みちくさおじさん山を歩く

雨近し、急げ寒風山へ!

寒風山 (1763m) 高知県いの町/愛媛県西条市 2011・3・20~21 (日~月) 天気・曇り時々パラパラ 
メンバー4人



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朝4時の空は、月の光を受けた高積雲でビッシリ覆われており、雨近し。予報通りこの連休はさえない天気のようだ。
しかし「雨が降ったら観光にしたらええやん」の打ち合わせ通り4:45家を出て集合場所のIさん宅へ。
アイゼンを確認し5時にスタート、四国に向かう。私は昨日の鬼ノ城山に続いてまた連ちゃんだ。

瀬戸大橋でやや雲があるものの、きれいな日の出を迎える。豊浜SAでうどんの朝食を済ませ、西条ICからR194に入る。
長い寒風山トンネルを抜け高知県へ入ると、トラックの後の道標まで走り、急ハンドルを切って左折、左端のコンクリート壁に沿うように旧R194に入り、バックする形になる。
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ここから寒風山隧道入口までカーブ連続の標高差600mを急坂で登る。
途中から見える笹ケ峰からちち山にかけての笹原の山並みが、とっても美しい。この時点では青空も覗いていた。

8:10 登山口の駐車場に着いた。すでに5台の車が停まっている。ここから先旧R194は冬季閉鎖中。
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こちらも冬季閉鎖中の瓶ガ森林道、開通はあと少しだ。石鎚山への最短ルートになる。
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8:30 支度を済ませ、出発。
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いきなりの急登を少し登ると、滑って歩けないのでアイゼン着用。9:40 改めてスタートだ。
最初の急登が終わると、日当たり状況によって雪が残っていたり融けていたりする。
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樹林帯から灌木地帯に入ると、桑瀬峠方面がチラリと見え、雲の切れ間から青空が覗いている。
「晴れてくるで~」とKさん。しかしそうはいきまへん、時間の問題です。
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東には冠山が聳えている。昨年11月 雪と強風が吹き荒れるガスの中を、平家平から冠山を縦走した記憶がよみがえる。
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ササ原に変わり、桑瀬峠が近づいてきた。「キレイ!」の声が響く。
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寒風山手前の懸崖が見えてきた。迫力あるな~
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笹ケ峰の東、冠山に向かって延びるササ原のちち山も、頂上は早くもガスに隠される。
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9:35 桑瀬峠に着く。寒風山は右端。まだ寒風山はガスがかかっていない。
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桑瀬峠の道標。北に向かえば寒風山。
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南に向かえば伊予富士。どちらに行くかは峠に上がった時の状況で判断して、と下駄を預けられている。責任重大だ。
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しかし・・・伊予富士(矢印が最高峰)は今にも泣きだしそう。こりゃあダメだ。
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これは去年の2月、樹氷に包まれた伊予富士の写真。
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同じく伊予富士からの寒風山と笹ケ峰。
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寒風とて時間の問題。しかし彼女達は 行こう行こう、と元気がいい。しばらくはササ原の快適な道を行く。
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パラパラと雨が落ちてきた。無風だった風が急に強くなってくる。伊予富士もガスの中だ。カッパを着用する。
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寒風山手前の懸崖が近づく。これをハシゴとロープで越し、右のササ山が頂上になる。
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ササ原から一転懸崖に近づくとヤセ尾根に変わり、風の息に瞬間吹き飛ばされそうになる。笹ケ峰と瓶ケ森などの峰々に挟まれたこのあたりは風の通り道になっている。幸い雨は一時的でその後降っていない。
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分岐の看板。ハシゴに行こう、と全員の声。
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ハシゴ場。
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ハシゴを登ると雪化粧となる。
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狭い足場のガケが続く。
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登りきると今度は急な下りだ。かなり足場が悪い。あと25分。どうする?と目で尋ねると、GOと答える。
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狭いガケに出た。ロープは位置が高く手が届かない。スリルと恐怖を味わう場面だ。ラストのIさん慎重にね。
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合計5ケ所のハシゴとロープは終わり、ササ原に変わる。日あたりがいいので雪は融けてしまっている。
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10:50 寒風山山頂に到着。すでにガスの世界に突入で展望はなし。
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「緊張で疲れたわ」とTさん座り込む。
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記念写真を
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笹ケ峰まで行きたかったが、雨も近そうだし、ガスの中を歩いても仕方ないので、引き返す事にする。残念!
11:00 下山開始
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強風に時々雪やアラレが混じるようになってきた。安全なササの中の道はピッチがあがる。
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要注意個所は登りになるので歩きやすい。
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急坂を登る。ここを過ぎればハシゴの下りがあるが、一安心。
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突然「すいません」の声に振り返ると、ヤマガール姿の若い女性だ。
「単独ですか?」びっくりして尋ねる。「はい、一人です」「笹に登ってきたのですか?」
「手前まで行ったのですが、ガスと強風で単独では心細くなり、引き返すところです」
高知の人で何度も登って勝手知った山とおっしゃるが、やはり若い女性一人ではこの悪天では荷が重いだろう。
「気を付けてくださいね」と声を残して、あっという間に視界から消えた。若さだ、すごく足が速い。

