みちくさおじさん山を歩く

黄砂の住塚山~国見山~済浄坊の滝

住塚山(1009.4m)~国見山(1016m) 奈良県曾爾村 2010・3・21(日) 天気 風強く黄砂午後晴れ メンバー2人

TVのエコポイントは今月いっぱいだし体調はいまいち、日曜は家にいて買い物でもするか、と思っていたが、世の中三連休云々で浮かれている。月曜出勤で連休のない身、やはり日曜は山に行くか、と土曜になると考えが変わる。

一人のんびり歩くのもいいが、只今リハビリ中なので単独では不安。そこでYさんに同行お願いすることにする。しかし天気は大荒れとの予報がでているので、日曜は無理だとおっしゃる。
そこで「寒冷前線が夜半に通過するので、朝起きたら天気は急速に回復しているから大丈夫」と私設気象台が説得。但し強風と黄砂は覚悟しておいてほしい。と付け足す。

さて朝起きるともの凄い黄砂で,裏山の広嶺山も見えない。これじゃ山からの展望は無理だが、まあそのうちに晴れてくるだろう、と決行する事にした。




b0185573_5281537.jpg


昨年秋、屏風岩の紅葉を見に行こう、と計画を立てたが、メンバーの足並みが揃わず中止。そんな事をふと思い出し、何度かのアップダウンはあるが標高差もたいしたことがないので、リハビリ向きと思って行く気になった。               

6:30自宅をスタート。Yさんをひろって姫路BPに乗り一路東へ。空は快晴のはずだが景色はもの凄い黄砂に沈んでいる。途中桜井でコンビニ立ち寄るため車から降りようとすると、あちゃ、左股関節に違和感。
左腕は相変わらず痛むが、最近快調だった股関節、車の運転は負担がかかるのかな?ここからは長距離運転まかして、のYさんにバトンタッチする。かっては鈴鹿によく通った(見るだけ?)という姫トラだから安心だ。

屏風岩公苑の駐車場の手前までくると通行止め。崖崩れの復旧工事で3月26日までとある。傍の道標では公園まで500mなので歩きとする。
b0185573_17571531.jpg

9:20 スタート。公苑手前に屏風岩山頂への登山道の標識があるので入ると大きな神社で行き止まり。大きな石に人物が彫り込まれ、たくさん並んでいる。道はここで行き止まりなので引き返し、途中から屏風岩山頂への道に入る。鳥居の建っている所だ。
しかしこれを登ってしまうと屏風岩全体が見えなくなるので引き返し、屏風岩公苑に向かう。(この登りかけた道を、まさか下山に歩くとは思ってもみなかった)
b0185573_20275136.jpg

9:40 公苑に着く。入口の案内板。住塚山・国見山に向かう。
b0185573_20333926.jpg

屏風岩。高さ約200m、長さ1.5キロというとてつもないスケールだ。地形図でも岩マーク延々と延びている。
b0185573_20345240.jpg

b0185573_20353126.jpg

屏風岩の下は整備された公苑になっており,写真でよく見るが花見のシーズンは300本の桜が屏風岩をバックに咲き誇り、素晴らしい景色が繰り広げられる。また紅葉の季節も絶景だ。
b0185573_20465325.jpg

公苑の西のはずれから住塚山の登山道は始まる。
b0185573_20483145.jpg

植林の中の道は次第に傾斜を増す。急登が緩やかな道に変わると、屏風岩の頂上をめぐる道が分岐する。
b0185573_2124414.jpg

最初ピークの「一の峰」まで行ってみる。標高点936mの狭いピークから恐る恐る200m下をのぞく。桜が咲いていたら素晴らしい眺めだろうな。
b0185573_21231651.jpg

この先二の峰、三の峰と屏風岩の山頂歩きが続くが、またの機会とし、住塚山に向かう。
植林から自然林に変わり気持ちのいい道になる。しかし樹間から眺める景色は、どんよりとした黄砂の世界だ。
b0185573_937524.jpg

