みちくさおじさん山を歩く

ゴールデンウイークは四国 塔丸・三嶺~天狗塚・赤星山へ

その1 塔丸(1713m) 徳島県三好市 2010・5・2 (日) 天気 快晴 メンバー4人


塔丸(とうのまる)と聞いても関西人にはほとんどなじみのない山だが、剣山の西北西、眼下の祖谷川を挟んだ向こう側に東西に連なる笹原の美しい山で、剣山に登るたびに一度は登らねば、と思っていた山でもある。ただ塔丸だけでは物足りないので、どうしてもついでの時になるが、そのついでの日がやってきた。

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昨年2009年4月 剣山・西島神社あたりから望む(右)塔丸、(左)三嶺


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2月頃、突然の体調不良に見舞われ、腕は曲がらない、股関節は痛い、それでも意地の四苦八苦の山行が3カ月程続いたが、まだ左肩の痛みは残るものの、連休に合わせるようにほぼ回復、ヤレヤレだ。

占い?好きな知人曰く。「去年の2月頃、人に恨まれるような事しなかった?」 「1年たって忘れかけた頃、突然本人が一番困るところに症状が出る。これが人の恨みや。治ったという事は、もう許してやろう、と相手が思ったんや」 ホンマかいな・・・

それはさておき7時に姫路を出発、淡路島に渡り、板野ICで下車,藍住ICで徳島道に乗り換える。早朝なので混雑もなく美馬ICからR438へ。 10:40 剣山・見ノ越手前の夫婦池近くの駐車地点に着く。このあたりは県民の森になっており、左折すれば入浴可のラ・フォーレつるぎ山がある。
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10:55 支度をして出発。登山口には新しい道標が立てられた。
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しばらくは1549のピークを巻く樹林帯の退屈な道だが、30分たらずで視界がパッと開け、思わずキレイ!と
叫んでしまう。塔丸と明日登る三嶺が大きく聳えている。
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左後方には剣山(左)と次郎笈 が どっしりと構えている。
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笹原の道はまさに雲上の庭園だ。
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12:35 三等三角点のある塔丸山頂に着く。バックは剣山と次郎笈。360度の展望は圧巻だ。
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北西方向には黒笠山、矢筈山、そして福寿草の寒峰まで続く山並みが連なっている。
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展望を楽しみながら、三嶺をバックに昼食だ。
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歩いてきた道を振り返る。剣山はこれといった特徴がなくどこにでもある山だが、次郎笈の尖った円錐形はやはり美しい。ただ塔丸もそうだが、ササ枯れが残念だ。
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13:20 ササ原で寝ころんで、のんびりと流れる雲でも見つめていたい、そんな気持ちにさせる塔丸とも、そろそろお別れだ。
きた道を引き返し14:50駐車場に戻ってきた。
15:00 スタート。R438を剣山登山口の見ノ越まで走り、ここからカーブが連続する細いR439で今夜の宿泊地(丸石パークランド)に向かう。他府県ナンバーの車が次から次に走ってくる。
15:20 丸石パークランドに到着。Pは二重かずら橋見学用と兼ねており満車状態だ。
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まだ時間が早いので先に橋を渡ることにする。私は何度も来ているが、500円を払って祖谷川に降りると、まず「男橋」を渡る。足元は木を横に間を開けて並べているので、下が丸見え。足がすくんで立ち止まってしまう人や、走るように渡る人、さまざまだ。高さ20m、昔の生活道だった。

かずら橋は高山に自生している「シラクチカズラ」を利用、かっての平家一族が、平家の馬場での訓練に通うため架設したといわれており、また平家の落人が追っ手が現れた時、切り落として逃げるために架けられたとともいわれている。
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少し上流の「女橋」は「男橋」より小さく、低い位置にかかっている。高さ3mで枝越しに男橋が見える。
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名物の「野猿」やえん。自分でロープを手繰り寄せ前に進むので、そこそこ腕力が必要だ。両岸で順番を待っているので、恥をかかないように頑張らなきゃ。前に来た時は夕方、係員がいなくなってから貸し切りで両岸を行ったり来たり、腕が痛くなるまで乗りまわったものだ。これも昔は谷を渡る交通手段だった。
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夜、宴会場を兼ねた大広間で食事中、隣の広島から来たという夫婦連れの男性がいろいろ話しかけてこられた。明日はピストンで三嶺に登るというと、もったいないから是非天狗塚まで縦走し、タクシーで戻ってきたらいい。4~5千円位だから4人だと安いもんだ。私たちも今日歩いてきたけど素晴らしかった。
アルコールが入った口調は、なんとしても天狗塚まで行かすぞ、と熱がこもっている。

