岡山・皆ケ山とおまけの擬宝珠山~象山縦走
擬宝珠山(1110m)岡山・真庭市/鳥取・江府町~象山(1085.3m)鳥取県倉吉市/江府町
2010・8・24(金) 天気・曇りのち雷雨 メンバー 単独

火曜日は休日。家の用事はあるし、裏の空き地兼畑は結構夏草が茂っている。熱中症にでもかかって枯れればいいのに、しぶとい奴だ。
まあ用事はもう少し涼しくなってから片づけるとして、ひと汗かきに山に行くか、と昨夜思いついたのは皆ケ山。無雪期では実に10年ぶりになる。
途中の二俣山までは麓のキャンプ場から遊歩道のような立派な道が付いていたが、その先はヤブがひどく、しかも頂上からの展望は全くなし。二度と登る山ではないな、と以後忘れていたが、3年前の2月、雪山ならどうだろう?とふと思い出し、登ってみた。
皆ケ山は地形図で見ての通りでジグザグ登りがなく、一直線の道は激登りが何か所かある。登りはよしとして下りにはずいぶん苦労させられた記憶が残っている。
頂上の笹は雪の下で、葉を落とした樹木の間からは烏ケ山がのぞいていたが、果たして今日は・・・・
5:50 自宅を出発。R29から山崎ICで中国道に入り、勝央SAで休憩、蒜山ICを7:35に出る。
蒜山SAあたりから見える大山は、本日はガスのためお休みだ。
7:45 蒜山高原キャンプ場に着いた。

広い駐車場は車が2台だけ。そろそろ夏休みも後半、しかも今日は平日でガランとしている。
8:05 支度をしてスタート。眼の前に見えるはずの山はガスに隠されている。駐車場からさらに奥のキャンプ場に道路は続くが、登山者の車は入れない。

よく整備されたキャンプ場の中の広い道を歩いていると、こんな標柱が何本か立っている。

5分程歩くと貯水槽があり、その横に登山口がある。

皆ケ山の説明看板がある。

キャンプに来た人達にも歩いてもらう目的の広い遊歩道。緑の中の快適な道だ。

キノコ類も結構多い。親兄弟、親戚、みんな一堂に集合!


8:40 ほぼ中間点で休憩。駐車場からキャンプ場奥の登山口まで300mあるので、駐車場からは1800mになる。


美しいブナ林は直射日光から遮られ夏場は助かるが、今日は無風でむし暑い。ただ寒さには弱いが夏にはめっぽう強い私にとっては、いい汗を流して快適である。

9:15 二俣山(1803m)に着いた。南側のみ展望が開けているが、ガスで視界はゼロだ。

二俣山から一旦皆ケ山の中間のコルに向かっての下りになる。始めて皆ケ山が姿を見せるが、何ら特徴のない山容だ。

コルからは激登りが始まる。1998年度発行の「マイカー登山・中国道」によると、二俣山からはネマガリダケに覆い尽くされ、踏み跡もわかりずらく、先に進むのは大変、とある。最初に登った時もヤブコギをした記憶が残っているが、今は踏み跡もしっかりしている。

9:45 皆ケ山頂上(1159.3m)に着いた。3等三角点皆仙がある。


ネマガリダケは手入れされているが、東の上蒜山方面だけが開かれており、西側の烏ケ山方面は樹木に遮られ、全く視界はない。写真は上蒜山。

ガスは少しうすくなったが、無風で蒸し暑く、時おり覗く青空には積乱雲がムクムクと発達している。
このところ大気の不安定な状況が続いているが、お昼を過ぎるとカミナリさんがやってきそうな気配だ。
10:00 コーヒーをわかしていただき、下山にかかる。激下に注意しながら慎重に下る。写真は二俣山。

10:20 二俣山着。10分ほど休憩する。あと1時間ほどで登山口に着くが、皆ケ山だけでは物足りないので,擬宝珠山から象山を考えている。しかしこの空模様では午後になると雷雨の可能性がありそうだ。
11:15 登山口に戻ってきた。よく整備された広いキャンプ場の中を通り11:20駐車場に着く。
まだ時間は早い。帰るには早すぎるし・・・・2時間ほど見ておけば次の山は縦走できるだろうから、行くか!
11:30 汗びしょりのシャツだけ着替え、登山靴を履いたまま出発。途中から見る手前二俣山と奥が皆ケ山。右はアゼチで、この尾根は蒜山に続く。雲ゆきが怪しくなってきた。

蒜山大山スカイラインに出て少し走ると、大山と烏の大展望台「女鬼台」に着く。かろうじて見える大山と美しい山容の烏。烏ケ山は2000年10月の鳥取西部地震の被害を受け、登山は禁止。地図からも登山道は削除、三角点も亡失となった。

