みちくさおじさん山を歩く

紅葉にはまだ早い刈込池と三ノ峰

三ノ峰(2128m) 福井・石川・岐阜県 2009.10.11(日)~12(月) 天気快晴 メンバー5人

三ノ峰は白山から南へ、別山、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ケ峰と続く白山の南縦走路に位置する山で、私にとっては3度目だ。標高は低いがアルペンムードが漂い、標高差も1200m近くで登りごたえのある好きな山の一つ。今回は紅葉にはまだ早いが「刈込池」を一周、翌日三ノ峰に登る計画を立てた。

10月11日朝6時に姫路駅出発。山陽道から中国・名神・北陸道とスイスイで、途中朝食を食べ、福井ICを9:25に降りる。時間はタップリあるので、先に1キロあまりまわり道をして近々登る予定の「荒島岳」の登山口を覗きに行く。駐車場はすでに満車状態だった。写真ではわかりづらいが、このスキー場の急斜面に泣かされる人が多い。登った人のほとんどが、荒島はしんどい山と言うが、スキー場を指す人が大部分だ。
                  荒島岳登山口
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荒島岳駐車場より30分足らずで山峡の一軒宿、鳩ガ湯温泉に着く。昔傷ついた鳩がここの湯で傷を癒したところから、その名がついたという。、日本秘湯の会会員で、日本の秘湯100選に選ばれている。看板は温泉旅館だが、三ノ峰や荒島岳、赤兎山などの登山者がよく利用する宿でもある。
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                  鳩ガ湯から眺める三ノ峰
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ここで名物の越前そばをいただく。一杯は600円、複数の場合は550円とややこしい値段の看板がある。
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夕食までに刈込池一周するため、約8キロ先の上小池Pへ。あちこちのナンバーの車でいっぱい。遊歩道一周は約2時間だ。打波川にかかる橋を渡ると、標高差200mあまりを一気に登る恐怖の686段の階段が待っている。
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刈込池の紅葉は、鳩ガ湯の主人の「紅葉はあと10日位してから始まりますよ」の通りで、木々はまだ浅緑が多い。それでも大勢の人の姿が見られた。ここからの写真は数々のポスターに掲載され、あまりにも有名だ。青い空に紅葉、そして三ノ峰の雄姿を池面に浮かべる姿は、素晴らしいだろうな、と想像する。
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 とっても美しいブナの原生林。ここのブナは非常に背が高い。
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出口にかかる橋。こちらから登ると恐怖の階段は下山になるが、疲れそうだ。
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のんびり一周して宿に帰る。建物は古いが外観からは想像できないくらい内部は広く、部屋数もある。
12畳くらいの部屋二間が割り当てられる。旅館なので料理はごちそうだ。酒もうまい。が私は飲めない。ちなちなみに一泊二食、お昼のオニギリ付きで税込み13、545円。(ご主人様、おにぎり少々固かったです)
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日帰り温泉としては10~14時までで500円。狭い浴槽が一つだけだ。
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10月12日
5時間ほどぐっすり眠り、4時50分真っ暗の中を上池波のPに向け出発。舗装はされているが細い山道を慎重に運転。Pに着くと5~6台が駐車しており、車内で過眠していた人達が車から出て来る。体操をしてライトの明かりを頼りに5:30にスタートする。20分で登山口着。ここまでは林道だが、いきなり急な階段がお出迎えだ。
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20分ほどで狭い平地の(山越跡)に着く。壊れかけたベンチがある。昭和の半ばまで山越家の人が住んでいた屋敷跡で、地形図ではこのあたり一帯は広い平坦地になっている。、かなりの人家が過去にあったのかも知れない・・・
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樹林帯の中の緩急の傾斜の道は、山越跡から50分ほどで尾根に飛び出す。桧の大木が立つ六本桧だ。ここは三差路になっており、右が三ノ峰から白山、左は赤兎方面への縦走路になっている。
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始めて北側の視界が広がり、アルペンムードの三ノ峰の姿が飛び込んでくる。
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ここからは三ノ峰を眺めながらの気持のいい尾根歩きとなる。
