みちくさおじさん山を歩く

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No311台風を避け西へ 島根県三瓶山

女三瓶~男三瓶(1126m)~子三瓶~孫三瓶一周 島根県太田市・飯南市 2013・9・16(月・祭日)天気・晴れ 
メンバー・2人


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9月15日(日)

台風18号が四国はるか沖を北上中です。大陸に冷たいHが控えているので、やがて進路をNNEに向け東海から関東方面に進むでしょうが、外側の取り巻きの雲がかかり、朝からかなりの雨です。

相棒のYさんには昨日、連休は台風の影響のない西方面に行こうと声をかけていました。
チャンスがあれば登ってもいいなと思っていた島根・広島県境の大万木山(おおよろぎさん)と、長い間登っていない三瓶山に向かうため中国道山崎ICに向かいます。

大万木山は関西ではあまり知られていない山だと思いますが、標高わずか1218m、周回コースがありますが3時間程度の、山というよりハイキングです。
中国地方で関心のある山はほとんど登っていますが、この大万木山はアプローチが不便なので残っていました。

ところが今年3月に松江自動車道(新直轄方式のため無料)が開通。すぐ傍を走っているのでぐっと便利になりました。
新直轄方式とは、高速道路会社ではなく国と地方自治体が建設する道路で、近くでは鳥取自動車道などがあります。

中国道も県境を越えると雨はやんで曇空に変わりますが、勝央SAで休憩中、同じ登るのなら空模様を気にせずに天気のいい日にしょう、と言うYさんに負け「じゃ そうするか」とあっさり大万木山を諦めます。

宿は両山に近い出雲市あたりを中心に探しましたが連休だけにどこもいっぱい。遠くなりますが松江市でかろうじて確保しました。

大万木山に登らず松江に向かうのなら米子道の方が便利です。高速道路から見る大山はガスもかからず、曇り空にクッキリ聳えています。
大山がこれなら、ずっと西の大万木山ならさらに条件がいいので、登ればよかったな、と反省します。

9月16日 (月・祭日)

昨夕、せっかく松江に来たのだからと、新しく出来た夕日絶景ポイントに寄って見ましたが、少し雲が邪魔をして、湖に落ちる瞬間は見られず、残念でしたが、結局中国地方中部あたりは雨は降りませんでした。

今朝の空は台風が去った後の独特の雲が南に走っています。

朝食をいただき、7時に出発。旧のR9を西に走り、松江玉造ICから山陰道へ。15キロほど先の宍道JCTから南に延びる松江道に入ります。
10キロ少し走った次の三刀屋木次ICからは中国道三次JCTまでの約72キロが無料区間になります。
次の吉田掛合で降りR54に出て、南西に10キロほど走って県道40に入ります。

17~18キロ走ってようやく目的地が見えてきました。右の山が女三瓶山です。ストレートに走る道路がなく、右に左にとアプローチはとっても不便です。
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8:10東の原の広い駐車場に着きました。駐車している車は2台だけで、閑散としています。
右のアンテナ山が女三瓶山です。
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支度を済ませリフトのり場に向かいますが、リフト運転時間は8:30から。まだ少し時間があります。
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以前は北の原から直接男三瓶山に登って縦走したように記憶していますが、今日は少し楽をして観光リフトで大平山に登り、縦走します。リフトは左の電柱の後方にある建物から、コルに向かって登ります。
右は閉鎖されたスキーリフトの支柱です。

このちょっとしゃれた建物は、スキー客用のレストハウスだったのでしょうか。中はテーブルと椅子が並び、カウンターはシャッターが降りています。ここさんべ温泉スキー場は暖冬で年々雪が少なくなり、またスキー人口減少で2009年に閉鎖されてしまいました。
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8:30ちょうどにリフト乗り場に行きます。他に乗客はいません。「2人だけのために電機代使うのはもったいないですね」
ニコニコ顔の愛想のいいおじさん「降りられたら即スイッチ切りますから」冗談が返ってきます。

