星山と神庭の滝
今日は滋賀・三重境の御池岳の予定だったが、帰りの名神の渋滞と、このところ遠方のロングコース続きなので近場のハイキングに変更、岡山の星山と、すぐ傍の紅葉が盛りの神庭(かんば)の滝に行くことにした。
姫路を7時に出発、山崎ICより中国道に乗り,勝央SAで軽く食事、米子道の湯原ICで降りる。R313を少し南に下る。途中櫃ケ山の駐車場には5~6台の車が停まっていた。県道201に入り、神庭の滝のすぐ手前を右折、山を登っていく。9:30「岡山県美しい森」のビジターセンターに着く。
出てきた管理員のおじさん、この前の空き地は職員専用Pだが、ちょうど3台止められるから使っていい、と親切だ。そして「建物の裏の山の斜面にキュウイがなっているので、持って帰ったらいい」と言う話になった。よく見ると手入れされずに放棄され、雑草が生い茂る中にキュウイが鈴なりだ。今日のお土産だ、帰りに収穫としよう。
9:50 案内版のあるセンター前から登山道に入る。
手入れの行きとどいた雑木林の中の広い道を行く。記念植樹の標識があちこちに立っているが、いずれも年月の経過で禿てしまっている。快適な登山道が続く。
20分ばかりで樹木の間から星山が見えてきた。いつの間にか朝からのガスが取れ、青空がのぞいている。
あちこちにリンドウの花が咲いている。
星山の手前の前山(天狗山)が近づいてきた。
前山・星山の分岐だ。先に前山に寄ってみよう。
笹原の終点の前山は樹木が茂った小さなピークで、視界はない。
前山近くから見る星山。
松の木が多い樹林帯が切れると一面笹原にかわる。少し先に8合目の標識がある。
11:15 1等三角点のある星山山頂に着く。7~8人ほどの先客が食事中だ。
立木の間から櫃ケ山が見える。
モヤの中に大山・蒜山がかろうじて確認できる。大きな山名標示板が設置されている。確か以前は(星山)の標示があったと思うが、山の字がなく、星だけになっている。
山頂のマユミの木。ピンク色の実が青空に映える。キレイ!
暑いくらいの日差しを受けての食事風景。
12:05 車3台で来たので、1台を櫃ケ山下山口に回送し、縦走すればよかったな、と後悔しながら下山にかかる。途中から見る前山。
わずか45分でビジターセンターに戻ってきた。
さてお楽しみキュイ狩りだ。持ち合わせのビニール袋を手に建物裏の斜面をよじ登り、雑草の中に飛び込む。
10人いてもとても取りきれないほど実っている。手入れがされていないので、実は小ぶりだ。
袋がいっぱいになったのでキュウイ狩りは終了。
センター内にコーヒーがあるのでどうぞ、とおじさんの声に誘われセンター内に入り、コーヒーをいただく。
自然の学習が出来るような設備が整っている。
50分近くセンターにいたが ,おじさん達に見送られ出発する。
山道を降りた所の神庭の滝に向かう道路は滝見物の車でいっぱいだ。数人の警備員は押し寄せる車の誘導で奮闘している。
高さ110m幅20mの神庭の滝は西日本一と言われている。
楽しみにしていたお猿さん、大勢の人間どもに嫌気がさしたのか、本日の出番はなしだった。
大勢の人でにぎわう神庭の滝を後に、おなじみ「足温泉」に向かう。420円と安いが、石鹸・シャンプ類は置いていないので要注意だ。
足温泉から見上げる櫃ケ山954m。星山登山口の案内看板によると、星山登山口から縦走して櫃ケ山登山口に降りてくると、10.2キロ、6時間10分だ。
15:50 足温泉に近い湯原ICから米子道に入る。平日は空いているが、大山方面からの行楽帰りの車で、久世ICまでの対面通行区間で渋滞が発生している。4車線化の工事が進んでいるのでそれまでの辛抱だ。
所要データー
姫路7:00⇒中国道/山崎IC・米子道/湯原IC⇒R313・県道201・林道⇒美しい森ビジターセンター登山口9:30
登山口9:50→前山10:45→星山11:15~12:05→登山口12:50
登山口出発13:40→神庭の滝P13:55~14:40→足温泉14:55~15:45→湯原IC15:50→姫路18:15
(走行距離294キロ 登山距離 約4キロ)