岳のコル9:35~9:45→小普賢10:10→大普賢岳11:05~11:55→日本岳のコル12:50→岩本新道別れ13:00→無双洞別れ13:40→和佐又のコル14:10→和佐又山14:20→和佐俣ヒュッテ14:40

ヒュッテ出発14:50⇒林道和佐又大峯線⇒R169⇒R309(行者還トンネル西出口15:20)⇒川合交差点・弥仙館16:00

(走行距離 約260キロ 歩行距離 約8キロ 累積標高差 約1030m)

by hotaka443 | 2012-10-07 21:15