高度差250mほどをゆっくり上がっていきます。牛がのんびり草を食べています。三瓶山の周りは牛が放牧されており、以前は室内池のまわりを歩いて、突然原生林の中から牛が現れビックリしたことがありました。
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8:50リフト終点をスタートします。
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リフト終点から少し坂を登ると縦走路です。反時計回りに、まず女三瓶に登りましょう。
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女三瓶まで高度差100mあまり、ジグザグ道の急登です。
途中からの眺め。左の地面が見えている所が大平展望台でそのすぐ右のピークが大平山。右は孫三瓶で茶色く濁った池が室内池。
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左孫と右子供。
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室内池のアップ。以前はきれいな青でしたが今日は濁っています。
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これから登る男三瓶です。
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パノラマ写真。中国山地の雄・大山が荒々しい男性的な山に対し、三瓶山は女性的な山です。穏やかな曲線の山容は優美な感じがしますね。
三瓶山はトロイデ火山で、中央の室内池が火口湖、周りの山が外輪山ですが、この優雅な曲線からはとても火山だったとは想像できません。
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アンテナ山の女三瓶山が近づいてきます。
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10:05女三瓶山頂展望台に着きました。
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短い道中ですが多くの花が咲いていました。
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10:20展望を堪能して出発です。一度900mあたりのコルに下り、男三瓶への高度230mほどの登りになります。所どころに小さな岩場もあります。
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15分ほどで兜山の標識に着きます。地形図の981m標高点でしょうか。
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さらに10分ほどでユートピアで、ベンチが設置されています。ここから見る子三瓶の頂上は平らになっています。ところで道標にはここの高度が980mになっています。とすると地形図の981mの位置になるのでしょうか?当然兜山はもっと下のP920mあたりと言う事になりますが・・・
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岩場です。
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ホソバノヤマハハコが群生しています。
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フシグロセンノウでしょうか
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頂上南側の崩壊地です。矢印は室の内展望台です。
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高度1100mあたりまで登ると突然平らな地形に変わり、一面のススキの原っぱの中にポツンと小屋が建っています。左に2人の人影が見えますが、大きな避難小屋です。
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まだ新しい三瓶山頂小屋。以前の小屋は老朽化し立ち入り禁止になっていました。中を覗くと、広々としており、5人の家族連れが食事中でした。
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頂上はすぐそこ、時々吹いてくる風にススキが波打ちます。山はすっかり秋ですね。
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道標左行は三瓶自然館75分とあります。
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10:10男三瓶山山頂、三角点は一等で点名は三瓶山です。台地状の広い山頂で、北の端に展望台があります。
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展望台に立ちますが、地平線の向こうの日本海は、モヤって確認できません。すぐ下が北の原で前回はこちらから登ってきました。
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広い山頂です。
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南方向はススキの大海原が広がっています。
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少し南に室の内展望所があるので、そこでコーヒータイムにしましょう。登る途中から見えていた崩壊地の上です。
下を見ると崩壊地は三瓶山自然林に流れ落ち、室内池が見えます。左から二つ目のアンテナノ立つピークが女三瓶山です。
この位置から見ると、池が噴火口でまわりが外輪山と言う事が良くわかります。
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10:45次の子三瓶山に向け出発しましょう。しばらくはススキと語らいながらのんびりと歩きます。とても山頂とは思えない平地のような地形です。
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やがて台地状の地形は終わり、子三瓶に向け急降下になります。左は孫三瓶山。
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ここから子三瓶とのコルまで高度差250mの激下りです。登山道は一転、木の根や岩まじりの歩きにくい道に変わります。一部ヤブコギのような所もあり、足許が悪いので思うように進みません。
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11:20標高850mあたりの扇沢分かれに降りてきました。右は西の原登山口、左は室内池です。
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峠から少し登ると視界が開けます。振り返る男三瓶。と言っても山頂台地の南端で、山頂は見えません。
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見上げる子三瓶。
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子三瓶の手前にP886mがあります。そのピークと男三瓶を振り返ります。
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リフト山頂駅からイヨフウロが、ず~とお友達として付き合ってくれます。とにかく多いですね。
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ヤマジホトトギス。
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11:45 子三瓶山に着きました。台地状の気持ちいい草原の山頂です。
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すぐに孫三瓶に向かいます。男三瓶から登ってくると、右の人影の所に出ますが、子三瓶山頂は向こうの標柱で、縦走路からは少し離れていてピストンします。
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さあ、次は目の前の孫ですが、また高度差160mほどの下りです。
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コルは十字路になっています。左は室内池です。
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12:05風越コルに降りてきました。このあたりで800mです。
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高度差100m、最後の孫に取り付きますが、このあたりにはフウロに似た小さな花が見られます。
四国剣山で見かけたヒメフウロに似ていますが・・・
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相棒さんはマユミの実では?と言われますが、わかりません。
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12:15孫三瓶山に着きました。
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子三瓶山と男三瓶山です。
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小休止してスタート、高度差120mほどを降りると奥の湯峠のコルです。
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縦走路は尾根を歩いてリフト乗り場に帰りますが、私は室内池に降りる事にします。相棒さんは池に降りると、リフト乗り場まで160mほどの急登があるのでパス。少しお疲れの様子なのでここからは別行動となります。
100mほどジグザグ道を下ります。キバナアキギリです。その他登山道脇にはフシグロセンノウ、ヒメフウロ、イヨフウロ、ツリガネソウなどが見られます。結構花の多い山ですね。
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室内池に降りてきました。以前このあたりで放牧牛に出合ったのですが、西の原から高度差300mあまりの扇沢峠に登り、150mほど下ってこの池まで降りてきたことになりますが、迷わずに帰ったのでしょうか。
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池から見上げる左子三瓶山。右は兜山かユートピアでその後ろに男三瓶山が隠れています。
矢印は室の内展望所です。
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最後の大平山への登りです。
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振り返る左孫三瓶、中央が子三瓶、左はP886峰です。
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13:15太平山です。
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観光客やツアーなどはここで展望を楽しみ、下山されるようです。
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最初に登った女三瓶山はすぐそこです。
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13:20リフト乗り場で相棒さんと合流、下山します。
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13:30駐車場に戻ってきました。13:40スタート、国民宿舎さんべ荘に向かいます。三瓶温泉温泉街の看板に導かれて温泉街に入りますが、人影はなく、店のシャッターは下りひっそりとしています。ここが温泉街?
駐車場から10分ほど走った温泉街の外れにさんべ荘があります。ここだけは多くの車が停まり、賑わっています。
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露天風呂は凝った造りです。すぐ近くにある石見銀山の酒樽の湯。
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お隣江津市を流れる江の川の鮎舟を真似て作った笹舟の湯など、ユニーク無露天風呂があります。
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14:45 温泉を後に帰路に着きます。往路を引き返し、松江道吉田掛合ICに。
片側一車線の松江道は中国山地を抜け、中国道三次JCTで中国道に入ります。
普段は交通量の少ない中国道ですが佐用~山崎間が工事で対面通行のため、佐用IC手前から渋滞です。仕方なく佐用で降り、R373~R179~県道28を経由して播磨新宮ICで播磨自動車道に入ります。

