みちくさおじさん山を歩く

No195 鎧岳~兜岳そして樹氷の高見山

鎧岳(893.9m)兜岳(920m)奈良県曾爾村 &高見山(1248.3m)奈良県東吉野村・三重県松阪市           2012・2・11(土)~2・12(日) 天気・晴れたり曇ったり  メンバー・10人

鎧岳~兜岳

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                       (左)兜岳 (右)鎧岳 



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去年から予定していた12日の高見山の樹氷見物、ちょうど連休なのでのんびりと一泊し、近くで適当な登る山ないかな~ で思いついたのが鎧・兜だ

鎧、兜、屏風岩は曾爾三山といわれており、屏風岩から住塚山~国見山は一昨年に登っているが、しかし鎧~兜は残っているデーターではもう7年経っている。
あんな山登れるの?が鎧岳の第一印象だが、個人的には登るより眺める山、と思っている。

高見山は先月15日 友達と素晴らしい樹氷を見てきただけに、今回は先月に比べると少し成長が弱かったようだ。吹き飛ばされそうな強風のせいかもしれない。

6:30 車2台で姫路を出発、西名阪を針で下車、R369を掛で別れて県道89を曾爾郵便局へ。
以前は新宅本店前バス停あたりから林道に入っていたが、今回は少し手前のコースを歩くことにした。
もちろんこのコース始めてで、郵便局の少し先を左折すると左側に案内看板がある。
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急坂を少し登ったあたりに道路のふくらみがあったので、そこに駐車する。
民家が点在する集落の中だけに、ちょっと気になるが・・・
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駐車地点はちょうど鎧岳を南側から見上げる位置になるが、この方向からでは、あの美しく尖った円錐形の山とはとても思えない。
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車1台を兜登山口に回すため県道784へ。通行量の少ない山間部に入ると、日陰は積雪と凍結で要注意だ。
こちらは駐車場があり、傍に目無地蔵が祀られている。
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鎧登山道に引き返す途中からの鎧岳。登高意欲が湧く山容だが、とても登れそうにないほど鋭くとがっている。
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10:05 出発。舗装道路を登って行くとすぐに道標があり、左折して林道に入る。
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手入れの行き届いた植林の中を歩くこと35分、林道終点に着いた。
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ここから登山道に変わり、少し登ると新宅本店前バス停からの道と合流する。登山者はこちらからの方が多い。
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ジグザグの急な登りは展望がなく、退屈な道は11:25ようやく尾根に出た。植林に入ってからのうっすらの雪は、少しだが多くなってきた。
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ここで北西から南に方向転換、鎧岳に向かう。すぐに分岐があり、兜は右折だが直進して鎧岳に。
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11:50 三等三角点鎧岳山頂着。
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狭い山頂廻りは樹木に遮られているが、東側の一部のみ切り開かれ、ガケ崩れのような曾爾高原が正面に見える。
関西一のススキの高原、と言われているが、個人的には砥峰高原の方が好きだ。
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ちょうどお昼になったので昼食にする。風はないが雲が多く、肌寒い。
12:25 兜岳に向かってスタート。先ほどの分岐まで戻り一旦峰坂峠に下る。いきなりの激下りは雪が凍結し 足許に神経が集中する。
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やがて鎧・兜の中間地点、峰坂峠に降りてきたが、ここから標高差190mは急な登りだ。
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日陰は雪が残っているので滑りやすい。足元に注意して、ロープを頼りに登る。
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一か所展望の開けた場所がある。鎧岳と向こうは曾爾高原。遠方の山は大洞山?左側は切り立った断崖絶壁だが、ササや灌木が恐怖を隠している。
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14:00兜山頂に着いた。鎧より広い山頂だが、周りは樹木に遮られ、展望はよくない。
鎧での食事は寒かったが、少し陽射しも戻ったのでコーヒータイムとする。鎧との距離が近いので 三角点はない。
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30ほど休憩していよいよ最終行程の下山だ。激下りだった記憶が残っているが・・・
少し下った所から西方向がわずかに覗く。右は国見山で左が住塚山。左の三つのコブの下は有名な長さ1.5キロの屏風岩がある。
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激下りだ。ロープが設置されているが、慎重に足場を選ぶ。ここで滑ると止まらないぞ。
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激下りが終わり、ホッと一息つく。
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手入れされた気持ちのいい植林を下る。
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やがて沢に下り、流れに沿って少し歩くと登山口の県道784に出た。時刻は15:10になっている。
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目無地蔵さんに無事下山を報告。このお地蔵さん、名前通り本当に目が刻まれていない。
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鎧登山口の車を回収,少し下った所のサンビレッジ曾爾・オートキャンプ場でトイレをお借りし、16:05今夜の宿に向けスタート。
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時間があれば、曲がりくねった道を4キほど走った所にある「屏風岩」を見たかったが、パスだ。
                  