10:40 住塚山に着く。山頂はベンチが設置されているが狭い。猛烈な北風が樹木を唸らす。
b0185573_941171.jpg

二等三角点(点名黒岩山)
b0185573_941327.jpg

頂上の案内板。随所にこのわかりやすい案内がある。
b0185573_9435013.jpg
 
屏風岩も北から見ると、コブの連続だ。黄砂に浮かぶ右から一の峰、二の峰、三の峰。約500m先がなんとか確認できる範囲だ。
b0185573_9482593.jpg

展望も黄砂に隠されいるので、次の国見山に向かう。しばらくは快適な尾根歩きだ。自然林が風を防いでくれるが、切れ間に出ると容赦なく襲ってくる。
b0185573_10238.jpg

位置的にはかなり南で、標高900あたりだが、カラマツ林がある。 
b0185573_1061794.jpg

11:00 植林の中のゼニヤタワの四差路に着く。最初に登りかけた道がここに登ってくる。
b0185573_108849.jpg

11:20 国見山頂上に到着した。このピークには△はない。
b0185573_10165185.jpg

b0185573_10211545.jpg

国見山も素晴らしい展望台だが、すぐ東の兜岳や屏風岩がボンヤリ見えるだけで、7キロほど東の俱留尊山や曾爾高原は完全に黄砂に埋もれている。風を避けて てんぷらうどんとおにぎりの簡単メニューのお昼にする。
11:55 クマタワに向け下山開始する。先ほどのゼニヤタワも片仮名だが、謂れがあるのだろう。下り一方と思っていたが、一度下ってから940のピークに向かって200段ちかい階段の登りが待っていた。
b0185573_2312942.jpg

ピークを下るとクマタワの三差路に着く。12:30 植林の中の陰気な雰囲気の場所だ。
b0185573_10434358.jpg
 
ここからは「東海自然歩道」になる。
b0185573_10464364.jpg

12:40 車の走れる広い林道を滝に向かってスタート。やがて舗装に変わり13:00、標識のある三差路に着く。
まだ新しい舗装道、林道川根線が右の山に向かって延びており、道標には屏風岩公苑2.9キロとある。
ここでミスを犯す。なんの疑いもなくインプット、ここを歩けばいいのだ、と・・・空は黄砂も去ったようで、周りの山は青空に浮かんでいる。
b0185573_12214215.jpg

200m程歩くと済浄坊の滝に降りる分岐に着く。
b0185573_12234030.jpg

ここで道標の直進屏風岩公苑2・5キロを確認すべきだったが、先入観とはこんなものか・・・それはさておき、流れはあちこちの沢の水を集め、美しい済浄坊渓谷を形成していく。
b0185573_1231336.jpg

13:15 済浄坊の滝だ。ものすごい勢いで滝つぼに落ち込む流れはダイナミックだ。ここなら流れに乗って滑りおりても大丈夫みたい、とYさん。
b0185573_12331980.jpg

相当深い滝つぼだが、澄んだ水は底まで見せてくれる。
b0185573_12363922.jpg

すぐ下流にもう一つ滝がある。こちらも勢いがいいが、滝つぼは浅い。
b0185573_15424132.jpg

b0185573_12395882.jpg


13:35 ゆっくり滝見物を済ませ自然歩道に戻ると、道標確認を怠り林道の三差路に引き返し、林道川根線に入る。そしてしばらく歩いてから うん?とあわてて地形図を見る。現在地はどこだ?