このわずか12.8キロの播磨道は現在日本一交通量の少ない路線です。
2012年度の一日上下線の通行量はわずか1320台。2020年度に中国道山崎JCTにつながると、通行量も増えるでしょうが・・・
この播磨道は現在開通している鳥取道と併せ、正式名は中国横断自動車道姫路~鳥取線です。
まわり道しましたがいずれもスイスイ走れ、19時ちょうどに姫路に帰ってきました。

[本日のデーター]

リフト山頂駅8:50→女三瓶山9:05~9:20→兜山9:35→ユートピア9:45~9:55→男三瓶山10:10~
10:45→扇沢分れ11:20→子三瓶山11:45~風越12:05→孫三瓶山12:15→奥の湯峠12:35→室内池12:45→大平山展望台13:15→リフト乗り場13:20⇒駐車場13:30

(歩行距離 約6・8キロ 累積標高差 約790m  2日間走行距離 約655キロ )
by hotaka443 | 2013-09-25 18:05

No310 南ア・荒川岳~赤石岳縦走終了

(4日目)赤石避難小屋~大倉尾根~赤石小屋~椹島~帰宅へ 2013・8.21(水) 天気・晴れ

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いよいよ今日は下山です。目覚めた時外に出てみると、濃いガスで真っ白の世界でしたが、明るくなってきたので4:50出発します。
椹島分岐までは、荒川岳に向かって昨日の道を引き返します。赤石岳の裾を巻き、15分ほどで分岐に着きました。

まだあちこちにガスがかかり展望はあまり良くありません。分岐から椹島への道は赤石カールを下る急な道で、お花畑もありますが、写真を撮る気にもなれず、何故か黙々と下ります。
カールにはきれいな水が流れ出しています。
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前方の空を覆っていた不気味な雲の間から、突然富士山が顔を出しました。下の矢印は赤石小屋です。
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さらに15分ほど下ると、雲も薄くなってきます。
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やがて樹林帯に入ります。桟道が何か所かありますが、そう危険な所はありません。
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いくつかの小ピークを越えると、富士見平に着きました。6:15です。ここはちょっとした台地で、道標は下り赤石小屋まで30分、登り赤石避難小屋まで150分とあります。避難小屋から下りで85分ですから、あの急登を登るのは大変です。
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振り返ると、左赤石岳、右小赤石岳の堂々たる山容。二つの山の中間の小ピークあたりに、下降点があります。
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名前通り富士山も見えます。この後樹林帯に入るので、ここが見納めです。
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6:40赤石小屋に着きました。途中で数人赤石に登られる人に出会いましたが、ここで泊まられたのでしょう。
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椹島までまだ3時間半かかります。
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退屈な樹林帯です。
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赤石小屋~椹島間5等分の標識が出てきました。先は長いです。
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3/5地点。椹島まであと90分とあります。今ちょうど8時です。
樹林帯の中のジグザグ道は続きます。何人もの登ってくる登山者に出合いますが、急登続きで標高差2000mのこの登りは、無茶苦茶キツイです。
参考までに上高地から槍の標高差が1695mです。
見るべきものはなく、単調な樹林帯のジグザグ道にいいかげんに膝がおかしくなりかけた頃、やっと下の林道に降りてきました。9:25です。
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椹島ロッジはすぐそこです。
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9:35バス乗り場の売店に着きました。あ~疲れたわ、と相棒さん。私も同感です。バスは10時半、まだタップリ時間はあります。

ベンチに座ってザックの整理をすると、手をつけていない食べ物が結構残っています。湯を沸かしコーヒーにしましょう。

「間にあった!」千葉のお二人さんです。Bさんは「登りはダメだけど下りは早い」とニコニコ笑っておられます。
見送りをするために速足で降りてこられたそうです。お二人は畑薙第一ダムから静岡駅行きのバスの連絡があるので、次の13時のバスに乗られるそうです。
しばらくすると10時半のバスがきました。

運転手さんの後ろに座っていると、いろいろ話しかけてこられます。
このガタガタ道で一番困るのは、やはりパンクの時で、倉庫にはたくさんのタイヤを保管しているとのこと。
一般車は通行止めなので、まず事故の心配はないけど、時々動物が飛び出してくる・・・
窓の外を流れる景色の説明も聞かせていただきます。ちょうど1時間後の11:30、終点に着きました。

折返して椹島ロッジ行きになりますが、お盆休みも終わり、しばらくは山も静かになることでしょう。
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11:40 楽しかった思い出を胸に、帰路に着きます。帰りは温泉の前をうっかり通過したり、途中工事中で迂回させられたり、いろいろあって新東名・新静岡ICに入ったのが13時半になってしまいました。

