みちくさおじさん山を歩く

強風吹き荒れ寒い!それでもやるで~鈴鹿・仙ケ岳~宮指路岳縦走

仙ケ岳(961m)~宮指路岳(946m) 三重県鈴鹿市・亀山市・滋賀県甲賀市 2010・12・26(日)天気・風強く晴れ メンバー4人


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今年最後の山行は、一年を締めくくるにふさわしい?寒さと強風との戦いになった。
沿海州上空3000mには-24℃の寒気の中心があり、-18℃ラインが四国、九州を除く西日本上空をすっぽり包んでいる。地上の天気図は強い冬型で日本海側は雪。
しかし鈴鹿山系南部は琵琶湖を越えて時々雪雲が流れてくる程度で、強風さえガマンすればOKと判断し、決行する。

5:25自宅スタート。山陽・中国・名神を走り、草津JCTから新名神に入る。鈴鹿南部はこれまで名阪国道を走っていたが、新名神は時間短縮が出来、ありがたい道路だ。

土山SA で7:30開店のパンやさんを待ってアンパンを一つ。これが朝ご飯だから安いもだ。

鈴鹿ICで降り西へまっすぐに走り、突き当たりを左、次を右で小岐須渓谷沿いになる。小岐須渓谷山の家
等を見送り狭い舗装道を大石橋まで走り、橋の手前の空き地に駐車8:05。 すでに1台が停まってる。
すぐに豊田ナンバーが1台やってきて、横に駐車される。尚橋を渡って少し進むと広い駐車場がある。

8:15支度を済ませ出発。大石橋を渡るとすぐに宮指路岳への登山口ポイント1があるが、下山はここに降りてくる予定だ。
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すぐ先の広い駐車場には1台の車が停まっており、登山の用意をされている。年末と言うのに山好きな人もいるものだ。
林道はすぐにゲートで通行止め。その柵を越えて進むと、30分で仙ケ谷ポイントナンバー1に着く。
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林道はさらに続き、10分で堰堤があり林道終点になる。ここから登山道は植林に向かっている。
光線の加減で 道標が読めないが、進行方向は小社峠(こやしろ)だ。仙ケ岳と宮指路岳(くしろ)の中間あたりの縦走路に出る。
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登山道に入ると沢を渡り、仙ケ谷の左岸を行く。ナメ滝が多く美しい流れだ。
9:10ポイント2、ここで小社峠 方面と分かれて左の沢を渡り仙鶏尾根コースに入る。沢はナメ滝となっている。
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急斜面を登ると左から谷が近づき、美しい流れに沿って細い道が続く。
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何か所か支流を渡る所の道が抜け、トラロープが張られているが流れが凍っており、ヒヤヒヤものだ。流れを2か所ほど渡るとポイント5に9:50着。ここから沢から離れ植林の中の急登になるが、これがキツイ!
5分程急登に耐えると仙鶏尾根のコルに出た。
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ここから仙ケ岳までは岩場やガレ場の急登となる。
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右側が開けた所があり、ずんぐりした入道ケ岳、鎌ケ岳、御在所岳等が「お待たせしました」と目に飛び込んできた。
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10:30急坂を登りきると 東峰だ。ここに 高さ5~6mはあろうか、どでかい仙の石がある。
不安定で、よく倒れないもだ。この岩の後は西側が開けた絶好の展望台だが、風が強く吹き飛ばされそうになるので、パス。よく見ていると、加東・西脇市境にある婆婆岩にそっくりだ。
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少し東に寄ったところが最高点と落書きあり。
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行ってみるが狭い一角で、何の標示もない。目の前に本峰の西峰がどっしりと構えている。仙ケ岳は双耳峰だ。
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東峰から少し下り、登り返した所が仙ケ岳頂上だ。三角点はない。10:45着。見晴らしはいいが冷たい強風が容赦なく吹き抜け、とにかく寒い。気温は0℃。これに風速が加わるので体感温度はかなりの-だ。
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カメラも不調。予備バッテリーを持ってきていないので、カメラからバッテリーを取りだしては暖める作業が忙しい。
長居は無用で10分ほどで小社峠に向かってスタート。ここからは尾根歩きになり、強風との戦いだ。とにかく寒い!かじかんだ手でカメラを構える。途中からの展望。御在所岳頂上の白い建物もしっかり見える。
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小。社峠への下りは急だ。滑らないように足元に注意しながら慎重に下る。ああもったいないなあ、また登らねばならないのに・・・・
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11:20三差路になった小社峠に着く。吹き荒れる冷風に、いっそここから降りようか、という気持ちになるが、そこはぐっとガマンの子。
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ここからが大変、ピークが次々と現れる。吹きさらしの中、登っては下りの繰り返しに次第に口数も少なくなっていく。
12:00 このあたりでお昼にしよう、の声にヤレヤレ。風当たりが少ない所を選んでドッコイショ。温かいうどんだけの簡単メニューだ。朝は小さなアンパンだけの省エネだ。
12:25 食事を済ませ早々のスタート。登って降りてが続く。 地形図で読める範囲でも8か所のピークがある。行く手に花崗岩の岩峰が現れた。風化したザレ状の道は非常に滑りやすい。
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身を寄せ合うイワカガミ。このあたりのイワカガミは葉の色が濃い紫色だ。

