みちくさおじさん山を歩く

No215 恐羅漢山、十方山は時間切れ

恐羅漢山(1346.4m)広島県安芸大田町・島根県益田市 2012・5・6(日) 天気・雨後晴れ メンバー・2人


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明け方激しい雷雨に見舞われる。日本海に寒気を伴った低気圧が入る、とは昨日の予報だが、その影響だ。
今日は恐羅漢山(おそらかん)と十方山(じゅっぽう)を予定していたが、さてどうするか・・・
この雨ですっかり気勢をそがれてしまった。

ちょうど雨がやんだので、Kさんが食事前に三段峡の入り口まで行こうとおしゃるので外に出てみると、雲がかなり速い速度で北に走っているので、まだ雨は降りそうだ。

道路は宿の前で終わり短い階段を降りると紅い橋が架かっている。
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橋を渡ると三段峡の入り口だ。
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ちょうど小雨が落ちてきたので宿に引き返す。

食事時、TVのニュースで、昨日白馬岳や爺ケ岳などで7名が亡くなった、と報じている。
寒気を伴った低気圧のせいだ。
幸いこちらでは雷雨ですんだが、寒気を伴った低気圧が日本海に入ると、北アルプスは確実に吹雪になり、夏場では激しい雷雨に見舞われる,恐ろしい低気圧である。
詳しい状況はわからないが、痛ましい事故である。

食事が終わった頃、再び激しい雨が降り出した。さてどうしょう・・・低気圧は東に移動しているのでそのうちやむだろうが、気乗りしない。時刻は7時半だ。

せっかくきたのだから登山口まで行ってみたい、とおっしゃるKさん。
それじゃとにかく行ってみるか、とR191を北に向かって車を走らす。一段と雨は激しくなってきた。

R191沿いにある素晴らしい展望の深入山と三段峡、そして恐羅漢の頭文字をとって深三恐ラインと呼ばれる横川林道に入る。
長い林道はようやく二軒小屋の集落のはずれの道標に着いた。十方山と恐羅漢の分岐だ。
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直進の十方山道から右折、登山口のある牛小屋高原へ急坂を登って行く。
雨は激しさを増してきた。スキーリフトを左にながめながら、道路は牛小屋高原エコロジーキャンプ場の看板の前で行き止まりだ。
ケビン・キャンプ場・オートキャンプ場・釣り堀等が美しく整備されている。
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駐車場の前に登山口がある。八重桜が満開だ。
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駐車場の横に大きなセンターハウスがあるので覗いてみると、建物の端の方の広い部屋があり、卓球台がおいてある。
そして若い男性3人が卓球をやっておられるので声をかけてみると、登山に来たが雨がやむまで待っておられるとのことだ。

雨は強弱を繰り返している。しかし雲が南東方向に流れだしたので、間もなくあがりそうだ。
いつもなら もうすぐあがるから待ってみよう、というところなのに、気持ちは何故か帰りモードに入ってしまっている。
激しい雷雨で登山意欲がそがれ、すっかり中止モードに入っているのだ。
また激しく降り出したのでちょうどいいタイミングだ。「登ったことにして帰ろう」と車を走らす。

しかし15分程走ると雨が上がり、青空がのぞきだした。やはりあがったか、こうなると引き返すしかない。
陽射しがふりそそぎだすと、ようやく登山モードに切り替わってきた。
もう十方山は時間的に無理なので、恐羅漢だけでも登ろう。

9:10 出発だ。
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スイセンが満開
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雨上がりの新緑が美しい。
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夏焼峠までは標高差わずか100mのゆるい登りだ。
9:45夏焼峠に着く。
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ここからは尾根道になるが、昨日の冠と違い花は全く見られない。
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中国地方に多いなだらかな山容の恐羅漢山が近付いてくる。
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快適な尾根道
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帰りに歩くスキー場を下る道への分岐。
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10:45 恐羅漢山に着いた。
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三等三角点羅漢
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山頂は結構広く、南側は遮るものがないので、展望はよい。登る予定だった十方山。
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早いがお昼にする、といっても何も用意していないので、昨日の残りのありあわせの粗食で済ます。
11:05十方山は時間的に無理なので、予定外の旧恐羅漢に足を延ばすことにする。
尾根続きに南へ30分程だ。両山の中間あたりは起伏がなく、雨水がたまったぬかるみ状態で歩きにくい。
何か所かの水たまりに産み付けられたカエルのタマゴ。
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11:30旧羅漢に着いた。大岩がドーンと腰を据えている以外は周囲は樹木に遮られており、展望はない。
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三笠宮様が登られたようだ。
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枯れた大木がハシゴ代わりに岩に寄りかかっている。登ってみるかと途中まで上がった、どうも不安定。昨日のヘリ騒ぎが頭をよぎり、や~めた。
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11:45見るべきものはなく、恐羅漢山にUターンだ。後で知ったのだが、オオヤマレンゲが多いそうだ。
途中から見る十方山。
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12:10 恐羅漢に戻ってきてびっくり。ちょうどお昼時で大勢の人でいっぱいだ。
コーヒータイムにしようかなと思ったが、適当な場所がなく、仕方ない下山しよう。
5分ほどでスキー場経由の下山口分岐に着いた。ここから稲妻型に切られた急な道をどんどん下ると分岐の道標がある。スキー場に出るのもいいが、キャンプ場に向かって直進しよう。
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急な下りだが しばらくは快適な緑の中を歩く。
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スキー場上部に出た。
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閉じ込められたような木立の中を歩いてきただけに 眼下に広がる緑のゲレンデは、まるで別世界に飛び出したようだ。
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ゲレンデに沿って吹き上がってくる風はとっても気持ちがいい。時刻はまだ13時前、このまま降りてしまうのはもったいない、コーヒータイムだ。
寝ころんで 流れる雲でも眺めていたら きっと詩人になれるだろう・・・そんな心境だが、そろそろ下山しよう。
13:10駐車場に降りてきた。下山口の大きな看板を見ると、降りてきた道は立山コースというらしい。
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花こそ見られなかったが広島県の最高峰、ブナ新緑が眩しく、なかなかいいコースだった。
十方山も登りたかったが、またの機会に置いておこう。ちなみに昨日の寂地山は山口県の最高峰だ。

13:20出発する。帰り道の戸河内IC近くに温泉があるが、今日はあまり汗をかいていないのでパス。
今日は連休最後の日。毎年帰省の車で山陽道の赤穂のトンネル手前で渋滞するので、今日はガラガラの中国道経由で17:30姫路に帰ってきた。

白馬の死亡事故と、今朝の雷雨が気になり、帰宅後今朝6時の天気図を調べてみると、日本海に1000hpa
の前線を持たない小さな低気圧がある。
これが日本海に時々現れる寒気を伴った低気圧で、北アルプスに吹雪をもたらした犯人だ。
冬は大雪、夏は激しい雷雨を連れてくる恐ろしい低気圧、これが現れたら北アルプスは特に要注意だ。
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[参考データー] 歩行距離 約6.8キロ  累積標高差約480m
by hotaka443 | 2012-05-18 14:07 | Comments(0)