天狗塚は三嶺の西2時間半程の所にある山で、コメツツジが有名だ。また天狗塚に至るまでのササ原の尾根縦走は素晴らしく、歩いてみたい道だが、車までの交通手段を考えこれまで二の足を踏んでいたのだ。
しかし熱弁をふるうおじさんの迫力に、この際だから行ってみるか、遅くなっても もう一晩ここに泊まるのだから気持ちにゆとりがある・・・・よし、予定変更で明日は縦走だ。 珍しく7時間グッスリ眠る。
                     
(所要データー)
姫路7:00⇒姫路・加古川BP・第二神明・第二神明北線⇒神戸淡路鳴門自動車道⇒高松道・板野IC⇒県道229⇒藍住ICより徳島道⇒美馬IC9:30⇒R438⇒徳島県民の森・塔丸登山口駐車場10:40
スタート10:55→塔丸12:35~13:20→駐車場14:50
駐車場15:00⇒丸石パークランド15:20(走行距離 約235キロ 歩行距離 約8キロ  累積標高差 約400m) 
                

その2 三嶺(1893.4m)~天狗塚(1812m) 高知県香美町・徳島県三好市 2010・5・3(月・祭日) 天気快晴 メンバー4人
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家では5時間前後の慢性睡眠不足気味だが、グッスリ7時間でスッキリしたお目覚めだ。今日は約16キロ、歩行のみで8時間程の長丁場なので、気合が入っている。
朝食堂で昨夜のおじさんに会ったので、縦走してきます、と挨拶。しかしアルコールの抜けたせいか、昨夜の熱弁はいずこに、ずいぶんおとなしくされている。
今日も天気はいいが、モヤっているようだ。宿の前から見える三嶺もボンヤリしている。
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7:00 3キロたらずの所にある三嶺登山口の「名頃駐車場」に向かう。新しく整備された駐車場は広く、トイレも設置されている。以前は7キロほど先の林道終点まで車で入れたが、自然環境を守るため林道は通行止めになった。
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7:40 準備をしてスタート。 しばらくは林道を歩くが、カーブしながら登る林道をカットして沢沿いの道を歩き再び林道に出てしばらくすると、8:20 平尾谷登山口に着く。
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最初は緩やかな登りで階段があったりする。
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やがてブナの混じった背の高い自然林の急登になる。
9:15 ダケモミの丘とよばれる 平坦地に着いた。右は平尾登山口からさらに上に向かって延びる林道の終点への分岐点で、最短で三嶺に登るコースだったが、今は林道通行止めになったので利用価値がなくなった。8年前、初めて来た時利用した道である。
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しばらくすると左手の視界が広がり急坂になる。古いガイドブックには笹原にモミ・ツガが林立・・・とあるが、笹は鹿に食べ尽くされてしまった。聞くところによると三嶺も鹿害で困っているそうだ。

やがて低木地帯に入り、石のゴロゴロした道に変わる。
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間もなく頂上から遥か下までミヤマクマササに覆われた急斜面が広がってくる。素晴らしい光景だ。ただ足を滑らすと、はるか下まで止まらない。

