みちくさおじさん山を歩く

まもなく開通1年・床尾山林道を走る

室尾山・鉄鈷山・東床尾山・東里ケ岳(断念) 2009.10.4(日) 天気・快晴 メンバー お一人

その1 室尾山 629.7m (朝来市)

今日は去年11月19日に31年ぶりに開通した床尾山林道を走り、途中の豊岡・朝来市境の峠から、鉄鈷(かなとこ)山と東床尾山、そして林道を下り、東里ケ岳を登る予定だ。その前に道順で手前にある室尾山を先に登ることにした

室尾山は和田山の中心街の北東約5キロ、室尾森林自然公園に指定されている。

自宅を7時に出発。播但道和田山ICで下車。R312を北へ。R9を突っ切り、山陰線のガードをくぐり、次の信号を右折、そのまままっすぐに岡田の集落に入り、法寶寺のPに入る。
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少し引き返し、室尾山登山口の看板に進む。
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すぐに八幡神社の鳥居がある。 
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境内に入り、拝殿への石段の下の広い道を左に進む。
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この先すぐに獣除けの金網ゲートがある。先日の大雨で流れてきた岩で下部が変形、雨で道もえぐられ、その役目は果たせないようだ。
すぐに植林のジメジメした沢のような道になる。視線は本能的に足元に・・・ヒルがうようよいそうな場所だ。が、幸いこの地にはいないようだ。10月の気候のせいかも。コースは道標やテープ類がなく、枝道もありふと心配になる。25分ほどで小さな流れを渡り、少し登り返すと、立派な道標のある三差路に出た。どうやら道標にある西の室尾からのコースがメインコースらしい。ここからは道標が多くなる。
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道もしっかりしたものになり2か所目のゲートがある。こちら頑丈な造りで、その先には階段が見える。
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階段を登りきると平地になり小さな小屋と石垣がある。法宝寺跡だ。天平21年僧行基により建建されたとある。このあたりは万葉の森というらしい。
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下草が茂り、ジメジメした足元が気持ち悪く、ゆっくり看板を読む気になれずに早々に退散だ。すぐに3か所目のゲートがあり、その先は美しい自然林となりホッとする。
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男山の道標に誘われ寄り道する。
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しかし森の案内板とベンチがあるだけで、視界はゼロだ。
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山頂ヘ0.5キロの道標から自然林の中の急登になる。
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1時間20分ほどで山頂に着いた。展望は樹木が茂り、ごく一部分に限られる。3等三角点(点名岡田山)がある。
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15分ほど休憩し下山にかかる。前半のうっとうしい植林と、後半の美しい自然林の混ざるコースだった。

データー  
姫路自宅7:00⇒播但道・R312・県道104・273⇒法寶寺P8:00
Pスタート8:05→三差路・室尾コース合流8:30→法宝寺跡8:40→男山9:05→室尾山9:20~9:35→
法宝寺跡10:05→三差路10:10→法寶寺P10:30~10:35床尾山林道に向けスタート



その2 鉄鈷山 775m (朝来市・福知山市)