11:50桑瀬峠に降りてきた。雪もあの時だけで上がっているが、ガスは深く伊予富士方面も全く視界なし。

「笹ケ峰まで行きたかったのに、帰ろうと行ったのは誰や」
「山に雨やガスはつきもの、さっきの女性を見習わないと、アカンで~」
無言状態から緊張が取れ、ようやく笑いがかえってきた。

下の駐車場が見えてきた。
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12:30広い休憩所の東屋でお昼にする。4人の先客の中に先ほどの女性の姿がある。
他にご夫婦と、単独の男性だ。途中で3人には会わなかったので、伊予富士に登られたのかな?       4人はすぐに帰られた。高知側から軽の四駆が登って来てトンネルに消えていく。愛媛側は高知側よりきついカーブの連続した下りだが、勝手知った地元の人だろう。

13:30 本日の予定終了。あとは宿に行って温泉だ。R194に出て5分ほど高知に向け下った所にある「木の香温泉」に予約を入れている。明日は天気次第で平家平~冠山か伊予富士に決めよう。

13:50 R194沿いの木ノ香温泉着。横は吉野川上流の桑瀬川が流れている。まずフロント兼レストランになっている建物へ。ここは道の駅「木の香」を兼ねているようだ。
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チエックインは15時からだが、すぐに部屋に入っていいとのこと。
10畳部屋で、1泊2食で1人¥6975と随分安い。川を見下ろす部屋もそう悪くない。ラッキーだ。
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外は小雨が降っているし、温泉に入る前にひと遊びしよう。ちゃんと雨天用に遊び道具を用意しているIさん。
雨女のkさん、10回勝負で10回とも雨が手元に・・・そして一人勝ち。どうなってんの?
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露天風呂から切り立った前の山を見上げる。雨が激しくなってきた。予報では明日も雨のようだ。
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18時、待ちに待った食事だ。部屋から食堂まで距離がある。長い廊下を歩き、一度外に出なければならない。食前のいい運動だ。
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夕食メニュー。値段のわりには豪華だ。
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レストランの内部。
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寝る前にもう一度温泉に入り,はい お休み。
 

夜はかなりの雨が降ったが、朝風呂に入っている頃に雨は小降るりになる。
朝食メニュー。
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しかし今日の予報は悪いので、山は中止とする。讃岐うどんを食べて帰ろうか。温泉に入り9時に出発。
国道から見る木の香温泉。宿泊棟と左は温泉。受付売店はさらに左にあり、広大な敷地だ。
雲の隙間から青空が覗きだした。
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高知側からのR194寒風山トンネル入口。右のガードレールの向こうが旧R194。
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トンネルを抜けると雨だった。しかし豊浜SAあたりまで走ると雨はあがり、雲も薄くなる。
「せっかく来たのだから讃岐富士に登ろうか?」  「すでに讃岐うどん、その後は帰りモードに入っているので、山はNoやで」食欲優先で、もう山に登る気はない。往復2時間あれば登れるのだが・・・

善通寺ICで降り国道筋のうどん屋さんで腹ごしらえ。
岡山に入ると薄日も漏れる。赤穂あたりで1時間ほどの事故渋滞に遭ったが、2時過ぎに姫路西IC着。
まだ時間が早いのでカラオケ喫茶に飛び込み、それぞれ美声?を披露、なんとなく消化不良気味の連休は終わる。尚火曜日は都合悪くなり、火曜グループの山行は中断、またね~

(参考タイム)
3月20日
自宅出発4:45⇒姫路BP⇒姫路西BP⇒山陽姫路西ICより山道 ・瀬戸中道・高松・松山道西条IC⇒R194
寒風山トンネル出てから旧R194へ入り、寒風山隧道入口の駐車場着8:10
登山口スタート8:40→桑瀬峠9:35~9:40→寒風山10:50~11:00→桑瀬峠11:50→登山口駐車場着12:30
駐車場出発13:30⇒木の香温泉13:50着
(歩行距離 約5.8キロ  累積標高差 約670m)

3月21日
みちくさ多く、走行データー取らず (合計走行距離 約520キロ)

by hotaka443 | 2011-03-22 15:14 | Comments(0)