No220 鈴鹿・御在所岳は4年ぶり

4年ぶりの御在所岳である。コースはメインルートである中道を登り、一ノ谷新道を下山に選んだ。
何度も登っている山だが、何故か一ノ谷新道を歩くのは始めてになる。
6時姫路を出発、名神から新名神、東名阪と走り四日市ICで降りる。R477の鈴鹿スカイラインを登って行くと、平日だというのに途中にあるPはすでに満車。
ちょうど一ノ谷の御在所山の家の前のPになんとか一台分のスペースがあるので、8:45駐車する。

支度をすませ9:00スタート。少しバックして一ノ谷の橋を渡った所に登山口はある。

花崗岩からなる御在所岳は風化で年々登山道が削られてゆく。4年前はこんなに深く川のようになっていなかったように思うのだが・・・・

そのため部分的に登山道が付け変えられていく。

ロープが頼りの急斜面が何か所かある。

御在所名物、高さ61mのロープウエーNo6鉄塔。遠方からでも確認できる。

ロープウエーの運転に支障が出るのか、大規模な伐採工事が行われている。


9:35おばれ岩に着いた。

人物と比べれば、その高さがよくわかる。

バックは雲母峰(きららみね)

花崗岩の風化で白砂が浮く急登が続く。

北側が見える尾根に出ると、いきなり釈迦岳が目に飛び込んできた。

10:05地蔵岩通過。


10:15キレットに下る。クサリが設置されているが、凹凸の岩の積み重ねのため名前程危険な所ではない。

キレットから見る鎌ケ岳。ロープウエーがとってもカワイイ。

パノラマ写真。左雲母峰、右鎌ケ岳。その間の山は入道岳。

下から見るキレット。

11:15八合目の大岩。

八合目を過ぎると尾根の右下を巻くようになり、冬期はコース最大の難所になる岩場にさしかかる。狭い足場はツルツルに凍結、休日には渋滞になることもある。

谷に沿った裏道を見下ろせる場所に出た。米粒ほどの赤い屋根は2008・9の集中豪雨で倒壊した藤内小屋。2010改修して営業が再開されている。

テラスで展望を楽しむヤマガール。今日の山は若い人の方が圧倒的に多い。いずれ山は中高年ばかり?と心配したものだが、知名度のある山は最近若者が増えてきたように思う。

タテヤマリンドウ

最後の急登

きつい登りもようやく終了、富士見岩の展望台についた。
湯の山温泉街から伊勢湾、条件が良ければ遠く富士山まで見えるところからその名がつけられた。

さあ山頂へ向かおう

名残のシロヤシオ

ロープウエー乗り場のある1200m峰の右を巻いて、レストランアゼリアが立つ広場に着いた。
三角点へは建物の前を右に行く。


手前の山に三角点があり、その後が最高峰。その差はわずか2mほど。

三角点に向かう舗装道路。長者池から御嶽大権現に至る道だ。

春の花が終わった今、タテヤマリンドウの独断場だ。

三角点へはこのハシゴ゙を登る。

11:55幸せな三角点に着く。これだけ優遇された三角点はそうないのでは?
もちろん一等三角点で点名は御在所山。尚、国土地理院は御在所山表記だが、一般には御在所岳と呼ばれている。

さらに西にある最高峰に方へ向かう。頂上に人の姿が。

ここが岩稜の最高点1212mの望湖台。12:15になっているので岩場の突端でお昼にしょう。

正面には雨乞岳。晴れていれば琵琶湖が見える。

三角点を見る。

左鎌ケ岳と長く延びる鎌尾根。後方右は仙ケ岳。手前右上は御嶽大権現。

13:00 45分間のんびり過ごしたので、そろそろ下山にかかろう。帰りは別の道を歩く。シャクナゲが咲いている。

三角点からはスキー場の中を歩く。正面はロープウエー駅。スキー場には所どころにタテヤマリンドウが群生している。

レストランアゼリアに入り、ソフトクリームをいただく。窓から見る鎌。30分近く休憩して、いよいよ下山だ。

一の谷新道下山口はレストランを東に歩いたところにある。

下るにつれ花崗岩が削られた道は荒れてくる。クサリ場が多く、垂直に削られたところもある。


中道には及ばないが、こちらの道筋にも奇岩が点在している。


適当なスリルと緊張感があって楽しい道だが、初心者には厳しいコース。所々の道標には中級者以上と書いてある。以前滑落事故があったそうだ。


鷹見岩。

イワカガミの群生地に入り、登山道脇に延々と続く。まだ咲いているところもある。

見晴らし台。樹木が茂りすぎてダメ。

歩きにくい道は続く。



15:30やっと山の家横の登山口に降りてきた。膝がおかしくなりそうな激下りの難コース、どうもお疲れさまでした。

一ノ谷新道は地形図には掲載されていないが、花崗岩が削られた急斜面の荒れ果てた道。
下りも大変だが、登りに使うと激登りで体力勝負だ。
15:40駐車場出発、温泉に向かう。こちらに来ると必ず立ち寄るグリーンホテルへ。今年は3月末の鎌ケ岳でもお世話になっている。

17:10汗を流し スッキリして帰途に着く。名神の集中工事で若干の渋滞があったが、20時頃姫路に帰ってきた。
[参考データー]
姫路6:00⇒姫路東IC (山陽・中国・名神・新名神 )四日市 IC⇒R477⇒御在所山の家P8:45
Pスタート9:00→おばれ岩9:35~9:45→地蔵岩10:05→キレット10:15→7合目10:40~10:55→8合目11:10~11:25→富士見岩展望台11:40~11:45→御在所岳三角点11:55~12:05→最高峰12:15~13:00→三角点13:05→レストランアゼリア13:15~13:40→鷹見岩14:15→まつたけ岩15:20→御在所山の家P15:30
出発15:40⇒グリーンホテル15:50~17:10⇒往路走行姫路20:00
(走行距離 約240キロ 歩行距離 約5キロ 累積標高差 約720m)

