みちくさおじさん山を歩く

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No250 古光山の10日後、再び奈良・曾爾村住塚山へ

住塚山(1009m)~国見山(1016m)奈良県曾爾村・宇蛇市 2012・10・24(水)天気・晴れ メンバー・3人



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今日は大山キリン峠方面の予定でしたが、早朝雨雲の状況を見るとまだ大山あたりは雨雲が残っています。
あのあたりは崩壊が激しく、雨上がりは足許が悪いので行き先変更です。

さてどこにしょう・・・・ふと頭にひらめいたのが、10日ほど前に古光山に登った時、住塚山~国見山が見えたので、メンバーさんに尋ねると、そんな山は知らないとのこと。これで決定です。

私にはこの山は2010/3以来になります。あの時は濃い黄砂で視界が遮られていましたが、今日はまずまずの天気です。
うまくすると屏風岩の紅葉が・・・と期待したいですが、しかしまだ早いかな?。

6時に自宅を出発します。コースは古光山と同じで、名阪国道の針ICで下り、R369、県道81を走ります。
掛の信号を左折し、旧の県道81を走ると、屏風岩の看板が出ているので、それに従い左折、住塚山の登山口は、屏風岩公苑にあります。
集落の中を曲がりくねって8:50屏風岩公園の駐車場に着きました。
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9:00 出発です。パノラマで見る屏風岩。鋸の歯のように鋭く聳え、垂直に柱状節理の岩盤が約200mの断崖をなしています。
紅葉はそろそろ色づき始めました。
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春は山桜の大木が咲き乱れる桜の名所になっています。
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登山口は公苑の西の端にあります。
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植林の中のジグザクの急登が続きますが、やがて右から下りてくる登山道と合流します。
道標は長野となっていますが、屏風岩の岩壁の上を縦走し、下の長野の集落に下りる道で、今日は途中からこの道を歩いてここに下りてくる予定です。
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植林から自然林の緩やかな道に変わりました。
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9:50 住塚山に着きました。二等三角点黒岩山が点名です。
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屏風岩は北側から眺めると丸い五つのピークを持っていますが、南側から見るあの断崖絶壁が想像できません。
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少し東には鎧・兜と曾爾高原です。
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国見山に向かいます。低山ながらカラマツ林があり、国見山が覗きました。
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途中の道標。済浄坊の滝まで歩きます。
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9:25 植林のなかのゼニヤタワのコルに降りてきました。
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下った分だけ登り返します。植林が切れ国見山が近付いてきました。
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小さな岩場です。
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10:35 国見山に着きました。
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屏風岩のピーク
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10日前に登った古光山。その後方は局ケ岳。
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少し休憩してクマタワに向かいます。ササと自然林の歩きやすい道から植林に変わり、階段混じりの道を高度100mほどを下ります。ヤレヤレと思うと次は高度50m程の階段登りです。景色もなく退屈なので数を数えたら、163段ありました。
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登ったピークに割れて枯れ葉に埋もれたプラスチックの道標があるので、支柱に立てかけておきます。
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ピークからまた階段の下りです。10分あまりで下の東海自然歩道に出ました。ここがクマタワです。
休憩所もありますが、背の高い薄暗い植林の中で陰気な感じがします。
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ここから滝や曾爾村方面は広い林道になりますが、室生寺方面は細い山道です。
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15分ほど歩くと植林が切れ明るい自然林に代わります。ちょうど道路が大きくカーブするところに草地があるので、ここで食事にしましょう。
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食事の後コーヒーをいただき、雑談していると、皆さんはまだ行ったことがないので帰り道、曾爾高原に寄ってみよう、という話になりました。
12:20 出発します。15分ほど進むと右へ川根林道を分けます。
広い舗装道ですが、地形図には記入がありません。帰りはこの道を登ります。
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5分ほどそのまま直進すると、済浄坊の滝の降り口に着きました。
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雑草の道を下ると済浄坊渓谷沿いの遊歩道になります。あと少しすると紅葉がきれいでしょうね。
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美しい流れに沿う道を下ると、右岸から左岸に流れを渡り、やがて済浄坊の滝(一の滝)に着きました。
滝というと高い所から勢いよく落下する光景を想像しますが、済浄坊の滝は高度はありません。
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もう一段下の滝を見下ろします。
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二段目の(二の滝)です。
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滝見物を終えUターンです。
道路に上がると川根林道入口まで引き返します。林道入口の道標。
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地図には掲載されていない舗装林道を、屏風岩に向かってのんびり歩きます。
退屈な道を30分ほど歩くと、ゼニヤタワから国見・住塚方面と屏風岩方面への分岐に着きます。13:50です。
屏風岩方面へ左折すると、いきなりの急登です。
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すぐに傾斜は緩くなり、植林の中の道は峠に着きました。真っ直ぐに下ると屏風岩公苑はすぐですが屏風岩の上を歩きます。右の枯れた倒木の横に尾根に上がる踏み跡があり、小さな道標があります。
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屏風岩の上の縦走路です。ガケ側は樹木が茂っているので恐怖心は全くありません。
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所どころ樹木の切れ間があり、展望が開けます。左は古光山、中央後方は三峰山。
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恐る恐る下をのぞきますが、いや~高いです。とても立ったままでは近づけないので、這ってのぞき込みます。
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屏風岩最高峰一ノ峰936mです。
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ここから下をのぞくのも勇気が要ります。モコモコと木が茂っているところは下の公園の桜の木です。
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14:35 縦走は終わり、登りに歩いた道におりてきました。
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あとは植林の中の急坂を下り、登山口に降りてきました。公園から改めてあの上を歩いたんだな~、と屏風岩を見上げます。
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14:50 駐車場に帰ってきました。さて次は曾爾高原行きです。
10日程前に古光山に来たときは、曾爾高原の(お亀の湯)に入ったのですが、水曜日は残念ながら休みです。
20分ほどで曾爾高原に着きました。始めてのお二人さん「たったこれだけ?砥峰高原の方がはるかにキレイし広いじゃん」
確かに約4ヘクタールと9ヘクタールの差があり、起伏の多い山の斜面に波打つススキの美しさと平地の違いがあります。「少し歩く?」 「もういいから帰ろう」とそっけない返事。
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帰り道(曾爾高原ファームガーデン)により、道路反対側のお店で 草もちをいただく。なかなか美味しいです。
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きさくな美人の奥さん、さすが商売人だけあり話し上手。
「ブログで上手に宣伝してくれたら、今度来てくれた時安くするからね」だって。
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15:50 草もちをあとにして帰途につきます。
16:45 名阪国道針ICに隣接した道の駅針テラスに着きました。ここに(天然温泉・はり温泉らんど)があります。
¥700。スイミングスクール、ジム、レストラン、エステなどの設備もあり、前回もここを利用しましたが、ICの傍にあり便利です。
温泉を出ると暗くなっていたので、これは前回の写真です。2年前は地名をとり(都祁温泉フイットネスバード)でしたが名称変更、建物も黄色主体の派手な色彩になっています。
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そして玄関右の花壇の中に、まだ設置後数年の四等三角点針があります。玄関横に三角点、いいですね。
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傍の食堂で食事を済ませ、帰途に着きます。
by hotaka443 | 2012-10-28 15:13

No249鈴鹿の最高峰・御池岳 鞍掛峠トンネルは通行止め

御池岳(1247m)滋賀県多賀町・東近江市 2012・10・16(火) 天気・晴れ メンバー・4人


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御池岳は7年ぶりになります。4日間で新潟の方に行く予定でしたが、途中の日に雨が入りそうなので又の機会とし、日帰りに変更、皆さん始めてとおっしゃる御池岳に行くことにしました。

6:05 自宅を出発。名神を彦根で下り、R306に入り、快調に走っていると、鞍掛トンネル通行止めの電光標示板。
なんちゅうこっちゃ!
トンネルが通行止めだと、予定が大きく狂ってしまいます。

(H24・9・18の集中豪雨で三重県側でガケ崩れ発生、開通はH26春頃、国道管理事務所で要確認)

トンネル東口広場に駐車、コグルミ谷⇒御池岳⇒鈴北岳⇒鞍掛峠⇒トンネル東口の回遊コースが歩けなくなります。

9:20 鞍掛峠トンネル西口に着きました。
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トンネルをのぞくとガードマン氏おられるので、徒歩で通行できないか、と尋ねると、Noの返事です。
三重県側で災害復旧工事中とのこと。昨年のあの大雨で被害が出たのでしょうか?

