みちくさおじさん山を歩く

No238 北ア針ノ木岳は天気悪し 南ア塩見岳に変更

塩見岳・東峰(3052m) 長野県大鹿村・伊那市/静岡市 2012・8・31(金)~9月1日(土) メンバー・3人

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8月31日(金)

3年ぶりの塩見岳です。しかし長い林道歩きと狭い塩見小屋に詰め込まれたこと、そして目の前の富士山が素晴らしかったことくらいしか、記憶に残っていません。

4時半に自宅を出発です。平日の場合いつも迷うのは、高速を4時までの深夜料金で入るか、それとも6時までの平日夜間にするか、50%と30%の割引の差ですが、本日は平日夜間にしました。

途中のSAで簡単な朝食をとり、中央道松川ICを7:30に降り、県道59・22でR152に出ます。
国道を南下すると、山間部にしてはどこか洗練された美しい光景が広がっていることに気が付きます。
一般的な山村のイメージとは全く異なっています。

帰って調べてみると、な~るほど 下伊那郡大鹿村は(日本で最も美しい村連合)に加盟しているそうです。
始め聞く言葉です。また(大鹿歌舞伎)で有名らしく、荒川三山の登山口でもあります。
また信号のない村でもあるそうです。

さてR152を3キロ弱走った大河原地区の新小渋橋手前(看板アリ)の交差点を左折、鳥倉林道に入ります。
しかし細い道が何本かあり、はてな?と思った時、ちょうど案内板の前に出ました。間違っていないようです。

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ヘアピンカーブの舗装された細い林道の標高差920mを一気に登り、8:40駐車場に着きました。
すでに20台ほどの車が止まっています。
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準備を済ませ8:55スタートです。駐車場横にゲートがあり、一般車は通行止です。
夏季のみ飯田線伊那松島駅より二便のバスが登山口まで入ります。
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登山口まで約2.7キロの苦手な舗装林道歩きですが、道路脇には花が沢山咲いています。
フジグロセンノウ
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ネジバナ
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ピンボケのウメバチソウ
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フジアザミ
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キリフネソウ
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オダマキ
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みちくさしながら歩いていると舗装道路が終わり、登山口が見えてきました。
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登山届を提出してスタート。日本で最も高い三伏峠まで4キロ、3時間の道標があります。
地形図から拾うと、峠の標高は2565m位で三伏小屋は2590mで、ここの登山口が1880mあたりですから、標高差700mほどの登りになります。
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三伏峠までを10等分した道標があり、0からスタートです。
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美しいカラマツ林を登って行きます。
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林の切れ間の狭い範囲を埋め尽くすように、マルバタケブキが斜面の上の方までぎっしり群生しています。
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サラシナショウマもまだ元気です。
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ちょうど半分です。道標は2種類あります。
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登山道は岩場の細い桟道に変わります。
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花ビラの一本がすご~く長いけど、ダイモンジソウでしょうか?
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次々と桟道が続きます。2人の男性が補修されていますので、お礼を言って通ります。
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水場です。
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11:45かってのメインであった塩川ルート分岐に着きました。しかしガケ崩れで通行止めになっています。
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歩数標示の道標があります。ホントかどうか、数えたらよかったな~
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12:10道標より30分早く三伏峠小屋に着きました。
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小屋の前は小さな花壇で、自然と言うより栽培されているみたいです。
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トリカブトやマツムシソウが競い合っています。
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建物は有料トイレですが、通路の矢印の板に〇が書いてあり,〇の中に立つとauのみ携帯が使えるそうです。
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ここでお昼にします。
目の前を中高年のグループが出発します。今日はYさんが体調不良気味なので、三伏峠小屋泊りにしようか、と話していたのですが、負けてなるものかと急に元気が出たようで、まだ時間も早いので塩見小屋まで行く事にします。

但し塩見小屋は40人ほどの小さな小屋で予約が必要。auを持っているHさんに早速〇の所に立ち、連絡していただくと、電波状態はよくないが、何とか連絡はついたようです。
13:00出発します。小屋から少し下がった所が三伏峠で、右へ荒川三山方面への道を分けます。ざっと10時間のロングコースです。
 