法寶寺Pから20分ほどで東床尾山のPに着く左の大カツラ方面が東床尾山の登山口で、林道は直進だ。
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峠近くから見る東床尾山へ続く美しい尾根。
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林道から西を見ると、西床尾山がどっしり腰を据えている。遠方の山は妙見山あたりか・・・
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カーブの連続の林道は15分ほどで、標高650mあたりの峠に着く。東床尾山のPが約380mだから270mほど登った計算だ。峠よりほんの少し下ったあたりに小さな市境の道標があり、手前は朝来市。下ると豊岡市になる。その向こうに見えるのが展望広場の駐車場だ。
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立派な石碑には峰遥の文字と国会議員の名前。裏は林道の概要。石碑の左の山は東里ケ岳663.7m。
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鉄鈷山の登山口はわからず、うろうろ探しまわった末、駐車場の右を少し下った所にあった。この小さな古い看板は、周りの木々と一体化しており、分かりずらい。
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植林に入るとはっきりした踏み跡はないが、適当に尾根に向かって登ると、次第にはっきりしてくる。
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途中から見る鉄鈷山。最後の登りはきつそうだ。登山者が少ないコースなので、道が不明瞭な所があるが、尾根を歩くと間違いない。
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一度コルに下り、最後の60mほどは急登だが、背丈以上のススキが道を隠している。
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鉄鈷山頂上。視界はほとんどなく、また三角点もなし。ここで昼食にする。定番のうどんとおにぎりだ。栗がたくさん落ちている。このあたりはクマがいるはずだが・・・
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下山は同じ道を引き返す。途中から見える西床尾山と下の写真は東床尾山。林道が山肌を削り痛々しい。
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データー
法寶寺P発10:35⇒県道274・10⇒東床尾山P10:55⇒床尾山林道・峠の駐車場11:10
スタート11:20→鉄鈷山11:45~12:15→駐車場12:35



その3 東床尾山 839.1m (豊岡市・朝来市)

かっての縦走路も林道の開通で寸断されてしまったが、鉄鈷山登山口が道路の右側に対し、東床尾山は道路の左側にあるはずだ。ここでも登山口を探してうろうろするが、標識らしきものは見当たらない。そこで大体の見当をつけ、道路わきに密生しているススキの中に飛び込んだ。
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尾根を目指して斜面を駆け上がると鹿除けネットにぶつかった。そしてネットに沿って踏み跡が続いている。
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ネットの所々に紙きれのようなものがついているのでよく見ると「雷注意」の注意書きだ。今まで気にもとめていなかったが、ネットの材質は通電するのだ。
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イワウチワの群生地がある。足の踏み場もない、の表現がピッタリするほど密生している。
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気持ちのいい広い尾根に出た。テープもところどころにあるが、古いのでわかりずらい。
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Pより45分で東床尾山山頂に飛び出した。1等三角点(点名床ノ尾山)839.1mがある。
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山頂の周りを取り囲むように密生しているこの植物の名は??。名残の花が数輪まだ咲いている。
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南東方向には先ほど登った鉄鈷山が見える。手前の尾根の一番高い山。
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北東方向中央には端正な姿の東里ケ岳。
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東里ケ岳はこのあと登る予定にしていたが、時間を考えると、秋のつるべ落し、次の機会としたほうがよさそうだ。あまり人が登らないようだし、登山道も整備されていないと聞くので・・・誰ひとりいない山頂で青い空と緑の山肌を見つめていると、時の経過を忘れさせてくれる。15分ほど寝転がっていたが、下山にかかる。
登山者の少ないコースなので踏み跡も頼りなく、広い尾根は間違いやすい。千町峠から平石山・高星山方面の迷いやすい尾根ほどでもないが・・・
古びた私設の道標が2~3枚、そして古びたテープが目印だが、見えずらい。間違って支尾根に入りそうな個所もあり、要注意だ。
単独の場合はどうしても速足になる。休憩も取らないでひたすら歩く。あっという間に駐車場が見えてきた。鉄鈷山登山口は、車の右側を少し下ったあたりになる。
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1年たった林道の状況

朝来市側のスタート東床尾山Pからは写真のような現状でまずまず。
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ところが登るにつれ山肌が崩れ、普通車ではハンドルを握る手に汗をかく場面が出てくる。
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ここは深い溝ができており、避けて通るには大きな石がゴロゴロ。仕方なく手で石を取り除く。
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四駆なら問題ないが、乗用車では通過するのに勇気がいる。ここでも手作業だ。タイヤが悲鳴を上げる。
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ここでも一仕事だ。いずれも写真ではやさしく写っているが、現場はもっとひどいですぞ!
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峠近くになるとおおむね走りよくなる。バックは鉄鈷山。
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開通直後は全線にわたって上の写真のような路面だったが、大雨で山肌が崩れ、1年近くたった今は哀れな現状だ。ただ崖崩れのあたりは相当昔に整備された所なので,傷みもひどい。峠から豊岡市側を望む。
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今回は東里ケ岳をパスしたので、林道は峠で折り返した。尚途中1台の車にも合わず、また登山者にも合わなかった。