仕方なくトンネル西側広場に駐車、御池岳往復に変更。
支度を済ませ9:35出発。トンネル西側からのコースは始めてです。
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いきなり植林の中の急登です。杉の木の幹にはビニールテープがシカ除けのために巻いてあります。
京都北山方面は色とりどりのテープが多いですが、ここは紫一色です。
全国的にシカの被害は深刻な問題になっており、南アルプスでは高山植物を食い荒らす被害が拡大中です。

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薄暗い植林の中をジグザグに登って行くと高圧線の鉄塔が見えてきます。植林は終わり、自然林になります。ホッとしますね、自然林は。
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10:00 鞍掛峠に着きました。トンネルの滋賀・三重両側から登ってくる道はここで合流します。
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峠から鈴北岳までは快適な尾根歩きになります。
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後方中央が御池岳です。
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P1056から北方向を見るが、伊吹山は霞んで見えません。
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そろそろ木々は色ずき始めました。
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霊仙山はかろうじて確認できます。
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正面に鈴北岳、右は鈴ケ岳です。
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11:00 広い草原状の鈴北岳です。
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御池岳です。
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鈴北岳から少し下ると、日本庭園です。
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古びた日本庭園の道標横に立つ道標。元池は御池岳まわりで一番大きな池です。
帰りに寄って見ましょう。
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寿命わずかなトリカブトとコケ。
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広くて平らな山頂は中央部がやや凹地になっているので 名前のある小さな池が10数個点在、名前のない水たまりを入れるとすごい数になり、池巡りをする人もおられます。
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コケとリンドウ。
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コグルミ谷分岐
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ここから御池岳に向かって緩い登りになります。
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12:00岩がゴロゴロした御池岳山頂。
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三角点はなく、見晴らしもよくありません。
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見晴らしのいいボタンプチに向かいます。
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自然林を抜けると、、広大な草原に飛び出しました。前方は奥の平です。
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奥の平手前の道標に従って草原を下ると、踏み跡がなくなりました。しかし草原なのでどこでも歩けます。
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12:20 ボタンプチに着きました。霞んでおり、藤原岳あたりまでの視界です。
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下はガケになっており、500mほど下の谷まで急角度で落ち込みます。
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離れて見るボタンプチ。
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すぐ北には天狗の鼻のガケ。
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岩蔭に小さな花を見つけました。
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池の平に続く草原を眺めてお昼にしましょう。
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寝ころんで、時を忘れ空ゆく雲をながめていたい、そんなのどかな草原を13:05 あとにします。
帰りはしっかりした踏み跡を 奥の平に向かってゆっくり登ります。
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奥の平、広々とした草原です。
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ボタンプチ(矢印)と右端の少し高い所が天狗の鼻。そしてバックの尖った山は天狗堂988m。
頂上は岩場で展望は抜群。登ってみたいです。
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御池岳に向かいます。
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13:30 御池岳山頂を通過、同じ道を引き返し、14:00日本庭園の元池分岐に帰ってきました。
元池はすぐなので、寄って見ます。底が浅いので、透明感はありません。
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鈴北岳に向かいます。
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14:15鈴北岳から鞍掛峠に下ります。相変わらずモヤっており、伊吹山方面は見えません。
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15:10鞍掛峠通過、15:30 トンネル西口駐車場に降りてきました。
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15:50 駐車場出発、帰り道の温泉に向かいます。以前彦根IC近くに一軒ありましたが閉鎖されており、16:25 琵琶湖湖畔のかんぽの宿に着きました。
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温泉は最上階で、男湯は東側の大展望、高い所から温泉につかりながら海辺を見下ろす・・・いい気分ですね。
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廊下に出て窓から西を見ると、夕陽が沈む寸前です。男湯は日の出、女湯は夕陽です。
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17:40 外はすっかり暗くなりました。心配していた名神の渋滞もなく、途中SAで食事を済ませ、21時姫路に帰ってきました。

[本日のデーター]

自宅6:05⇒山陽・中国・名神彦根IC⇒R306鞍掛峠トンネル西口駐車場9:20

出発9:35→鞍掛峠10:00→鈴北岳11:00→御池岳12:00→ボタンプチ12:20~13:05→奥の平13:15→御池岳13:30→元池14:05→鈴北岳14:15→鞍掛峠15:10→駐車場15:30

出発15:50⇒かんぽの宿16:25~17:40⇒彦根IC名神・中国・山陽姫路東IC⇒自宅21:00

(走行距離 約470キロ 歩行距離 約10.5キロ 累積標高差 約910m)
 
by hotaka443 | 2012-10-27 20:56

No248 奈良・変化ある楽しいコース古光山

古光山(952.7m) 奈良県御杖村・曾爾村 2012.10.13(土) 天気・晴れ メンバー・2人



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登って見たいがなかなか行けない山があり、この古光山もその一つでした。
今日は始めて耳にする山、とおっしゃるMさんと6時に出発です。

高速を乗り継いで西名阪から名阪国道に入り、針ICで降りてR369に入ります。
南阪奈道路経由とどちらが早いか迷うところですが、田舎道で信号の少ない369を走ります。
曾爾村・掛で369と分かれ県道81に入ると、左から鎧・兜の独特の山容が迫ります。
曾爾役場近くで、地形図で確かめていた道へ右折、狭い山道を登って行きます。

8:40 古光山登山口に着きました。曾爾村と御杖村の境界の大峠です。御杖側に(ふきあげ斎場)の建物があります。
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8:45 出発します。古光山1.2キロ・後古光山2・0キロの道標が案内してくれます。
いきなりササと植林の急登で、ロープも設置されていますが、少し登ると高見山など台高の山並みが見えてきました。
霞んでいますが、右の三角形の高い山が高見山です。
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850mの等高線あたりからは傾斜はゆるくなり、尾根歩きになります。
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しかし長くは続かず、ふたたび急登が待ってました。
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登りきると巾の広い雰囲気のいい尾根です。
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9:15 地形図のP960に着きました。北側の展望が開きました。
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目の前にはこれから登る古光山と、右後方に俱留尊山と茶色い三角の部分は曾爾高原が見えます。
ちょうどススキが見頃なので、曾爾高原は賑わっているかな・・・
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少し下ると両側に灌木が茂っているヤセ尾根を岩伝いに渡ります。
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次のピークに向かって大岩を登ります。
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狭い岩のピークは素晴らしい展望です。バックは南峰です。
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左住塚山と国見山が山並みから首一つ抜き出ています。
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南の空の雲に隠れているのは、三峰でしょうか・・・
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岩尾根を進みます。
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9:40古光山に着きました。
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三等三角点古光山
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廻りは樹木が茂っているが、展望は曾爾高原方向のみ切り開かれています。赤い建物は少年自然の家。
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展望がないので後古光山に向かいますが、いきなりの激下りです。
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次は岩場です。足場に苦労する場面もあり、手ごわい岩場が続きますが、楽しみながら高度190mほどを一気に下ります。
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30分足らず激斜面が終わると、フカタワの鞍部に降りてきました。雑木林の中の陰気な雰囲気です。
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下った分だけ今度は登りが待っています。最初は歩きやすい道です。
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しかしすぐに険しい地形に変わります。木の根かロープか、瞬間見違いそうです。
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歩きやすい所を選んで登ります。
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地形図を見ていると等高線が混みあっており、どんな斜面か楽しみにしていましたが、予想通りの急登が続きます。
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長いロープが終わりヤレヤレ・・・
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と、思いきや次のロープが待っていました。まだかいな・・・・Mさんバテ気味です。
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10:35 やっと後古光山に到着です。あれ?
三角点はないはずなのに、道標の下に三角点らしきものが見えます。
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近寄って見ると「山村境界基準三角点」です。これは地籍調査のために行う測量で、市街地以外の地域における山村境界基本調査点です。
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古光山を振り返ります。向こうの方が60mほど高いです。
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南方向の三峰は相変わらず雲の中です。
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北に目を転じると鎧・兜は目の前です。こちらから見る鎧(右)は平凡な山、あの天を衝く迫力はありません。
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お昼には早いので下山しましょう。今までの登りとは違い歩きやすい道です。
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曾爾高原が近くに見えてきました。
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曾爾高原1.6キロの道標に降りてきました。ここから道は広くなります。
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ススキのなびくのどかな雰囲気の道を歩きます。右端は曾爾高原上部の亀山で、尾根を伝って日本ボソへ、倶留尊山は日本ボソの後になります。
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桜の木が一本植えてあり、周りはススキが刈りこまれて小さな広場になっています。
花見用かな?時刻は11時、ここでお昼にします。
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コーヒーをいただき、寝ころんでいると眠くなってきます。男性とヤマガールが登ってこられましたので、入れ違いに下山しましょう。
小さなピークを越すと北から東に方向転換、植林の中の階段の急降下です。2人連れのヤマガールとすれ違います。
下の道路に駐車、後古光山まで行ってUターン、曾爾高原に行かれるそうです。
真っ直ぐに下る階段を数えてみたら、249段ありました。
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下の道路に降りてきました。まだ時刻は11:45。ここから曾爾高原入口まで500mほどと近いので、せっかく近くまで来たのだから寄って見よか、という事になりましたが、先に車までバックして車で行くことにします。
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駐車地点の大峠まで3.3キロ程あります。舗装道路歩きは苦手ですが、変化する景色を眺めながらのんびり歩きます。
小さな峠越えをすると、みつえ高原牧場が行く手に広がってきました。地形図で牧場の特定地区界をみると、かなりの範囲を締めています。
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カーブを曲がると道路は工事で通行止めになっています。この道を走ると曾爾高原はすぐですが、一度県道81まで降りる事になります。
12:35 斎場前の駐車地点に帰ってきました。
12:45 曾爾高原に向かいます。県道から見る右鎧岳、左兜岳。古光山から見るより、この位置からが一番美しい。
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13:10 曾爾高原の駐車場は600円ですが、すぐ帰るので少し離れた路上駐車の列に、1台分確保します。
曾爾高原。
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しかしススキが見当たらない。以前来た時はこんなんじゃなかったな・・・
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入口から覗いただけで、少し下った所にある曾爾高原温泉(お亀の湯)に向かいます。
入口にある曾爾ファームガーデンは多くの人で賑わっています。お亀の湯はその奥まった所にあります。
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ゆっくりと温泉につかり帰途に着きます。
歩く距離は短いですが、なかなか変化に富んだコースの面白い山でした。
ただここだけでは物足りないので、倶留尊山か、鎧・兜を組み合わせたらいいでしょうね。

