みちくさおじさん山を歩く

No199 数曾寺山系・大坂山

大坂山 (450m)兵庫県加東市・西脇市 2012.2.28(火) 天気・くもり  メンバー・3人


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昨年の5月末、数曾寺山系は始めてとおっしゃるIさんKさんを案内し、アルプスコース(自分で名付ける)から大坂山に登り、赤白鉄塔コースで数曾寺谷へ降りたところ、前日の大雨で日頃のチョロチョロ水から一転、谷を埋める大洪水に遭遇。
裸足になり水中歩行、時には山の斜面に逃げたりで大変だった。
あの谷、日頃はどうなのか見てみたい、と言う話になり,早速行ってみる事にした。


8:30 Iさん宅を出発。播但・中国道を走り、滝野・社IC出降り,県道17からR372に出る。右折三草山の看板の少し手前を左折し、旧のR372へ。少し先の左折(やしろ台)の看板に従って左折。数曾寺池畔を走って住宅地前の空き地に駐車。
本来住宅地へは関係者以外の車は進入禁止になっており、手前の公民館の駐車場を利用させてもらうべきところを、横着して本日の登山口に近い空き地を拝借することにした。


9:20準備を済ませ出発。空き地の前の使用されていないような車庫に珍しいナンバーの車が誇埃にまみれている。
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今日は数曾寺谷を歩き、No166鉄塔コースから大坂山へ。下りは数曾寺峠から数曾寺谷を戻ってくるコースだ。

棲曾寺池の北西端に山に入る林道があり、200mあまり行くと河原のような所に出るが、よく見ると右側へ入る踏み跡があり、禿げて文字の見えない巡視路の標識が立っている。尚 直進の林道はすぐに行き止まりになる。
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落ち葉の絨毯を歩く。
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右手の堰堤を過ぎると涸れた沢を渡る。「このあたりは池になっていて、裸足で歩いた所や」感慨深そうにあたりを見渡す二人。
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このあたりは伏流水になっていて、ふだんは流れがないところ。何か所も涸沢の上を歩く。
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数曾寺谷には堰堤が2か所あり、ふだんは底の方に水がたまっている程度だが、昨年の大雨の時は堰堤を越して溢れだし、谷全体が水没したのだ。
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この渡渉個所はいつもこの程度の流れ。しかし昨年は深くて渡れず、山の斜面に逃げたところだ。
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No167赤白鉄塔コース分岐点。前回、消えていた167をまジックで記入したが、まだしっかり読める。
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100歩程歩くと、No166鉄塔コース分岐がある。ここの166の文字も健在だ。ここを入る。
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167同様、166も岩場があり、展望もすぐれて楽しいコース。樹林帯が終わり、166鉄塔が見えてきた。
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急斜面の岩稜地帯を登る。
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数曾寺谷をはさんだ西側のアルプスコースの尾根。165鉄塔がそびえている。

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東側の谷の向こうの尾根。167赤白鉄塔がそびえる。高圧線にぶらさがり、向こうの尾根に渡れたら楽しいだろうな、なんて子供のような夢を想像する。
西へ追うと、相生市西部の西播変電所に着くので、ちょっとした空中散歩だ。こんな他愛ない空想も人生には必要だ。
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166鉄塔。鉄塔フアンでもある。
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このあたりだけ岩が紅い。
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10:15 鉄塔に着いた。展望を楽しみながらコーヒータイムとしよう。165鉄塔と中央はP320の三草槍。右は金城山。ちょうど1年前登ってみたが、半ヤブ山で、まず人に会う事はない。
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ひだりは赤白鉄塔から延びる尾根。右下が数曾寺谷で谷の先に数曾寺池が見える。池の左上の茶色の部分は昭和池の堤防。地平線の向こうは瀬戸内海だが、モヤって視界悪し。
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コーヒーとおやつを頂き、大坂山に向かって出発。岩稜帯は続く。左が大坂山。
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錆びついたクサリ場。さして必要ないが、山なれない鉄塔巡視員用か。
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166鉄塔を振り返る。
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これは転落防止用のクサリ?
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北を見ると大坂山から数曾寺峠に下る尾根がすぐそこだ。

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赤白鉄塔コースと合流する。
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東方に双耳峰の数曾寺山系最高峰が姿を現す。
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大坂山はすぐそこだ。
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11:05大坂山に着く。三角点は三等で 点名は三草山2。
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南方向、左三草山。赤白鉄塔の右に昭和池が見える。地平線の先は瀬戸内海だが、モヤって視界不良だ。
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東方向,樹間から数曾寺山系最高峰が。
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北東方向は西光寺山。その後方左は白髪岳。
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北方向。
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南西は、登ってきた166鉄塔と尾根。右の尾根はアルプスコースと尾根最高峰の320ピーク。
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展望を楽しんでから、数曾寺峠に向かって下山開始。いつもはこのコースは登りに使うので下山は始めてだ。
最近付けられた新しい黄色のテープが続く。
ガイドブックにも取り上げられないマイナーな山だが、入山される人が増えたのか、登山道らしくなってきた。
11:50 大岩に着いた。と同時にお腹すいた~ でお昼にする。
このメンバーの場合は御馳走になることになっており、楽しみだ。何が出るかな~
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12:35 満タンのお腹を抱えて出発。
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10分後に数曾寺峠に降りてくる。樹木に囲まれた陰気な、峠らしくない峠だ。
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海抜180m程の峠からほんの少し下ったあたりから、早くも水が流れ出している。低い山だが地下水が豊富なんだ。
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しかし数曾寺谷は長さの半分以上が伏流水となり、地上は涸沢部分が多い。
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166,167鉄塔の分岐を過ぎ、昨年の洪水の思い出話をしていると、やがて谷の水が流れ込む数曾寺池が見えてきた。この谷は1.8キロほどの長さに対し、わずか高低差は70mほど、歩いていると平地の感覚だ。
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駐車している空地が見えてきた。1台の軽がピッタリと寄り添って止まっており、人影が廻りをウロウロしている。嫌な予感がしてきた。
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車に近づくと待ってましたとおじさんがやってきてジロリ。
「あんたらは山でっか。こに車を停めてもらったらアカンのや」一言注意して気が晴れたのか、いつのまにか姿が見えなくなった。
この「やしろ台」バブル期に開発したのだろうか、多くが売れ残ったままだ。
今まで住人さんに会っても注意されたことはなかったが、あの土地はあのおじさんの所有なのかな?反省!
今日はKさん風邪気味なので温泉はカット、あちこちみちくさしながら帰る。

この数曾寺山系はほとんど人が入らないので深山の雰囲気を味わうことができ、静かな山歩きが楽しめる。叉高圧線が走っているので巡視路も各所にある。ただ登山道として整備されているわけではないので、それ相応の準備と覚悟が必要だ。

[参考データー]
数曾寺池北端林道入口9:20→No166鉄塔入口10:15→赤白鉄塔コース合流10:45→大坂山11:05~11:20→岩場で昼食11:50~12:35→数曾寺峠12:45→No166鉄塔入口13:00→林道入口13:45
(歩行距離 約5.2キロ  累積標高差 約360m)

by hotaka443 | 2012-03-03 16:06