相棒さんは温泉に入ってないので気持ち悪い、とおっしゃるので浜松SAでシャワーを浴びますが、私はパスします。そのあと食事や土産物購入のため1時間ほどの大休止をとります。

14:40浜松SA出発、新東名・東名・伊勢湾岸・東名阪・新名神・名神・中国・山陽と乗り継ぎ、19:30、無事帰宅しました。

何度か計画しながら、なかなか南アの南部は行きにくい山がでした、やっと念願かなって登ってきました。
やはり大きな山でした。

[本日のデーター]

赤石避難小屋4:50→椹島分岐5:05→富士見平6:15→赤石小屋6:40→椹島9:35
(歩行距離 約9キロ  累積標高差 約300m)

バス椹島10:30⇒畑薙第一ダム11:30 
駐車場 11:40⇒県道60⇒県道27⇒新静岡IC(新東名・東名・伊勢湾岸・東名阪・新名神・名神・中国・山陽)姫路東IC⇒自宅19:30    

(走行距離 往復 約1025キロ)

by hotaka443 | 2013-09-20 14:05

No309 千枚岳~荒川岳~赤石岳縦走

(3日目)千枚小屋~荒川岳(3141m)~赤石岳(3120.1m)~赤石岳避難小屋 2013・8・20 (火) 晴れ

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ヘッドライトを頼りに、午前4時に出発。北アと違い限られた山小屋のため、宿泊者どうしで顔なじみになります。
スタートも、椹島ロッジの食堂で隣合わせになった千葉の男性Aさん・Bさんの2人と同時になりました。
Aさんはベテランで先に登ってしまいましたが、もう1人のBさんはスローペースで足許が頼りないので、すぐ後ろについて登ります。
ヘッドライトも暗いので、懐中電灯を取り出して足許を照らしてあげますが、千枚岳直下のきつい登りにふらふら。
富士山の日の出が気になります。

4:45まだ薄暗い千枚岳に着きました。夜明けの準備を始めた富士山がとってもキレイです。
ここから直線距離でわずか50キロです。
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5分もするとみるみる明るくなってきました。三角点は三等点名は上千枚です。
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確認を忘れましたが、北岳の日の出が5:10頃ですから同じくらいだと思います。
ここで御来光を、のつもりでしたが、J さんは何故か先を急ぎますので後を追います。
一足先に登られた千葉のAさんの姿は見えません。Bさんは疲れたので後から行くとのことです。
これから向かう手前丸山と東岳(悪沢岳)
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明るくなると、あたり一面マツムシソウの花盛りです。
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岩陰に入り後方の景色が消えました。そろそろ日の出の時刻です。前方に大きな岩が見えたので走って飛び乗ります。時刻は5:10 ちょうど雲の上から太陽が顔をのぞかせる瞬間です。しかし富士山のちょうど前に千枚岳が立ちはだかっています。残念!
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千枚岳の下りは急な崖になっており、慎重に下ります。
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岩場のヤセ尾根からお花畑の斜面を横切ります。
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朝日が強すぎて 肝心のお花畑が死んでしまいました。シャッター押すだけ人間はこんなもんです。
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丸山への途中から素晴らしい展望を1枚写します。今日は楽しい3000mの稜線歩きです。
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5:45丸山に着きました。朝モヤの中に富士山が浮かんでいます。右はしに双耳峰の笊ケ岳と丸い山容の布引山が見えます。笊ケ岳は200名山で人気があり、椹島ロッジでも数名の人が予定されていました。
登りたい山ですが、一部難コースがあり、時間のかかる山です。
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素晴らしい展望ですが、目の前の荒川東岳(悪沢岳)に急ぎます。
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東岳が近づくにつれ岩稜帯に変わります。
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6:15荒川東岳山頂に着きました。
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標高3141m、高度ランキングでは6番目の標高を誇りますが、三角点はありません。
ちなみに①富士山②北岳③奥穂高岳④間ノ岳⑤槍ケ岳⑥悪沢岳⑦赤石岳です。
悪沢岳とはかわいそうな名前ですが、この山から流れ出る谷が大変急峻な所から、地元の猟師がよんだところから付けられたそうです。
富士山はモヤってきました。
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右端には笊ケ岳。
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北方の大展望です。手前中央が塩見岳、その後に重なるような山が仙丈ケ岳。その右一番奥の三角形が甲斐駒ケ岳です。
その右手前が間ノ岳、西農鳥岳、農鳥岳と続きます。右後方は鳳凰三山です。
北岳は間ノ岳のすぐ後なので見えません。
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少しアップにします。西農鳥と農鳥の間の?は、北岳は見えないので、位置からすると八本歯の頭(2920m)あたりでしょうか・・・それとも八ケ岳(2899m)?
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昨年白峰三山縦走の時、間ノ岳からこちらを撮った写真です。
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南に視線を移し、今日の最終目標の赤石岳方面を見ます。右の中岳から縦走しますが、遠いですね。
尚荒川岳とは、東岳・中岳・前岳の三山の総称です。その前岳ですが、縦走路から少し離れた位置にあるため、縦走路からピストンしますが、相棒さんはバテ気味なのでパス。私も体調不良で気力なくカットしてしまいましたが、今となっては非常に後悔しています。
前岳の下の矢印が、前岳をカットして荒川小屋の方に下る道です。が、この写真では確認できないですね。