10月24日撮影 住塚山から見た古光山
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[本日ノデーター]

6:00自宅出発⇒姫路・加古川BP・阪神高速・西名阪 針IC⇒R369⇒県道81 みつえ高原牧場?看板右折⇒ふきあげ斎場手前林道入口に駐車8:40

出発8:45→P960南峰→古光山9:40→フカタワ10:05→後古光山10:35→11:00食事11:35→後古光山登山口11:45→駐車地点12:35

出発12:45⇒曾爾高原、お亀の湯14:15⇒往路経由姫路16:50着

(走行距離 約400キロ 歩行距離 約6キロ 累積標高差 約550m)

by hotaka443 | 2012-10-23 10:15

No247三草アルプス(正式名ではありません)から大坂山

点名上三草~三草山2~数曾寺谷 兵庫県加東市・西脇市 2012.10.7 (日) 天気・晴れ メンバー・10人



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今日のコースは 公民館→登山口→アルプスコース→数曾寺峠→大坂山→赤白鉄塔→数曾寺谷→公民館で歩きます

毎年登っている数曾寺山系に今年もやってきました。予定はアルプスコースから大坂山に登り、曾寺谷に下りてくる回遊コースです。
アルプスコースは自分勝手に付けた名称。登山口からキレットあたりまでが岩稜歩きで、ミニアルプスと言った山容です。
近くでは播磨アルプスや小野アルプスがありますが、同等クラスでしょうか。
ただ名が知れていないだけに訪れる人はほとんでなく、灌木やシダが生い茂っていますが、展望も良く、静かな山歩きが出来ます。


R372を篠山方面に走り、右折三草山の標識が立つ十字路を反対方向へ左折します。
三草川を渡るとすぐに旧国道にぶつかるので右へ。300m程走ると左(やしろ台)の看板があるので左折。
すぐ左手に山口公民館があるので駐車場をお借りします。

支度を済ませ8:30出発します。
最初の三差路を左折、坂を登って住宅・別荘地に入ります。道標類はいっさいありませんが、坂の上から見える矢印の、緑の屋根の建物が目安になります。
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このお家の前で道路は行き止まりでロータリーになっていますが、前方をよく見ると踏み跡が見えます。
すぐに灌木が茂っていますが、踏み跡をたどると、この緑のお宅の広い裏庭の横に出ます。
あとは岩尾根を適当に足場を選んで登って行きます。
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画面中央後方に大坂山と、その右少し下った尾根上に赤白鉄塔が見えますが、先は長いです。
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岩尾根を登ります。左上の山合いに白く見えるのは三草山コースにある昭和池です。
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廻池と後方は社の町ですが、霞んでいます。
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前方は298m峰です。大坂山が少し近づきます。右端の一番高い尖った山がこのあたりで一番高い459mの無名峰です。
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谷の向こう側のタイガース山。トラ模様が美しい。地形図にも載っているはっきりとした雨裂が5本見えます。
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岩にはっきり残る溝。これも水の流れによるものか。数百年もすると、岩が二つに割れてしまうかも。
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298mのピークから下ると、唯一の難所、キレットに着きます。この写真でははっきりしないが、深さは2m以上、長さは4~5mはありそうです。ただ両側に樹木があるので恐怖心はないです。
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2年前の写真。崩れやすい土質なので、今は削られてかなり斜めに勾配が付いています。最初に来た7~8年前は、スパッと切れ落ちてました。
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去年はこの枯れ木を足場にして降りましたが、今年も枯れ木は健在でした。
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キレットからの登りは一転シダコギになります。踏み跡はありますが、入山者にくらべるとシダの発育の方が元気で、踏み跡を隠しています。
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灌木も枝を張り通行の邪魔をします。狭い小さなピークに四等三角点上三草がありました。
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三角点から一度下り、登り返すと高圧線の鉄塔No165に着きました。
この送電線は相生市西部の西播変電所から三木市西部の北摂変電所に向かうもので、西播変電所から165本目の鉄塔と言う事でしょう。時刻は10:30、スタートから2時間かかりました。
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小休止して出発、数曾寺峠まで高度差120mくらいを一気に下ります。ここからは関電の送電線巡視路になるので、歩きよい道です。
20分ほどで数曾寺峠に降りてきました。大坂山は直進します。
右は駐車場に戻る道で左は西脇市に至ります。昔は往来があった峠道でしょうね。
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ここから高度270mの急登が待っています。
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岩場の登りです。距離の割にはアップダウンが多く、皆さん少しお疲れの様子です。
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岩場から見る中央 金城山。西脇の名山?です。
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満開のフジの花が多いです。
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歩いてきた道をふり返りましょう。中央の長い尾根を左端から登ってきて、中央に見える鉄塔がNo165。鉄塔から右下に向かう尾根を歩いてきました。
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大坂山はもうすぐです。
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11:50大坂山山頂着です。但し地形図では無名峰で、三角点は三等で山名は三草山2になっています。
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最初に訪れた時、樹木が茂り、展望がほとんどなかったので、持ち主さんには無断で三草山が見える程度切り開いたのですが、今では南側はフルオープンです。正面は三草山で、その後方で霞んでいるのが淡路島。
今日はモヤっており明石大橋や、瀬戸内海は確認できません。
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山頂で展望を楽しみながら、お昼にしましょう。
パノラマ写真です。下りは右の尾根上の赤白鉄塔を目指します。
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12:40下山です。こちらも赤白鉄塔あたりまではシダコギがあります。左側に見える双耳峰はこの山系の最高峰459m峰で、やはり無名峰です。
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No167赤白鉄塔です。下から見上げると複雑な幾何学模様をしています。
この赤白鉄塔は60mを越す場合航空法の規定で、全長に対して7段、下から赤、白と塗り分け、最頂部は赤色です。
これは昼間障害標識の役目をしており、夜間は赤色の照明を、90mを越える場合は赤色を点滅させます。
但し全数塗装でなく、隣接鉄塔は免除され、何本か毎になっているようです。
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青空に赤白鉄塔が映えます。
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歩いてきた長い尾根が延々と右側に広がっています。手前のNo166鉄塔の立つ尾根もなかなかいい尾根です。
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道は展望尾根から樹林帯に入り、ジグザグに歩くと数曾寺谷に降りてきました。右に少し歩くと数曾寺峠です。
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数曾寺谷は谷巾が広く、ほとんど傾斜がないので谷と言うイメージがあまりしません。
水もチョロチョロ流れている程度です。
やがて林道に出ますが、少し歩くと数曾寺池が見えてきます。
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池畔の舗装道路を進むと、右から登りに歩いた道が下ってきて合流します。公民館はすぐです。
Tさんがしきりに下の溝を見つめておられますが、何か発見されたのかな?
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14時ジャスト、公民館に帰ってきました。

本日の歩行時間は休憩入れて5時間半、歩行距離は約7.7キロ、累積標高差約710m。
低山ですがアップダウンの連続する歩きごたえのあるコースでした。
登山者が増えればコースもしっかりしてくるのですが、しかし半面このままの方が自然が残されていいのかもしれませんね。
by hotaka443 | 2012-10-21 18:21

No246 瑞牆山(みずかきやま)

瑞牆山 (2230m) 山梨県北杜市 2012.9.30 (日) 天気・晴れ 名神高速で暴風雨

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朝食はおにぎりをお願いし、朝5時に出発です。まだ暗いのでライトを付け樹林帯に入ります。
最初は歩きよい道ですが、次第に石ころ混じりに変わってきます。20分で林道に着きました。
樹林帯の中はまだ夜を残しており、ここから富士見平小屋までが岩の多い急登です。
まだ身体にエンジンがかかっていないので、900mほど遠回りになりますがラクチンな林道歩きに変更します。
夜明けまじかの林の間から瑞牆山のシルエットが浮かびます。
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空は快晴のようですが、山荘のTVはうまく入らず、台風17号の動きが気になるところです。
お昼には下山するのでまず大丈夫でしょうが、天気図が見られないと何故か落ち着きません。

