みちくさおじさん山を歩く

No34鳥取・智頭町 牛臥山~海上山 そしておまけの篭山

牛臥山(729m)~海上山(786.3m) 篭山(906.5m)鳥取県智頭町 2009・12・8(金)天気・晴れ メンバー・単独

今日の用事が昨日で終わってしまったし、日曜日は姫路市の一斉清掃日で山はお預けになっている。今日は移動性高気圧圏内で山陰地方もいい天気だ。ぶらりと山に行こうか・・・朝起きてから思いついたので、心の準備が出来ていないから近くで未踏の山、そしてなんとなく鳥取ががいいな、とさっそく道路地図を広げる。
すると智頭町の牛臥山という614mの山が目に入った。そのすぐ東に海上山786.4mもある。
PCで地形図を取り出して見ると450mあたりまで道路が上がっており、終点にアンテナが林立。その先は登山道が両山を縦走している。よし、これに決まりだ。


     牛臥山~海上山の巻き
7:05に自宅を出る。R29から県道724を経由してR179へ。佐用からR373に、西粟倉からは、中国横断自動車道「姫路鳥取線」のいわゆる直轄方式による無料区間が鳥取県河原ICまで延びており、途中の智頭ICで降りる。後は地形図を見ながら牛臥山林道終点まで車で山を登る。林道入口に案内板があるが、工事中の立て看板が邪魔をし、正面からは写真が撮れない。
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9:20 林道終点の広い駐車場に着く。地形図ではこのあたりに4等三角点(点名牛臥山)448.5mがある。
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アンテナが林立している中に、風車がある。
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トイレの横から登山口は始まる。
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風車の裏側に風車を近くで見るための展望台がある。ちょっと登ってみよう。
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これが目指す牛臥山らしい。
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枯れ葉の絨毯を敷き詰めた快適な道。
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常盤岩の看板がある。斜面に大岩がせり出しているだけだ。
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標識は随所にあり、迷うことはない。
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10:30 頂上に着く。
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石柱の文字は「うしぶせやま」で説明書きがある。
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智頭の町を挟んだ西には、大きな篭山がどっしりと横たわっている。見ていると無性に登りたくなってきた。1997年岡山労山踏査、山陽新聞社発行の「中・四国・兵庫の山百選」の本を持っているが、すごいヤブ山で熟達者向き、と書いてあったと記憶している。しかし見る範囲ではそうは思えない。むしろ草地が広がって様子だ。10年以上たてば林道も延び、山も変わっているかも。よし このあと挑戦するぞ!下の方に駐車場のアンテナ群が見える。
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左に那岐山、滝山、右の三角形の山は爪ケ城。那岐連山を北側からこんなにはっきり見るのは初めてだ。
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もう一度戻ってくるので、先に海上山に向かう。いくつかの小ピークを越え、11:05に着く。ここは樹木に囲まれ視界はない。ただ縦走した、という達成感のみの山だ。三等三角点(点名智頭山)がある。
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11:35牛臥山に戻ってきた。少し斜面を下った見晴のいいところで昼食とする。因美線を気動車が1両、警笛を鳴らして千代川の鉄橋をガタガタと音を響かせ渡っている。どこからかお昼のチャイムが流れてきた。時のたつのを忘れてしまいそうな、のどかな智頭の町の、美しい光景である。
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素晴らしい山頂だ。このままじっとしていたい、しかし目の前の篭山も気になる・・・
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南には穂見山(977m)の姿が美しい。2本の木の間の奥に三角形の山がうっすら見えるが、日名倉山。左の木の後の山並みは後山。
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単独行でこんなにゆっくり時を過ごした記憶がないが、40分ほど山頂での景色を楽しんだあと、去りがたい気持ちを振り切って下山にかかる。山頂で篭山の地形を頭に叩き込んで・・・