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犬返りの剣にさしかかる。文字通り犬も引き返す、と言われる危険地帯の下りだ。
ここで滑るとはるか下まで止まらない。手にする物がないだけに慎重の上にも慎重に・・・
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逆コースの人に何人かすれ違ったが、なるほどここは登る方がいいな。
ようやくコルに降り、次はいよいよ宮指路岳の登りだ。振り返る犬返りの剣。
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宮指路岳の登りは激登り。いい加減疲れた足にムチ打つ急斜面だ。 せいぜい標高差100mくらいだが、ジグザグに道をつけてくれ~
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13:05やっと宮指路岳に着いたぞ!山名は946mの標高からとったと言われている。 
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樹木が邪魔をして見晴らしは良くないが 、少し北に岩峰の展望台がある。奇岩の行列だ。
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南を振り返ると仙ケ岳の双耳峰が美しい。
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遮るもののない北方向は鎌ケ岳から御在所岳・雨乞岳・綿向山・竜王山がズラリと並んでいる。御在所と雨乞のコルからは、はるか彼方の霊仙山が覗いており、素晴らしい大展望だ。
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三角点と展望台の間は台地になっており、休憩するにはもってこいだ。のんびりコーヒータイムでもとりたいところだが、とにかく風が強いので早々に引きあげよう。カワラコバルートポイントが立っているが、ヤケギ谷ルートで小岐須に下る。どちらノルートも時間的には変わらない。
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南に向かうとあの冷たい風がピタリとやんだ。最初は急坂だが少し登り返すと雰囲気のいい尾根道になる。
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三体仏岩の道標がある。
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ざっくを置いて少し下ると、三体の仏様に似た奇岩が行儀よく並んでいるが、左側が切れてしまった。どちら側が正面だろう?下の写真は食事場所から写したもの。左が三体仏岩で右は東海展望台。
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さらに進めば東海展望台がある。尾根から少し南に張り出した奇岩群で、晴れていれば伊勢平野から東海方面を望む展望台だが、今日は霞んでいる。
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ジグザグの急坂を下るとポイント7に着きヤケギ 谷と出会う。
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樹林帯の中の沢沿いの道はやがてポイント3に着いた 。ここで大休止、30分ばかり休憩をしてスタート。急坂をどんどん下れば二股に出た。沢沿いの左をとると広場に出て、すぐに林道に飛び出した。
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すぐ右にポイント1と宮指路岳への道標が立つ登山道だ。二股を右にとるここに出てくる。
15:15駐車地点に到着。 強風吹き荒れる中を7時間、どうもお疲れさまでした。

調べてみると、今日歩いたコースは2年前の春、赤ヤシオが満開の時に登っている。今回は宮指路岳からまだ未等踏の入道山を予定していたが 、直前に都合で仙ケ岳に変更した。
尚鈴鹿山系はヒルが多いことで有名だが、このコースもシーズン中は要注意だ。

15:25帰途に着く。鈴鹿ICの少し先に「天然温泉ロックの湯」があるが、本日は温泉は都合でカット、道中は渋滞もなく順調に走り 、三木SAで食事をとり、18:30姫路に帰ってきた。


(所要データー)
自宅5:25⇒姫路東ICより山陽・中国・名神・新名神・東名阪鈴鹿IC⇒県道27・560⇒林道大石橋に駐車8:05
スタート8:15→林道終点8:55→仙鶏尾根9:55→仙ケ岳東峰10:30→仙ケ岳10:45~10:55→小社峠11:20→途中昼食12:00~12:25→宮指路岳13:05~13:15東海展望13:35→ポイント3 14:30→駐車地点15:15
出発15:35→往路引き返し自宅18:30

(走行距離 約440キロ 歩行距離 約12キロ 累積標高差 約1000m)

by hotaka443 | 2010-12-27 22:07