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樹林帯から抜け5分ほどで三伏山に飛び出します。360°の最高の見晴台ですが、雲が低く垂れこめ正面の塩見岳も上半分はかくれんぼ です。
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再び樹林帯に入り、コルを過ぎるとお花畑になりますが、この時期ほとんど見るべき花はありません。
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それでも終わりに近いナデシコが寂しげに ポツンと咲いています。
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13:55再び樹林帯に入り、林を抜けると本谷山です。
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東側のガスが瞬間切れ、塩見岳が姿を見せてくれました。西側からの山容ですが、北面に塩見岳バットレスがあります。
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立ち枯れの多い林を抜けます。
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もう一度コルに降り 薄暗い林を抜けると塩見新道分岐です。しかしこのルートもガケ崩れで通行止になっています。アクセスのいい鳥倉林道からのコースがメインになっており、修復工事はいつのことやら・・・・
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分岐から高度100mの急坂を頑張るとやっと塩見小屋に到着です。時刻は15:30です。標準タイムが3時間あまりなので、2時間半は早いペースです。
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左は塩見岳、右は天狗岩の岩峰です。
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受付に行くと、悪い電波状況でしたが連絡はついていました。しかし予約客優先で、私たちは向こうの2棟に2人と1人に別れる事になりました。
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アップの左側塩見岳。岩場の少ない南アルプス南部で、唯一アルペン的な雰囲気を持っている山で、西峰と東峰を持っており、三角点のある西峰3046.9mより東峰の方が3052mと高くなっています。
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夕食の献立。
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9月1日 (土)

朝食は4時半からです。
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外は濃いガスが景色を包みこんでいて白の世界です。サブザックに3人分の必要品を詰め込んで5:20出発です。しばらくはハイマツの中を歩きます。
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やがて岩場に取り付きます。
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続々と続く登山者。
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岩場のわずかな隙間に花が咲いています。トウヤクリンドウ
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チシマキキョウ
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タカネシオガマとイワツメグサ
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シラネヒゴタイ
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イワベンケイ
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塩見岳西峰が近づいてきます。
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6:15山頂を踏みます。
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すぐ南東方向には富士山が、北には仙丈、甲斐駒、間ノ、農鳥などの大パノラマが、南は荒川三山など360度の大展望が広がっているのですが・・・
下の写真はちょうど1ケ月前、間ノ岳からこちら塩見岳を写した写真です。尖った部分が最高峰の東峰です。
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すぐに最高峰の東峰に向かいます。
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東峰です。
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展望もなく することもないので記念写真を撮って下山、ペンキを頼りに慎重に下ります。
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瞬間ガスが薄くなり、天狗岩が覗きました。
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7:20塩見小屋に降りてきました。¥350のモーニングコーヒーをいただき、7:40下山開始します。
登ってきた道を引き返し、9:15本谷山まで帰ってきました。
ようやくガスも晴れてきたようです。左はまだ雲に隠れていますが仙丈で右は間ノ、農鳥あたりでしょうか・・・
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10:20三伏山です。塩見岳を見るのはここで最後です。
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三伏峠小屋が目の前に見えています。
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その三伏峠小屋で少し休憩して、登山口に向かって快調に下ります。
水場で喉をうるおし、12時になったので適当な所でお昼にしていると、雨が降り出しました。
かなりおりてきているし 樹林帯で風がないので傘をさして下山です。ようやくカラマツ林まで降りてきました。あとわずかです。
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13:00 登山口降りてきました。残るは林道歩きです。途中で雨も上がってきました。はるか向こうに駐車場が見えます。直線だと近いですが、いくつもの谷を巻かねばなりません。
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歩き疲れた頃、やっと駐車場ゲートに戻ってきました。時刻は13:45です。
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14:00駐車場出発、往路を引き返し21時頃自宅に帰ってきました。

[参考データー]

8月31日

自宅出発4:30⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神・中央)松川IC⇒県道59・22・R152⇒鳥倉林道塩見岳駐車場8:40

出発8:55→登山口9:40→塩川ルート分岐11:45→三伏小屋12:10~13:00→本谷山13:55~14:05→塩見小屋15:30

9月1日

塩見小屋5:20→西峰・東峰6:20~6:40→塩見小屋7:20~7:40→本谷山9:15~9:30→三伏山10:20~10:35→三伏峠小屋10:40→登山口13:00→駐車場13:45

駐車場出発14:00→往路引き返し自宅着19:00

(走行距離 約800キロ 歩行距離 往復 約25.8キロ 累積標高差 往復 約2700m)

by hotaka443 | 2012-09-20 20:50