No180 今日も行き先二転三転、決定は大山
近くで3時間位で登られて未登の山、とのリクエストで、岡山は真庭市の三坂山を選び、7:00出発した。
ところが中国道を走行中、先日姫路で開催されたG-1グランプリで優勝した(蒜山焼きそば)の話になった。
山に登って焼きそばを食べる、これもいいじゃん と言う事になり、あのあたりで短時で登れる未踏の山・・・展望はないが皆ケ山は?に、登ったことないのでそこにしょう、に決まりかけた。
ところが米子道に入ってから、焼きそばは逃げないから、いっそのこと大山に行こうか、になり、蒜山SAで最終調整だ。
Iさんはもう20年くらい前でよく覚えていないし、Kさんは随分以前に途中までまで登っただけ、との事。
私も無雪期の大山は記憶がないくらいの御無沙汰なのでちょうどいい。
溝口で下車、大山に向かって東に走る。あいにく大山はガスの中だ。
ゆっくりと坂を登って行くと、まだ美しい秋が残っている。
桝水高原に近づき、大山がアップになるとガスの下に白いものが見える。先日の寒気の流れ込みで降った雪だ。
まさか大山に来るとは思っていなかったので、アイゼンの用意はないが、まだうっすら程度だから心配ないだろう、と車を走らす。
9:20登山口に一番近い駐車場はほとんど埋まっているが、うまい具合に一台分空いていたのでラッキー。
このシーズンは駐車場の管理員は不在で、これまたラッキー。
9:30 支度を済ませ出発。駐車場から道路に出て、少し歩いた所の夏山登山道から山に入る。
さすが大山、登山者は多く、下山してくる人も叉多い。頂上避難小屋泊りの人も数人。
一合目
延々と続く階段。こんな下から階段あったっけ?どうも記憶がない。帰って調べてみると、無雪期に登ったのはH13年4月以来で実に10年ぶりになる。
そろそろ雪が・・・
積雪が多くなってきた。同時にガスがかかりはじまる。
10:55六合目小屋に着く。アイゼン着用する人が多い。
まさか大山に来るとは思わなかったので用意していないが、大半の人はノーアイゼンだ。
何年前か、厳冬期にこの小屋がスッポリ埋まってしまった年があったっけ。
おおくの人に踏み固められ、アイスバーンになりつつあり、慎重に足場を探して登る。下りが要注意だ。
ガスが深くなってきた。
八合目を過ぎると傾斜は緩くなり、尾根の木道に出る。
途端にガスと風が強くなり、吹き飛ばされそうになる。
今日の天気図は高気圧が東に中心を移し、日本海中部に寒冷前線がある。
このため南西からの風が強いが、冷たい北風でないのが救われる。
米子上空1500mで8度位だから大山では6~7℃。しかしこの風、体感温度はかなりのマイナスだ。
10:55頂上避難小屋に着いた。大勢の人だ。時間は早いが食事にしよう。
とりあえず山頂の石碑まで、と思って外に出たが、強風とガスのため諦め12:35下山にかかる。
八合目から六合目の間は傾斜がきついので、スリップしないように慎重に足場を選ぶ。
積雪期は灌木や階段の全てが雪に埋まっており、アイゼンを効かせて快適に下れるので、やはり大山は雪山の方が歩きよいようだ。
七合目あたりでガスが切れ、元谷の向うに三鈷峰が姿を現した。ユートピア小屋も見える。左は甲ケ山。
ユートピア小屋をアップで。
しかし頂上付近のガスは晴れない。
色彩を失った山にひときは艶やかなナナカマドの実。
空がかなり明るくなってきた。見納めの三鈷峰とユートピア小屋。
一合目に降りてきた。前後して歩いていたおじさん。ついに膝痛に耐えかね座り込む。大事にしてくださいね。
14:35登山口に降りてきた。
まだ登山者の車でいっぱいだ。
14:50予定外の大山を楽しみ、出発。帰りは県道45から蒜山高原に出る。
西から見る烏ケ山と鬼女台からの烏ケ山。
県道422入口から見る上蒜山と中蒜山。
15:40 おなじみの(蒜山やつか温泉・快湯館)で体を温める。
[参考データー]
播但道砥堀IC7:10(播但・中国・米子)溝口IC⇒県道45・158南光河原駐車場8:50
出発9:20→六合目避難小屋10:55→頂上避難小屋11:50~12:35→六合目避難小屋13:25→駐車場14:35
出発14:50⇒県道158・45・114・422⇒やつか温泉15:40~16:30⇒県道422・R482・313⇒湯原IC(米子・中国・播但)砥堀IC18:00
(走行距離 約370キロ 歩行距離 約6.3キロ 累積標高差 約930m)