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やがて剣ガ岩が迫ってくる。昔上打波に悪蛇が出没、泰澄上師が刈込池に封じ、出てこないように剣ガ岩にあった剣を突き立てた、という伝説の岩だ。登山道は岩の左を通過する。このあたりが森林限界だ。
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振り向くと(左)赤兎山1628.7mと(右)大長山1671.4mに続く長大な尾根。大長山は2004年2月、関西学院大のワンゲル部員14人が吹雪の中で立ち往生するという、遭難騒ぎのあった山ですっかり有名になった。
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真っ赤なナナカマドの実が山肌に彩りを添える。
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登山道脇にはリンドウも多い。剣ガ岩をすぎると、激登りとなる。
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三ノ峰(左)と打波の頭2095mが迫ってくる。
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スタートより4時間、やっと三ノ峰避難小屋に着く。後の平らな小高い所が福井県の最高峰打波の頭(2095m)だ。御嶽、乗鞍、穂高などが蒼い東の空に浮かんで見える。
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三ノ峰に向かって出発。非難小屋から10分ほどで、あたりは美しい笹原だ。
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10:05三ノ峰頂上に着く。白山(後の左)は一番高い山が御前峰。手前の尾根の右は別山(2399.4m)で、ここから約1時間半ほどかかる。一昨年5月下旬、真っ白な美しい姿に魅了され、残雪の中を軽アイゼンで冷や汗を流し、4時間かけて往復した記憶がよみがえる。
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登山者が次々登ってくる狭い山頂。別山には三角点があるが、三ノ峰にはない。
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コーヒータイムをとり、名残惜しいが10:35下山にかかる。2000mあたたりより見下ろす長い縦走路。
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急登も下りは早い。剣ガ岩あたりの美しい風景。青い空に白樺、緑のササ原に紅葉。
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山頂から一時間半ほどで六本桧まで帰ってきた。
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ここからは尾根を外れ、退屈な樹林帯歩きだ。山越跡まで降りてきてお昼とする。ここからは登山口まで15分、13:40に登山口に降り立つ。そして13:55無事駐車場に着く。各地のナンバーの車で満車状態。その中に1台私と同じ姫路ナンバーの車を見つけ、近寄ると、知人だった。昨夜到着し、車で仮眠をとったそうだ。
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14:15 帰路に着く。山といえば温泉。福井ICの10分ほど手前にある「美山森林温泉・みらくる亭」に。ここは地下1001mから温泉をくみ上げているそうだ。
杉木立の山の斜面に沿って建物があり、3Fまでエレベーターに乗り、ここから階段を60段ほど登りようやく温泉に着く。もちろん建物の内部なので、木の階段だ。刈込池の階段でうんざりしたのに、また・・・
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16:30に温泉を出発、問題は渋滞だが心配は的中。北陸道長浜あたりより名神にかけて大渋滞が待っていた。そして5時間以上をかけ、21:50 ようやく姫路駅に着いた。

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所要データー
10月11日
姫路5:55⇒播但・山陽・中国・名神・北陸道福井IC9:25⇒R158・荒島岳登山口10:05~10:15⇒県道173⇒鳩ガ湯温泉10:40~11:10⇒上小池P11:25 ~11:35刈込池一周14:00~鳩ガ湯温泉14:25
(歩行距離 約4.2キロ)

10月12日
鳩ガ湯温泉4:50⇒上小池P5:15  出発5:30→登山口5:50~5:55→山越跡6:15~6:20→六本7:05~7:15→剣ガ岩8:05~8:25→三ノ避難小屋9:30~9:55→三ノ峰10:05~10:35→避難小屋10:40→剣ガ岩11:30~11:35→六本桧12:10~10:25→山越跡13:00~13:25→登山口13:40→P13:55~14:15出発⇒美山森林温泉15:40~16:30⇒福井IC16:40⇒往路姫路駅着21:50

(走行距離 約780キロ  歩行距離約11キロ  累積標高差 1295m)          

               
by hotaka443 | 2009-10-13 11:39