みちくさおじさん山を歩く

No191 13年ぶり 樹氷の高見山

高見山(1248.3m) 奈良県東吉野村・三重県松阪市 2012.1.14(土) 天気・曇り メンバー・2人


b0185573_21421167.jpg


R166新木津トンネルを抜けると、東洋のマッターホルン高見山が、その美しい姿を見せてくれる。
b0185573_9273685.jpg


ちょうど13年前のこの日Mさんと高見山に登り、素晴らしい樹氷に感激した日である。今日はその記念日として高見山に登ることにした。
5時半自宅を出発、阪神高速~阪和道~南阪奈道を走り、R165~166で高見山登山口に着くと、すでに多くの車が路肩に並んでいる。
予定ではさらに2.5キロほど走り、旧国道に入って小峠か大峠まで登り、どちらかから山頂を目指す。こうすることで登山口~小峠間の往復約2時間を短縮するつもりだ。

登山口から2.5キロほど走ると、旧166号を右に分岐する。
旧道は細いカーブの連続で、標高約900mの高見峠(大峠)まで登るのだが,雪の状態がわからず、通行出来るか否か心配していたが、何台か車が走ったタイヤ跡があるので侵入する。ボールの先端が切れているが、高見峠の標示板だ。
b0185573_9544293.jpg


轍はしっかりしてしているが、日陰ではかなりの雪だし場所によっては凍結している。
Mさんは心細くなったらしく「バックしてさっきの登山口から登ろう」とおっしゃる。
私もこの先の道路状況がわからず、内心引き返そうかな、と思っていたので意見が一致。
じゃそうするか と狭い路上でUターン。登山口近くにはもう駐車するスペースがないので、200mほど離れた場所に車を停める。時刻は8:30だ。
b0185573_1022471.jpg

支度をして8:45出発。ちょうど樹氷バスが到着、大勢の人が下車されている所だ。それにしても前回きた時かなり手前でチエーンを巻いて走ったが、今年は雪はゼロだ。
b0185573_1045473.jpg

8:55登山口スタート
b0185573_10474770.jpg

取り付きは民家の横の狭い道を登る。
b0185573_1048478.jpg

しばらくすると案内板がある。
b0185573_10505055.jpg

b0185573_105487.jpg

しばらくは杉林の中の石畳や階段の道が続く。
b0185573_105679.jpg

やがて尾根裾の山道に変わり左は植林が続く。
b0185573_11105063.jpg

地形図を見ていて気が付いた事がある。それは水準点が登山道脇にあることだ。三角点は山頂で見かけるが、水準点を山中で見たことはない。
水準点は標高を現す標石で、国道など主要道路沿いに約2キロごとに設けている。
それが何故山中に?と思ったが、調べてみるとこの登山道は、R166が昭和28年に開通するまでは伊勢南街道として重要な交易路の県道だったので、ここに設けられたのだ。
もう1個所、少し先の大峠の高見峠にもある。
この標石は明治時代に設置されたので、水準点からその街道の歴史を物語たっているようだ。
9:25 期待していた水準点に着いた。獣除の柵の内側にある。
b0185573_114502.jpg
b0185573_11451886.jpg

そろそろ雪が・・・
b0185573_1073548.jpg

雲母曲(うんもひじ)この下100mに天狗岩アリ、の案内があるが、パスして先を急ぐ。
b0185573_1094640.jpg

大きく崩壊した現場にはロープが設置されているが、ツルツルに凍結。微妙な勾配があり「キャー怖い!」と三人連の山ガール。
b0185573_1012346.jpg

ほとんどの人がこのあたりでアイゼン着用しているが、まだ頑張るで~
b0185573_1014443.jpg

9:50 林道が横切る小峠に着いた。この林道を200mほど右に下ると旧国道と合流する。その合流地点までは車で上がりたかったのだが・・・
b0185573_10243271.jpg
b0185573_10265818.jpg

鳥居の石段を登ると、標高差200mの急登りが待っているのだ。
b0185573_1028373.jpg

登りきると傾斜は緩くなるが雪が多くなってきた。しかし樹氷はまだ見られない。
b0185573_10302935.jpg
b0185573_10304648.jpg

