みちくさおじさん山を歩く

若丹国境尾根・頭巾山と八ケ峰

頭巾山(871m)福井・おおい町/京都・綾部市  八ケ峰(800m)福井・おおい町/京都・南丹市 2010・8・31 天気・晴れ メンバー 単独

猛暑が続いているが、暑い時こそ山である。今日はもう一つ、青葉山のすぐ南にある三国岳にも登る予定だったが、頭巾山に入る林道がなんと木材切り出し作業で通行止め。テクテクの林道歩きで時間オーバーになり、残念ながら涙を飲む羽目になった。まあ今日は二座でガマンしよう。

               

頭巾山の巻
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5:25 自宅出発。播但道、中国道、舞鶴若狭道を走り,大飯高浜ICに 7:15に降りて県道16に入る。細くてカーブが連続する石山坂峠の山越えの難所は、新道の工事が始まっている。

R162に出て3キロ程走ると、右折「野鹿の滝」の標識を県道771へ入る。野鹿の滝は日本の滝100選に選ばれた滝で、登山道脇にある。
行き止まりの771はほとんど走る車はない。5キロ程走ると左折「野鹿の滝」の標識がある。
ところがなんとなんと、登山口に入る林道が通行ではないか。遠いところからはるばる来たのに・・・・
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ここに車を停めて歩くか、それとも行ける所まで入るか・・・とにかく様子を見に行こう、と通行止めの看板をのけて進入! しかし1キロほど入った所で、アリャリャ、こりゃ無理だわ。切り倒した杉材が山積。重機も4~5台入っている。
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林道入口に戻ってきて、さてどうするか・・・・実は頭巾山は昨年8月に南側の綾部市から登っている。しかし雨とガスで展望は全くなく、しかもカメラ忘れで記録も何もない。
そこで今回は「野鹿の滝」見学を兼ね、北側のメインコースを選んだのだが・・・・参ったな。

思案のあげく、せっかく来たのだから決行することにした。このあと八ケ峰に登り、最後に三国岳を予定していたが、三国はカットだ。入口近くに車を置いて歩きかけたが、作業の邪魔にならない所まで入れば、たとえわずかでも時間短縮になる、と思い直し、700mほど入った道路のふくらみに駐車した。

8:00スタート。作業現場に着いた。事務所を兼ねた作業小屋は、まだ時間が早いのでひっそりとしている。
20分ばかり歩いた頃、下の野鹿谷に降りる遊歩道の道標があり、案内板が見えたので下りてみる。
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川沿いに遊歩道があるので、帰りに歩いて見よう
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次に現れた案内板。まだ先は長い。
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8:25 野鹿の滝の降口に着いた。
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滝見学は帰りにして先を急ぐ。道路から覗きこむと滝の一部が見える。
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滝から少し先で舗装は終わるが、広い林道は奥に延びている。
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シャクナゲの群生地の標示があり、中腹以上の登山道沿いに群生している。
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8:50 駐車地点から50分、ようやく登山口に到着する。ここまで車の予定をしていたので、すごい時間ロスだ。
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ここから野鹿谷の河原に降り、対岸の斜面に取りつく。
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いきなりの急登が始まるが、道は定規で測ったように(少しオーバー)稲妻型に切ってある。植林の混ざった展望のない退屈な道なので、折り返しを20まで数えたが、後はわからなくなった。
やがてつづら折れの道は終わり、自然林の気持ちのいい道になる。、ところどころにイワカガミの群生地もあるが、そういえば南の綾部市からの道も、イワカガミ街道だったと記憶している。
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やがて大岩が現れ下を巻く。2ケ所ロープが設置されており、登りきって少し進むと三差路になった尾根に出た。山頂は左に100m程の所で、右に行くと尼来峠に至る。右の木にその小さな道標が見える。
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9:50 頭巾山に着いた。冠布山十二所大権現の祠がある。昨年もそうだったが、なぜか御神燈がバラバラに散乱している。毎年春に大祭があると聞いているが、直さないのだろうか?
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北西方向には双耳峰の青葉山が美しい。バックは日本海だ。
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北東方向は小浜湾に突き出した内外海半島の久須夜ケ岳?
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祠の裏側に二等三角点、点名「納田終村」がある。変な名前だが下の集落の名前だ。右は倒れそうな避難小屋。昨年は雨だったので食事の時にお世話になったが、居心地は??だった。
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西には弥仙山の美しい三角錘が目立つ。
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東方向。八ケ峰は写っているのかな?
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山頂を独り占めにしてコーヒーをいただく。のんびりしていたい気持ちに終止符をうち、下山にかかる。次の山が待っているので10:20スターだ。大岩の下を巻く。このコースで岩があるのはここだけだ。
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どこかで落とした地形図と、ザックにぶら下げていて気がついたらなくなっていた帽子とタオルを回収、あっという間に登山口に降りてきた。11:00だ。ここから長い林道歩きが待っている。
11:25 滝降口に着いた。
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これが落差30mの野鹿の滝。水量は多いようだ。
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さらに下流には「鱒止まりの滝」がある。しかしこれは滝と言うほどのものではない。
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流れに沿って下っていくと、東屋がある。このあたりは紅葉の季節は美しい事だろうな。
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上に並行している林道に戻り、しばらくすると作業現場が見えてきた。しかし来る時と違った光景が広がっている。新しく切り倒された杉材が乱雑に積み上げられているのだ。枝が払われていないので始末が悪い。乗り越えるのにひと苦労させられた。

ちょうどお昼になったのでタオルをもって河原に降りる人、シャツを着替えている人、材木の上で弁当を広げている人・・・「こんにちは」近くの人に挨拶すと、いきなり後からの声に大層驚かれた様子。
「山でしたか。入口の姫路ナンバーの車は…」「私です。通行止めなのに勝手に進入してすいません」「いや~こちらこそ。遠いところからなのに通行止めにしてすいません」感じのいい青年だ。
           
