みちくさおじさん山を歩く

京都の皆子山が湖北己高山に、そして決行は京都・雲取山


雲取山
(911.1m) 京都市右京区 2011・11・20 (日) 天気・曇り時々パラパラ メンバー・3人




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明日は久しぶりに京都北山の皆子山だ、と楽しみにしていたが、夜 Yさんから「足尾谷に架かる木橋が流されている」
と連絡をいただいた。
あの橋がなければ入山は難しい。寺谷からのピストンでも登られるが、美しい自然林の足尾谷を歩きたいので次の機会とし、急遽代替えの山、湖北の己高山にする。

しかし・・・朝Mさの待っておられるスーパーの駐車場で再度行き先変更だ。
昨日の雨の後冬型になりつつあり、北部は時雨が考えられるからだ。
作戦会議の結果、YさんMさんとも未踏の、皆子山からわずか7キロほど西に位置する雲取山に決定した。


5:25自宅を出発、行き先決定の時間ロスはあったが、己高山のつもりだったので時間はタップリある。
のんびり走行で京都南で降り、R1から京都市内の府道38を北上、花脊峠からカーブの連続の道を下ってゆくと、山合いに別所の集落が見えてくる。
左側には旧花脊峠を源とする別所川が近づくので、[花脊高原前]のバス停の横を左に橋を渡る。
橋を渡ると右手に廃校になった別所小学校がある。京都市と言えど、花脊峠を越えると人家もまばら。
学校を維持するだけの生徒数が足りなくなったのだろう。
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細い道は花脊スキー場跡の横を登る。食堂跡の建物内部は、テーブルやイスが転がり、床の一部は抜け落ちている。
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緩斜面一面のゲレンデ跡。日本で三番目に古いスキー場とか。
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少し登ると90度折れ右へ登って行く林道があり、その交差部の広くなった所に駐車する。
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すぐ傍にNO1の標示がある。
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9:30出発。林道から登山道に変わり、谷沿いの薄暗い杉林の中をゆっくり登る。
夏場ならヒルがうようよいそうな所だが、京都北山あたりはどうなんだろう・・・
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4の標示を通過、倒れた木が道を塞ぎ、4の表示板は真っ二つだ。道はここで90度右に折れ、沢から離れて山腹を巻く・

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ところでこの4番には思い出がある。昨年末に登った時の、この写真に写っている白く漂っているものの正体は?
当日ガスはかかっていなかったし、夜のようなこの暗さ。まるで心霊写真のような不気味さだ。
そして同行者が何でもない所で足首をひねり、数日間腫れあがる。もちろん下山時は全く異常なしだった。
過去ここで事故があり、その霊がさまよっているのだろうか・・・・まさか!
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9:00 寺山峠に着いた。杉林と自然林で分けられた峠は、全く視界はきかない。左の自然林の明るい尾根に道が付いており、昨年はつられて尾根に入って途中で気が付き、あわてて引き返した峠である。
注意すると前方の薄暗い杉木立の中に、No5の標識が見える。
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狭い谷間の道を下ると、一ノ谷に出る。ここで道は左右に分かれるが、右まわり、左まわりのどちらでも、叉ここに戻ってくるので、右をとって一の谷を登りつめる事にする。
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何回か渡渉を繰り返すと、前方に雲取山荘が見えてきた。
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渓友クラブ所有とかで、一般の登山者は入れない。
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沢は枝分かれするが道ははっきりしており、一ノ谷源頭部をすぎると頭上が明るくなり、9:40広々とした雲取峠に飛び出す。
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北西に少し下った所に、京都府立大の[りょうぶの小屋]の屋根が見えている。名前の通りこのあたりはリョウブの木が多いところだ。
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尚、ガイドブックにはこの峠や山頂にはササが多い・・・と書かれているが、峰床山、皆子山 などと共にシカの被害で丸裸になっている。
雲取山手前のピークは北側の斜面を巻く。カエデ以外の木はほとんど葉を落とし、冬到来を待っている。
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9:55雲取山頂上に着いた。地形図は無名峰で三角点は三等で点名は川上だ。
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廻りは木立に囲まれ展望はない。山頂ナンバーは12だが、ここから二ノ谷と三ノ谷の二本の下山道に別れる。
ナンバーは三ノ谷に付けられているが、我々は近道の二ノ谷に下る。
時間はまだ早いが、食事にしよう。冷たい北風を避け、南に少し下ったあたりでお昼にする。
はっきりしないお天気のせいか登山者はなく、小鳥のさえずりもない静寂が漂う。