乳岩。踏み固められた足許はよく滑る。そろそろやせ我慢も限界、アイゼン着用だ。
b0185573_10311418.jpg

10:10 右側から上がってくる平野道と合流。こちらからも大勢の人が登ってこられる。
b0185573_10355325.jpg

b0185573_1038864.jpg

大きな岩が現れた。向こう側に国見岩の看板がある。
b0185573_10404776.jpg

b0185573_1041510.jpg

樹氷を心配していたが「お待ちどうさま」とお出迎えだ。
b0185573_10424382.jpg

息子岩。いずれも対象物が遠く、確認できないよ。
b0185573_10441368.jpg

b0185573_10453483.jpg
b0185573_10455020.jpg

笛吹岩。この先はガケになっているが、南側に広がる台高山脈の大展望台だ。
b0185573_104881.jpg

b0185573_1049398.jpg

思い切り調整して大峰山脈をアップ。はるか後方にゴツゴツした大普賢岳と右は山上ケ岳。何とか確認できる。
b0185573_11134998.jpg

b0185573_110211.jpg
b0185573_1101867.jpg

山頂が近づくにつれ樹氷の成長は著しく、特に風が吹き付ける北斜面は見事だ。ただ青空が望めないのが残念!
尾根が狭まり、頂上の避難小屋が見えてきた。
b0185573_11185926.jpg

11:00 避難小屋に着いた。中は20人ほどで満員。席が空くのを待って、先に食事にする。次々登ってこられるので、早い者勝ちだ。
b0185573_1885818.jpg

小屋の中は満員でガスも使いにくく、温かいうどんは遠慮して、おにぎりと豚汁で済ませて席を譲り、外に出る。すぐ後ろには高角神社。この後ろ側だったかに三角点があると記憶しているが、雪と、小屋には入れなかった数人が食事中で、確認できなかった。
b0185573_13124623.jpg

東には樹氷で有名な三峰が聳えている。向こうからもこちらを見つめていることだろう。三峰も平成12年の樹氷見物以来長い間のご無沙汰だ。
b0185573_13171989.jpg

b0185573_1331842.jpg


北側の展望。独特の山容の右鎧岳、左兜岳。その左は国見山と住塚山が並んでいる。
b0185573_13235627.jpg

避難小屋の屋根は展望台になっている。
b0185573_13375754.jpg

11:30 展望を楽しんで さあ下山だ。ここから南へ、900mの大峠(高見峠)まで350mを急斜面で下り、等高線沿いに小峠に出る回遊コースの予定だが、南に下ってしまうと樹氷が見られなくなる、とMさん。
それじゃ とピストンに変更だ。同じ道でも見下ろす樹氷は叉美しいものだ。
b0185573_22553524.jpg

b0185573_22555793.jpg
b0185573_22561462.jpg

まだ続々登ってこられるが、さすが樹氷の山だ。
12:20 下りは早い。あっという間に小峠に降りてきた。もう少し樹氷の中に留まっていたい心境だ。
b0185573_13574952.jpg

b0185573_1442853.jpg

小峠からは見るべきものはなく,のんびり歩いて13:00登山口に降りてきた。早くから停まっていた路上駐車の車は少なくなっているが、駐車地点に戻ると、こちらは私より後から来た車が増えている。
b0185573_1413043.jpg

13:15 出発。帰りはすぐ近くの道沿いにある、東吉野温泉・高見山の湯・みのやへ。
b0185573_14213442.jpg
b0185573_14215042.jpg

ところが駐車場には車はゼロで閑散としている。はてな?閉鎖したのだろうか?
それじゃと帰り道20キロほど走った大宇蛇市にある(大宇陀温泉・あきののゆ)へ13:40着。
ここは随分大きな素晴らしい温泉だ。
帰ってから調べてみると、東吉野温泉は閉鎖されたとのこと。近くにこんな大きな温泉があれば、勝負あった、と言う感じだ。
b0185573_14405573.jpg

b0185573_14411597.jpg

ゆっくり湯に浸かり、14:45 出発、19:00自宅に帰ってきた。

[参考データー]

自宅5:30⇒姫路・加古川BP⇒第二神明⇒阪神高速北神戸・山手・神戸・松原JCT⇒阪和⇒南阪奈⇒R165・166→高見山登山口近くに駐車 8:30
出発8:45→登山口8:55→小峠9:50→平野道合流10:10→高見山11:00~11:30→平野道分岐12:00→小峠12:20→登山口13:00→駐車地点13:10
出発13:45⇒R166 大宇蛇温泉・あきののゆ13:40~14:45⇒往路引き返し、自宅19:00着

(走行距離 約400キロ  歩行距離 約7・5キロ  累積標高差 約800m)

by hotaka443 | 2012-01-15 22:16 | Comments(0)