中央アルプスや北アルプス方面は、残念ながら雲に隠れて見えませんでした。
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持参した簡単な朝食をいただき、6:40中岳に向かい出発します。
急な岩場を急降下、コルからは展望のいい尾根を登ります。
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7:35中岳避難小屋に着きました。
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避難小屋前からの富士山。光線が入り失敗作です。左は悪沢岳。
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荒川中岳は小屋から少し登った所にあります。荒川岳の最高峰・悪沢岳(東岳)3141mに三角点が無く、ここ中岳(3083.2m)に三等三角点、荒川岳があります。
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しばらく展望を楽しみます。といっても悪沢岳からの展望とそんなに変わりません。
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アップにすると甲斐駒と間ノ岳の間に(矢印)が写っています。位置からすると、どうも八ケ岳のようですが・・・・
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8:00中岳を出発、岩石帯を下ったコルが前岳への分岐です。ここから前岳はすぐ先でなので、ザックを置いて地形図にも記載されている荒川大崩壊地を見ておきたかったのですが、相棒さんは疲労気味でパス。
私も右にならえで、ここから下りになる荒川小屋に自然と足が向かいます。
東岳・中岳・前岳から成る荒川岳、その一つが欠けると荒川岳に登ったとは言えませんが・・・・
赤い屋根の荒川小屋(矢印)がはるか下に見えてきました。
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ここから荒川小屋にかけて、南アルプス最大級と言われるお花畑の中を歩きます。が、上の写真を見てビックリ!
2700~2800m近い山の斜面に張り巡らされたシカ除けネット。千枚小屋周辺も昨日ボランティアの学生さん達のネット設置作業を見てきましたが、こんな高所にまでシカが登ってくるのですね。

シカ除けネットの入口に着きました。
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2013年7月設置ですから先月です。最近 シカやサルの生息地が高山帯に拡大することにより、特に南アルプスではシカによる高山植物の食害が激しく、種によっては絶滅の危機にさらされているとのこと。
また彼らとのエサの競合で雷鳥もピンチに立たされ、個体数も減少しているそうです。
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今日はマトモな写真が無いです。体重激減でザックがやけに肩に喰い込み重い!体調不良で写真どころではありません。

荒川小屋が近づいてきました。手前小赤石岳とすぐ後ろの赤石岳は一体に見えますが、荒川小屋から赤石岳までは高度510mの激登りが待っています。それにしても大きな山ですね。
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いつも一緒にお付き合いをしてくれる富士山。
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荒川小屋まであと30分の道標を通過。
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お花畑が続きますが、紫色のマツムシソウがかろうじて確認できます。とにかくこのシーズンはマツムシソウが多い山です。
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9:00荒川小屋に着きました。スタートからちょうど5時間です。かなりのスローペースと思っていましたが、休憩時間などを入れると、標準タイムみょりかなり早い計算になります。千葉のAさんは30分ほど前に到着、美味しそうにラーメンを食べておられます。バテ気味の同僚さん、大休止しようとおっしゃいますので、私もいい匂いにつられラーメンを注文します。
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小屋の少し下に豊富な水量の水場があり、無料とのことなので、補給します。
少しモヤっていますが、小屋からも正面に富士山です。
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Aさんは先に出発されましたが、やっとBさんが到着。Aさんとは1時間ほどの遅れです。時々一緒に山に行くけど、いつもバラバラになる、と笑っておられるBさんを残し、我々も出発します。
ちょうど1時間の大休止で、タイムは10時ジャストです。

ここからは前岳から南にのびる尾根と、赤石岳とのコルの大聖寺平に向け高度100mの緩い登りになります。赤石岳にガスがかかりはじめました。
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10:30 大聖寺平に着きましたが、残念ながらガスの世界です。
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さて、ここからが最後の高度400mの激登りですが、尾根上にはいくつものピークが連続します。
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相棒さんはかなりの疲労か遅れ気味、私もかって経験したことのない疲れを感じていますが、一定のペースを守ってひたすら登ります。
大聖寺平からちょうど1時間後の11:30、やっと3081mの小赤石岳にたどり着きました。
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明日の下山コースにあたる尾根上に、赤石小屋が見えます。
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荒川小屋を振り返ります。前岳から伸びる尾根上には道はありません。
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左から前岳、中岳、少し離れて東岳、ぐっと高度を下げた右端が千枚岳です。
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30分休憩し、ちょうど12時にラストコースの赤石岳に向かいスタートします。
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アップで道を確認。最後のジグザグ道はきつそう。
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赤石岳は魅力的な大きな山です。ホレボレします。そして見る方向によって様々な顔を見せる山で、バスから見えた赤石岳は槍のように尖っていました。
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赤石のコルです。椹島への下山道分岐です。明日はここを下ります。
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最後の急登に耐え12:25ついに一等三角点赤石岳の山頂に着きました。
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一時切れていたガスが忍びよってきます。
すぐ南斜面下に赤石避難小屋が見えます。あと2時間半あれば赤石小屋まで降りられるのですが、相棒さんはもうヘトヘト、今夜は避難小屋に泊まろうとおっしゃるので、そうしましょう。
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ガスで視界が閉ざされているので、まず避難小屋に宿泊の手続きに行きます。定員30名の小さな小屋で、宿泊のみ食事はありません。まだ持参した食材があるので夕食は大丈夫です。
千葉のAさんは小屋前のベンチでBさんの到着を待っておられますが、まだ先になりそうです。

