みちくさおじさん山を歩く

姫路市グルッと奥広峰一周

広嶺山~弥高山~点名狼谷~氷室池~広嶺山 (姫路市)2010・3・5(金) 天気 ガス後晴れ メンバー2人

3月1日、とうとうドクターストップがかかってしまった。頸肩腕症候群?と股関節痛で、両手両足が一度に不自由になってしまい、医者も首をかしげながらも、山をやめて様子を見ましょう、ということになった。

2月8日発病?だからそろそろ1カ月、その間一進一退ながらも山は中毒の様に登っている。全く懲りない男である。ただ痛みの方も気を使っているのか、手足共、片方が痛む時は片方は少しまし、といった具合で、4点とも操縦不能にはならないようだ。

痛むからといってじっとしていると、そのまま固まってしまいそう。
そこで今日は自宅の裏山と言っていい近場の広嶺あたりを、リハビリを兼ね歩いてみた。一人では万一の場合困るので、今日はKさんに同行をお願いした。介護者付きである。


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自宅から望む広嶺山。中央やや左、小さな四角い反射板のうしろの建物は休憩所。右は駐車場横の山頂に建つ、無線中継所のアンテナ。左の一番高い山は地形図の310mピーク。
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9:15 駐車場を出発、広嶺神社への舗装参道を歩く。広嶺神社では今日の登山の安全をお祈りをして、本殿右側から奥に向かう道に入る。
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崩れかかった廃屋の横を通り、9:40 (左)氷室池と(右)右弥高山・須加院方面への分岐に着く。氷室池への道は近畿自然歩道になっている。行きは右、帰りは左から戻ってくる。
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すぐに杉沢経由氷室池に向かう小さな看板があり、その道は左の谷へ降りていく。
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播磨空港建設予定地に建つ、空港建設反対の一口地主共有地の看板。賛否両論が渦巻く中、建設中止が決定した。結果論だが、現在関空・伊丹・神戸の三空港で客の奪い合いで四苦八苦。赤字で苦しんでいるのに、もし播磨空港が出来たら赤字もいいところで,大変な事になっていただろう。
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10:05 弥高山山頂に着いた。北側の少し凹んだ所に、空港反対運動の人たちがビニールシートを張った小屋を建て活動していたが、その時の生活用品の残骸が今だに放置されたままだ。建設中止で目的は達成されたのだから、景観を損なうモロモロは一日も早く撤去してほしいものだ。
その播磨空港だが、ここから2キロほど先の点名狼谷(371.8m)まで、約2キロの滑走路を造る予定だった。
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四等三角点弥高山339.7mは少し離れた所にある。
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少し進むとケイ沢経由氷室池への道を左に分ける。地形図にない道が張り巡らされている。
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10:45 狭いP320mに着いた。ここで道は二つに分かれ、左は尾根伝いで氷室池へ、右は急こう配で谷に下る。
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前回は尾根伝いに歩いたので、今回はひとまず谷に下ると、小さな峠に着いた。右はソーメン滝、左は須加院への道標がある。
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左に進路を変え池に向かう。しばらくの間幹を3ケ所削られた木が続く。正面の細い木にも・・・先ほどの道標の木にもあったが、何の目的だろう?痛々しい気もするが・・・
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11:20 エメラルドグリーンの須加院池に着く。池の端で須加院集落に下る道と、山に向かう道が分かれる。
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池に流れ込む美しい小さな沢に沿って登ると尾根に出た。ここは左にとり,三角点のある無名峰に向かう。
12:00 この山塊での最高峰、通称アドケ岳に着いた。371.8m点名は狼谷,三等三角点が設置されている。アドケ岳という山名は某スポーツ点が名付親だが、どうやら定着してきたようだ。播磨空港はこのあたりまでが滑走路の予定だった。
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狭い山頂は背の低い灌木に囲まれている。右は広嶺方面で左後方には高御位が霞んでいる。
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12:30 アルミ鍋に入ったカレーうどんだけの食事を済ませ、氷室池に向かって下山開始だ。二つのピーク越すと、ロープが張られた激下りになる。登りに使ったらしんどい道だろう。
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早咲きのつつじが・・・
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ヤマサ蒲鉾への分岐を見送ると、左の谷にテープが下っている。尾根道はまだ二つのピークを越すのだが、それを避け氷室池に直接出るルートらしい。迷ったが以前はなかったはずなので、このルートに入る。

右に左に、何か所かの沢を渡り赤テープは続く。そのうちに現在位置がわからなくなってしまう。いずれ氷室池に出るのだが、どのあたりかな?と興味津津。ところがそのうち尾根道と合流、そして見覚えのある山富団地からの道と遊歩道の階段が見えてきた。
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13:30 氷室池の堰堤下の橋の手前の登山口。標識がないのでわかりにくい。
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堰堤越しに見るアドケ岳(右)
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堰堤の内側にも水のない氷室池。以前はもっと水が多く池らしかったが、今は池とは名ばかりだ。
新しい堰堤工事で様子が変わったのかも。ちなみに古い話だが、手持ちの昭和53年発行の地形図では、池の形状が今の地形図とは全く異なり、面積もかなり広い。水は貯めずに放出するような堰堤に変更したのだろうか。
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いよいよ最後の広嶺山まで、標高差280mの登だ。最後が登りの山は長時間歩いた足にはこたえる。しばらくの間は沢に沿って登る気持ちのいい所だ。
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独協大への道を分ける。
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ここから急登にさしかかる。岩のごつごつした歩きにくい道だ。
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やがてフラットな道に変わり14:25 朝方通った分岐に戻ってきた。

今日は暖かく木立の道にはクモの巣が張られていたが、これからのトップはクモの巣払いが必要になってくる。またいやなヒルの登場する季節だ。

14:45 広嶺神社に到着、休憩所でひと休みをし、15:10 駐車場に無事帰ってきた。

2年ぶりに一周してみて、新しい道が増えたような気がする。町に近い低山のわりには、あちこちで山深い雰囲気がするし、面白い山域である。各コースをのんびり歩くのもよさそうだ。

(所要データー)
自宅から広嶺神社駐車場まで10~15分程度。
広嶺神社駐車場9:15→広嶺神社9:25→9:40氷室池・須加院方面分岐→弥高山10:05~10:15→P320 10:45~11:00→ソーメン滝・須加院分岐のコル11:10→須加院池11:20→点名狼谷(アドケ岳)12:00~12:30→氷室池側登山口13:30→独協大別れ13:50→須加院方面分岐14:25→広嶺神社14:45~15:00→駐車場15:10 (歩行距離約12キロ)


*広嶺神社
畿内で流行していた疫病に、広嶺の分霊を京都八坂神社に安置祈願することで疫病が治ったといわれている。京の人は大いに喜び盛大に祀りを催し、これが祇園祭りの始まりとなった。
八坂神社の本社が広嶺神社だったが、次第に八坂神社が本社だと、いい争いになった。しかし当時の鎌倉幕府はあくまでも広嶺が本社で、八坂は分家とした。ところが間もなく広嶺の社殿が炎上し、それを境に広嶺は衰退していったと言われている。

by hotaka443 | 2010-03-06 07:54