大阪・岩湧山と岩湧寺
先日、Sさんとの金剛山に続き、今日は岩湧山に登ってきた。
岩湧山はもう10数年以上も前に一度登っているが、記録も記憶もないので始めてと同じだ。
6:30 自宅をスタート。ラッシュと遠回りで時間がかかってしまい、登山口に着いたのが9:10。
駐車場近くまで登ってると雪が残っている。駐車場は下のNo6から順番に設けられており、雪の少なく止やすいNo2に止め、9:20 準備をして出発。
駐車場の道路を挟んだ反対側に(みはらしの道)の登山口がある。
所どころには案内板があり、現在地の標高をグラフに記入してある。なかなかいいアイデアだ。
階段が多いが、段差が少ないのはありがたい。雪が多くなってきたので、先日金剛山で買った4本爪のアイゼンを付ける。
ところがすぐ先に アイゼンの爪にとっては苦手の 鉄橋に出た。重量制限400キロ 、もっと頑丈そうに見えるが・・・
10:25 階段の多い道は、やがて岩湧寺から上がってくる(いわわきの道)と合流する。
階段はさらに続く。段差は雪が埋めてくれているので歩きよい。しかし(みはらしの道)というほどの展望はない。
10:45 尾根道に出た。この尾根はダイトレ(ダイヤモンドトレール)の一部だ。ダイトレは大阪府との県境のすぐ傍、奈良県香芝市の屯鶴峯(とんずるぼう)から、これから登る岩湧山の西にある槇尾山に至る約45キロの縦走路で、琵琶湖の西の山脈を縫う(高島トレール)とともに有名だ。
ここからは緩やかなアップダウンの階段まあじりの道になる。手入れのされた植林の中で、展望はない。
展望台がある。しかし背の高い植林の中、何も見えない。展望台を作った頃は見晴らしが良かったのだろう。
さらに階段は続く。
11:15 岩湧寺からの(きゅうさかの道)が上がってきた。帰りはここを降りる。地形図ではここは810mあたり。通称東峰だ。
東峰からコルに降りると立派なトイレがある。その先は植林から一転、枯れた茅に覆われた岩湧山だ。
2本の道が見える。
新しい設備のトイレだぞ!
岩湧山に向かっての2本の道、右は階段道だ。階段はイヤと言うほど歩いたので、左の道を行く。どうやら歩いている道は工事中の林道のようだ。
頂上の下を巻いて西に向かっているので、踏み跡をたどって上に登ると、頂上の西側の広場に出た。
11:30 誰も居ない頂上は結構広い。展望方向にベンチがある。
石柱は897.7mになっているが、基準点詳細を見ると897.1mだ。但し三角点のある山頂は少し東になる。
立派な方位盤が設置されている。上にはカワいい雪ダルマさん。
日当たりがいいので、「ボク融けちゃうよ・・・ 」
今日はモヤっており展望はいま一つ。大阪湾から淡路島、六甲山、大阪平野など遠望はきかない。
左葛城山、右金剛山は近い。
ベンチで食事をしていると、続々と登山者が到着、賑やかになる。
12:10 食事を済ませ、出発。
登りの林道は下を巻いているので、尾根道を歩く。広場のすぐ東にある最高峰。二等三角点岩湧山は雪に埋れている。頂上は狭く、単なる通過点のようだ。
茅の中の気持ちのいい登山道。正面の山は金剛山。
トイレのあるコルに向かって降りる。
茅の森の新しい説明看板。茅とは山茅、稲藁,麦藁などの総称とある。
トイレのコルに降りてきた。これから登られる人も。登りの時からくらべると、わずかの間に少し雪は融けたようだ。
12:20 きゅうさかの道分岐着。
なるほど急坂だ。階段も多い。登りに歩きたくない道だ。
どんどん下り13:00舗装道路に降りてきた。地形図では(いわわきの道)と(きゅうさかの道)の登山口は離れているが、実際は同じ場所だ。
帰りは舗装道路から離れ、岩湧寺に寄ってみる。本堂と解説文。
岩湧寺は役小角(えんのおづの)が開いた古刹で、多宝塔と大日如来像が重要文化財に指定されている。
これは多宝塔。
お寺に杉はセットだが、ここも背高ノッポだ。
少し歩くと二つの滝がある。寄ってみたが樹木が茂り、写真ではよくわからないのでカット。
階段を上がって行くと四季彩館がある。なかなかいい名前だ。
野草の紹介、木工、バードウオッチングや、定期的な講習会やイベントも行なわれているとか。スタッフの方が一人おられた。
駐車場に向かって坂道を下る。キャンプ場を通り13:35駐車場に戻ってきた。
13:45 後片付けを済ませ駐車場出発。帰りは河内長野市内の(天然温泉・風の湯)に入る。
14:10 町中の大きな温泉で風呂の種類も多く、¥500とは安い。
15:15 ゆったりと身体を温め、帰途に着く。ラッシュには少し早いので渋滞もなく、17:20、自宅に帰ってきた。
ほとんどが展望のない植林の中を歩くが、よく手入れされうっとうしさは余り感じなかった。山頂からの眺めは天候に恵まれれば素晴らしいと思う。
(参考データー)
自宅6:30⇒姫路・加古川BP・第二神明・阪神高速三宅IC⇒R309⇒府道2・26・36⇒R310⇒R371⇒府道221⇒駐車場9:10
出発9:20→岩湧道合流10:45→尾根10:45→きゅうさかの道合流11:15→岩湧山広場11:30~12:10→岩湧山三角点→きゅうさかの道分岐12:20→13:00登山口→岩湧寺~四季彩館~駐車場13:35
駐車場出発13:45⇒府道221⇒R371⇒温泉14:10~15:15⇒R170⇒羽曳野ICより南阪奈道⇒阪和・阪神・第二神明・加古川・姫路BP⇒自宅17:20
(走行距離約290キロ 歩行距離 約6キロ 累積標高差約650m)