少し空が明るくなってきたので散歩しましょう。小屋の南に小高いピークがあり、標識が見えます。
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文字が禿げていますが赤石岳と読めます。一番上の文字は3120でしょうか。
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三角点のある3120mは向こうで、こちらははるかに低いです。
山頂には人の姿が見られます。手前が避難小屋です。
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このあたりの上空は晴れていますが、まわりは残念ながら視界が効きません。
すぐ南には聖岳ですが・・・
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再び濃いガスが湧いてきましたので、小屋に帰りましょう。小屋に帰るとBさんがようやく到着されました。
休憩されている人のうち何人かは聖岳への縦走で、今夜はあと2時間余りの百間洞山の家泊まりという人がおられます。

夜までの長いこと・・・宿泊者の多くは千枚小屋で一緒になった人たちで顔なじみです。
食事を済ませ、最後の宿泊者を迎え入れると、今夜の宿泊者は18名になりました。
それぞれ食事を済ませると、簡単な自己紹介の後関東弁と関西弁が入り乱れ、大宴会です。結構遅くまで話が弾み楽しいひと時を過ごし、眠りにつきました。

明日はいよいよ下山です。


[本日のデーター]

千枚小屋4:00→千枚岳4:45~5:00→丸山5:45→悪沢岳6:15~6:40→中岳7:45~8:00→荒川小屋9:00~10:00大聖寺平10:30→小赤石岳11:30~12:00→赤石岳12:25~すぐ下の赤石避難小屋泊まり    
(歩行距離 約10.5キロ  累積標高差 約1410m)

by hotaka443 | 2013-09-11 17:53

No308南ア・椹島より荒川岳~赤石岳縦走  初日は移動日 2日目は千枚小屋まで

(1日目) 自宅⇒椹島ロッジ 静岡市葵区 2013・8・18(日) 天気・晴れ メンバー2人

(2日目)椹島ロッジ(1123m)~千枚小屋(2610m) 静岡市葵区 2013・8・19 (月)天気・晴れ 


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山仲間の女性3人と以前から計画していた荒川~赤石縦走ですが、直前に2人が都合で不参加になり、私もいろいろあって最悪の体調です。
しかしJさんは「この機会を逃したらこの先行けなくなるかもわからないので、2人でもいいやん」と意欲満々。
その意気込みに負けて出発します。

4:30出発。新東名の開通で南アの南部は少しは近くなりました。
今日はお盆休みの最後の日で渋滞が予想されますが、一部でノロノロ運転があったもののまずは順調で、浜松SAで昼食を仕入れます。

島田金谷か新静岡ICで高速を下りますが、新静岡の方が登山バスのりばの畑薙第一ダムには距離も短く早く着きます。
しかし大井川沿いの曲がりくねった道を国道フアンとしては以前から走ってみたかったので、島田金谷ICで下車します。
時刻は9:10、途中で合計約1時間休憩していますので、実走行3時間40分です。飛ばし過ぎたかな?

大井川の蛇行に沿っているので実によく曲がっています。川根本町で豊橋からのR362に乗り、千頭からは県道77・388と移りますが、山と大井川に挟まれた細いカーブ連続の山峡の道は、実に楽しいです。
井川ダムからは静岡の方から走ってくる県道60に乗り、11:20畑薙ダムの夏季臨時駐車場に着きました。
お盆休みは終わりなので、駐車場はかなり空きが目立ちます。
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小さな小屋とテント張りの簡単なバス乗場です。バスといっても南アルプスの南部の山一帯を所有する東海フォーレストの送迎用のバスで、コース内にある東海フォーレスト管理小屋の宿泊者のみ乗車することが出来ます。
次のバス(マイクロバス)は12時発なので、SAで買ってきた弁当をいただきます。
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12時発のバスはほぼ満席で発車、畑薙ダムの途中で県道は終わりゲートがあります。ここからは東俣林道になりますが、一般車は通行止めです。
未舗装の林道は畑薙ダムに流れ込む大井川に沿って蛇行しながら走ります。
運転手さんはとある場所で車を停め、「あれが赤石岳です」  うわ~高いなあ!一斉に声があがります。
端正な三角錘の美しい山容です。
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ガタガタ道に揺られることちょうど1時間、椹島ロッジ前に着きました。今夜はここでお世話になります。
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(株式会社 東海フォーレスト椹島事務所)の看板が上がっています。
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ここは平地の広い敷地なので建物は奥に広がり、3棟あるうちの案内された部屋は6畳三間続きで畳敷き、定員12名に対し8人です。フトンの質も良く、広々として安眠できそうです。
かっては電源開発工事の飯場だったのを、工事終了とともに登山者用に転用されたとのことです。
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温泉ではありませんが、お風呂もあります。さすがここは南アの登山基地だけあり、皆さん行き先はバラバラです。
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ゆっくり汗を流してから、まだ時間が早いので外に出てみます。
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写真家、白簱史郎氏の立派な記念館があります。氏の多くの山岳写真が展示されていますので、ゆっくり観賞させていただきました。。
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受付のある広いロビーの壁に掲示してある、興味ある記事を見つけました。浜名湖あたりから北東へ、南アルプスから八ケ岳あたりを通り、浅間山方面にかけて年間3ミリ以上隆起しており、一方阪神間や中京・首都圏などは年間3ミリからの地盤沈降が続いているそうです。今も日本列島は活発に隆起、沈降を繰り返しているのですね。