10:30 下山開始。ここは二ノ谷コースなのでこのまま下ればいい。
最初はかなりの急斜面でロープも一か所あるが、頼るほどでもなく、谷が形成される頃になると傾斜も緩んでくる。
そして美しい自然林の中にとけ込んでいく。
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どんどん下ると小屋が見えてきた。立命館大の立派な山小屋だ。ドアはオートロック、暗証番号が必要だ。
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そして木の枝にはブランコがぶら下がり、またユニークなお風呂もある。遊び心たっぷりだ。

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小屋の左から、枯れ葉の絨毯を敷き詰めたように美しい二ノ谷が下りてくる。
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登山道に沿った流れと二ノ谷の流れで水量を増し、沢の幅も広がってきた。そして右に左にと飛び石伝いの渡渉が始まった。
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渡渉にくたびれたころ、前方に林道が見えてきた。
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林道手前には一ノ谷から下ってくる巾の広い流れがあるが、飛び石で渡り、林道に上がる。二ノ谷出合だ。
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道標があったはずだが…と探すと、こんな風になっている。山頂で別れたNo12だが三ノ谷を下ってきてNo18になっている。
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昨年はこんなに立派な道標だった。
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少し進むと林道は左の山腹に登って行くが、登山道は一ノ谷に沿って上流に登る。
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車が走った形跡がないこの林道は、貴船から芹生を経て登ってきたのだが、この先は地形図には未記入、どこまで登って行くのだろう?一ノ谷沿いの登山道は沢の流れが変わったのだろうか、丸太橋が次から次に現れる。2~3本の丸太を渡しただけで濡れており、非常に滑りやすい。安全第一だ。
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こんなに渡渉があったかな?どうも記憶にない。古い橋もあるが、新しい丸太が多い所を見ると、新しい渡渉個所かもわからない。大雨が降った後は流れが変わる場合が結構あるものだ。
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まだまだへっぴり腰で修行が足らぬ、とばかりに次々と現れる丸太橋。
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「登りから数えると100個所位はあったんと違うかな?」最初は数えていたMさん「あまりにも多いのでわからなくなったわ」
11:30 登りに通った一ノ谷出合に到着。Noは一周して20で終わっている。
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この2~3m横に登りの時の道標がある。
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これで一周は終わった。後は往路を引き返すだけで、12:05車に無事戻ってきた~

時間はまだお昼。さてどうするか・・・今日の京都はどこに行っても観光客で溢れているいることだろう。
おとなしく帰るとするか。

鞍馬まで帰ってくると大勢の観光客で賑わっている。
叡山電鉄鞍馬線に沿って走るのだが、狭い道は車がいっぱいだ。
途中線路沿いの紅葉が見事で、トンネル出口や駅などの撮影ポイントには、大勢の鉄道フアンがカメラを構えている。
鉄道フアンの私も撮りたいが、この狭い道路では車を停める場所がない。残念!

時間が早いので、心配していた京都市内もスイスイで高速に乗る。途中で1時間の大休止をとり、16:10自宅に帰ってきた。

京都北山は植林が多く、どちらかと言うとジメジメじで感じで展望もあまり期待できない。
また沢が多いので渡渉の覚悟がいる。これがまたいいところかもわからない。

[参考データー]

自宅5:25⇒山陽姫路東IC(山陽・中国・名神)京都南IC⇒R1⇒府道38⇒R477・バス停花脊高原前左折、林道二股に駐車8:20

出発8:35→寺山峠9:00~9:10→一ノ谷出合9:20→雲取峠9:40→雲取山9:55~10:30→林道11:05→一ノ谷出合11:30→寺山峠11:45→駐車地点12:05

出発12:15→往路引き返す→西宮名塩SA14:05~15:10→自宅16:10

(走行距離約 310キロ 歩行距離 約6キロ  累積標高差 約500m)
by hotaka443 | 2011-11-21 19:43 | Comments(0)