みちくさおじさん山を歩く

敦賀三山の西方が岳~蠑螺(さざえ)が岳縦走

西方が岳(764.1m)~蠑螺が岳(685.5m) 福井県敦賀市・美浜町 2010・10・11(月)天気 晴れたり曇ったり  メンバー 5人


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今年の7月に登っているのでまだ3ケ月しかたっていないが、以前から登りたかったが、その機会がなかった、とい4人の道案内でやってきた。

標高こそ低いが海抜0mから、まさに海岸から登る山で、歩きごたえのある山といえる。敦賀半島を形成する二山は、風光明媚な海岸線を形造り、海水浴に釣りにと、多くの人の憩いのとなっている。
またこの小さな半島には、二つの原発と高速増殖炉もんじゅをかかえているが、山頂からそれらの建物を見ることが出来る。


5:30 自宅スタート。山陽、中国、名神と快調に走り、途中菩提寺PAでお昼の弁当を調達。敦賀ICで降り、登山口の常宮神社の登山口に8:40に着く。
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常宮神社は安産祈願で有名だが、秀吉が持ち帰った新羅西の朝鮮鐘を所蔵、国宝に指定されている。
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8:55 準備を済ませスタート。神社の境内を抜け、集落に入ると、すぐに電柱に取り付けられた標識がある。
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人家を抜け、水田の間の農道を進むと山道に入る。最初は簡易舗装されているが、すぐに模擬階段から関電の巡視路のプラ階段になる。頭上を敦賀原発に向かう2本の高圧線が走っており、展望台の大岩が見える。
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20分ほど歩くと奥の院展望所の大岩に着く。
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今日は雲が多く、海面は鉛色をして見通しはあまり良くない。これは7月の晴れていた時の写真。敦賀湾とその奥は敦賀の町。
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10:05 銀命水の水場に着いた。
  