かって琵琶湖は三重県の伊賀盆地あたりにあり、ゆっくり北に移動して現在の位置にありますが、今も北に移動、いずれは日本海とつながってしまう、と聞いた事があります。もちろん人類はその頃は滅亡しているでしょう。
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5時になりましたので夕食をいただきます。
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[本日の走行データー]

姫路東IC4:40(山陽・中国・名神・東名・新東名)島田・金谷IC⇒R473・362⇒県道77・388・60畑薙ダム駐車場11:30  (走行距離 約520キロ)
送迎バス12:00⇒椹島ロッジ13:00

名神~新名神~東名阪~伊勢湾岸~東名~新東名の方が距離短く早いのですが、うっかりミスです。


(二日目)

昨夜はよく眠れたので気持ちよく目覚めました。5時から朝食です。困ったことに何故か山に入ると食欲が減退、ミソ汁をご飯にぶっかけ、ネコご飯で喉に流しこみます。自称、そんなに食べなくても平気で歩ける省エネ登山です。
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5:40支度を済ませ出発です。
広い道を北に歩くと登山口があり、左に入ります。
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少し坂を登ると東俣林道に出るので、林道を400mほど北に歩くと滝見橋です。登山口は橋の手前左にあり、千枚岳の標示になっています。
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大井川の支流、奥西河内沢を吊橋で渡ります。
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尾根を巻きながら急な道を登ると送電線の鉄塔があります。10分ほどで先ほどの送電線の下を通ると大岩にぶつかります。岩頭見晴しです。
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始めて林の間から山が顔を出してくれました。丸山、それとも東岳?
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すぐに視界は閉ざされシラビソ林を抜けると滝見橋で別れた林道に出ますが、林道から私たちに向かってカメラがまわっています。

林道に上がると「お疲れ様です。どちらからですか?」カメラを操作しながら女性が尋ねます。
「姫路から?それは遠い所からようこそ。南アルプスの南部は始めてですか?目的はございますか?印象は?・・・」矢継ぎ早の質問です。カメラを見ると、テレビ静岡です。
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「テレビ静岡のキー局はどちらですか?」 「フジテレビです。姫路だと関テレさんですね」

会話を聞いていたJ さんが何を思ったのか「私達変な仲ではないんです。一緒に来る予定だった女友達2人に急用が出来たので、2人できたのです」 「いいえ、あやしい関係の不倫登山です」と私。話は面白くしましょう。
「心配ご無用です。フジは関係なくテレビ静岡ローカルですから。それに編集しますからね」
まだ若い女性は笑いながらにっこり。とってもカワイイ女性です。少し離れた林道に男性が2.3名と局の車が停まっています。

林道を右に少し歩くと階段があり、登ると尾根に出ます。少し進むと小高いピークがあり、三角点があります。
三等三角点小石下です。
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退屈な林の中の道は、先ほどの林道を再び横断、道路の左に出ます。
ブナやナラの林が続き視界はありませんが、気持ちのいいみちが続きます。南ア南部の森林限界は2800mあたりで、北アの2400~2500mに比べると気温が高く雨が多いせいです。
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三角点からは勾配が緩くなり広い尾根道になります。美しいシラビソ林はやがて蕨段に着きます。
三等三角点があるのですが、うっかり通過です。ここから少し登った所に素晴らしい展望の見晴らし台があります。
10:05見晴らし台に着きました。大勢の人が休憩されています。西側の展望が広がり、中央が南ア南部の最高峰東岳(悪沢岳)で、右が千枚岳。左が中岳でしょうか。
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中央が小赤石岳で、左奥に頭が見える山が赤石岳です。
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先ほどのテレビ静岡の御一行様の姿もあります。学生さんが千枚小屋あたりにシカ除けの防護柵を設ける工事をするので、その取材だそうです。
地形図では林道はここからさらに上に向かい、駒鳥池近くまで伸びていますが、機材もある関係で登山道と接近しているあたりまで車で登られるのでしょう。

そういえば椹島ロッジで沢山の学生さんが泊まられていましたし、今も前後して学生さんは元気に登らています。
引率されているリーダーの方は山小屋関係者の人ですが、出身は岡山で、姫路あたりはよくご存じで話が弾みました。

再び美しいシラビソ林に入り、広い尾根道を登ると駒鳥池です。池の傍まで降りられますが、上から眺めるだけでパスします。見た限り水はないようです。
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このあたりで2420m、千枚小屋の2610mまであとわずかです。
相変わらずシラビソの原生林が続きます。やっと7分割の道標が長かった行程の終わりを告げています。
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森林限界が近ずくと高山植物が見られるようになりました。
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11:45やっと千枚小屋に到着です。ちょうど6時間かかりましたが、標準タイムが6時間50分なのでまずまずです。
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もともと軽量人間ですが年間を通じほとんど体重変化がありません。しかしいろいろ事情が重なり出発前には4キロも激減、12キロのザックの重いこと重いこと、参りました。