データー
峠の駐車場スタート12:45→東床尾山13:30~13:45→峠の駐車場14:20
峠の駐車場14:35⇒東床尾山駐車場14:55⇒県道10・104・R312・和田山IC15:35⇒播但道砥堀IC16:10

[走行距離166キロ 歩行距離 約11キロ]    
             
# by hotaka443 | 2009-10-04 21:19

赤坂山~三国山(滋賀県)

マキノスキー場より2座縦走黒川越へ 2009・9・27 (日)天気 晴れ メンバー12名

朝6時、姫路駅を車3台で出発。湖西道路からR161に降り、マキノ町の沢交差点を左折、メタセコイア並木はそろそろ紅葉か、と期待してきたが、まだ深緑だ。初めての人がほとんどなので、車を止め写真を撮る。
深緑と彼岸花の対比が季節感をあらわしている。
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9時過ぎマキノスキー場のPに着く。ストレッチをしている間に、下山口の黒川越え林道のゲート近くのPに、車を回送する。以前は峠を越え敦賀に抜けられたが、今は通行止めのクサリが張ってある。
車のメーターではスキー場Pより約4キロ地点だ。
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スキー場の緩いゲレンデ。いくつかのテントが張られている。
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ゲレンデの奥に大きな松の木とトイレがあり、その横から登山道は始まる。
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しばらくは緩急の階段が続くが、土砂が流されて歩けない階段が多い。周りはマツの木が目立つ。
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1時間ほど歩くと小広場に東屋の建つ武奈ノ木平に着く。
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やがてブナの樹林帯に入る。大木はないが気持ちのいい道だ。道の両側はオオイワカガミの群生地で、シーズンは花街道になるだろう。やがてオオイワカガミに代わって、イワウチワの群生地に入る。
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背の低い灌木に代わり、高原の雰囲気になってきた。やがて粟柄峠750mに着く。正面は若狭に下る道だ。
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ササと灌木の快適な道を、左上の赤坂山を目指す。山頂には大勢の人の姿が見える。
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四等三角点823.8mの赤坂山に到着。滋賀・福井の県境だが、この看板は福井側の制作だ。
360度の大展望のはずが、あいにくモヤっており、遠望は利かず、眼下の琵琶湖も判別がつきにくい。展望板には白山の名があるが・・・ここで昼食とする。
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腹を満たしてから明王の禿に向かう。道はコルに向かって下りとなる。このあたりはヤマボウシの木が多く、赤い実が目を引く。
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コルからひと登りで明王の禿に着く。花崗岩が風化した荒々しい崖。
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花崗岩がボロボロになって滑りやすい道を登り、沢を渡ると再び樹林帯に入ると、しばらくして三国山の分岐に着く。見晴らしは優れないが,この山塊の最高峰だ。10分少々で三等三角点の三国山876.3m着く。
切り開きから近江側の一部だけが、かろうじて望める。相変わらずモヤは取れない。
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いよいよコース最後の黒川越えに下る。樹林帯が切れるとパッと明るくなり、小庭園のような所に出る。木道が設置されており、池塘や湿地があり、夏にはキンコウカが咲く。
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ふたたび樹林帯に入り、やがてジグザグ道は林道に出るが、すぐに右下に向かう山道に入る。ほどなく敦賀に抜ける黒川越えの林道に降り立つ。立派なトイレがある。
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ここから駐車地点まで林道歩きだ。歩くこと30分、ゲートのクサリが見えてきた。ああ疲れた!Pでのストレッチ後、スキー場のPに置いている車回収だ。入浴は「マキノ高原温泉さらさ」を予定していたが、林道沿いのマキノ白谷温泉「八王子荘」に変更。
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玄関を入るといきなり待ち時間の標示が。Pには10台ほどしか車は停まっていないし、・・・?中に入って事情が分かった。ロッカーがNO16まで、浴槽の洗い場が6人分しかないのだ。納得!老舗の温泉だが、新しく出来た「さらさ」に負けまいと3年前に新しく建てたとか。
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汗を流してさっぱりしたところで帰途に着く。湖西道路の慢性渋滞を避けるため、小浜経由の舞鶴若狭道に乗ることにし、姫路には20時半に着いた。