5:40 20分かけて林道終点に到着、今朝も軽自動車が2台停まっています。樹林帯の夜は明けました。
5分あまりで富士見平小屋前に着きました。
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今日は小屋に寄らずに手前を左折、瑞牆山に向かいます。
薄暗い樹林帯の道は,飯盛山から張り出す尾根を巻いて緩く登って行きます。
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6:15天鳥川出合に着きました。水はなく涸沢になっています。少し先にはベンもあります。
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道は天鳥川の枝沢沿いに登ります。二つに割れた大岩があります「桃太郎岩」というそうで、小枝のつっかい棒がかわいいですね。
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水量のないこの谷筋は巨岩や倒木で埋まっており、適当に階段やロープが設置されています。
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ひときは巨大な「大ヤスリ岩」を見上げます。上の方はガスが流れています。
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どこまでいっても大岩がゴロゴロ、谷合なので視界はありません。
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北に向かっていた道は鞍部に出ると南に方向転換し、岩場を登ると、大きな岩峰の瑞牆山山頂に出ました。
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7:35 展望を期待していましたが 残念!強風と一面のガスです。昨日、金峰山からこちらがはっきり見えていたので、是非ここから金峰山を見たかったけど、この深いガスではお手上げです。南側は切れ込んだガケになっています。
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次々と登ってこられます。晴れていたら素晴らしい展望でしょうね。
朝食の時間ですが強風を避ける場所がなく、一面のガスでは食事どころではありません。下山しましょう。
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大勢の人とすれ違います。急に空が明るくなりガスが晴れてきました。残念無念です。あとしばらく頂上で待機していたら、なんて・・・
8:40天鳥川出合まで下りてきました。ここで遅い朝食にします。
さすが人気の山です、食事中も次々と登ってこられます。
9:00富士見平小屋に向かって出発、9:25小屋に着きました。
後かたずけも終わったらしくのんびりされているのでコーヒーを注文し、お話を聞かせていただいて10:00小屋をあとにします。
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途中瑞牆山の岩峰がはっきり見える場所があります。さっき自分はどこに立っていたのだろう?
今頃頂上にいる人は、大展望を楽しんでいるのだろうな・・・
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10:30瑞牆山荘前に降りてきました。展望が得られなかった瑞牆山には少々悔いが残りますが、金峰山が最高だったので良しとしましょう。
10:40スタート、途中道沿いにある「増富の湯」に11:00着です。
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温泉で食事を済ませ12:30帰路に着きます。

中央道を南下するにつれ雨が降り出しました。そして名神に入り西進するにつれ風も強まり、50キロ規制が出ます。
彦根を過ぎた頃から猛烈な風雨となり、ハンドルを握る手に力が入ります。
台風17号は15時に潮岬に上陸、すぐに太平洋に出て17:30志摩半島沖を通過、19時に愛知県東部に上陸しているので、名神走行中に台風と最接近していたことになります。
京都を過ぎると台風の影響もなくなり、途中のSAで夕食を済ませ、19:25帰宅しました

先月は白山下山中に台風の強風雨で吹き飛ばされそうになった体験をしており、台風に遭遇するのはこれで2度目です。

[本日のデーター]

瑞牆山荘5:00→林道5:20→林道終点5:40→富士見平小屋5:50→天鳥川出合6:15→瑞牆山7:35~7:45→天鳥川出合8:40~9:00→富士見平小屋9:25~10:00→林道終点10:10→瑞牆山荘10:30

瑞牆山荘10:40⇒増富の湯11:00~12:30⇒往路引き返し自宅19:25着

(走行距離 約540キロ  歩行距離 約6.8キロ  累積標高差 約860キロ)

by hotaka443 | 2012-10-20 16:40

No245 秩父・多摩・甲斐国立公園 金峰山(きんぷさん)

金峰山(2599m)山梨県甲府市・長野県川上村 2012.9.29(日) 天気・晴れ



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6時からの朝食をいただきます。昨夜はよく眠ったので快調のようです。
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今日は金峰山に登り、今夜もこの瑞牆山荘にお世話になる予定で、6:25出発します。
登山道は山荘前の道路の向こう側です。
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最初はなだらかなシラカバやミズナラの美しい樹林帯の中を歩きます。
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次第に勾配がきつくなる頃、瑞牆山荘前から延びている林道に飛び出します。
登山道は林道を横切り、階段に続きます。
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途中左側の樹間越しに、明日登る瑞牆山が姿を見せてくれます。
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岩や木の根が交錯する急登をガマンして登ると道標があり、先ほどの林道が上がってきてここで終点になります。
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軽自動車が2台停まっています。この少し上にある富士見平小屋の荷物運搬用の車で、小屋の主人と話をしていて知りました。ここは山小屋1軒のためヘリは使わず、小屋まで標高差約50m、距離は約300m程ですが、全てボッカだそうです。
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(やまなし森林100選)ミズナラの原生林です。
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林道終点から10分ほどでまわりが開けた富士見平に到着、ここに富士見平山荘があります。
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キャンプ場もあり大勢の人が休憩されています。ここは金峰山と瑞牆山の分岐点になっており、結構きつい登りだけに、また明日もここまで登るのか、と思うとつい溜息が出てきます。
小屋の前のテーブルでこんなもの発見。
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うあわ~ こんなところから富士山だ!感激しながら、この富士山の木型を入れてパチリ。
しかし液晶には富士山が写っていないない。何枚撮ってもダメ。肉眼でははっきり見えるのに・・・

仕方なく富士山単独で写すとばっちりでした。
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朝の忙しい時間帯を過ぎたのでご主人もヒマと見え、話しかけてこられます。
この富士見平小屋はつい先日、NHKの小さな旅で取り上げられ、放映されたばかりで、私も見ましたが、去年も放送され、すっかり人気が出て登山者も増えたそうです。
いろいろいきさつがあり、何代にもわたって経営者が変わったあげく無人となり荒廃、見かねてご主人が管理者としてはいられ、荒廃した山小屋を大改装、昨年4月末にリフレッシュオープンされたそうです、
現在同じ山岳会で活躍された奥さんと仲良く経営にあたっておられます。
以前発行のガイドブックには素泊まりのみとありますが、現在は食事提供されているそうです。
小屋の内部です。
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なかなか終わりそうにない話しに区切を付け、7:30出発します。
樹林帯を登って行くと、右側が開けた一角に出ました。あの山は?瞬間頭はフル回転、すぐにわかりました。
画面右側の丸いコブの魔利支天を左に抱えた山が甲斐駒、その左が仙丈岳で、左端の枝からのぞく峰が北岳です。
南アルプスをこの方向から見るのは初めてだけに、感激!!
もう少し登れば全景が見えそうで、早く登りたい!と気持ちが焦ります。
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すぐに視界のない樹林帯に逆戻りです。
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8:20樹林帯が切れ、広場のような所に着きました。下の谷間に大日小屋が見えます。
無人のこの小屋は素泊まりのみで、富士見平小屋が管理していますが、マナーの悪い登山者がいてゴミを散らかして困る、と嘆いておられました。
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大日小屋から少し進むと、急登になります。
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大日岩の基部を巻きながら登って行くと、巨大な大日岩下の見晴らしのいい岩場に着きました。南アルプスの大展望台です。何故か右端の間ノ岳が切れていますが・・・絶景です。
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大日岩を見上げますが、頂上がどのあたりになるのか、巨大すぎて見当がつきません。
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さあ出発しましょう。急登を少し登ると平地に出ました。左が大日岩から八丁平、右が金峰山です。
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大日岩の方に近づくと、八ケ岳が見えます。赤岳から左へ権現岳、三ツ頭、編笠山と続き、その先は流れるような美しい斜面を保って釡無川に向かいます。

この大日岩の巨大な斜面が、先ほど休憩したはるか下まで落ち込んでいるのでしょう。
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見上げる大日岩。写真では高度感がつかめないですが、高い岩峰です。登って見たいけど、先を急ぎます。
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10:10樹林帯の先が明るくなり(砂払いの頭)の大岩に出ました。
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富士山です!
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南アルプスが長ながと横たわっています。
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八ケ岳です。中央の岩山は明日予定の瑞牆山です。
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アップの八ケ岳
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視線を落とすと、矢印の瑞牆山荘が見えます
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砂払いの頭からは快適な尾根歩きです。
(千代ノ吹上)です。山梨県側は絶壁になっています。金峰山は左端のピークです。金峰山の手前の大岩は(五丈岩)です。
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千代ノ吹上の岩の間から見る富士山。
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急な登りも展望に助けられ、快適なペースで登ります。
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金峰山頂は大勢の人です。
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左下には金峰山小屋の青い屋根が見えます。
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天を衝く五丈岩。青い空にうろこ雲、そして黄葉、秋を感じます。
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五丈岩につきました。登りながら見上げてきた五丈岩ですが、北から見ると全く想像がつかない形状にビックリします。
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すぐ右後の積み重なった岩が金峰山頂上です。
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富士山に笠雲がかかりだしました。台風17号が東シナ海を北東進中で、明日にも紀伊半島か東海地方に上陸しそうです。笠雲がかかると24時間以内の雨の確率は70%くらいと言われていますが・・・・
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とにかく金峰山の頂上をタッチします。三等三角点金峰です。
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五丈岩と歩いてきたピーク。
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東の方を見るとなだらかな尾根が延び、大勢の人の姿が見えます。五丈岩あたりの人混みを避け、食事は向こうにします。
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5分ほどでケルンが積んである見晴らしのいいピークに着きました。11:50です。食事にしましょう。
明日登る瑞牆山です。ここからだと直線距離でわずか4キロ、岩がニョキニョキ生えたような特異な山容です。
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ガスが上がってきました。2~3粒落ちてきたような気がしたので腰を上げ、金峰山に引き返します。
東から見る金峰山
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山頂に戻ってくると、まだ大勢の人です。
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先ほど五丈岩の上でバンザイしている人がいましたが、次々挑戦する人の姿が見えます。
私も登って見ましたが、とてもとても・・・途中であえなくダウンです
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岩の途中からから見る金峰山。
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雲に隠れる八ケ岳と瑞牆山。連なるピークはまるで押し寄せる波のように見えます。
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12:45そろそろ下山しましょう。北側から見る姿とは似ても似つかぬ五丈岩の横を下ります。
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千代の吹上から見る頭だけ出した富士山。いつの間にか笠雲は消えています。
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13:30もうすぐ砂払いノ頭です。
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展望のきく快適な尾根は終わり、ここからは樹林帯の中を歩きます。
14:25大日岩の下、八丁平分岐に着きました。次に来る機会があれば、大日岩を是非登って見たいですね。
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岩場を慎重に下り、15:00大日小屋通過します。
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夕暮近しの薄暗い樹林帯の中、砂払ノ頭を過ぎてから誰一人として会っていません。
東側の大弛峠からの方が関東方面からだと近いので、そのせいかもしれません。
黙々と歩いてやっと富士見平小屋が見えてきました。なぜかほっとした気持ちになります。
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15:45小屋に着きました。管理人ご夫婦は夕食作りに追われ忙しそうなので、そのまま帰ります。
16:20 瑞牆山荘にようやく帰ってきました。16:35発のバス最終便が待っています。
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休憩食事時間を含み10時間の山旅は終わりました。
始めての金峰山、景色もよく とっても楽しい山歩きが出来ました。
夕食メニュー。 さあ明日は瑞牆山です。
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[本日のデーター]