ところでまだ12時です。あと3時間余りで次の中岳避難小屋まで行けますが、相棒さんもお疲れの様子。
それに避難小屋は管理人在中ですが食事がありません。ここでのんびりすることにしましょう。

この千枚小屋は2009年火災により焼失、昨年2012年7月に新しく建て替えられたばかりで、3階まで部屋があります。
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持ってきたもので食事をすませ、夕食までタップリ時間があるので一休みしてから散策します。
午後からはボランテイアの学生さんたちにより、シカ防護柵の設置工事が始まりました。
千枚小屋の周りのお花畑もシカの食害を受け、年々高山植物が減少しているそうです。
お花畑が消滅した跡にはシカが食べないマルハタケブキが繁殖するとか。学生さんがいるあたり一面もマルハタケブキのようです。
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テレビ静岡さんも工事風景をカメラに収められています。
カメラを肩にしている男性の向こう側の女性に、インタビューを受けました。
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5時間をもてあましましたが、やっと夕食の時間です。
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夜は混雑もなく、布団1枚に1人でゆっくり休めました。

[本日のデーター]

椹島ロッジ5:40→滝見橋・登山口入口5:50→No22鉄塔6:45→小石下三角点7:50→見晴台10:05~10:15→駒鳥池11:05→千枚小屋11:45     

(歩行距離 約9・3キロ 累積標高差 約1690m)

by hotaka443 | 2013-09-07 16:27

No307 栂池自然園散策

栂池自然園 長野県小谷村 2013・8・12 (月) 天気・晴れ メンバー・4人

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8月12日 (月) 晴れ

昨夜は民宿でグッスリ眠り快調な目覚めです。7時からの朝食メニユー。
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さて今日はどうするか、まだ行き先は未定です。
と言っても帰る時間を考えると、使える時間は半日余りで、あまり遠くには行けません。
いろいろ案は出ましたが、栂池高原にある栂池自然園散策に決まりました。

ここからざっと30キロほど北に走ったあたりになりますが、まだ4人とも行ったことはありません。
遅くなりましたが8:30民宿を出発します。

R148を北上、ちょうどJR大糸線、白馬大池駅近くに栂池への看板があり左折します。
ヘアピンカーブの道をどんどん登ると、商店や旅館が立ち並ぶ通りに入り、R148から約3.5キロほどの地点で通行止めで、自然に駐車場に導かれます。
ここからすぐ近くのゴンドラリフトに約20分乗り、さらにロープウエイ5分で公園駅に着きます。

道路地図では上まで道路が記入されていますが、自然破壊の観点から平成6年からロープウイエイに切り替えられたそうです。
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6人乗りのゴンドラリフトは全長4120m、標高差626mを20分で登ります。
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ゴンドラリフトをおり、次のロープウエイまでは少し離れていますが、大勢の観光客に混じって歩きます。
山は大賑わいです。
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定員71名の大型ロープウエイ。全長1200m、高度差1285mを5分で登ります。
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地形図の矢印通り歩いて約6キロ、標高差280m、所要約3時間半です。
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流れる雲の間から、白馬大雪渓の一部が見えます。左の山は杓子岳でしょう。
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入口のビジターセンター方面です。
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コースの一番奥にあたる展望湿原の展望台は大勢の人が休憩されています。それもそのはず、正面には白馬大雪渓が広がっています。左は杓子岳ですが雲に隠されています。
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アップにすると、登山コースでしょうか、一本のラインが見えます。
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杓子岳が見えました。方向が変わるのでここが最後です。
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途中に文字が禿げた案内板があります。
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風穴です。気持ちのいい冷風が吹き上げてきます。温度計がありますが、遠すぎて数字が読めません。
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わたすげ湿原。
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速足で一周してきました。花のことはよくわかりませんが、時期的に少し遅いような気がします。
往復¥3300円のロープウエイとゴンドラリフトで下山、駐車場に戻ってきました。

下りた所に栂池温泉がありますが、そんなに汗をかいていないし、時間も遅くなっているので温泉はパス。
メモ紛失で時刻がはっきりしませんが15時すぎ駐車場出発、R148に下りてきました。 
さて どちらに帰るか・・・中央道に出るか、北陸道を走るか、思案のしどころです。

これまでに何度か走っていますが、北陸道経由の方が20キロほど距離は長くなります。
しかし時間的にはほぼ同じで、これは糸魚川ICと安曇野ICまでの一般道の距離の差で、糸魚川の方が短いからです。
逆にいえば高速の距離が長い北陸道の方が通行料金が高くなりますが・・・
走りやすいのは通行量の少ない北陸道ないので、糸魚川に向かってハンドルを切ります。

高速は渋滞もなく無事帰宅しましたが、時刻は21時頃でしょうか。メモに頼りきっているのと、日数がたち過ぎているので記憶があいまいです。走行距離は3日間の合計で1200キロ前後だと思います。
by hotaka443 | 2013-09-04 15:43