みちくさおじさん山を歩く

No235キレンゲショウマ咲く四国剣山へ

一ノ森(1879.2m)~剣山(1954.7m)~ジロウギュウ(1930m) 徳島県・美馬市・三好市・那珂町 2012・8・9 (木) メンバー・4人


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キレンゲショウマを見に行きませんか、とのお誘いを受け、時期的にも今が見頃と早速出かけた。
といっても もともと花にそう関心があるわけでもなく、花の名前を聞いても右から左。
少しは覚えなくっちゃ、と思ってはいるのだが・・・

5:15 自宅を出発、淡路島から四国に渡り、高松道・板野から徳島道・藍住に乗り換へ、美馬で降りる。
貞光川に沿った細い道のR438は曲がりくねって山を登って行き、見ノ越の駐車場に8:40に着いた。   

今でこそ剣山は日帰りになったが、かっては夜大阪天保山から船に乗り、翌朝徳島の小松島港着。
(小松島線はわずか1.9キロで1985年廃止された)
桟橋からすぐに国鉄に乗り徳島駅を経由して徳島線貞光駅で降り、定期バスで葛籠(つずろう)へ。

葛籠が剣山登山口になっており、見ノ越まで3~4時間かけて登ったと記憶している。
当時は蔦籠から見ノ越までの剣山ドライブウエーはまだ完成していなかった。

現在も車で走っていると、葛籠バス停近くに剣山登山口の道標が立っているが、車社会の今、果たしてここから歩いて登る人がいるのだろうか・・・
剣山に来るたび葛籠登山口の道標を見て、昔が懐かしく思い出される。

余談になったが支度を済ませ9:10出発。今日は花観賞が目的のため、観光客になったつもりで登りのみ1000円出費でリフトに乗ることにした。平日のこの時間はリフトもガラガラだ。
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標高差330m・長さ830m・所要15分だが、歩くと40~50分かかる。西島駅で降りると、イブキトラノオやシコクフウロが満開だ。
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リフト終点から少し登り西を見ると、三嶺が中央に、右に塔丸がくっきりと。
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15分で刀掛の松に着く。観光客や登山者が休憩中だ。
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ここは十字路になっており、直進が剣山山頂で右は大剣神社、左が行場から一ノ森に至る道だ。
キレンゲショウマは行場に群生しているので、我々は左に進む。
今日は花観賞の後、一ノ森に回る予定にしている。一ノ森は平成14年5月に登って以来だから10年ぶりになる。もちろんどんな山だったか、全く覚えていない。
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9:30出発。いつの間にか狭い登山道は行列が出来ている。
少し行くと案内板が立てられており、ここが現在地①だ。一ノ森に行くこの道筋と、下の行場に行く道中の2か所にキレンゲショウマは群生しており、下の行場道の方が群生規模が大きいが、混雑を避けてシーズン中は一方通行規制がとられている。
①②③から一方通行の黄線に入って①に戻り、また①②③と歩いてそのまま赤線を左へ一ノ森に向かうことになる。