(注)マキノ町のメタセコイア並木
1981年、地元の果樹生産組合が植えたのが始まりで、全長2.4キロにわたる。中国原産でスギ科の落葉高木。和名はアケボノスギ。 樹高35m、春の芽吹き、新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の裸樹に雪花と四季折々にその美しい風景を見せてくれ、新日本街路樹風景100選に選ばれている。(姫路の大手前通りも100選に選ばれている)名前の由来は、アメリカ西海岸の海岸山脈に自生している高さ100mにも及ぶセコイアに、その姿が似ていることから、メタ(変形した)セコイアと名づけられたと言われている。

                 
所要データー
姫路駅6:00⇒姫路BP・播但道・山陽道・中国道・名神京都東IC・湖西道路・R161・県道287・マキノ高原P9:05    登山口9:45→武奈ノ木平10:40~10:55→粟柄峠11:40→赤坂山11:50~12:25→明王ノ禿12:40~12:45→三国山13:20~13:30→黒川越14:25~14:35→林道ゲート15:05~15:30
⇒白谷温泉15:35~17:00⇒県道287・R161 ・R303 ・R27⇒小浜西IC舞鶴若狭道・中国道・播但道・姫路BP⇒姫路駅20:30
(走行距離435キロ 歩行距離約11キロ)
               