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篭山の巻き           

12:50 牛臥山の駐車場をスタート、牛臥山で大体の見当をつけておいた方向に車を走らす。那岐山の北側を津山に向かう県道6だ。少し走ると、なんと道路沿いに篭山の案内版が立っているではないか。登山道は3本あり、いずれも林道が延びている。12年前の本とはまるで状況が変わっている。現在位置は中田登山口なので右折して、篭山林道に入る。
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集落を抜け、曲がりくねった篭山林道をグングン登っていく。途中で舗装が終わり、地道を1キロあまり走ると、広い駐車場がる。帰ってから地形図を見ると標高450mあたりになる。
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登山口の案内看板だ。
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距離3430mか。今が13:20だから往復3時間みると、う~ん、この時期の山の中、日暮れは早い。しかしここまで来てかえるのもシャクだ。決行あるのみ!  しばらくは赤松の多い快適な道が続く。
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智頭農林高校の道標が随所に立てられている。細かい数字が書いてあるが、実測したのだろう。
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一面伐採された斜面に出た。植樹地帯だ。写真には入りきれないが、幅で100m位あるのだろうか?緩い傾斜で端から端までゆっくり登り、またUターンの繰り返し。5~6回、いや7~8回?おいおい、もう少し傾斜を付けたらどうなんだ、と思わず言いたくなる。
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のんびりロードが終わると一転、いきなりの急登になるが、それもあっというまで、尾根に飛び出した。素晴らしい眺めだ。あと1560mの道票がある。「水分補給を忘れずに」の注意書きも。まだ半分ちょっとしか来ていないのか。時間が少々気になる。今14時だ。予定外の山なので地形図は持ち合わせていないが、尾根を歩けば頂上に着く。高度計は770m。
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きれいなピークが2ケ並んでいるが、これじゃないな。残念!
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そのピークに立つ。道標はまだ1300m先だ。とげなど足元注意の標示。
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反射板がはるか前方にみえる。あのピークかな?
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尾根は快適な道だ。見晴らしもいい。振り返ると先ほど登った牛臥山も見える。しかし今はとにかく山頂を踏まなきゃ、と急ぐ。しかし反射板の後ろにまだ次のピークが待ち構えているぞ。
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薄くモヤっているが鳥取の町と日本海が見える。
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反射板手前のピークに着いた。さああと640mだ。見晴らし最高、と書いてある
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反射板のピークだ。頂上はまだまだ先、の看板。あと400mだ。ここはちょっとした小広場で、急がなければのんびりしたい場所だ。
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やっと頂上が見えてきた。あとひと踏んばりだ。と、突然東の空からものすごい爆音が響いてきた。その強烈な音に思わず首をすくめる。自衛隊の戦闘機だ。ところどころ雲がかかっているのと、スピードが早いので何機か確認出来ないが、爆音から判断すると4,5機くらいだろうか?篭山と南の那岐山の間の盆地状の上空で旋回を繰り返しているのか、雲の間から機体を横に傾けて現れたり・・・思わずデジカメを構えるが、シャッターを押そうとしても待ってくれるはずはない。
早い早い!時には篭山の上空をかすめる様に数分、やがて爆音を残して西の空に消えていった。すごい航空ショーを見ていささか興奮状態だ。すぐ西の境港市には航空自衛隊の美保基地がある。
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我に帰り目の前の頂上に向けラストスパート。やがて猫の額ほどの頂上に着いた。時刻は14:35。3等三角点篭山がある。次々に現れるピークと気になる時間に、精神的に少しお疲れだ。
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展望は雄大だすぐ南に那岐連山が横たわっている。一番高い左のピークが那岐山で滝山に続き、その右の端正な三角錐は爪ガ城だ。見慣れてりる南側からとは全く違った山容だ。
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西には角ガ山から三十人ガ山、三国山にかけての長大な尾根が続く。それとも黒岩高原か?東には扇ノ山から氷ノ山、沖ノ山から後山方面と素晴らしいパノラマが繰り広げられる。北はもちろん鳥取の町から日本海だ。熱いコーヒを沸かし展望を楽しむ。もう一度ゆっくり訪れたい山だ。海上山はカットして、牛臥山と篭山のセットがいいな、なんて考えながら・・・・しかしのんびりしておられない、時間が気になる。14:50分になった。急いで下山開始だ。
途中から牛臥山方面を。白いアンテナ群が見える。右後方の高い山は沖ノ山。
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30分で尾根道と別れ、少ししてあの「のんびりロード」にさしかかる。ここは登りで懲りたので登山道を歩かず、雑草の中を直下降だ。あっという間に下の登山道に着く。
15:40 駐車場に着いた。単独の場合途中休憩をとらないので、結構タイムは早い。篭山は飛び入りの山だったが、改めてゆっくり登りたい、素晴らしい山だと思う。
16:10帰途に着く。篭山林道から県道6に出た所で、夕日を浴びた牛臥山が正面に見えた。
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*中国横断自動車道「姫路・鳥取線」通称鳥取道。 直轄方式による工事で、佐用~鳥取間は全線無料です。
山陽道播磨JCTから鳥取IC間86.5㌔。 現在播磨JCTから播磨新宮間は有料で供用中、なんと日本一の赤字路線。ほとんど車走っていないもんね。で、播磨新宮から山崎JCT(中国道)間はなんとH32度開通予定だ。この区間は通称播磨道になっているが、ここが開通しないと通行量は増えない。
山崎JCTから佐用JC間は中国道を走り、佐用JCT~大原IC間はH22・3末開通。大原IC~西粟倉ICはH24.3開通。西粟倉IC~鳥取県の河原 IC間は供用中。河原IC~鳥取ICはH22・3開通。これによりH22年4月より、大原~西粟倉間約10キロほどを下の国道を走れば、あとは鳥取まで高速で結ばれます。

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所要データー 
自宅 7:05⇒R29⇒県道724⇒R179⇒佐用よりR373⇒西粟倉ICより鳥取道(志戸坂峠道路)⇒智頭IC
⇒R373⇒智頭町内より牛臥林道終点P9:20 
スタート9:50→牛臥山10:30~10:40→海上山11:05~11:10→牛臥山11:35~12:15→P12:40
牛臥山P12:50⇒篭山P13:15
スタート13:20→尾根14:00→反射板のピーク14:30→篭山頂上14:35~14:50→尾根別れ15:20→駐車場15:40
駐車場出発16:10⇒往路引き返し自宅18:40                 
(走行距離203キロ 登山距離 牛臥山~海上山約6キロ 標高差340m+篭山約7キロ 標高差410m)

by hotaka443 | 2009-12-08 22:54 | Comments(0)