                    一昨年の写真「屏風岩」
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今夜の宿「高見山荘」までは県道81とR369を西に10キロほど走ってから左折、県道28に入って小さな峠越えをするのだが、狭い道は雪と凍結で意外と時間をとられる。
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17:10高見山荘に着いた。
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お風呂に入り、あとの宴会では大いに盛りあがった。
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高見山

6時半に朝食をいただき7:05出発。おかみさん曰く 「登山口まで10分ほどだから、車を置いて行きなさい」
確かに登山口に駐車場がなく、路上駐車なのでここに置いた方が便利だ。ところががなんのなんの、緩い登りの国道歩きは30分ちかくかかってしまった。距離を測ると1.8キロだ。
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7:50スタートする。
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登山口は民家の横にあり、狭い道を登る。
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すぐに小さな祠を祀った小広場に着く。かたわらに旧伊勢南街道の説明看板が立てられている。ここからしばらくの間登山道はおおむね植林の中を縫い、雰囲気的には暗い。
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階段や石畳みの個所は以前よりかなり増えているようだ。
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撞木松。といわれてもわからない。調べてみると 仏具の一。丁字形の棒で、形が一に似ているところから(突棒)つくぼうの異称、とある。昔の旅人が撞木松と呼んでいた、と言われるだけあり、長い時代を感じさせるように幹の先端は天に突き出ている。
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古市。昔 紀州・大和・伊勢の人々が集まり、米・塩・魚などの市が立っていたという。旧のR166が昭和28年に開通したが、それ以前に伊勢に抜けるには、この山道が唯一の街道だったという。
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一等水準点,点名は1538。国道・旧国道・主要街道沿いなどに約20キロ間隔に設置されている高さの基準点。
三角点と違い点名は全てナンバー数字だ。(三角点は位置の基準点) 
交通量の多い所では半地下式で、金属標識が埋め込まれている。今でこそ山中だが、かっては主要街道だったので水準点が設けられた。
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雲母曲通過。
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崩壊地。登山道が崩れてしまったので、付け変えられた。雪の凍結時は要注意だが、本日は雪無し。

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9:00 小峠着。国道から上がってきた林道を横切り鳥居をくぐって階段登ると、その先に激登が待っている。
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雪や凍結があると 特に下りがスリップしやすい激斜面だ。
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9:25平野道との分岐に着く。計画では下山に利用する予定だったが、車回送が面倒になりピストンに変更だ。ここでアイゼン装着する。
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国見岩を過ぎるころ樹氷がお出迎えだ。
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息子岩、揺岩を通過するにつれ、白い世界が広がってくる。
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コース唯一の展望台,笛吹岩に着くが、台高の山々は雲の下で、写真は撮らず。
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(2012・1・14撮影分)
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頂上が近づくにつれ、強風が吹き付ける。気温は-7度、しかしこの風、体感温度はマイナス数10度だろう。
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10:20頂上避難小屋に着いた。(2012.1.14撮影)

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寒い!小屋は満員だが次々入れ替わるので場所を確保、コーヒータイムをとる。一息ついた所で外へ。小屋後の高角神社にお参りする。
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昨日登った鎧・兜が曇天の下にボンヤリ浮かんでいる。
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東には樹氷で高見山と一、ニを争う三峰山。
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10:50 狭い頂上を続々登ってくる人に譲り、樹氷を見ながら10:50下山だ。
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次々と登ってくる登山者やグループ、今からだと山頂で食事だろうが、あの狭い山頂では大変だ、と余計なことを考えてしまう。平野道分岐あたりでアイゼンを外す。
11:55小峠通過し、12:45登山口に降りてきた。国道沿いに並んだ登山者の車。
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トイレ、ストレッチを済ませ13:05高見山荘に向けスタート。おかみの10分ほどの三倍近くかかって13:30やっと山荘に着いた。
帰りはR166を走る。途中高見山の撮影ポイントで障害物が多いが1枚記念写真を撮る。東洋のマッターホルン高見山は西方向からが一番美しい。
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大宇蛇町まで走り、大きな温泉施設「あきののゆ」へ。広い駐車場はタイミング良く2台分空く。時刻はすでに14:10になっている。先にレストランで遅い食事を済ませ、温泉に飛び込む。
3時から背中を流すサービスがある、と放送があり、赤いハッピに赤いフンドシ姿の若いお兄さんが4人入ってこられた。(女湯も同じサービスあり)
さっそく背中を洗してもらうが、かなか気持ちいいものだ。お姉さんなら なおいいって?
面白いアイデアの温泉だ。ちなみに入浴料金は700円也。
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16:05のんびりと湯につかり16:05出発。R166から南阪奈・阪和・阪神を経由、途中PAで休憩、19:00姫路に帰ってきた。
by hotaka443 | 2012-02-13 14:17 | Comments(0)