瑞牆山荘出発6:25→林道終点7:00→富士見平小屋7:10~7:30→大日小屋上7:20→八丁平分岐8:55→砂払ノ頭10:10~10:20→五丈岩・金峰山11:05~12:45→砂払ノ頭13:30→八丁平分岐14:25~14:35→大日小屋上15:00→富士見平小屋15:45~15:55→林道終点16:00→瑞牆山荘16:20

(歩行距離 約12キロ  累積標高差 約1245m)

by hotaka443 | 2012-10-18 13:16

No244 おまけの山入笠山と金峰山・瑞牆山

入笠山(1955.1m) 長野県伊那市・富士見町 2012・9・28 (金) 天気・晴れ メンバー・3人


 

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Tさんのお誘いを受け、Aさんと3人で秩父・多摩・甲斐国立公園に属する金峰山と瑞牆山に向かいます。
もちろん2座とも100名山です。

5時に自宅を出発、中央道須玉IC下車ですが、須玉は5年ほど前の鳳凰三山以来になります。
草津PAで朝食、諏訪湖SAで早い昼食をとります。

諏訪湖SAから眺める諏訪湖
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駒ケ岳SAで給油中、このまま走ると今日の宿、瑞牆山荘には早く着いてしまうので、高速沿いで寄る所ないかな、と考えていた時、ふと入笠山が浮かんできました。

入笠山は登山と言うより観光地です。途中までドライブウエーやゴンドラが通じており、高山植物でシーズンは賑わい、またアルプスの展望台として有名です。そして入笠山と言えばスズランでしょう。
入笠湿地の近くに80万株と言われるスズランの大群生地があります。

しかしここだけに来るにはもったいないので、どこかの山に登ったついでにという事になり、今までそのチャンスがなかった山です。

諏訪湖SAで早い昼食を済ませ、諏訪南ICで降ります。入笠山は夏のシーズン中はマイカー規制があるのは知っていたけど、なんと運悪く今日も規制日です。よ~く見ると変則的な規制ですね。
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広い駐車場に車を停め ゴンドラ駅に向かいます。パラグライダーの受付があり、係員が退屈そうに椅子に座っておられます。
MTBスクール、レンタルの看板もあります。
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ここはMTBでは日本最大級らしく、ダウンヒルコースやらくらくコースがあり、冬のスキーからオールシーズン楽しめるよう工夫されています。
首都圏や中京圏から近いのが魅力でしょうね。
ゴンドラ駅に向かいます。
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ゴンドラ乗り場です。往復1600円、他にお客さんはいません。
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12:10です。これから標高差730mを登ります。時々MTBコースが山を登っているのが見えますが、相当な急登です。
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山頂駅から外に出ると沢山の旗がなびいていますが、人の姿はありません。
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ここに昨年オープンした(すずらん公園)があります。
1万本のカタクリやすずらん、その他約150種類の花が楽しまれるそうです。
中央に茶色に舗装された遊歩道に入ります。カワラナデシコやノアザミ程度でこの時期、ほとんど花は見られません。
ただこの大きなフジグロセンノウのみが、存在感を示していました。
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遊歩道は行き止まりなので元に戻り、入笠山を目指します。登山道は1799mのピークを巻くように、ほぼ平坦な道で、気持ちのいい林の中を歩きます。
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やがて飛び出した林道を横切り、獣除けネットを開けて入笠湿原に入ります。
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季節は秋、水のない湿原には高山植物も見られません。
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向こうの方に見えるあの背の高い雑草は何だろう?よく見ると先端が紫色です。
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近寄って見ると、エゾリンドウです。雑草に混じってウメバチソウも見られます。
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これだけのリンドウの群生は、初めてです。
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小学生の団体を見送ります。
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大きな案内板が立つ、御所平峠登山口の車道に出ました。この道を南下すると南アルプス北部の玄関口、戸台に通じます。
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ここからは遊歩道と分かれ、いよいよ入笠山の登りになります。最初は歩きやすい道です。
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標高差165m、大した登りではありませんが、やがて小石や岩が現れ、スニーカーではチト歩きにくいです。
ひらめき登山で全く予備知識もなしなので、仕方ありません。

頂上に着きました。樹林帯から一転、広々とした山頂は遮るもののない大展望が広がっています。
三角点は二等で、点名は入笠山。そしてまず西方で確認する山は、御嶽と乗鞍です。
両山とも山頂は雲に隠れています。
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パノラマです。乗鞍の右の凹部の↓ が安房峠と思われますので、位置関係から山名を適当に入れてみました。雲が取れたら全然違っていたりして・・・・
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すぐ北には大きく裾野を広げた八ケ岳。ほとんど雲に包まれてます。
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中央アルプスや南アルプス、そして富士山は雲に隠されて見えませんでした。
三角点横に設置してある方位盤。さすが花の山にふさわしく、花が刻み込まれています。
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展望を楽しんで下山しますが、さすがスニーカー、指先が当たってとっても歩きにくいので、カニさん歩きでようやく御所平登山口に降りてきました。あとは遊歩道です。入笠湿原を歩きます。
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歩いてきた道を引き返し、ゴンドラに乗ります。八ケ岳は相変わらず雲がかかっていますが、右の方に明日登山予定の金峰山が見えます。
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下の大きなレストランでもらっていた割引券でソフトクリームをいただきます。
明日はMTBの大会があるそうで、大勢の人が大掃除をされています。
15:10 3時間かけた入笠山登山は終わり、駐車場に帰ってきました。
15:20 出発です。諏訪南ICに戻り須玉ICまで3区間中央道を走ります。あとはR141・県道601・23そして本谷林道で瑞牆山荘に16:40到着です。
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山荘前まではバスが入ります。
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山荘といっても山小屋ではなく、車が走る道沿いで、お風呂もあり、もちろん電気は点き,消灯は10時です。
部屋はこんなものです。
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お風呂はかなり大きく、もちろん男女別です。
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夕食後もう一度お風呂に入り、明日に備え早目に床につきました。
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なお入笠山のデーターは取っていませんが、走行距離は約570キロでした。
by hotaka443 | 2012-10-11 16:30

No243 大峰山脈・釈迦ケ岳はガスの中

釈迦ケ岳(1799.8m)奈良県十津川村・下北山村 2012.9.23(日)天気・雨のちガス メンバー3人

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旅館の裏は岩をかむ急流で、すべての音はかき消されてしまいますが、窓を開けると雨・・・
予報は「朝のうちは雨だが昼前には回復するでしょう」を流しています。
私は最近特に雨を嫌うようになり、途中で降りだしたら仕方ないけれど、出発時に雨の場合は中止したい方です。
かなり激しい雨が降ってきました。どうしょう・・・
まずは朝食をいただきましょう。
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彼女達の会話に耳を傾けます。「雨だから中止しようか」の言葉を今かいまかと待っていると
「無言だけど どうしたん、機嫌悪いの?」ときました。
「天気良くないな、山は多分ガスがかかっているから 登っても景色見えないよ」と私。
しばらくしてから「いいじゃん、せっかく来たんだから、カッパ着て登りましょ」これで決定しました。

釈迦は今日が始めてで これまで何度か計画を立てながら実現しなかった山です。
登りたいけど しかしこの天気じゃ歩くだけになってしまう・・・
そんな心の葛藤をよそに「さあ行くわよ」と元気ハツラツです。

遅くなったけど8:05雨の中を出発です。旅館の前から県道53を進み、R168に入ります。この168は曲がりくねった十津川沿いに南下。あちこちで拡幅工事や新しく付替える工事が進行中です。