# by hotaka443 | 2009-09-28 21:07

八ケ岳(赤岳)2889.2m

硫黄岳~横岳~赤岳(ほとんど長野県) 2009.9.20~22 メンバー9人

3年ぶりの八ケ岳、シルバーウイークの渋滞を覚悟で5時、車2台で姫路を出発。
小牧JCTが渋滞しているので東海環状経由、以後は大渋滞もなく諏訪湖SAに到着する。SAより見る諏訪湖。
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諏訪南ICを12:15に降り、八ケ岳ズームラインへ。快晴の空にそびえる八ケ岳連峰はとっても美しい。
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以前は美濃戸口にゲートがあったが、今は奥の美濃戸まで車は入れる。しかし相当な悪路で、乗用車はお腹をこする覚悟がいる。右に左に忙しくハンドルを切るが、案の定1回ガリガリとやってしまっつた。13時前赤岳山荘の有料駐車場に着く。すぐ上に美濃戸山荘があり、この先から登山道となる。
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支度をして出発。今夜は2時間ほど先の赤岳鉱泉泊まりなので急ぐ必要はない。道は北沢と南沢に分かれるが、北沢を登り南沢を下る計画だ。
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柳川北沢の流れに沿って、1時間ほどの林道歩きで堰堤広場に着く。ここでコーヒータイムとする。
ここから登山道になり樹林帯の道は何度か美しい北沢を渡る。
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15:30赤岳鉱泉に到着。左上に赤岳がのぞく。
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左横岳から赤岳に続く岩尾根。
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キャンプ場より見上げる大同心(中央)と横岳の岩峰群。下の画像は縦走路からの大同心。頂上は小広場になっている。バックは阿弥陀岳。
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赤岳鉱泉の夜食。ステーキ、豚汁、フルーツ、サラダと豪華。ちなみに朝食は焼魚、納豆、みそ汁、サラダ、フルーツ、漬物だ。
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赤岳鉱泉の自慢は温泉。ゆったり4人は入れる。もちろん男女は別、混浴ではありません。
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山小屋での心配事は夜。しかし9名なので10人部屋を割り当てられ、布団1枚でグッスリ安眠出来た。ごちそうを食べ、温泉に入れ、とても山小屋とは思えない、が全員の感想だ。21日は赤岳展望荘泊まり。5時間も歩けば着くのでタップリ時間はある。
21日は6時前に出発。樹林帯の中をジグザグに登る。途中樹林帯の切れ間から左赤岳、右は朝日を浴びる阿弥陀岳。
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写真左の横岳の岩場は赤岳に続く。右は阿弥陀岳。
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やがて森林限界を超え、白砂とハイマツの赤岩の頭に着く。ここからは北八ツ方面の視界が広がる。
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20分ほど登れば石を敷きつめたような広大な広場の硫黄岳に着く。ガスに巻かれると方向が分からなくなる所だ。写真左は赤岳・右は阿弥陀岳。後方に南アの甲斐駒仙丈、鋸などの山並みが広がる。素晴らしい光景だ。西側はモヤがかかっているが、御嶽、乗鞍、目を凝らすと槍がかすかに見えた。
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この硫黄岳、山頂はなだらかだが、南北に爆裂火口跡があり、断崖絶壁になっている。仁和8年(888年)の爆発で東を流れる千曲川を堰どめ、大きな湖ができたといわれ、八ケ岳の東の日本一高い所を走るJR小海線にある小海、海の口などの地名は、その名残と言われている。
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硫黄岳山荘に着く。硫黄岳から硫黄岳山荘の間にはコマクサの群生地があり、この時期なのに名残の花がまだ咲いていた。硫黄岳山荘あたりは高山植物保護地域に指定されている。
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大同心の上を通過(10枚前の写真) 数人が座れる台地になっており、道が付いている。あの上に立ちたいとの声で下山路を探すが、取りつきがわからない。横岳の肩に富士山が顔を出した。
横岳のクサリ場にさしかかる。カニの横ばいの名前が付いている。横ばいと言えば劍だが、問題にならない。
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横岳の最高峰2829mに着く。但し横岳という山はなく地図では大権現なっており、横岳はこのあたりの岩峰の総称だ。狭い山頂に登山者が多いのですぐに下山。
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 次の小ピークで横岳をバックに昼食にする。左の小さく見える円錐形の山は蓼科山。
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石尊峰や鉾岳から日ノ岳あたりは岩場の連続だ。
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岩稜地帯が終わるといよいよ赤岳が迫ってくる。今夜の宿、赤岳展望荘も見える。
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13時ジャストに今夜の宿、赤岳展望荘に着く。ここに泊まるのは9年前のお盆休み以来だ。食事はバイキングで五右衛門風呂に入った記憶があるが、今も変わっていない。バックは赤岳。
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時間が早いので赤岳に登ることにする。ジグザグの急登だ。ガスが谷から駆け上がってきた。
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空荷なので30分で赤岳頂上小屋に着く。
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一等三角点の山頂は少し南になるが、狭い山頂は人でいっぱい。360度の展望は少し、前から湧いてきてガスですっかり隠されてしまった。残念!順番待ちで記念写真を撮り、追われるように早々に退散する。
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20分で展望荘に戻る。さて問題の部屋だが、下10人上5人の15人部屋で布団でなくシュラフが並べてある。これだと狭い間隔に多人数を収容でき、場所をとらない。山小屋でシュラフは初めてだ。食事の後、風呂に入りたかったけど、湯がほとんどなくなっている、とのことであきらめる。山頂なので水に限界があり仕方ないか。
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シュラフでは思うように寝返りもうてず、睡眠不足で朝を迎える。赤岳鉱泉とは天国と地獄だ。

