みちくさおじさん山を歩く

高速無料あと2週間 若丹尾根・養老山~三国岳へ

養老山(665.4m)~三国岳(616.4m) 京都府綾部市・舞鶴市 2011・6・6 (月) 天気・晴れ メンバー・単独


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若丹尾根で未登の山として最後まで残っていた三国岳~養老山、展望がないとのことなのでためらっていたが、19日で高速道路の無料化社会実験が終わってしまう。
残された日があとわずかになってしまったので、本日決行することにした。

6:20 自宅を出発。舞鶴若狭道を大飯高浜で降りる。(現在小浜西IC止まりだが7月16日に小浜ICまで開通)
県道1に出て綾部の方に引き返すと、福井県から京都府に入る。
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県境から1.2キロほど走ると老富の集落があり、右手に公民館があり、その角を右に入る。
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道路反対側に真新しい案内看板が立っている。ここ老富は水源の里としてPRしているようだ。
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舗装林道を1.3キロ走ると舗装が切れ、左に泉富林道を分ける。(林道は災害により通行止めのバリケード)ここが少し広くなっているので路肩に8:20駐車する。
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ここにも新しい水源の里老富、直進胡麻峠の看板が立っている。
8:35出発。未舗装になった林道をそのまま直進すると、3分ほどで分岐がある。
登りは左の胡麻峠へ、帰りは直進の林道に降りてくる予定だ。
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林道を少し行くと老富の水源の看板がある。近寄って見るが谷川に看板を立てているだけ。
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ここから谷沿いの山道になる。最初の間は小滝があったりの気持ちのいい道だが、登りにつれ流木や、折れた木の枝などが散乱。このあたりは先日の台風崩れの低気圧で、記録的な大雨を記録した所で、谷筋は荒れてくる。
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 流木や倒れた木を避け、どんどん登るとやがて沢から離れ、植林の中をジグザグに登ると峠に飛び出した。
胡麻峠だ。しかしそれらしき標示は見当たらない。麓の看板に胡麻峠と書いているのだから、道標くらい立てるべきだ。
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         9:15峠スタート。ここから養老山まで尾根歩きになる。地形図を見るとほぼ尾根沿いに関電の送電線・高浜線が走っており、巡視路を兼ねているので、整備された歩きよい道のはずだ。
植林から解放され、新緑の快適な道はルンルン気分。
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早速鉄塔No27が樹間からのぞく。
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峠から三つ程のピークを越え、655m標高点のあるピークの登りにさしかかる。
このあたりはイワウチワの群生地だ。
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プラ階段の登りはかなり急だ。655mのピークといっても何もなく、単なる通過地点で、下りもまた急なプラ階段だ。途中に赤白鉄塔No29の下を通る。
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この高浜線No29鉄塔は、すぐ北にある高浜原発から29番目の鉄塔になる。福島第一原発事故以来、原発は肩身の狭い思いをしているだろうな。
鉄塔の高さのわりには使われているパイプは細く、頼りない感じがするが中空パイプの強度は強い。
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少し進むと登山道は直角に左に曲がる。うっかりしていると北西に延びる尾根に入ってしまうので注意だ。  左から地形図にない林道が登って来て最接近するが、すぐに離れていく。
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P631を緩い坂で登りって進むと、左側に展望が開ける。あいにくモヤっているが、舞鶴市と舞鶴湾がなんとか確認できる。
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      双耳方の青葉山も近い 。鉄塔が向かっている一番向こうの山が三国岳。
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自然林が切れネマガリダケが現れるがすぐに終わり、No31赤白鉄塔の下に着く。
ここから10分ほど歩くとNo32赤白鉄塔で、さらに2~3分で二等三角点「養老ケ岳」の立つ養老山に着いた。10:35
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樹木に囲まれ展望はない。山頂といってもピークがあるわけでもなく平坦な尾根の一部と言った地形だ。
胡麻峠から1時間20分、展望は一か所だけ。しかし新緑の尾根歩きはすがすがしくて快適だった。
これだけの緑だから、紅葉の季節もいいだろうな。
コーヒータイムをとり10:55折り返しスタートする。
黙々と来た道を引き返し12:00胡麻峠に到着。帰りは写真も撮らず、ひたすら歩いたので、来る時よりも15分も早い。しかし大小片道10ケのピークがあり、往復20か所、結構ハードな山だ。
左は舞鶴市、右は登ってきた道、直進が三国岳。
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最後の三国岳に向け出発。しかし延々と急坂に刻み込まれたプラ階段を見上げ、う~ん・・・ 
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ハーハー言いながら60mの急坂を登ってNo26鉄塔に。養老山方面を振り返るが、養老山ははるか彼方でここからは見えない。
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No25赤白鉄塔の向こうが三国岳。あとわずかだ。右の木立の中の鉄塔は小浜線で、高浜線がオーバークロスする。
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さらにひと登りすると、No25赤白鉄塔の下を通り12:20三等三角点「三国岳」の山頂に やっと、やっと着いた。ここも樹木が茂り、展望は全くない。
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正面の赤白鉄塔から歩いてきて、帰りは左老富に下る。
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朝はSAでうどん、お昼もまたうどんの昼食を済ませ、コーヒーをいただき、のんびりと時間を過ごす。
13:00 さあ、いよいよ下山だ。胡麻峠への登り以外はすべて巡視路歩きになっている。
下山路も新緑の美味しい空気の中を歩く。
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高浜線に比べ小じんまりした小浜線の鉄塔。
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やがてジグザグの急坂を下るようになる。まわりにはイワウチワが多い。
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沢の音が近づき、谷に降りてきた。こちらの谷も荒れている。
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倒木や流木 を避け渡渉を繰り返し、林道に出た。
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沢沿いの林道はやがて登りに歩いた胡麻峠への分岐に着く。ここから駐車地点はすぐだ。
13:40車に戻ってきた。5時間余りの山旅は終わった。
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帰りはこのまま府道1を南下、「綾部温泉二王の湯」を予定していたが面倒になり、傍の流れで体を吹き、下着を着替えて高速に乗った。

(参考データー)
自宅6:20⇒砥堀IC(播但・中国・舞鶴若狭道)大飯高浜IC⇒県道16・県道1・府道1・487泉富林道入口駐車8:20
駐車場出発8:35→胡麻峠9:15→P655 9:45→養老山10:35~10:55→P655 11:35→胡麻峠12:00→三国岳12:20~13:00→駐車地点13:40
駐車地点出発14:15⇒往路引き返す⇒自宅16:10
(走行距離330キロ  歩行距離約9.5キロ 累積標高差 約680m)
by hotaka443 | 2011-06-07 19:30 | Comments(0)