高度を上げていくと、やがて頂上の岩壁が迫ってくる。
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最後の急坂を登りきると池の畔に飛び出す。一面笹原の別天地だ。新しく立て替えられた40人収容の無人の三嶺ヒュッテがある。笹が緑色だと景色はさらに引き立つのだが・・・・
濃茶色はコメツツジで、見頃は7月上旬あたりで紅葉が10月下旬で2度楽しめる。
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あとすこしで三嶺頂上だ。まるで雲上のサンゴ礁のようなコメツツジの群落。ミヤマクマザサと共に天然記念物に指定されている。
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10:35 2等三角点 三嶺頂上に着いた。360度眺望はまさに絶景だ。ただ少しモヤっているのが惜しまれる。
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西宮から来られた賑やかな3人組と少しお話をする。頂上から南の高知県側に2時間半程下った堂床にテントを張っておられるそうだ。三嶺は高知県側の方がコースが多い。北方に連なる山稜の一番高い矢筈山1848・5mを指さし、来年の連休は矢筈やなと言っておられるので、じゃ来年は矢筈でお会いしましょう、なんて冗談を言いあう。多分右端が矢筈山だと思うが・・・
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東方面を振り返ると、台地状の上に建つ三嶺ヒュッテから塔丸、丸笹山、剣山、次郎笈の山並みが連なっている。
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西方にはアップダウンの尾根の遥か彼方に最終目標の天狗塚の三角錐が見える。ずいぶん遠いな~
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有名な山だけあり次々と登山者が登ってくる。少し早いがお昼にしよう。今朝宿からタクシー会社に、天狗塚から下った西山林道登山口に17時の予約を入れたので、十分余裕はあるがやはり気になるもので11:05 名残惜しいが天狗塚に向かい出発だ。30分ばかり歩いて三嶺を振り返る。元気な3人組が迫ってきた。若いからピッチは早い。
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前方に標高差150m程の西熊山の急登が待っている。西宮の3人組にまた会いましょう、と言って追い抜かれた。
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12:15 三等三角点1815・9mの西熊山に到着。休んでいる西宮組と再会する。
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天狗塚がのぞいている。あと1時間半程だ。しかし手前に天狗峠への登りが控えている。
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1時間10分を要した三嶺を振り返る。
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一月ほど前に登った福寿草の寒峰が祖谷川の向こうに。
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12:40 天狗塚に向かってスタート。
13:00 お亀岩のコルに着いた。亀の形をした大岩があるが、確認忘れ。看板の後ろの岩かな?その看板の文字は禿げて読みにくいが、徳島県と高知県が水の味を競い合っている。どちらが美味しいかな?
左堂床方面に少し下ったところにお亀岩避難小屋がある。西宮組は天狗塚に登り、ここを下った堂床のテント場に帰られるそうだ。
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ここから天狗峠まで高度140m程の登りになり、笹原から一転して岩のゴツゴツした雑木林に入る。急斜面にはロープが固定されている
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13:25 天狗峠着。網附森という山と、途中分岐で堂床に下れる。
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いよいよ天狗塚が近ずいてきた。
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10分足らずで名前のない峠西山分岐に。帰りはここを下る。たいていの場合峠には名前があるが、地形図にも書かれていない。気になったので国土地理院でいろいろ調べてみたら、いざり躄(いざり)峠と判明。
足が悪くて尻を地につけながら進む、という意味らしい。
昔の人達は山の向こうの村に行くため1800mの峠まで登ってきたが、ここでバテてしまったのだろう。
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あと15分ほどでいよいよゴールだ。
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山頂でこちらに向かって手を振っている。西宮の人達だ。最後の急坂を登りきり13:50 ついに天狗塚の頂上を踏む。三角点はない。
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はるか彼方に三嶺、その右に剣山と次郎笈が霞んで見える。三嶺から約5キロ、実働2時間15分だ。三嶺に負けず劣らず素晴らしい展望が広がっている。
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北方には左に富士山のような中津山から前寒峰、寒峰、前烏帽子、落禿などの山々が山脈を形成している。
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西に延びる牛ノ背。のんびり歩いてみたい尾根だ。雨が降ると池になる窪地があるそうだ。
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西宮組がお先に、と言って帰られる。展望を楽しみ14:15我々も下山にかかる。
躄峠の西山分岐まで戻り、あとは笹原からブナ林に、そして雑木林をひたすら下り、16:00ちょうどに舗装された西山林道登山口にたどり着いた。イザリ峠登山口というらしい。                       
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縦走路のあちこちで見られるコメツツジの群落。写真のこげ茶色はすべてコメツツジ。これほどの群落はここだけだという。
また笹原の斜面には縦横に小道が走っているが、鹿の道らしい。ガイドブックによると、何か所か背丈程の笹をかき分けて、とあるが、鹿が食べ尽くしたのだろう、そんなところは全くない。
天然記念物のミヤマクマザサが鹿害の危機に直面しているそうだ。