22日、4時に外へ出ると強風とガスの世界だ。相談の結果、阿弥陀岳はパスに決定する。昨日のうちに赤岳頂上を踏んでいて結果的には良かった。今日の日の出は5:30、ガスが赤く染まりだし、いよいよ日の出の瞬間だ。ガスの中のご来光。感動の一瞬だ。富士山も雲海の上に顔をのぞかせる。
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東方面のガスは薄くなり奥秩父方面の山に日が登る。
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時間の経過とともにガスは薄くなり青空ものぞく。内心阿弥陀に行くべきだったな、の思いを断ち切って6:10スタート。横岳方面に5分ほど戻ると、行者小屋に降りる地蔵尾根がある。標高差400mほどの岩尾根を一気の激下りで、ハシゴ・クサリの連続だ。やがて岩場が終わり頃森林限界に入る。
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7時に行者小屋に着く。15分ほど休憩し、最後のコース、南沢沿いを美濃戸山荘に向け出発。
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南沢はしばらくは涸れ沢になっており、流れは地下にもぐっている。沢沿いの樹林帯の道は変化が乏しく、退屈だ。2時間弱でようやく美濃戸山荘に着く。ゆっくりとコーヒータイムをとり、いよいよ最後の難コース、林道走行だ。ここで知恵を絞り、乗用車組4人は運転手のみで走り3人は歩きとし、5人乗車のRV車が4人を美濃戸口に降ろし、Uターンして徒歩組を拾う事とする。運転手一人だと車高が高くなる計算だ。
しかし迎えに行こうとした時、早くも徒歩組は降りてきた。のろのろ走行だから、歩きとあまり変わらなかったようだ。ストレッチの後帰り道5キロほどの所にある「樅の木荘」の温泉500円で汗を流す。
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12:50に諏訪南ICに入り、いつも渋滞する恵那・瑞浪・多治見あたりもスイスイ。この調子だと早く帰れる、と思っていると、名神彦根~関ヶ原間事故渋滞16キロの標示。この渋滞を抜けるのに2時間あまりを要し、その後も事故渋滞があり、結局姫路着が21時半頃になる。

所要データ
9月20日(日)
姫路駅5:00⇒播但道・山陽道・中国道・名神・東海北陸道・東海環状・中央道諏訪南IC12:15⇒赤岳山荘P12:55  スタート13:25→[北沢]→堰堤広場14:20~14:45→赤岳鉱泉15:30
9月21日(月)
赤岳鉱泉6:55→赤岩の頭8:20~8:30→硫黄岳8:50~9:30→硫黄山荘9:50~10:10→横岳(大権現)10:10~10:15→三叉峰手前昼食11:20~1155→赤岳展望荘13:00
赤岳展望荘13:20→赤岳山頂13:50~14:10→赤岳展望荘14:30
9月22日(火)
赤岳展望荘6:10→地蔵仏6:15→[地蔵尾根]→行者小屋7:00~7:15→[南沢]→美濃戸山荘9:10
赤岳山荘P9:40⇒美濃戸口9:55~10:10⇒樅の木荘10:15(入浴)12:45⇒諏訪南IC12:50⇒中央道・名神・中国道・山陽道・播但道⇒姫路駅21:30

(走行距離970キロ 歩行距離約17・5キロ)