あれ?あの有名な(谷瀬の吊橋)の道標が見えてきました。行きすぎです。
新国道が出来たため、旧国道にある林道侵入口を通らなかったのです。少しバックします。

北から走って来る場合 田長瀬トンネルを出た所の交差点を右折して旧国道に入らねばなりません。
旧国道には釈迦ケ岳入口の大きな道標がかかっていましたが、旧国道をわざわざ走る人はいないので、新国道にも道標がほしいところです。

林道旭線は旭ノ川の蛇行に沿って走ります。大きな旭ダムには関電奥吉野発電所があり、ここを過ぎるといよいよ山間部の気配です。少し進むと林道分岐点があり、ここから栗平林道になり、舗装はされていますがカーブの連続下道は、やがて登山口の標識に着きます。
不動小屋登山口ですが、パスしてさらに上の太尾登山口まで登ります。

国道から約19キロ、時刻はすでに9:40になっています。雨は幸いやみましたがガスの世界です。
広い駐車場にはマイクロバスと軽自動車が止まっています。
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雨のため旅館の出発が遅すぎたけど、ここまで来たのだから登りましょう。9:55出発、ちょっと遅すぎるスタートです。
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最初はうす暗い雑木林の中を、濡れた雑草に足許を気をつけながら登ります。
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やがて草原の尾根に出ます。ガスで景色が閉ざされているのが残念です。
しかし幻想的な風景の中を歩くのもいいかもしれませんね。
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古田の森1618mのピークです。ピークといっても全体的になだらかな地形で、ピークらしくはありませんが。
メリハリを付けようか とおどけるのもいいですが、年齢を考えなさい。
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このあたりは唯一の花 トリカブトが至る所に咲いています。
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濃くなったりうすくなったりですが、ガスはとれません。晴れていれば素晴らしい展望でしょうが、残念です。
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小さなな湿地帯があり、その先に千丈平と書かれた古びた道標が見えます。
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立木に小さな私設の道標が取り付けられています。右上方向に延びる踏跡方向を指して(深仙宿)と書かれています。
今日の予定は釈迦の頂上を踏んでから奥駆道を南下、深仙ノ宿の先にある大日岳の岩峰を登り、深仙ノ宿からこの道でこの分岐に戻ってくる予定です。
奥駆道を戻るより、この道の方が三角形の一辺を歩く事になりが、少し近道になります。
但し地形図には記載されていないし、登山地図では難路として標示されています。
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樹木のほとんどは根の部分が地上に飛び出しています。
シロヤシオの古木が多いそうですが、これもヤシオでしょうか?木の性質か、あるいは地質の関係で土中に根を下ろせないのか・・・強風が吹けば倒れそうです。
そういえばここに来るまでに至る所に倒木が見られました。
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釈迦から深仙ノ宿に向かう奥駆道の分岐に着きました。ここで10数人のグループに追いつきます。
Pに泊まっていたマイクロバスの人達です。
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山頂はすぐなので、団体さんの後を付いていきます。
12:15一等三角点釈迦ケ岳山頂に着きました。頂上には名前通りの銅製の釈迦如来像が立っています。
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団体さんと一緒に食事にします。和歌山から3時間かけて来られたそうで、なかなか愉快な笑いの絶えないメンバー揃いです。
次は兵庫県の山で〇〇日は笠形山です、と当日のリーダーになる元気な女性。
思わず お会いしましょう、と応えてしまいました。その次は雪彦山、と男性が続きます。
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お元気で、の声とともに賑やかな和歌山のグループは下山されました。静寂が山頂を包みます。
ガスは晴れません。遮るもののない大展望が広がっているはずですが、残念です。
一足おくれの13:10 私たちも出発しましょう。
先ほどの分岐まで戻り、南に方向転換、深仙ノ宿に向かう尾根道に入ります。急な下りですが、素晴らしい雰囲気の道です。
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突然前方のガスの中に岩峰が浮かんできました。これから向かう大日岳です。
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クサリが設置されているそうですが楽しみです。
深仙ノ宿が見えてきました。
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13:50深仙ノ宿に着きました。大峯第四十番行場の潅頂堂で、お堂の右に少し見えている青い建物は避難小屋です。
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さて・・・ここが思案のしどころ 時計とにらめっこします。
大日岳は是非登りたいが、時間が怪しくなってきました。大日に登るとあと3時間は欲しいところですが、この時期の山の日暮れは早い。ましてこのガスです。
今日は展望が全くなかったので、大日と共に又出直そうか、と話すと、「誰もいないしこの天気、心細いので帰ろう」と賛成です。

14:05深仙ノ宿に別れを告げ、近道の進入路を探しますが、見当たりません。六つの目であたりをウロウロ、ようやくテープを発見しました。
ほぼ奥駆道に並行していますが、高度にして100mくらい低い位置で帰りの道に合流するようです。
入口はわかりにくかったけど、ササ原の中にしっかりした踏み跡があります。ヤシオでしょうか、色ずき始めてキレイです。
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20分ほど歩いたでしょうか。小さな枯れ沢を渡ると、突然踏み跡が消えてしまいました。
倒木や枯れ枝が散乱する狭いガレ場です。適当にあった赤テープも見当たりません。
地形図には破線の記入がないけれど、危険な所もなく、適当に直進すればあと少しで登山道に出るのはわかっていますが・・・
女性がいることだし、ここは勇気をもって撤退することにします。

が、深仙ノ宿まで戻り、急な奥駆道を登る事を考えると、気が重いです。
そこでこの上の尾根にほぼ並行に奥駆道が走っているはずなので、尾根をめがけて直登してみます。
動かず待っていて、と声をかけササの急斜面をよじ登ると、すぐに奥駆道に飛び出しました。
深仙ノ宿を出発してから40分余りのロスの発生です。

急な奥駆道を釈迦に向かってバック、さらに35分かかってもとの分岐に帰ってきました。
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時刻はすでに15:25、ガスの中のこの時間は薄暗く感じますが、一本道だから安心です。
5分も歩くと道がわからなくなった近道の分岐です。こちら側にはしっかりした道があるので、次はこちらから歩いて道を確認しましょう。
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下りはやけに倒木が目につきます。
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16:00古田の森まで帰ってきました。登りは気がつかなかった立派な道標があります。
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標高1500mあたりまで降りてくると、ガスも薄くなってきました。
16:30不動小屋登山口に下る道を右に見送り、さらに下ると、ようやく登山口が見えてきました。
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17:05静まりかえった登山口到着です。

気持ちのいいササ原の尾根道を、好天の時に風景を楽しみながらのんびり歩いてみたい、そして大日岳にも登りたい・・・宿題ができました。

17:20駐車場をあとにします。長~い林道を40分かけ、R168に出ます。また雨が降り出しました。
途中で食事を済ませ、同じ道を引き返して21:55自宅に帰ってきました。

[本日のデーター]

旅館弥仙館8:05⇒県道53⇒R168⇒林道旭線・栗平線 太尾登山口(峠の登山口)9:40

スタート9:55→古田ノ森11:25→千丈平11:50→深仙ノ宿分岐11:55→奥駆道出合12:05→釈迦ケ岳12:15~13:10→深仙ノ宿13:50~14:05→(40分迷走)→釈迦・下山道合流地点15:25→古田ノ森16:00→17:05登山口駐車場17:05

駐車場出発17:20⇒R168に出る18:00⇒R168⇒R24⇒南阪奈・阪和・阪神・第二神明・加古川・姫路BP
⇒自宅21:55

(走行距離 約290キロ 歩行距離 約10・5キロ 累積標高差 約1010m)






















































































阿印


あと少し工事中です
by hotaka443 | 2012-10-10 11:55

No242 大峰山脈 大普賢岳&釈迦ケ岳を登る

大普賢岳(1779.8m)奈良県上北山村・川上村・天川村 2012・9・22 (土) 天気・晴れ メンバー・3名


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月曜日に白山から帰ったばかりですが、今日・明日は奈良行きで、K.Iさんに頼まれての案内です。
「身体とお金が良く続くね」と友達に誉められて?の山行ですが、また来週は山梨行きが控えており、妻もあきれ返っていますが、健康第一、幸せな事です。