12:05 車に戻ってきた。お昼だがとにかく八ケ峰まで急がなくっちゃ。シャツだけ着替えて12:10出発する。

八ケ峰の巻

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県道711からR167に出て10キロ程東に走り、県道224に入ると、5キロ余り先に家族旅行村がある。

八ケ峰は4年前、南側の京都・美山町(現在は南丹市)側から登っているが、家族旅行村からのコースは実に10年ぶりになる。
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この建物の手前に山に上がる林道があり、八ケ峰駐車場の標示がある。少し坂を登った所にその狭い駐車場があった。12:35の到着だ。
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林道はかなり上まで登っているが,指定駐車場に置いて12:40出発。地形図を見ると9回のターンを繰り返し240mから400mまでを登っている。
10年ひと昔と言うが、この林道は10年前にはなかったように思う。炎天下の単純な林道歩きは、とにかく忍耐だ。
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13:00 林道登山口に着いた。車で来るべきだったな、と後悔する。
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「森林浴の森・日本百選」に選ばれただけあり、登るにつれ自然林の美しさに魅了される。ところで時間はそろそろ1時半に近い。
以前の記憶では作業小屋とベンチがあったはずで、そこで食事をするつもりだが、それらしきところがない。おかしいな、記憶違いかな?と歩いていると、潰れたそれらしき跡に出た。しかしベンチはないし、どうも雰囲気が違うが、とにかくここで遅い食事にしよう、とザックを開いて 「ありゃ!」と思わず叫ぶ。

車に置いている八ケ峰用の水をザックに入れ忘れているのだ。あわてて調べてみると、お茶がペットボトルの底にわずかとコーヒー1杯分程の湯が残っているだけだ。もちろん取りに帰れる距離ではないし、このコースには水場もない。

汗がダラダラ流れる炎天下、まだひと登りしなくてはならないし、おにぎりとうどんの食事はのどが渇くけど、ないものは仕方ない。

13:55 余りのんびりできない時間なので急いで食事を済ませ、出発だ。自然林の中の道なので、展望は全くないが、直射日光に遮られ快適だ。これで風が通ればいいのだが、無風状態だ。

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14:10 東の五波峠から尾根伝いに登ってくる道との分岐に着く。峠まで車で登れるので高度差も少なく、短時間で登れるので利用者が多いコースだ。
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ここからひと踏ん張りで14:25 二等三角点八ケ峰頂上に到着した。気持ちのいい山頂で、こちらも素晴らしい展望が迎えてくれる。
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頭巾山より東に離れたので青葉山も小さくなった。
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東方面の特徴のない山並み。積雲が空いっぱいに広がっているが、積乱雲に発達する気配はない。
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残りわずかな湯でコーヒーを沸かす。ちょうどカップ一杯分だ。残りはわずかのお茶だけ。あとは下りだけなのでもう大丈夫だ。
ジリジリと照りつける太陽はまだ夏を残しているが、季節の移り変わりを感じているのだろう、赤トンボが「秋よ早く来い!」と乱舞している。
まだ3回目だが、この山頂がすっかり好きになってしまった。秋の紅葉の季節になったら、今度は五波峠から登ってみよう。
14:40 もっとゆっくりしていたいが、15時も近い。そろそろ下山しよう。10分ほどで五波峠の分岐を通過。
ひたすら深い緑の中を下る。
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単独行はマイペースが保てるので早い。15:20 林道登山口に降りてきた。しかしここからの長い林道歩きが、素晴らしかった山の余韻を吹っ飛ばしてしまう。
ジグザグ歩きが面倒になり、ショートカットで草むらに飛び込むが、イバラで引っかいたり滑ったり。
横着するとロクな事がない、という見本だ。

15:40 わずかに残ったお茶には手を付けず、無事駐車場に帰ってきた。汗でベットリのシャツだけを着替え、16:05出発。
予定では県道1号(京都に入ればそのまま府道1号になる)沿いの、綾部温泉・二王の湯に入るつもりだったが、そこそこ距離があるし、大飯高浜のICの傍を通るので、気持ちは高速に傾いているのか、温泉はまあいいか、で16:35 ICに入ってしまった。

7月の西方ガ岳行きでは大渋滞で泣かされた舞鶴若狭道もスイスイ。舞鶴PA手前で登りそこなった三国岳の下を三国岳トンネルで通過。渋滞もなく18:05 無事砥堀ICを降りる。


(所要データー)
自宅出発5:25⇒砥堀ICより播但道・中国道・舞鶴若狭道・大飯高浜IC7:15⇒県道16⇒R167⇒県道711⇒野鹿谷林道駐車地点7:50

スタート8:00→野鹿の滝入口8:25→登山口8:50→頭巾山9:50~10:20→登山口11:00→野鹿の滝・鱒止の滝見学→駐車地点12:05

出発12:10⇒県道711⇒R162⇒県道224⇒八ケ峰駐車場12:35

スタート12:40→林道登山口13:00→食事13:25~13:55→五波峠道分岐14:10八ケ峰14:25~14:40→五波峠分岐14:50→林道登山口15:20→駐車場15:40

出発16:05⇒県道224⇒R162⇒県道16⇒大飯高浜IC16:35舞鶴若狭道⇒中国道⇒播但道砥堀IC18:05⇒自宅18:20

(頭巾山 歩行距離 約11キロ 累積標高差約 700m  八ケ峰 歩行距離 約8キロ 累積標高差 約580m)

by hotaka443 | 2010-09-01 06:05 | Comments(0)