 
# by hotaka443 | 2009-09-24 07:10

双耳峰・同じ高さの由良ケ岳 640m

西峰・東峰 (舞鶴市・宮津市 )2009・9・13 (日)天気晴れたり曇ったり メンバー14人

対岸の栗田半島から海に浮かぶ由良ケ岳の山容は、とっても素晴らしく、丹波富士ともいわれるが、2年前に登った時から比べると、大きく様変わりしていた。

播但道・中国道・舞鶴若狭道・京都縦貫道・R175・178を経由し、丹後由良荘に着く。この建物の上に以前駐車場があったが、ゲートがあり入れない。由良荘の職員さんに尋ねると、私有地なのでここの駐車場の奥に停めて下さい,との事。すでに何台かの登山者の車が停まっている。
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準備をして出発、雑木林の中の雨でえぐられた道を登る。30分あまり歩くと水場の看板がある。標高190mあたりか、登山口は30mだ。
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自然林・植林の混ざった道の脇には、以前はなかった号目標示板が設置されている。
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7合目550mには一杯水の看板が
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1時間半ほどで西・東峰のコルに着く。ここより西峰1・3キロ、東峰0・5キロ。(ピンボケ)
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今日は登山者が多いが、ほとんどの人は先に展望抜群の東峰に行くようだ。私たちは逆コースで、食事は東峰で景色を眺めながらとる予定だ。コルからは気持ちのいい自然林の中の尾根歩きだ。
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もみじのひろばの看板も新設されている。もみじの大木がある。
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コルから20分ほどで西峰山頂に着く。雲は低いが天の橋立がかろうじて見える。
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2等三角点由良ケ岳と案内版が設置されている。
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展望を楽しんだ後、Uターン東峰に向かう。コルを過ぎ頂上直下の急坂にはバイパスが開かれている。しかし
逆に踏みあとだらけになり、自然破壊につながったようにも思えるが・・・・
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30分足らずで東峰に着く。360度の大展望も、あいにく雲が垂れこめ視界はいまいち。東方には若狭富士の青葉山がうっすらと見える。
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南西方向は手前どっしりとした赤岩山や大江山、三岳山が見える。
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日本海にゆったりと流れる由良川とその河口。
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山頂にある虚空蔵菩薩と頂上風景。食事をする頃には他の登山者は全員下山。われわれのグループだけになる。
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1時間ばかり食事と展望を楽しみ、下山開始。昨日の雨と多くの登山者で道は泥んこで滑りやすく、神経を使う。1時間10分で無事下山。登山口にある案内所で資料をもらうが、登る前にもらうべきだな。
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帰りは舞鶴市内の(たかお温泉・光の湯)で汗を流し帰路に着く。

*由良ケ岳東峰の位置はガイドBOOKによりまちまち。三角点はないが、虚空蔵菩薩と標識の立つ地形図約640mが東峰で道標・案内板もあるが、その東約500mほどの所の4等三角点(点名東由良ケ岳)585.1mを東峰と書いている本もある。また登山口の案内所にある「登山行程表」でも、東峰(虚空蔵菩薩)を585mとしている。
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所要データー
姫路駅7:00⇒姫路BP・播但道・中国道・舞鶴若狭道・京都縦貫道舞鶴大江IC⇒R175・178⇒国民宿舎丹後由良荘P9:25
登山口9:45→西峰・東峰コル11:15→西峰11:35~11:50→東峰12:15~13:10→登山口14:20
由良荘P14:40→R178・175・27→たかお温泉光の湯15:15~16:45→R27→舞鶴若狭道舞鶴東IC→西紀SA休憩・解散→姫路18:30