記録を調べてみると大普賢は6年ぶりになります。5時自宅出発。
いくつかのルートがありますが、今日は阪神高速から阪和道に入り、南阪奈道路からR169を走ります。
この169、久しぶりに走って見ると拡幅工事や新道が開通しており、ずいぶん走りよくなっていて驚きです。
長い新伯母峯トンネルを抜けるとすぐに右折、佐和又山方面の林道に入り、ヘアピンカーブをどんどん登って行くと佐和又ロッジ前の有料駐車場に8:00到着です。すでに10台位の車が止まっています。
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早速ヒュッテからおばさんが出てこられ、何時間ですか?と尋ねられます。以前は時間制だったかな?と思い出しながら内容を聞いてみると、3時間までなら300円、それ以上は1000円とのこと。当然1000円コースを支払います。
支度を済ませ8:20出発。登山届を提出、案内板横の階段を登ります。
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やがて見返り台地と言われる狭い台地に着きます。ここに大きな石碑があり2人の信者さんがお経をあげられています。
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その後方に目指す大普賢が望めます。
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台地の左方向への道を登ると、和佐又のコルです。左は登ってきた方向で和佐又ヒュッテへ。直進は和佐又
山。手前は大普賢で、写真でははっきりしないですが、手前右方向は無双洞方面で、帰りに歩く道です。
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緩やかな尾根を登ります。
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やがて日本岳南面の絶壁の裾を巻くように進むと、指弾(シダン)の窟に出ます。
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さらに鉄ハシゴ登ると朝日の窟が見えてきました。
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続いて笙の窟です。中には不動明王が祀られています。
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すぐに鷲ノ窟です。
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この絶壁、よ~く見ると人間の顔に見えなくもないですね。
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この先で小さな沢を渡り、左に下る(岩本新道)を分けます。帰りに歩く道です。
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ロープの張られた急坂になります。まわりは深緑のようにみずみずしい光景に変わります。
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背の低いササがとってもキレイ。
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急坂を登り切ると日本岳のコルに出ました。9:35です。小休止しましょう。
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コルから西に折れ狭い尾根の急な登りです。4か所程のハシゴ、鉄製の橋などを渡ります。
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石ノ鼻の岩頭に出ました。石の上によじ登ると素晴らしい東側の展望が開けています、と言いたいところですが、大台方面はモヤっていて遠望がききません。
中央は日本岳、右は和佐又山です。日本岳の後に一部見えている山が大台ケ原です。
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石ノ鼻からはさらに連続するハシゴを登ります。
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小普賢の下です。今までまだ登ったことがないので、この際登って見ましょう。
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ひと登りの山頂は、私製の小さなプレートが1枚かかっているだけで展望は全くありません。
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急な登りから一転し、距離は短いですがハシゴの急降下です。
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コルからは再びハシゴや鉄橋の急登です。
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ようやく傾斜が緩くなり、山上ケ岳方面からの奥駆道の尾根に出ました。あとは5分も登れば山頂です。
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11:05大普賢岳頂上に着きました。三角点は3等で、点名は普賢森になっています。
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全体にモヤっていますが、西方の山は確認できそうです。なおレンゲ辻の後の山影は わかりにくいですが金剛山です。
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東の大台を始めとする台高山脈や、南の八経ケ岳方面は肉眼ではかすかに確認できますが、写真では無理の様です。
山頂でお昼にしましょう。人気の山だけに次々と登ってこられます。食後にコーヒーをいただき、のんびりと山頂で時間を過ごして11:55下山です。

メインルートの国見岳から七曜岳を縦走し、無双洞経由の回遊ルートを歩きたいのですが、K・Iさんが、明日もう一日お釈迦さん(釈迦ケ岳)があるので無理をしたくない とおっしゃるので、 同じ道を引き返す予定になっています。個人的には残念です。

目についた花です。
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階段や鉄橋が多いので数えていたのですが、大小合わせて階段が27、橋が4ケ所数えたのですが、途中でわからなくなりました。
13:00岩本新道分岐に着きます。ここまではピストンでしたが、過去にも歩いた事のない岩本新道に入ります。
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自然林の美しい静かな道ですが、展望のないつづら折れで変化のない下りはとっても長く感じられます。
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なんと40分もかかってようやく下の道に着きました。七曜岳から無双洞をまわって降りてくる道です。
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地形図ではほぼ1200mあたりの等高線に沿って道は付けられていますが、結構アップダウンがあります。
「しんどいわ~ 明日歩けるやろか・・・」の声が聞こえてきます。
14:10和佐又のコルまで帰ってきました。右は登りに歩いた道です。ついでですからここからだと高度差100mほどの和佐又山に登ろう、と誘ったのですが、即座にNo。
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ここで車のキーを渡して私一人で和佐又山に登ります。
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一人だと自分のペースで歩けますので10分で山頂に着きました。

中年の男女2人だけの静かな山頂です。
しかし2人連れは突然現れた私を見る目が、なんとなく邪魔者が来た、というような視線を感じます。
挨拶をしても無言で返事が返ってきません。
三角点にポーチのようなものを置いて傍の岩に身を寄せ合って座っておられます。
三角点の写真を撮りたいので、と喉まで出かかった言葉を飲み込み、イヤ~な気持ちを引きずって早々に下山します。
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下山は直接和佐又ヒュッテへのつづら折れの道を下ります。15分ほどかかって降りてきました。
コルで別れたK・Iさんとそう時間は変わらなかったそうです。
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ヒュッテでコーヒーを、と思ったのですが、早く宿に入りたいとおっしゃるので 14:50駐車場を後にします。
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さて、ここから宿までが大変です。R169まで下って3.7キロほど南下、右折してR309に入ります。細いヘアピンカーブを切りながら、行者還トンネルまでひたすら登ります。旧行者還林道だったこのR309,真っ暗なトンネルを抜けるとズラリと駐車の列です。八経ケ岳や行者還岳の登山口で、登山者が続々下山してこられます。

ところでこの行者還トンネルには忘れられない思い出があります。
もう7~8年も前になりますが、Mさんと八経ケ岳登山にきたももの すでにいっぱいの車で駐車する場所がない。
仕方なくトンネルを東側に抜けた所に駐車し、全長1151mのトンネル歩行となりました。
1976年開通の行者還トンネル、山深い林道のこと、照明もなく真っ暗の闇の世界です。
2002年にR309に昇格したものの昔の林道のままです。車が走るのでトンネルの端の方を歩きますが、凸凹があったり水がたまっていたりで非常に歩きにくく、出口までの時間の長かったこと。
一方時折走る車にすれば、まさかこんな山の中のトンネルに歩行車がいるとは思わず、ヘッドライトに浮かんだ2人の人影を見て、幽霊が・・・なんてビックリされたと思います。
このトンネルを見るたび走るたびに思い出す、懐かしい記憶のひとコマです。

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2年ほど前に行者還岳には登りましたが、八経ケ岳は長い間の御無沙汰です。
登山者の車に混ざって天川村に向かいます。途中、紅葉の名所御手洗渓谷はまだ見頃には程遠いけど、かなりの車があちこちに停まっています。
16:00天川村の川合に到着しました。今夜の宿は交差点そばにある弥仙館に予約を入れています。
すぐ近くの洞川温泉に泊まりたかったのですが、2週間前の時点でどこも満室でした。

写真は翌朝雨の中で撮ったものです。
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夕食。メインはしし鍋と鹿のたたき、そして地元川合産のソーメンです。川合のソーメンなど初耳ですが、最近生産が始まったばかりだそうです。
ピンボケの献立。
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小さなお風呂に入って明日に備えて早く床に着きます。明日の予報は午前中雨になっています。
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[参考データー]

自宅5:05⇒姫路・加古川BP・第二神明・阪神・阪和・南阪奈・R24・R169⇒林道和佐又大峯線・和佐又ヒュッテ8:00

スタート8:20→和佐又のコル8:35→日本岳のコル9:35~9:45→小普賢10:10→大普賢岳11:05~11:55→日本岳のコル12:50→岩本新道別れ13:00→無双洞別れ13:40→和佐又のコル14:10→和佐又山14:20→和佐俣ヒュッテ14:40

ヒュッテ出発14:50⇒林道和佐又大峯線⇒R169⇒R309(行者還トンネル西出口15:20)⇒川合交差点・弥仙館16:00

(走行距離 約260キロ 歩行距離 約8キロ 累積標高差 約1030m)

by hotaka443 | 2012-10-07 21:15

No241最高峰・御前峰を踏めなかった白山

白山(2702m)石川県白山市 2012・9・16(日)~9・17(月) メンバー・2人


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何度も登っているはずの白山。しかし平成11年7月以来の記録は見当たりません。
今日はその年に一緒だったAさんと登ることにしますが、Aさんは仕事の関係で15日の土曜は休めないので、日・月(祭日)にします。
ただ月曜は台風の接近で山は荒れる可能性がありますが、下山日なのでなんとかなるでしょう。
出発は日曜早朝を予定していましたが、いろいろあって土曜日Aさんの仕事が終わってから出発することになりました。

18時自宅出発、21時半に福井北ICを降り福井泊まりとします。

9月16日
5:30出発、途中で美しい朝焼けに出合います。朝焼けは雨と言われますが、その確率は60%程度。
しかし台風が東シナ海を北上中なので、悪くなるのは確実です。
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R416から157に入り、白峰交差点で右折、県道33に入ります。マイカー規制のため終点の市ノ瀬で駐車場に入ります。6:40です。続々と車が入ってきます。1と2の駐車場はすでに満車で3に入れます。
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支度を終えバス停へ。
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止まっていたバスはすぐに発車し、15分ほどで終点の別当出合着です。
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7:20スタート。砂防新道を登り観光新道を下山予定で、別当谷にかかる吊橋に向かいます。
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吊橋を渡り樹林帯に入ります。まだ花が残っています。