この林道はまだ新しく、掲載されていないのだ。あたりの地形から現在位置を確認。予定コースはほぼフラットな道で、屏風岩に沿って下を歩くのだが、このコースは屏風岩のどこかを越さなければならないし、距離も長い。傾斜は緩いが林道はどんどん登っていく。舗装林道は疲れるので嫌いだ。

14:20 やっと道標のある分岐に着いた。苦手な舗装林道とはお別れだが、山道は急勾配で登っている。ここで一休みしよう。
b0185573_1324067.jpg

おやつをいただき、屏風岩のどこかに向かって登山開始。14:40峠に着いた。右屏風岩頂上の標識が離れた所にある。
b0185573_1362721.jpg

地形図をよく見ると、最初に登りかけて引き返したあの道という事が分かった。な~んだ、そうか、それじゃここを下れば駐車地点のすぐそばだ。急に気持ちが軽くなる。しかし結局林道入口から標高差180mを登ったことになる。峠から下をのぞくと地形図通り、100mほどの激下りだ。登りに使ったらバテてしまうだろう。
14:50 10分ほどで駐車地点に帰ってきた。見上げるあのコルが、先ほどいた峠だ。
b0185573_13203520.jpg

15:00 スタート、山道を下る途中、倶留尊山が見えたが、まだ薄い黄砂が飛んでいるのかぼやけている。白い建物が諸設備のあるあたりか。新しく出来た、本日入浴予定の(曾爾高原温泉お亀の湯)もあのあたりだとYさんに言うと、かなり遠いね、帰り道にないの?とおっしゃるので、名阪国道、針ICの傍にある都祁温泉に変更する。
b0185573_14491986.jpg

下の県道に降りた。ついでだから少し走って鎧岳・兜岳の写真を撮る。右の尖った山が鎧岳。5年程前に一度登っているが、登高意欲のわく山容だ。
b0185573_1544481.jpg

b0185573_14545828.jpg

屏風岩遠景。
b0185573_14555045.jpg

帰りは経路を変えR369で名阪国道に向かう。針IC傍に道の駅があるが,都祁(つげ)温泉はその横にある。¥700だ。
15:50 温泉着。
b0185573_14562120.jpg

温泉の玄関横に真新しい三角点が出来ている。へ~ こんな所になあ、と一枚パチリ。帰って調べてみるが、まだ一覧にはのっていなかった。ただ464.8の標高点があるので、三角点に昇格したのかな?
b0185573_14563847.jpg

16:40 帰途に着く。隣が名阪国道針ICなのでスムーズに乗る。R25の60キロ制限の自動車専用一般国道だが、ほとんど80~100キロ走行、Yさんは水を得た魚で快調に飛ばす。
西名阪・阪神高速も渋滞なく、順調に走ってきたが、第二神明でつまずいた。事故渋滞だ。事故発生直後らしく、後ろからパトカーやレッカーが走ってくる。通過に1時間半近くかかった。その事故だが、同じ場所で上下線とも追い越し車線で事故ってる。手を出せば握手が出来るお隣さんだ。
20時を回ったころ、ようやく姫路に帰ってきた。今日の山行中はなんとか股関節君は頑張ってくれた。ありがとう。

住塚~国見は有名な山だが、今日は悪天の予報が出ていたので誰一人会わなかった。天気のいい日に登ると見晴らしも良く、快適な山頂散歩が出来るだろう。特に屏風岩は桜と紅葉の頃はカメラマンと登山者,家族連れで大変混雑すると聞いているが、一度は訪れたいものだ。

(所要データー)
自宅6:30⇒姫路BP・加古川BP・第二神明・阪神高速・阪和道・南阪奈道路⇒R165・369⇒県道81・長野集落より屏風岩公苑手前に駐車9:05
スタート9:20→公苑9:40→登山口9:50→一の峰10:15→住塚山10:40~10:45→ゼニヤタワ11:00→国見山11:20~11:55クマタワ12:30~12:40→済浄坊の滝13:15~13:35→川根林道13:50→屏風岩峠14:30~14:40→駐車地点14:50
出発15:00⇒R369⇒都祁温泉15:50~16:40⇒名阪国道針IC・西名阪・阪神高速・第二神明・加古川・姫路BP⇒自宅20:20
(走行距離380キロ 歩行距離約12キロ)

                       
by hotaka443 | 2010-03-21 22:20