登山口に1時間早く着きすぎたが、タクシーは17:05に登ってきてくれる。近くの三嶺タクシーは予約でいっぱいで、はるばるかずら橋から、かずら橋タクシーが27キロほどの道のりをかけて山を登って迎えに来てくださったのには感謝感激だ。27キロといえば、JRで行くと姫路から明石の大久保あたりの距離になる。名頃の駐車場には17:45着。40分かけて4380円だったか・・・・
またかずら橋まで帰ってもらう事を思うと、気の毒になってしまう。5千円札があれば「おつりはいらないよ」と、かっこよくいきたいところだが・・・・1万円札ではね。車を乗り換え、宿には18時に着いた。

好天に恵まれ、美しい景色の中の8時間半、約16キロ、累積標高差 実に2200m 結構ハードな山歩きに充実感いっぱいの一日でした。

(所要データー)                  
丸石パークランド出発7:00⇒名頃駐車場7:10               
スタート7:40→平尾登山口8:20→ダケモミの丘9:15→三嶺頂上10:35~11:05→西熊山12:15~12:40→お亀岩13:00→天狗峠13:25→西山分岐13:35→天狗塚13:50~14:15→西山分岐14:35
→1476ピーク15:20~15:30→イザリ峠登山口16:00
タクシー17:05⇒名頃駐車場17:45~16:50⇒丸石パークランド17:00
(走行距離 5.5キロ  歩行距離  約16キロ  累積標高差 約2200m) 


その3 赤星山 (1453.2m) 愛媛県四国中央市  2010・5・4 (火・祭日) 天気 晴れ メンバー 4人



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赤星山は四国でも最も手近に登れる山なので、過去何度も登っているが(最近では昨年11月3日雪と時間切れで途中で撤退)いずれも北側瀬戸内側の皇子渓谷沿いのコースばかり。アプローチは松山道土居ICからすぐで、皇子渓谷の急流にかかる多くの滝が見ごたえがある。ただ植林が多く、展望はほとんど得られない。
こで今回は南側の中尾登山口から挑戦することにした。但し南側のアプローチは三島川之江ICから約26キロ程の距離がある。しかし2日間の疲れが出る頃だろうし、北側はひたすら急登の標高差約1150mに対し、南側は約700mで楽に登れると思ったのだが・・・・


7:00 2泊お世話になった丸石パークランド(一泊2食付8400円)を出発、R439を西に向け祖谷川に沿った細く曲がりくねった道を走る。昨日天狗塚から下りてきた道を見送り、県道32へ。
途中でかずら橋に降りるが、早朝にかかわらずさすが連休、大勢の人でにぎわっている。個人的には奥祖谷の二重かずら橋の方がいいと思う。
道沿いにある かずら橋タクシーの前を通ると、昨日お世話になった運転手さんの姿が見えた。

県道45に分岐しR32へ。ようやく細い山道から解放される。
8:00 道の駅大歩危で休憩後、井川池田ICで徳島道に乗る。松山道に合流、三島川之江ICで降りR11・R319から県道6へ。6キロ先の右折中尾の標識に入る。カーブの連続の狭い林道を登ること約6キロ、登山口の手前の膨らみに駐車する。タイムは9:55だ。
ちょうど畑仕事をしていたおじさんに確認すると、そこでもいいし、下の公民館でもいいとの事だった。

10:15 支度をしてスタート。林道の突き当たりの民家の横に登山口はある。山からの冷たい流れにはワサビが、そしてクリンソウも満開だ。もっともこれは栽培されているのだろうが・・・・・
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しばらくは植林の道を歩く。高圧線が2本走っており、巡視路を兼ねた四国電力の案内板が随所に見られる。
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やがて気持ちのいい自然林に入る。ヤマシャクが多いが蕾は見られない。
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途中に一か所、花は咲いていないがイチリンソウらしき密生地がある。しかし地元の人がこれはシコクブシだと教えていただく。写真に撮っておくべきだった、と後悔する。