       
# by hotaka443 | 2009-09-14 06:29

京都府の最高峰 皆子山

皆子山 971.5m 京都市左京区・大津市 2009.9.11 天気・晴れ メンバー2人

計画は何度も立てなが何故か中止ばかりだったが、ようやく今日皆子山に登ることになった。
AM6時Tさん宅を出発。姫路BP~第二神明~阪神北神戸線~中国道~名神京都南IC~湖西道路真野IC~R477~R367~旧国道・足尾(あしび)谷橋林道入口に駐車8:00着。道標らしきものは見当たらないが、この電柱の裏側に、赤ペンキでだれかがMINAGOと書いている。
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支度をして足尾谷沿いの林道を歩き、少し進むと関電の小さなダムがある。地形図を見るとここから送水路が南北に2本山中に埋設され、安曇川に放水されている。こんな小さなダムにしてはすごい工事をしたものだ、と感心する。20分ほどで林道は終わり、すぐに沢を渡る。固定ロープがなければ渡れないだろうな。
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次はくの字の橋だが、折れそうでいかにも危なっかしい。重量制限が必要?
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3度目の、固定ロープが頼りの丸太の橋。
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美しい足尾谷の流れは、しばらく雨が降っていないのか水量は少ない。いくつかの小滝もある。
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飛び石やロープを頼りに、右岸左岸と何度か徒渉を繰り返すと、河原の開けた所に出る。ここに大きなトチ木の大木がある。
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ここから2~3分進むと谷は二分し、南に方向を変える。初めての私設道標に出会う。道標のない谷だ。
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今までは傾斜の緩い沢歩きだったが、やがて尾根に出て傾斜を増す。写真では高度感は出ていないが激登りといってよい。
ところで私の持ってる2000年度初版のガイドブックでは、身の丈ほどのササが生い茂るとあるが、写真のようにその痕跡さえない。ここもシカが食べ尽くしたのだろうか?最近はシカが繁殖しすぎて各地で被害が出ているようだ。そういえばすぐ北の峰床山も、皮を剥がれた立木が多かったと記憶している。
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2時間ジャストで尾根に出た、と思ったら、もう頂上だ。ガイドブックより随分早い。ほぼノンストップだったからか。南北に広い山頂のあちこちには看板が多い。縛り付けられた立木がかわいそう・・・
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三等三角点皆子山(点名葛川) 971.5m
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東方面のみ展望があり武奈ケ岳(上の写真)と蓬莱山(下)が立ちはだかっている。
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時間はまだ10:20と早いが、ゆっくりと昼食をとり11:10に下山にかかる。下りは寺谷を降りる予定だが、道は尾根筋と谷に向かう2本がある。ガイド本には背丈ほどのササに覆われ、分岐を見落としやすい、とあるが、しかしここもササは皆無。代わりに切り倒された杉の木が散乱。谷に下りる分岐分からず、20分ほどうろうろロスをする。結局は寺谷に降りる道はあきらめ、尾根筋の道を行く。このあたりの植林は鹿除けにテープが巻かれ、異様な光景。ピンク・黄・青・緑・白とカラフルだ。しかしこの作業、大変な労力だろうと思う。
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トリカブトの花がところどころに咲いている。
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植林の激下りが終わると左から谷が下ってきて、道票がある。KIT・・・と書かれた方向の谷に沿って道がありハシゴも見える。ここが予定していた道のようだ。残念!
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ふたたび沢沿いの道となり、やがて橋が見えてきた。大きな流れは安曇川だ。私の古いガイドブックには靴を脱いで徒渉とあるが・・・
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橋を渡ると広い林道に出た。この林道を下るとR367に出るが、長い道のりだ。国道までが2キロ少々ある。道端のモミジは色ずき始めている。
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30分で国道に出る。平バス停があるが、車までの一駅は3分、しかし歩くと2キロ。ダイヤは調べてあるが、今12:50でバスは15:43。歩け歩けだ。車の多い国道歩きは500mでそこから旧国道に逃げる。曲がりくねった細い旧国道は、走る車は皆無だ。しかし山歩きの最後の舗装道路は疲れるものだ。
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林道に降りてから50分、ようやく駐車地点の足尾谷橋に戻ってきた。
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前半の沢歩きは楽しかったが、雨の後とか水量の多い時は靴を濡らす覚悟がいりそうだ。新緑や紅葉のシーズンは素晴らしいだろうな~

所要データー
姫路南IC6:10⇒姫路・加古川BP・阪神高速北神戸線・中国道・名神京都東IC⇒湖西道路真野IC⇒R477⇒R367⇒旧国道足尾大橋駐車地点8:00
P8:20→林道終点8:40→トチの大木9:45→皆子山10:20(食事)11:10→20分ほど道探し→谷ルート・尾根ルート合流12:10→林道12:20→国道平バス停12:50→足尾谷橋林道入口駐車地点13:10
出発13:25→途中みちくさしながら姫路着18:30

(走行距離約340キロ、歩行距離約10キロ)

          
# by hotaka443 | 2009-09-11 21:30