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行場へ下って行く。
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ギンバイソウだ。
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待望のキレンゲショウマ群生地に着いた。
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花に見とれていたが、傍に行場の狭い岩の隙間にクサリがぶら下がっている。案内板によると(19番剣山本宮行場 おくさり) とある。
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太った人は入れないかも。
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さらに道は下る
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坂を下りきった所に両剣神社がある。神社という建物には見えないが、地図③の一方通行の入り口にあたる。時刻は10::00だ。
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神社前の道標。何分か後にまたここに戻ってきて一ノ森に向かう。
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ピンボケだが、シコクフウロより一回り小粒なヒメフウロ。
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キレンゲショウマの群生地に着く。
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こちらの方が広範囲に群生している。ツルギハナウドとキレンゲショウマのお花畑。
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十分堪能して さあ一ノ森に向け出発だ。 
私も見て、とキイツリフネソウ。
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シコクフウロ。
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ナンゴククガイソウ。
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10:35ふたたび③の両剣神社前に戻ってきた。
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10分ほど休憩して一ノ森に向かう。前方に滝が見えてきた。
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穴吹川源流の碑がある。穴吹川は北に下って吉野川に合流、徳島で紀伊水道に出る四国一の大河である。
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一ノ森まで足をのばす人は少なく、静かな山歩きが楽しめる。
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カニコウモリの群生地
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樹林帯を抜けると一ノ森が見えてきた。
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一ノ森と二ノ森とのコルに出た。正面は剣山・二ノ森から下ってくる道で、我々は一ノ森まで行き、この道で剣山に登る。
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登山道はすぐに左右に分かれるが、左は一ノ森ヒュッテへ、右は先に一ノ森に登ってからヒュッテに下る道だ。
左に入り先にヒュッテに向かう。
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一ノ森ヒュッテ手前にある専用の荷揚げ用リフト。
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このあたりからヒュッテにかけての一帯は花が多い。タカネオトギリソウ。
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クガイソウ
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シコクフウロ
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11:25一ノ森ヒュッテに着いた。10年ぶりだが、全く記憶に残っていない。クガイソウに混じって咲くキレンゲショウマ。
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シコクフウロが群生している。
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建物前の広場のベンチで食事にする。まわり一面ササ原で、とっても美しい光景が広がっている。
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12:15 さあ剣山に向けて出発しよう。
ヒュッテの前を左に進むと登りになり、やがて三等三角点一ノ森1879.2mに着く。
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右は剣山で左がジロウギュウ。その間に霞んでいるのが三嶺。
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すぐ下には一ノ森ヒュッテ。
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三角点から少し離れた所にある最高点。
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一ノ森三角点のあるピークを振り返る。
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一ノ森・二ノ森のコルが見えてきた。前方のピークが二ノ森。右は登ってきた道。
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分岐の傍に新田次郎の殉難の石碑が建つ。1991年廃止された剣山測候所の職員が殉職されたのか・・・
12:35 二ノ森の小ピーク通過。地形図では1870m+位だ。
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シカに皮をはぎとられた樹木。
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ガスが忍びよる剣山山頂付近。
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広々とした台地状の剣山山頂。鉄塔は旧剣山測候所の施設。
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13:00 他の三角点が羨ましがるだろう、大切に保護されている一等三角点剣山。
そういえば御在所も優遇されている三角点だ。
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記念写真を撮り、さてこの先どうするか、思案のしどころだ。このまま下山するか、それとも1時間ほど先のジロウギュウに向かうか・・・賛成多数でジロウギュウに登ることに決定!
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ガスが流れてきたが、10分足らずで剣山をカットして、直接リフト駅に向かうパイパスの分岐に着く。
ここにザックを置き、ジロウギュウを目指す。
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快適な尾根道だが、その先には最後の急登が待っている。
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タカネオトギリソウとコモノギク。一面シコクザサに覆われているが、片隅に遠慮がてらに咲いていた。
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ジロウギュウ山頂はすぐだ。しかし周りの視界はガスで完全に閉ざされてしまった。
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13:55 ジロウギュウ山頂
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4等三角点次郎岌。
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残念ながらガスで展望は得られないので下山しよう。
キレンゲショウマ群生地より前後して歩いていた地元の男性に、「この下に美味しい水が湧いていますよ」と教えていただいたので、下山はジロウギュウの頂上を巻いて三嶺に延びる縦走路に降りる。
20分少し歩くとその水場はあったが、チョロチョロ流れ出る程度だ。
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2.25ザックを置いた分岐に戻る。
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剣山に登らずに西斜面の巻き道は45分でリフト西島駅に着いた。
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さてここから歩くかリフトに乗るか・・・リフトは15分1000円、歩きは30分余りで無料、結局歩きにする。
途中でリフトの下をくぐるが、リフトはガラガラだ。
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15:55剣神社の長い階段を下り、登山口に降りてきた。
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駐車場に向かう。今日は平日で登山者の車は少ない。
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16:20駐車場スタート。
帰りは道沿いにあるおなじみの(つるぎの宿・岩戸)で汗を流し、御馳走をいただく。
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18:25 温泉出発。往路を引き返し、淡路SAでコーヒータイムをとり、21:30自宅に帰ってきた。

今日の山行は花観賞が主目的で、山歩きはおまけみたいなもの。
しかし結局約11.2キロ、累積標高差960mの歩きになってしまったが、皆さん待望のキレンゲショウマをタップリ観賞され、満足なご様子でなによりの一日でした。

[参考データー]

自宅5:15⇒姫路・加古川BP.第二神明北線・神戸淡路鳴門自動車道・高松道板野IC⇒県道1⇒徳島道藍住IC⇒美馬IC⇒R438見ノ越駐車場8:40
リフト8:55~9:10  リフト西島駅9:10→刀掛の松9:25→両剱神社10:00~10:35→一ノ森・二ノ森コル11:15→一ノ森ヒュッテ11:25~12:15→一ノ森山頂12:20→二ノ森12:35→剣山13:00~13:15→ジロウギュウ13:55~14:05→リフト西島駅15:15~15:25→登山口15:55→駐車場16:00
出発16:20⇒岩戸温泉17:05~18:25⇒往路経由自宅21:30

(走行距離 約490キロ  歩行距離 約11:2キロ  累積標高差 約960m)



 
by hotaka443 | 2012-08-27 19:50