クガイソウ
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サラシナショウマ
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ミヤマアキノキリンソウ
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ハクサンカメバヒキオコシ
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500mほど登った所であれ?登山道は二俣になり、一方通行の標識があります。こんなの以前はなかったのに・・・直進は登りで、こちらが新しく造られた道で、石段の道は結構急登です。
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少し登った所で別れた道と合流します。地形図にはこの新しい道は載っていません。写真は切れていますが左が登りで 右が下りです。
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8:05最初の休憩地の中飯場に着きました。まだ新しいので最近建て替えられたようです。
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10分ほど休憩し、先を急ぎます。ハクサンカメバヒキオコシが道沿いに延々と続きます。
これはノコンギクでしょうか?
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樹林帯が切れるころ、7月に登った別山が姿を現しました。
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甚之助谷の源頭部で、山肌が大きくえぐられています。この甚之助谷は昔から大規模な地滑りが発生、現在も年間10センチ程度移動しています。

登山道からも時々20数か所の堰堤が並んでいる光景が眺められますが、豪雪地帯の白山の雪ドケ水が原因のひとつで、何か所かで長さ数十メートルのパイプを打ち込み、その水を集積井戸に集めて地下の配水トンネルに流しています。

現在も工事車が谷底を走っている姿が眺められますが、昭和の初期に地滑りが確認されたそうなので、長期間にわたっての大自然と人間との戦いが、今も甚之助谷で続けられています。
なお標高1200mから2000mあたりまでの標高の高い所での地滑りは、他に類を見ないそうです。
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このあたりはトリカブトがたくさん咲いています。
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10時に甚之助避難小屋に着きました。昨年新しく建て替えられたそうです。
最近山から遠ざかっているAさんどうしても遅れがちで、しばらく待ちます。
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南竜ケ馬場からなだらかに張り出す草原が、甚之助谷に向かって崩落しています。
雪ドケや大雨でさらに崩壊しそうな気がします。
バックは左端が油坂の頭で、美しい尾根が頂上を雲に隠した別山に延びています。
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階段混じりの急な坂を登ると南竜分岐に着きました。右へ20分ほど歩くと美しい南竜ケ馬場の南龍山荘に着きます。下山時暴風雨の中、身をかがめて足許ばかり見つめてこの分岐に気づかず、南龍山荘まで行くというミスがありました。
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快適な道が黒ボコ岩に向かっています。
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道路脇の杭の上に並べられた石。お二人の山ガールも楽しそうに・・・
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カライトソウは終わりに近い。
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白山あたりのアザミはエチゼンオニアザミと聞いたことがあるけれど・・・
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水場が見えてきました
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その先に延命水もあります。
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黒ボコ岩が近付きます。
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11:40黒ボコ岩に着きました。大勢の人が休憩されていおり、何人かの若者が交互に岩に登っています。
登山者は圧倒的に若い人が多く、中高年は数えるほどです。
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疲労気味のAさんを待ってここでお昼にします。
ここは観光新道との分岐点で、下山は観光新道を歩く予定です。
なお砂防新道はもともと甚之助谷の砂防工事用に付けられた道で、そのままコース名になっています。
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12:00出発です。黒ボコ岩からは景色が一転、ハイマツと夏なら高山植物の咲き乱れる弥陀ケ原です。
正面の御前峰は雲に隠れていて残念で~す。
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ナナカマドの実が真っ赤です。
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エコーライン分岐通過。南龍山荘に行く展望のいいコースです。
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ここから石の積まれた五葉坂の急坂で、弥陀ケ原を横切る左の道がエコーライン、その左は別山です。
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五葉坂から南方の大展望。
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坂を登りれば室堂センターですが、建物に入る前に南側にある展望台に寄ってみます。しかし先ほどの五葉坂からの展望とほとんど変わりません。
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規模の大きな室堂センター。御前峰は相変わらず雲に包まれています。
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12:30ザックを置お必要なものだけを持って先にお池巡りに出発です。先に大汝峰まで行き、帰りに御前峰をまわる予定です。
風が強くなってきました。台風は東シナ海を北上中だと思いますが、今のところ青空が広がっています。

センター前の白山奥宮祈祷所とバックは御前峰。雲の流れが速くなってきました。
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右は御前峰に向かう人たち。結果論ですが、先に御前峰に行くべきでした。
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このあたりは夏は一面お花畑になるところです。
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タテヤマリンドウ
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イワキキョウ
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コケモモ
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アキノキリンソウ
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急速にガスが流れてきます。雪に覆われた千蛇ケ池です。
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池畔には羽毛状になったチングルマの果実が風になびいています。今日始めて見ました。
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池の傍に立つ道標。大汝峰まで800m、しかしガスが深くなり、東寄りの風がかなり強くなってきました。
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少し先にある道標。大汝峰まで500mです。
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ここから大汝峰まで高度100m程の岩稜の急登です。頂上には大汝神社がありますが、ここからは見えません。
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登り始めると東側が開けるため、猛烈な東風を受けるようになりました。
瞬間的に吹き飛ばされそうになり、思わず岩陰で身をかがめます。ガスが深くまわりは何も見えません。
これ以上登るのは危険なので、残念ですが撤退します。この調子ではここより高い御前峰はさらに風が強いことが予想されます。
Aさんも怖いので頂上は諦めて降りたい、とおっしゃるので、いさぎよくUターンしましょう。
13時頃でしょうか、時計を見る余裕がなかったのか、不正確です。

分岐に降りてきました。お池めぐりの案内板。
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帰りは少し遠回りですが右端のコースを帰ります。
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右側が白山なので風が遮られ静かです。

14:45室堂のセンターに帰ってきました。予約しているのですぐに部屋に入ります。
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頂上を踏まなかったので、不完全燃焼気味です。明朝早く登りたい、とAさん。しかし多分ダメでしょう。

9月17日
午前3時頃激しい風の音で目が覚めました。外に出てみると猛烈な風と時おり横なぐりの雨が風にながされています。TVがないので台風の情報が入りません。

土曜日の予報では、17日午前9時、室堂のある高度2100mで南東の風 風速19.5mと予想されていました。瞬間風速では30m近い値です。

食事を済ませ6:45出発します。もちろんもう下山です。
月曜は荒れる事がわかっていながら登って来たのですから、文句は言えません。

台風は朝鮮半島に向かうか、直接日本海に入るか、対馬海峡あたりから日本海入るコースだけは避けてほしいと願いながら、足許に注意しながら急ぎます。

弥陀ケ原に入ると遮るものがないだけに、モロに強風が吹き付けます。
黒ボコ岩を過ぎると、山の斜面になるのでいくらか風は弱まりますが、風に巻き上げられないように雨具のフードをひっぱりながら下ばかり見て歩いていましたが、ある地点まで来て おや?と思わず立ち止まりました。
登りとは違う 記憶のない所を歩いているようです。
どこで間違ったのか・・・おかしいと思いながらもなおも少し進むと、なんと南龍山荘が見えて来るではありませんか。

ありゃ! 別当出合分岐の標識に気がつかず、右折するべきを直進していたのです。
あの大きな標柱が目に入らないなんて、どうかしています。往復40~50分のロスを犯してしまいました。

昨日撮った分岐に立つ標柱の写真です。フードを前に引っ張り、足許ばかりに気をとられていて これを見逃していました。
Aさんゴメンナサイ!
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高度を下げ樹林帯に入る頃は風も弱く、雨も小雨程度になりました。同時に登ってくる登山者が急に多くなってきます。
ほとんどが若者ですが、とても高山に登る身なりではありません。ビニールの薄い透明のカッパや山ガールスタイルそのままのお嬢さんを見ると、上は暴風雨 その恰好じゃムリだよ、と注意すべきでしょうが、言葉が出てきません。

10:20別当出合に着きました。雨はやみ、風もそんなに強くありません。しかし上を見ると黒い雲で覆われています。
あの軽装の若者たち、大丈夫かな?と気になって仕方ありません。

バスに乗り、駐車場着は10:55です。満車だった広い駐車場はガラガラです。ここまで降りてくると晴れ間さえ出ています。
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市ノ瀬まで帰ってくると、道沿いの(白峰温泉総湯)の看板が上がった まだ新しい大きな温泉に飛び込みます。
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下の2枚の写真、カメラのレンズでも雨で濡れていたのでしょうか?

温泉を12:25出発。大きな渋滞もなく17時に自宅に帰ってきました。
ただ最高峰の御前峰にはタッチしていないので、白山に登ったような登らなかったような、妙な気持ちです。

金曜日に能郷白山に行ったばかりなのに翌日は白山行き。「ホント よ~くやるね」と妻は皮肉タップリ。
何事も元気なうちです。

[参考データー]

9月16日
5:25福井市内出発⇒R416⇒R157⇒県道33 市ノ瀬駐車場6:40⇒バスにて別当出合7:10
別当出合7:20→中飯場8:05~8:15→甚之助避難小屋10:00~10:10→南竜分岐10:40→黒ボコ岩11:40~12:00→エコーライン分岐12:10→室堂12:30~12:45→大汝峰途中でUターン13:50頃→室堂14:45

9月17日
室堂出発6:45→南竜分岐→南龍小屋往復→南竜分岐→甚之助避難小屋8:40~8:45→中飯場9:45→別当出合10:20⇒バス市之瀬着10:55
駐車場11:10⇒県道33・白峰温泉総湯11:30~12:30⇒往路経由自宅19:00

(走行距離 約740キロ 歩行距離 約15キロ 累積標高差 約1880m)
by hotaka443 | 2012-10-03 21:31