登山道は急登の連続でなんとなく身体が重い。2日間で24キロほど歩いているし、展望があればまた気持ちも変わるのだが、視界は全くない。
急登が終わりホッとすると尾根に出た。ここからはシャクナゲ街道だ。道の両側はシャクナゲで覆いつくされている。しかし一輪の花もなければ蕾も見られない。今年は裏年のようだ。しかし裏年でも数輪の花を付けている木があるものが・・・
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シャクナゲ街道が終わると赤い星のマークが刻まれた、赤星の祠の前に出た。

赤星山のいわれ
養老4年(720年)伊予の国司が 大山つみ の神をお迎えした時、土居(赤星山北側ま下の町、四国中央市)の沖で南風が吹き、船が転覆しそうになった。そこで国司が赤星山の東にある豊受山向かって祈ると、豊受山の西となりの山頂に火が現れ、赤い星のように海を照らすと、風が収まったという。
それ以後赤い星の現れた山を赤星山と呼ぶようになり、海を火映灘(現在の燧灘)と呼ぶようになった。

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この祠を過ぎると道の両側にカタクリの花が現れる。
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道の両側の笹原の中もカタクリで満開だが、ロープで入らないようにしてある。
カタクリロードの先は二等三角点の赤星山山頂だ。12:15 広い山上にも点々とカタクリがあるが、哀れにも踏みにじられている。
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今日はモヤっており、眼下の瀬戸内海も確認できず、南西隣の二つ岳がかろうじて見える程度。晴れていればその先には東赤石等も見えるのだが・・・・
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お昼をいただき12:40下山にかかる。白いカタクリがどこかに咲いているのだが、これだけ広範囲だと探す事は困難だ。山口県の寂地山で一度だけ白いカタクリを見かけたが、珍しいだけでやはりカタクリはこのピンクが美しい・・・・
14:25 ピストンで無事下山する。こんな標高の高い所に数軒の民家があるのには驚きだが、茶畑が多い。
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14:40 3日間の予定は終った。後はお風呂だ。
15:15 伊予三島駅にほど近い三島の湯¥550に。6種類ほどの各種浴槽がある。
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ゆっくり汗を流したあと16:30帰路に着く。
予想では今日が一番混むとのことだったがズバリその通りで、本州に入ると水島IC手前で渋滞が始まった。

山陽道に合流ししばらくすると渋滞から解放され、18:45 吉備SAで食事休憩をとる。高速100キロ余りに2時間あまりかかった。

19:10 出発。次はどこで渋滞かな?と走っていると、電光表示板には不吉な標示が・・・・姫路西から事故通行止で、渋滞が赤穂ICにかかっている。手前の備前で降りると距離が長いので、赤穂まで走れますように、と祈る。その甲斐があり赤穂で降りられたが、その先のトンネルの中から渋滞だ。
一般道も降りた車で混雑。相生からはR2の渋滞を避け脇道を走り、21:30頃ようやく姫路にたどり着いた。天気も良く、楽しい三日間だった。

翌日、姫路西~姫路東間の御立トンネル内の渋滞の列の中、トラックで1人、乗用車で2人が死亡2人が軽傷の多重衝突事故があったと知る。
(5月11日の新聞に死因と身元が判明、トラックの運転手は失血死、乗用車の2人は焼死だった)
                 
[所要データー]

丸石パークランド7:00⇒R438⇒県道32⇒かずら橋⇒県道45⇒R32⇒道の駅大歩危8:00~8:10⇒井川池田ICより徳島道⇒松山道三島川之江IC⇒R11⇒R319⇒県道6⇒中尾より林道・中尾登山口手前駐車地点 9:55
スタート10:15→赤星山12:15~12:40→駐車地点14:25
出発 14:40⇒中尾林道⇒県道6⇒R319⇒R11⇒三島の湯15:15~16:30⇒R11⇒三島川之江ICより松山道⇒高松道⇒瀬戸中央道⇒山陽道・吉備SA18:45~19:10・山陽道赤穂IC⇒R250⇒相生より渋滞のR2を避けて迂回、姫路着21:30頃
(走行距離 332キロ  歩行距離約7キロ 累積標高差 約840m)
                     




            
by hotaka443 | 2010-05-05 22:42