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              昔から不老長寿の水と言われてぃるが、岩の奥からチョロチョロと流れる程度の水量だ。     
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花崗岩から成る敦賀半島、傾斜のきつい所の登山道は、いたるところ雨でえぐられている。
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聞く石?ここで叫ぶと、すぐ上にあるオーム岩に当たって跳ね返ってくるそうだ。それほどオーム岩が大きいという事だ。
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10:25 そのオーム岩の展望台に着いた。高さ20m、横30mあるそうだ。
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樹木の生長で視界が少しずつ狭められていくようだ。
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雑木林からブナ林に変わり、とっても美しい。このあたりは大木はなく、幹は細い。ブナは成長すると毒素を出すので強い木だけが生き残る、と何かの本で読んだことがある。ブナはだいたい1000m~1500mあたりに生育するが、ここはまだ600mくらいだ。
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またブナは元来は灰白色だが、地衣類やコケが覆って独特の斑紋が出来、地肌が見えることはほとんどなそうだ。そういえば先日鳥取の皆ケ山に登った際、目にしみるほどの純白に近いブナを見たが、日当たりのいい場所だったのでコケ類がつかないのかも・・・このあたりもコケ類は少ない。
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11:10 西方ガ岳頂上に着いた。
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周りは樹木が茂り、エメラルド色の立派な避難小屋が建っているが、カギがかかっている。
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東の木立の中を進むと大岩があり、登ると素晴らしい展望が広がっている。
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敦賀湾を隔てて越前海岸から福井の山々、そして遠くに白山も見えるはず,条件さえそろえば。途中さえぎるものがないので。
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敦賀湾の奥に敦賀の町並みが広がる。美しい眺めだ。
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11:55小屋の前で食事を済ませ、蠑螺が岳に向かう。二等三角点西方が岳は縦走路から少し外れた所にある。
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樹木が切払われているが展望は全くない。
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縦走路はブナ林から雑木林に変わり、20分あまりでカモシカ台、尼池方面の分岐に着く。
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2~3分ほどで大岩のカモシカ台に着いた。半島の両側を望む大展望が広がっている。
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始めて半島の西側、若狭方面が見えるが、あいにくモヤっている。青葉山が見えるのだが・・・眼下は美浜原発だ。
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遠く越前岬方面を、 蠑螺が岳は手前の山並みで一番高い山。
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西方が岳を振り返る。これといって特徴はない。
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のんびり海を見つめていたい所だが、先を急ぐ。縦走路に出る手前に左、尼池への分岐があるが、藻が水面を占領した水溜まりなのでパス。これは7月の写真。
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雑木林の所々にはブナ林もある。
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緩やかなアップダウンの道は、最後のひと登りで蠑螺が岳に飛び出した。
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ここも見晴らしは良くないが、東へ灌木の中の急斜面を下ると、狭いが展望のきく岩場があり、エメラルドグリーンの海に細長い水島が浮かんでいる。海水浴、ウインドサーファー、ダイバーなどで賑わう。今日はあいにく雲が多く、海面は暗いが、晴れていたら下の写真のようにとっても美しい。標高点は6mだ。
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山に隠れているが、こちらは敦賀原発ガある。
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13:20 いよいよ最後の浦底に向かって下山だ。前回はここで引き返したので、初めての道になる。
15分ほど歩くと、一枚岩展望所がある。ここも同じような景色だ。
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反対側の岩の上に一羽のハト?が、逃げようともしないで海を眺めている。
鳴き方がハトじゃないで~、体つきは雷鳥みたいだ、ハトなら逃げるはず、きっと白山から飛んできたんだ、白山に雷鳥いた?(白山まで80キロ) じっと白山の方向を見つめて動こうとしない不明鳥に、サヨナラをして先を急ぐ。
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花崗岩が雨に削られ凸凹、それに傾斜もきつくとっても歩きずらい道だ。ロープを張った個所も多い。
下るにつれ掘れこんだ個所も落ち着いてくるが、こちらから登ると結構な急登が続き、西方が岳の登りとは全く違った雰囲気の山だ。
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多少時間がかかっても、引き返した方がいい、と思うような道だ。
14:55やっと登山口の林道に出た。
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5分ほど下ると原発の寮に入る広い道に合流。
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右折するとすぐに県道141に15:00ちょうどに出た。たいくつな道だったな~
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さて車までだが、一日3本のバスは13:47でとっくに出ている。次は18:18までなし。歩くと大変だ。(地図で測ると7.6キロ) 電話番号を控えてきたのでタクシー会社にかけると、敦賀の町からなので25分待ってくれとの事。
女性お二人は、タクシーで車まで帰り、また引き返してくるまで時間がかかるので途中まで歩くとおっしゃる。
元気なことだ。待つことちょうど25分で タクシーがきた。

まだ若そうなキレイな女性である。 そこそこ歳はいってます、とおっしゃるが・・・
女性ならではの苦労があるはずで、色々とお話をきかせていただく。
敦賀から来ていただき、わずかな距離の乗車に、気前よく2500円 のところを、「おつりはいらないよ」 と3000円を渡す。かっこいい!
歩いている女性を迎えに行き、帰途に着く。名神は混むので舞鶴若狭道経由とし、途中「みかた温泉・きららの湯」で汗を流す。                       
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温泉で食事をすませ18:05出発。小浜西までのR27はスイスイ。ところが高速に入ってからの電光表示板に、丹南篠山口から宝塚まで渋滞。そこで春日から北近畿自動車道に入り、播但道経由で21:10 無事帰ってきた。今日はAさんに車を出していただき、お疲れ様でした。                 

(所要データー)
自宅5:20⇒山陽・中国・名神・北陸自動車道敦賀IC⇒県道33・141⇒常宮神社駐車場8:40         
スタート9:15→奥の院展望所9:15~9:20 →銀命水10:05オーム岩10:25~10:30→西方が岳11:10~11:55→カモシカ台12:25~12:30→蠑螺が岳 13:05~13:20→登山口14:55→県道15:00 タクシー15:25⇒常宮神社15:35・・・・⇒県道33・R27⇒みかた温泉・きららの湯16:45~18:05⇒R27 ⇒舞鶴若狭自動車道・北近畿自動車道・播但道・砥堀⇒自宅21:10 
(走行距離 約520キロ 歩行距離 約10・5キロ 累積標高差 約930m) 
by hotaka443 | 2010-10-13 22:08