こちらは右二俣山と中央が皆ケ山。多くの車が停まっているが、カメラは大山方向ばかりを向いて、平凡なこの山は見る人もいない。両山とも急な傾斜がよくわかる。

11:45 大山鏡ケ成の国民休暇村に着く。広大芝生公園のあちこちには大勢の人の姿が見える。
休暇村の建物の芝生公園を挟んだ南に、鏡ケ成ロッジ・レストランがあるが、その前の駐車場に車を停める。
ロッジは現在工事中だ。
11:50 出発。建物の右横に擬宝珠山の登山口があり、写真ではわかりずらいが、小さな道標がある。
写真中央の道を登るのかなと思ったら、左方向に広い道があった。

道はすぐに樹林帯に入り、じぐざぐを繰り返しながら、どんどん登っていく。

12:15 わずか25分で擬宝珠山に飛び出した。山頂は狭いが南東方向が開けている。

左は無名峰で中央が皆ケ山、右が二俣山だ。

気持ちのいい草原の山頂なのでお昼にしたいが、どうも空が気にかかるので象山まで行く事にする。気持ちのいい縦走路が続く。

鏡ケ成スキー場のリフト終点のすぐ上に出た。視界が切れ、正面に烏ケ山が。

ここから象山とのコルに向け120m程下る。鏡ケ成湿原の木道が見えてきた。左の建物は休暇村。

雲行きが怪しくなってきた。急がないと・・・・

コルから150mの登りが待っている象山。

コルに着いた。瞬間迷う。休暇村は左折すると早い。雷の前に車に帰るか、象山に行くか・・・

まだ大丈夫だろう、せっかく来たのだから象山に決行しよう。道は木の階段にかわり、次にコンクリートになる。コンクリートは段が高くピッチが合わないので疲れる。

木とコンクリートが入れ替わりながら帰りに使う分岐に着く。

分岐を右折、岩のゴツゴツした3等三角点鏡ケ成のある象山に着いた。13:00だ。

擬宝珠山を望む。ガスが流れ出した。

急いで昼食の準備をする。暑さには強いので定番のウドンとおにぎりだ。その時、大山の方向から雷鳴が聞こえてきたかと思うと、パラパラと雨が落ちてきた。
あわててそのあたりに広げている物をザックに詰め込む。困ったのはうどんだ。コッフェルに入れたまま歩きながら食べる事にする。人に見られたくない姿だ。13:25 スタート。分岐までくると、ガスが上がってくる。
帰りは分岐から西に向かう道を歩く。

展望広場がある。しかしガスで展望はなしだ。このあたりだけにマツムシソウが咲いている。他に花は全く見られない。


幸い雨はやんだが、ガスは切れそうにない。結局大山や烏も見ることが出来なかった。うどんを食べ終わる。
平坦な道なので助かった。ジグザグ道をどんどん下ると分岐に出た。芝生公園方面に道をとる。

ほぼ平坦な道はブナ林の中を進む。

やがて湿原の分岐に出た。木道を歩いてみたいが、また雨が降り出し、雷鳴近づいてきたのでパスする。バックは象山。

芝生公園を一周する道路に出た。大勢いた芝生公園も人影は全くない。
13:50 駐車場に戻ってきた。瞬間、象山方向のガスが切れた。

帰りは、休暇村のすぐ近くの烏ケ山登山口に寄ってみた。入山禁止の立看板の下には、以前なかったロープがしっかり張られ、赤テープがぶら下がっていた。入山禁止になった今も自己責任で登っている人がいるが、私は20年5月以来の御無沙汰だ。何か所かネマガリダケの深いところがあるが、人が通らないとヤブ化してしまう。

雨は蒜山ICあたりまでくるとやんだ。
14:35蒜山ICに入り、15:40山崎ICで降りる。そして16:25自宅に帰ってきた。
皆ケ山は以前のようにヤブコギは必要なくなったが、登った数のうちの一つで、また登ってみたい、という山ではない。
一方、擬宝珠山~象山は天気のいい日にのんびりと歩いてみたい山だ。秋になると烏をはじめ、まわりの山々の紅葉が素晴らしい事だろう。

(所要データー)
自宅5:50⇒R29⇒山崎ICより中国道~米子道蒜山IC7:35⇒7:45蒜山高原キャンプ場
出発8:05→二俣山9:15~9:25→皆ケ山9:45~10:00→二俣山10:20~10:30→駐車場11:20
駐車場出発11:30⇒県道114⇒鏡ケ成国民休暇村P11:45
出発11:50→擬宝珠山12:15~12:20→コルの分岐12:40→象山13:00~1325→駐車場13:50
休暇村出発14:15⇒県道114⇒蒜山IC14:35米子道~中国道山崎IC15:40⇒R29⇒自宅16:25
(走行距離310キロ 皆ケ山 歩行距離 約7キロ 累積標高差 約600m、 擬宝珠山~象山 歩行距離約4.8キロ 累積標高差 約380m )

